薬効分類名遺伝子組換えヒトvon Willebrand因子製剤
一般的名称ボニコグ アルファ(遺伝子組換え)
ボンベンディ静注用1300
ぼんべんでぃじょうちゅうよう 1300
VONVENDI Intravenous 1300
製造販売元/武田薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
4. 効能又は効果
von Willebrand病患者における出血傾向の抑制
6. 用法及び用量
*本剤を添付の溶解液10mLで溶解し、4mL/分を超えない速度で緩徐に静脈内に注射する。
通常、体重1kg当たり40~80国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 患者の血漿第Ⅷ因子活性(FⅧ:C)を測定し、必要に応じて、本剤と血液凝固第Ⅷ因子(FⅧ)製剤を併用投与すること。血液由来のFⅧ(乾燥濃縮人血液凝固第Ⅷ因子)製剤を併用する場合は、当該製剤のvon Willebrand因子(VWF)含有量に留意して本剤の用量を調整すること。[7.4.2 参照]
-
7.2 出血時の止血治療と管理
-
7.2.1 軽度出血及び大出血治療時の推奨用量を以下に示す。
軽度出血及び大出血治療時の推奨用量 出血の種類
初回
投与量初回以降の投与量(又は、臨床的に必要とされる期間)
軽度出血
(鼻出血、口腔出血、月経過多など)40〜50IU/kg
40〜50IU/kgを8〜24時間ごと
大出血
(重度又は難治性の鼻出血、月経過多、消化管出血、中枢神経系の外傷、関節出血、外傷性出血など)50〜80IU/kg
40〜60IU/kgを約2〜3日間、8〜24時間ごと
- 7.2.2 出血事象に対し、FⅧ:Cが40%未満あるいは不明の場合は、本剤を初回投与後、10分以内にFⅧ製剤を投与すること。[7.4.2 参照]
- 7.2.3 初回投与後のvon Willebrand因子リストセチンコファクター活性(VWF:RCo)及びFⅧ:Cの補充レベルは、それぞれ、60%超及び40%超を達成するようにすること。大出血事象の場合、臨床的に必要とされる期間、VWF:RCoのトラフ値50%超を維持すること。
-
7.2.1 軽度出血及び大出血治療時の推奨用量を以下に示す。
-
7.3 周術期の止血管理
-
7.3.1 手術前に本剤及び必要に応じFⅧ製剤を投与すること。用量は、術中及び術後の過度な出血を予防するための、血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cの推奨目標値から算出する。手術の種類ごとの推奨目標ピーク値は以下のとおり。
手術の種類
血漿中目標ピーク値
VWF:RCo (%)
FⅧ:C (%)
小手術
50~60
40~50
大手術
100
80~100
-
7.3.2 手術1時間前の本剤の投与量は以下の式で算出すること。
必要量[IU]={[(VWF:RCoの目標血漿レベル)-(VWF:RCoのベースライン血漿レベル)]× 体重(kg)}/ IR※
※ 上昇回収率(IR):患者の既存の薬物動態(PK)データより算出する。もしPKデータ不明な場合あるいは緊急手術の場合には本剤のIRを2.0 (IU/dL)/(IU/kg) として算出すること。 - 7.3.3 FⅧ:Cを目標値まで上昇させるために、FⅧ製剤の追加投与が必要となることがある。用量の算出は、FⅧ製剤のIR及び電子添文に基づくこと。
- 7.3.4 手術開始後も、VWF:RCo及びFⅧ:Cをモニタリングすること。術中及び術後の投与量と投与頻度は、患者のPKの測定結果、必要とされる止血効果とその期間、及び治療施設の標準治療に基づいて個別に考慮すること。
-
7.3.5 待機的手術の場合
- (1) 本剤の単回投与により、内因性のFⅧ:Cが24時間後まで経時的に安定して上昇することが示されている。したがって、FⅧ:Cを術前に推奨目標値(小手術の場合:30%、大手術の場合:60%)以上に上昇させるため、手術を開始する12~24時間前に本剤を40〜60IU/kgの用量で投与してもよい。[16.8.1 参照]
- (2) 手術開始前の3時間以内に血漿中FⅧ:Cを測定することが推奨される。FⅧ:Cが推奨目標値以上の場合は、手術開始1時間前までに本剤を単剤で投与し、VWF:RCo及びFⅧ:Cを適切なレベルに維持すること。FⅧ:Cが推奨目標値未満の場合は、本剤に加えて、FⅧ製剤を投与し、VWF:RCo及びFⅧ:Cを上昇させること。
