薬効分類名血液成分製剤
一般的名称洗浄人赤血球液
洗浄赤血球液-LR「日赤」(1単位)、洗浄赤血球液-LR「日赤」(2単位)
Washed Red Cells, Leukocytes Reduced, NISSEKI(WRC-LR), Washed Red Cells, Leukocytes Reduced, NISSEKI(WRC-LR)
製造販売元/日本赤十字社
重大な副作用
その他の副作用
1. 警告
- 1.1 本剤の輸血1~2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴う移植片対宿主病(GVHD:graft versus host disease)による死亡例がまれに報告されている2) ,3) 。あらかじめ本剤に15~50Gyの放射線を照射すること4) 。[11.1.1 参照]
- 1.2 次の点について留意して輸血療法を行うこと。
4. 効能又は効果
貧血症又は血漿成分などによる副作用を避ける場合の輸血に用いる。
6. 用法及び用量
ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 輸血は、放射線照射ガイドライン4) 、血液製剤の使用指針1) 、輸血療法の実施に関する指針1) 及び血液製剤保管管理マニュアル7) に基づき、適切に行うこと。
- 8.2 輸血を行う場合は、その必要性とともに感染症・副作用等のリスクについて、患者又はその家族等に文書にてわかりやすく説明し、同意を得ること。
- 8.3 本剤は、ABO血液型、RhD血液型及び赤血球不規則抗体の検査を行っているが、本剤と患者血液の不適合により溶血等の副作用があらわれることがある。したがって、患者のABO血液型、RhD抗原の確認及び交差適合試験を含む輸血前検査を適切に行うこと。
- 8.4 輸血中は患者の様子を適宜観察すること。少なくとも輸血開始後約5分間は患者の観察を十分に行い、約15分経過した時点で再度観察すること。[7.3 参照]
- 8.5 短時間に大量輸血した場合、凝固因子や血小板の減少・希釈に伴う出血傾向、微小凝集塊による肺毛細管の閉塞に伴う肺機能不全8) 等の障害等があらわれることがある。これらの症状があらわれた場合には輸血を中止し、適切な処置を行うこと。また、微小凝集塊による副作用防止のためには、必要に応じて微小凝集塊除去用フィルターを使用すること。
- 8.6 本剤の使用により、同種免疫による赤血球、白血球、血小板、血漿蛋白等に対する抗体が産生され、溶血、ショック、過敏症等の免疫学的副作用があらわれることがある。
- 8.7 *本剤の使用により、輸血関連循環過負荷(TACO:transfusion-associated circulatory overload)9) があらわれることがある。輸血に際しては、患者の心機能や腎機能等を考慮の上、輸血量や輸血速度を決定すること。[11.1.5 参照],[13 参照]
- 8.8 本剤は、問診等の健診により健康状態を確認した国内の献血者から採血し、梅毒トレポネーマ、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV-1及びHIV-2)、ヒトTリンパ球向性ウイルス1型(HTLV-1)及びヒトパルボウイルスB19についての血清学的検査、肝機能(ALT)検査、HBV-DNA、HCV-RNA、HIV-RNA及びE型肝炎ウイルス(HEV)-RNAについての核酸増幅検査に適合した献血血液を原料としている。しかし、このような措置によっても、これら及びその他血液を介するウイルス、細菌、原虫等に感染することがある。[8.9 参照],[8.10 参照],[11.1.3 参照]
- 8.9 本剤は、HBV、HCV、HIV-1・HIV-2等のウイルスについての検査には適合しているが、供血者がウインドウ期等にあることによる感染リスクを考慮し、感染が疑われる場合等には、患者の輸血前後の肝炎ウイルスマーカー検査あるいはHIV抗体検査等を実施し、患者の経過観察を行うこと1) 。[8.8 参照],[11.1.3 参照]
- 8.10 本剤の使用により、細菌等によるエンドトキシンショック、敗血症等10) ,11) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には輸血を中止し、適切な処置を行うこと。[8.8 参照],[11.1.3 参照]
