薬効分類名遷延性意識障害治療剤
脊髄小脳変性症治療剤
TSH分泌機能検査用剤

一般的名称プロチレリン酒石酸塩水和物

プロチレリン酒石酸塩注射液0.5mg「SW」

ぷろちれりんしゅせきさんえんちゅうしゃえき

PROTIRELIN TARTRATE Injection [SW]

製造販売元/沢井製薬株式会社

第1版
合併症・既往歴等のある患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
心臓・血管
5%以上
脈拍数の変動熱感顔面潮紅
心臓・血管
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
5%以上
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
肝臓まわり
0.1~5%未満
肝臓まわり
0.1%未満
肝臓まわり
頻度不明
血液系
0.1~5%未満
血液系
0.1%未満
脳・神経
0.1~5%未満
脳・神経
0.1%未満
脳・神経
頻度不明
免疫系
0.1~5%未満
その他
0.1~5%未満
その他
0.1%未満
その他
頻度不明

詳細情報

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3. 組成・性状

3.1 組成

プロチレリン酒石酸塩注射液0.5mg「SW」

1アンプル(1mL)中
有効成分 日局プロチレリン酒石酸塩水和物   0.732mg
(プロチレリンとして   0.5mg )
添加剤 D-ソルビトール   50mg
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

プロチレリン酒石酸塩注射液0.5mg「SW」

pH 5.5~6.5
浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比)
剤形・性状 無色澄明の注射液

4. 効能又は効果

  • 下記疾患に伴う昏睡、半昏睡を除く遷延性意識障害
    • ・頭部外傷
    • ・くも膜下出血、ただし、意識障害固定期間3週以内
  • 脊髄小脳変性症における運動失調の改善
  • 下垂体TSH分泌機能検査
    • ①採血時間:本剤注射前と注射後30分に採血するが、必要に応じてさらに経時的に採血する。
    • ②測定方法:TSH測定キットを使用し、ラジオイムノアッセイ法により測定する。
    • ③正常範囲:血中TSHの正常範囲はラジオイムノアッセイの操作法及び判定基準により若干異なるので、施設ごとに設定すべきであるが、通常、正常人では本剤投与後30分でピークに達し、血中TSH値は10μU/mL以上になる。また、投与前の血中TSH値は5μU/mL以下である。

6. 用法及び用量

  • 〈遷延性意識障害(ただし、昏睡、半昏睡を除く)〉

    通常、成人には疾患に応じて、下記の用量を1日1回10日間静注又は点滴静注する。静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。
    1)頭部外傷:1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732~2.92mg(プロチレリンとして0.5~2mg)
    2)くも膜下出血(ただし、意識障害固定期間3週以内):1回プロチレリン酒石酸塩水和物として2.92mg(プロチレリンとして2mg)

  • 〈脊髄小脳変性症〉

    通常、成人には1日1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732~2.92mg(プロチレリンとして0.5~2mg)を筋肉内又は静脈内に注射するが、重症例にはプロチレリン酒石酸塩水和物として2.92mg(プロチレリンとして2mg)を注射する。
    2~3週間連日注射した後、2~3週間の休薬期間をおく。以後、これを反復するか、週2~3回の間歇注射を行う。
    静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。

  • 〈下垂体TSH分泌機能検査〉

    通常、成人には1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732mg(プロチレリンとして0.5mg)を静脈内又は皮下に注射する。
    静脈内注射の場合は、生理食塩液あるいは注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈筋肉内注射〉

    筋肉内注射において0.5mg製剤と1mg製剤の生物学的同等性は示されていないため、投与量を調節する際には0.5mg製剤と1mg製剤の互換使用を行わないこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 心障害のある患者

    本剤は血圧および脈拍数を一過性に上昇させることがある。

  2. 9.1.2 遺伝性果糖不耐症の患者

    本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。

  3. 9.1.3 下垂体腺腫の患者

                  [11.1.3 参照]             

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック様症状(頻度不明)

    一過性の血圧低下、意識喪失等があらわれることがある。

  2. 11.1.2 痙攣(頻度不明)
  3. 11.1.3 下垂体卒中(頻度不明)

    下垂体腺腫患者に投与した場合、頭痛、視力・視野障害等を伴う下垂体卒中があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には外科的治療等適切な処置を行うこと。[9.1.3 参照]

  4. 11.1.4 血小板減少(頻度不明)

11.2 その他の副作用

5%以上

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

循環器

脈拍数の変動、熱感、顔面潮紅感

動悸、胸部圧迫感、血圧の変動

消化器

悪心

心窩部不快感、嘔吐、食欲不振、腹痛、口渇、異味感

肝臓

ALTの上昇

Al-Pの上昇

ASTの上昇

血液

白血球減少

貧血

精神神経系

興奮、多弁、頭痛、めまい、しびれ感

振戦、不眠

不安

過敏症

発疹、そう痒

その他

尿意、発熱、発汗、悪寒、倦怠感、浮腫

排尿障害

脱力感、咽頭違和感、乳房腫大、乳汁分泌

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意

  1. 14.1.1 静脈内投与にあたってはできるだけゆっくり投与すること。急速に静脈内注射すると、一過性の尿意、悪心、熱感等があらわれやすい。
  2. 14.1.2 筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
    1. (1) 同一部位への反復注射は行わないこと。
      なお、小児には特に注意すること。
    2. (2) 神経走行部位を避けるよう注意すること。
    3. (3) 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 本剤の連用により、TRHに対するTSH分泌反応が低下するので、定められた投与期間を標準として投与すること。
  2. 15.1.2 本剤の連用によるTSH分泌反応低下は連用中止1週ないし2週後に回復するので、TRHテストを施行する場合はその後に行うこと。
  3. 15.1.3 甲状腺ホルモン剤、抗甲状腺剤、副腎皮質ステロイド剤投与中の患者ではTRHに対するTSH分泌反応が変化することがある。