- 7.3.6 緊急手術の場合
-
7.3.7 手術後の管理
- (1) 手術後も血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cを継続的にモニタリングすること。
-
(2) 通常、術後の補充療法における、手術の種類ごとの推奨目標トラフ値、及び維持投与の頻度とその最短投与期間について以下に示す。
推奨される血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cの目標トラフ値並びに維持投与の頻度とその最短投与期間 手術の
種類血漿中目標トラフ値
最短
投与
期間投与
頻度VWF:RCo (%)
FⅧ:C (%)
術後
72時間まで術後
72時間以降術後
72時間まで術後
72時間以降小手術
≥ 30
–
> 30
–
48時間
12~24時間ごとから隔日
大手術
> 50
> 30
> 50
> 30
72時間
-
7.3.1 手術前に本剤及び必要に応じFⅧ製剤を投与すること。用量は、術中及び術後の過度な出血を予防するための、血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cの推奨目標値から算出する。手術の種類ごとの推奨目標ピーク値は以下のとおり。
-
7.4 *出血傾向の抑制のための定期的な投与(18歳以上)
- 7.4.1 通常、1回あたり本剤40~60IU/kgを週1~3回投与する。患者の状態に応じて、1回あたり80IU/kgを超えない範囲で適宜増減できる。[9.7 参照],[17.1.2 参照]
- 7.4.2 定期補充療法中に破綻出血が発現し、内因性FⅧ:Cが40%未満又は不明な場合には、本剤投与後にFⅧ製剤を併用投与すること。[7.1 参照],[7.2.2 参照],[9.7 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与は、止血障害の治療経験をもつ医師のもとで開始すること。
- 8.2 患者の血中にVWF又はFⅧに対するインヒビターが発生するおそれがある。本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には、インヒビターの発生を疑い、上昇回収率やインヒビターの検査を行うなど注意深く対応し、適切な処置を行うこと。
- 8.3 インヒビターはアナフィラキシー反応に伴って発生することがある。アナフィラキシー反応の既往歴を有する患者においては、可能な限りインヒビターの有無を評価すること。[11.1.1 参照]
- 8.4 血栓塞栓症が疑われる場合などには必要に応じ血液凝固系検査(D-ダイマー等)のモニタリングを行うこと。[11.1.2 参照]
- 8.5 本剤の在宅自己注射は、医師がその妥当性を慎重に検討し、患者又はその家族が適切に使用可能と判断した場合にのみ適用すること。本剤を処方する際には、使用方法等の患者教育を十分に実施した後、在宅にて適切な治療が行えることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、患者又はその家族に対し、本剤の注射により発現する可能性のある副作用等についても十分に説明し、在宅自己注射後に何らかの異常が認められた場合や注射後の止血効果が不十分な場合には、速やかに医療機関へ連絡するよう指導すること。適用後、在宅自己注射の継続が困難な場合には、医師の管理下で慎重に観察するなど、適切な対応を行うこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 本剤の成分、マウス又はハムスタータンパク質に対し過敏症の既往歴のある患者
-
9.1.2 血栓塞栓性事象のリスクのある患者
ADAMTS13注)低値の患者、手術予定患者等では、本剤投与により、血栓塞栓症が起こる可能性がある。[11.1.2 参照],[18.2 参照]
注)ADAMTS13 (A disintegrin and metalloproteinase with a thrombospondin type 1 motif, number 13):トロンボスポンジン1型モチーフ第13番を有するディスインテグリン及びメタロプロテイナーゼ
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。生殖発生毒性試験は実施していない。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
*18歳未満のvon Willebrand病患者に対する出血傾向の抑制のための定期的な投与における有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[7.4.1 参照],[7.4.2 参照]
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
発疹、蕁麻疹、胸部不快感、呼吸困難、悪心等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.3 参照],[9.1.1 参照]
- 11.1.2 *血栓塞栓症(2%未満)
11.2 その他の副作用
2%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|
*神経系 |
*浮動性めまい、頭痛、回転性めまい |
|
*循環器 |
*心電図T波逆転、心拍数増加、高血圧、頻脈、深部静脈血栓症 |
|
*消化器 |
*悪心、嘔吐 |
|
*皮膚 |
そう痒症 |
|
*投与部位 |
*注入部位異常感覚 |
注入に伴う反応 |
*その他 |
*味覚異常、胸部不快感、ほてり |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
- 14.1.1 添付の溶解液以外は使用しないこと。
- 14.1.2 他の製剤と混合しないこと。
- 14.1.3 冷蔵庫で保管した場合は、溶解前に本剤及び注射用水(溶解液)を室温に戻しておくこと。
- 14.1.4 溶解した液を注射器に吸引する際は、必ず付属の溶解器(ボンベンディ溶解器)を用いること。
- 14.1.5 溶解後及びボンベンディ溶解器によるろ過前に粒子が認められることがある。それらの粒子はボンベンディ溶解器に装着されたフィルターにより除去される。
- 14.1.6 本剤の1回の投与で複数バイアルを要する場合は、各バイアルを個別に新たなボンベンディ溶解器を使用して溶解すること。前回使用したボンベンディ溶解器は再使用せずに廃棄すること。
- 14.1.7 溶解後は3時間以内に使用すること。また、溶解後3時間以内に使用しなかった場合は廃棄すること。
4. 効能又は効果
von Willebrand病患者における出血傾向の抑制
6. 用法及び用量
*本剤を添付の溶解液10mLで溶解し、4mL/分を超えない速度で緩徐に静脈内に注射する。
通常、体重1kg当たり40~80国際単位を投与するが、患者の状態に応じて適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 患者の血漿第Ⅷ因子活性(FⅧ:C)を測定し、必要に応じて、本剤と血液凝固第Ⅷ因子(FⅧ)製剤を併用投与すること。血液由来のFⅧ(乾燥濃縮人血液凝固第Ⅷ因子)製剤を併用する場合は、当該製剤のvon Willebrand因子(VWF)含有量に留意して本剤の用量を調整すること。[7.4.2 参照]
-
7.2 出血時の止血治療と管理
-
7.2.1 軽度出血及び大出血治療時の推奨用量を以下に示す。
軽度出血及び大出血治療時の推奨用量 出血の種類
初回
投与量初回以降の投与量(又は、臨床的に必要とされる期間)
軽度出血
(鼻出血、口腔出血、月経過多など)40〜50IU/kg
40〜50IU/kgを8〜24時間ごと
大出血
(重度又は難治性の鼻出血、月経過多、消化管出血、中枢神経系の外傷、関節出血、外傷性出血など)50〜80IU/kg
40〜60IU/kgを約2〜3日間、8〜24時間ごと
- 7.2.2 出血事象に対し、FⅧ:Cが40%未満あるいは不明の場合は、本剤を初回投与後、10分以内にFⅧ製剤を投与すること。[7.4.2 参照]
- 7.2.3 初回投与後のvon Willebrand因子リストセチンコファクター活性(VWF:RCo)及びFⅧ:Cの補充レベルは、それぞれ、60%超及び40%超を達成するようにすること。大出血事象の場合、臨床的に必要とされる期間、VWF:RCoのトラフ値50%超を維持すること。
-
7.2.1 軽度出血及び大出血治療時の推奨用量を以下に示す。
-
7.3 周術期の止血管理
-
7.3.1 手術前に本剤及び必要に応じFⅧ製剤を投与すること。用量は、術中及び術後の過度な出血を予防するための、血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cの推奨目標値から算出する。手術の種類ごとの推奨目標ピーク値は以下のとおり。