3. 組成・性状

3.1 組成

プロチレリン酒石酸塩注射液0.5mg「SW」

1アンプル(1mL)中
有効成分 日局プロチレリン酒石酸塩水和物   0.732mg
(プロチレリンとして   0.5mg )
添加剤 D-ソルビトール   50mg
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

プロチレリン酒石酸塩注射液0.5mg「SW」

pH 5.5~6.5
浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比)
剤形・性状 無色澄明の注射液

4. 効能又は効果

  • 下記疾患に伴う昏睡、半昏睡を除く遷延性意識障害
    • ・頭部外傷
    • ・くも膜下出血、ただし、意識障害固定期間3週以内
  • 脊髄小脳変性症における運動失調の改善
  • 下垂体TSH分泌機能検査
    • ①採血時間:本剤注射前と注射後30分に採血するが、必要に応じてさらに経時的に採血する。
    • ②測定方法:TSH測定キットを使用し、ラジオイムノアッセイ法により測定する。
    • ③正常範囲:血中TSHの正常範囲はラジオイムノアッセイの操作法及び判定基準により若干異なるので、施設ごとに設定すべきであるが、通常、正常人では本剤投与後30分でピークに達し、血中TSH値は10μU/mL以上になる。また、投与前の血中TSH値は5μU/mL以下である。

6. 用法及び用量

  • 〈遷延性意識障害(ただし、昏睡、半昏睡を除く)〉

    通常、成人には疾患に応じて、下記の用量を1日1回10日間静注又は点滴静注する。静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。
    1)頭部外傷:1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732~2.92mg(プロチレリンとして0.5~2mg)
    2)くも膜下出血(ただし、意識障害固定期間3週以内):1回プロチレリン酒石酸塩水和物として2.92mg(プロチレリンとして2mg)

  • 〈脊髄小脳変性症〉

    通常、成人には1日1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732~2.92mg(プロチレリンとして0.5~2mg)を筋肉内又は静脈内に注射するが、重症例にはプロチレリン酒石酸塩水和物として2.92mg(プロチレリンとして2mg)を注射する。
    2~3週間連日注射した後、2~3週間の休薬期間をおく。以後、これを反復するか、週2~3回の間歇注射を行う。
    静脈内注射の場合は、生理食塩液、ブドウ糖注射液又は注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。

  • 〈下垂体TSH分泌機能検査〉

    通常、成人には1回プロチレリン酒石酸塩水和物として0.732mg(プロチレリンとして0.5mg)を静脈内又は皮下に注射する。
    静脈内注射の場合は、生理食塩液あるいは注射用水5~10mLに希釈して、徐々に注射する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈筋肉内注射〉

    筋肉内注射において0.5mg製剤と1mg製剤の生物学的同等性は示されていないため、投与量を調節する際には0.5mg製剤と1mg製剤の互換使用を行わないこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 心障害のある患者

    本剤は血圧および脈拍数を一過性に上昇させることがある。

  2. 9.1.2 遺伝性果糖不耐症の患者

    本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。

  3. 9.1.3 下垂体腺腫の患者

                  [11.1.3 参照]             

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック様症状(頻度不明)

    一過性の血圧低下、意識喪失等があらわれることがある。

  2. 11.1.2 痙攣(頻度不明)
  3. 11.1.3 下垂体卒中(頻度不明)

    下垂体腺腫患者に投与した場合、頭痛、視力・視野障害等を伴う下垂体卒中があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には外科的治療等適切な処置を行うこと。[9.1.3 参照]

  4. 11.1.4 血小板減少(頻度不明)

11.2 その他の副作用

5%以上

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

循環器

脈拍数の変動、熱感、顔面潮紅感

動悸、胸部圧迫感、血圧の変動

消化器

悪心

心窩部不快感、嘔吐、食欲不振、腹痛、口渇、異味感

肝臓

ALTの上昇

Al-Pの上昇

ASTの上昇

血液

白血球減少

貧血

精神神経系

興奮、多弁、頭痛、めまい、しびれ感

振戦、不眠

不安

過敏症

発疹、そう痒

その他

尿意、発熱、発汗、悪寒、倦怠感、浮腫

排尿障害

脱力感、咽頭違和感、乳房腫大、乳汁分泌

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意

  1. 14.1.1 静脈内投与にあたってはできるだけゆっくり投与すること。急速に静脈内注射すると、一過性の尿意、悪心、熱感等があらわれやすい。
  2. 14.1.2 筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に注意すること。
    1. (1) 同一部位への反復注射は行わないこと。
      なお、小児には特に注意すること。
    2. (2) 神経走行部位を避けるよう注意すること。
    3. (3) 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 本剤の連用により、TRHに対するTSH分泌反応が低下するので、定められた投与期間を標準として投与すること。
  2. 15.1.2 本剤の連用によるTSH分泌反応低下は連用中止1週ないし2週後に回復するので、TRHテストを施行する場合はその後に行うこと。
  3. 15.1.3 甲状腺ホルモン剤、抗甲状腺剤、副腎皮質ステロイド剤投与中の患者ではTRHに対するTSH分泌反応が変化することがある。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87119
ブランドコード
7223401A1147
承認番号
30700AMX00035000
販売開始年月
2025-05
貯法
室温保存
有効期間
3年
規制区分
12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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