手術の種類
血漿中目標ピーク値
VWF:RCo (%)
FⅧ:C (%)
小手術
50~60
40~50
大手術
100
80~100
-
7.3.2 手術1時間前の本剤の投与量は以下の式で算出すること。
必要量[IU]={[(VWF:RCoの目標血漿レベル)-(VWF:RCoのベースライン血漿レベル)]× 体重(kg)}/ IR※
※ 上昇回収率(IR):患者の既存の薬物動態(PK)データより算出する。もしPKデータ不明な場合あるいは緊急手術の場合には本剤のIRを2.0 (IU/dL)/(IU/kg) として算出すること。 - 7.3.3 FⅧ:Cを目標値まで上昇させるために、FⅧ製剤の追加投与が必要となることがある。用量の算出は、FⅧ製剤のIR及び電子添文に基づくこと。
- 7.3.4 手術開始後も、VWF:RCo及びFⅧ:Cをモニタリングすること。術中及び術後の投与量と投与頻度は、患者のPKの測定結果、必要とされる止血効果とその期間、及び治療施設の標準治療に基づいて個別に考慮すること。
-
7.3.5 待機的手術の場合
- (1) 本剤の単回投与により、内因性のFⅧ:Cが24時間後まで経時的に安定して上昇することが示されている。したがって、FⅧ:Cを術前に推奨目標値(小手術の場合:30%、大手術の場合:60%)以上に上昇させるため、手術を開始する12~24時間前に本剤を40〜60IU/kgの用量で投与してもよい。[16.8.1 参照]
- (2) 手術開始前の3時間以内に血漿中FⅧ:Cを測定することが推奨される。FⅧ:Cが推奨目標値以上の場合は、手術開始1時間前までに本剤を単剤で投与し、VWF:RCo及びFⅧ:Cを適切なレベルに維持すること。FⅧ:Cが推奨目標値未満の場合は、本剤に加えて、FⅧ製剤を投与し、VWF:RCo及びFⅧ:Cを上昇させること。
- 7.3.6 緊急手術の場合
-
7.3.7 手術後の管理
- (1) 手術後も血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cを継続的にモニタリングすること。
-
(2) 通常、術後の補充療法における、手術の種類ごとの推奨目標トラフ値、及び維持投与の頻度とその最短投与期間について以下に示す。
推奨される血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cの目標トラフ値並びに維持投与の頻度とその最短投与期間 手術の
種類血漿中目標トラフ値
最短
投与
期間投与
頻度VWF:RCo (%)
FⅧ:C (%)
術後
72時間まで術後
72時間以降術後
72時間まで術後
72時間以降小手術
≥ 30
–
> 30
–
48時間
12~24時間ごとから隔日
大手術
> 50
> 30
> 50
> 30
72時間
-
7.3.1 手術前に本剤及び必要に応じFⅧ製剤を投与すること。用量は、術中及び術後の過度な出血を予防するための、血漿中VWF:RCo及びFⅧ:Cの推奨目標値から算出する。手術の種類ごとの推奨目標ピーク値は以下のとおり。
-
7.4 *出血傾向の抑制のための定期的な投与(18歳以上)
- 7.4.1 通常、1回あたり本剤40~60IU/kgを週1~3回投与する。患者の状態に応じて、1回あたり80IU/kgを超えない範囲で適宜増減できる。[9.7 参照],[17.1.2 参照]
- 7.4.2 定期補充療法中に破綻出血が発現し、内因性FⅧ:Cが40%未満又は不明な場合には、本剤投与後にFⅧ製剤を併用投与すること。[7.1 参照],[7.2.2 参照],[9.7 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与は、止血障害の治療経験をもつ医師のもとで開始すること。
- 8.2 患者の血中にVWF又はFⅧに対するインヒビターが発生するおそれがある。本剤を投与しても予想した止血効果が得られない場合には、インヒビターの発生を疑い、上昇回収率やインヒビターの検査を行うなど注意深く対応し、適切な処置を行うこと。
- 8.3 インヒビターはアナフィラキシー反応に伴って発生することがある。アナフィラキシー反応の既往歴を有する患者においては、可能な限りインヒビターの有無を評価すること。[11.1.1 参照]
- 8.4 血栓塞栓症が疑われる場合などには必要に応じ血液凝固系検査(D-ダイマー等)のモニタリングを行うこと。[11.1.2 参照]
- 8.5 本剤の在宅自己注射は、医師がその妥当性を慎重に検討し、患者又はその家族が適切に使用可能と判断した場合にのみ適用すること。本剤を処方する際には、使用方法等の患者教育を十分に実施した後、在宅にて適切な治療が行えることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、患者又はその家族に対し、本剤の注射により発現する可能性のある副作用等についても十分に説明し、在宅自己注射後に何らかの異常が認められた場合や注射後の止血効果が不十分な場合には、速やかに医療機関へ連絡するよう指導すること。適用後、在宅自己注射の継続が困難な場合には、医師の管理下で慎重に観察するなど、適切な対応を行うこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 本剤の成分、マウス又はハムスタータンパク質に対し過敏症の既往歴のある患者
-
9.1.2 血栓塞栓性事象のリスクのある患者
ADAMTS13注)低値の患者、手術予定患者等では、本剤投与により、血栓塞栓症が起こる可能性がある。[11.1.2 参照],[18.2 参照]
注)ADAMTS13 (A disintegrin and metalloproteinase with a thrombospondin type 1 motif, number 13):トロンボスポンジン1型モチーフ第13番を有するディスインテグリン及びメタロプロテイナーゼ
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。生殖発生毒性試験は実施していない。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
*18歳未満のvon Willebrand病患者に対する出血傾向の抑制のための定期的な投与における有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[7.4.1 参照],[7.4.2 参照]
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
発疹、蕁麻疹、胸部不快感、呼吸困難、悪心等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.3 参照],[9.1.1 参照]
- 11.1.2 *血栓塞栓症(2%未満)
11.2 その他の副作用
2%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|
*神経系 |
*浮動性めまい、頭痛、回転性めまい |
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*循環器 |
*心電図T波逆転、心拍数増加、高血圧、頻脈、深部静脈血栓症 |
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*消化器 |
*悪心、嘔吐 |
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*皮膚 |
そう痒症 |
|
*投与部位 |
*注入部位異常感覚 |
注入に伴う反応 |
*その他 |
*味覚異常、胸部不快感、ほてり |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
- 14.1.1 添付の溶解液以外は使用しないこと。
- 14.1.2 他の製剤と混合しないこと。
- 14.1.3 冷蔵庫で保管した場合は、溶解前に本剤及び注射用水(溶解液)を室温に戻しておくこと。
- 14.1.4 溶解した液を注射器に吸引する際は、必ず付属の溶解器(ボンベンディ溶解器)を用いること。
- 14.1.5 溶解後及びボンベンディ溶解器によるろ過前に粒子が認められることがある。それらの粒子はボンベンディ溶解器に装着されたフィルターにより除去される。
- 14.1.6 本剤の1回の投与で複数バイアルを要する場合は、各バイアルを個別に新たなボンベンディ溶解器を使用して溶解すること。前回使用したボンベンディ溶解器は再使用せずに廃棄すること。
- 14.1.7 溶解後は3時間以内に使用すること。また、溶解後3時間以内に使用しなかった場合は廃棄すること。