- 8.11 本剤は血漿の大部分を除去しているため血漿成分等による副作用の低減が期待できるが、IgA等の血漿蛋白の欠損症のある患者への輸血では、ショック、過敏症等の免疫学的副作用があらわれる可能性を否定できないので、慎重に行うこと。
- 8.12 輸血による変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)伝播が疑われる報告12) がある。本剤の使用によるvCJD等の伝播のリスクを完全には排除できないので、使用の際には患者への説明を十分に行い、治療上の必要性を十分検討の上使用すること。
- 8.13 血液バッグの可塑剤(フタル酸ジ-2-エチルヘキシル:DEHP)が製剤中に溶出し、保存に伴い増加することが確認されているが、溶出したDEHPにより直接的健康被害が発生したとの報告は現在までにない。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 本剤の成分に対し、ショック等の免疫学的副作用の既往歴がある患者
-
9.1.2 サイトメガロウイルス(CMV)抗体陰性の造血幹細胞移植患者及び免疫不全患者
間質性肺炎、肝炎等のCMV感染症に伴う重篤な症状があらわれることがある。[11.1.3 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ輸血を実施すること。妊婦へのヒトパルボウイルスB19、CMV等の感染によって、胎児への障害がまれに報告されている。[11.1.3 参照]
9.7 小児等
腎機能、心機能等の未発達な低出生体重児、新生児への輸血は患者の状態を観察しながら慎重に行うこと。また、CMV抗体陰性の胎児、低出生体重児、新生児では、間質性肺炎、肝炎等のCMV感染症に伴う重篤な症状があらわれることがある。[7.3 参照],[11.1.3 参照]
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に輸血すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
11. 副作用及び感染症
11.1 重大な副作用及び感染症
-
11.1.1 GVHD(頻度不明)
本剤の輸血1~2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴うGVHDによる死亡例が報告されている2) ,3) 。[1.1 参照]
-
11.1.2 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、チアノーゼ、皮膚潮紅、血管浮腫、喘鳴等のアナフィラキシー15) があらわれることがある(初期症状は全身違和感、皮膚潮紅、腹痛、頻脈等で、アナフィラキシーの多くは輸血開始後10分以内に発現する)。[9.1.1 参照]
-
11.1.3 感染症(頻度不明)
HBV、HCV等の肝炎ウイルス16) 、HIV-117) 、HIV-218) に感染し、発症することがある。また、HTLV-119) 、CMV20) 、エプスタイン・バーウイルス(EBV)21) 、ヒトパルボウイルスB1922) 、マラリア原虫23) 、HEV24) 等に感染することがあり、その他血液を介するウイルス、細菌、原虫等に感染する危険性も否定できない。[8.8 参照],[8.9 参照],[8.10 参照],[9.1.2 参照],[9.5 参照],[9.7 参照]
-
11.1.4 呼吸障害・輸血関連急性肺障害(TRALI:transfusion-related acute lung injury)(頻度不明)
輸血中あるいは輸血後に喘鳴、低酸素血症、チアノーゼ、肺水腫、TRALI25) 等を生じることがある。特にTRALIは輸血中あるいは輸血終了後6時間以内に、急激な肺水腫、低酸素血症、頻脈、低血圧、チアノーゼ、呼吸困難を伴う呼吸障害で、時に死亡に至ることがある。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、酸素投与、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.5 *輸血関連循環過負荷(TACO)(頻度不明)
輸血中あるいは輸血後に、輸血に伴う循環負荷により心不全、チアノーゼ、呼吸困難、肺水腫等があらわれることがあり9) 、時に死亡に至ることがある。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、酸素や利尿剤の投与等の適切な処置を行うこと。[8.7 参照],[13 参照]
-
11.1.6 輸血後紫斑病(PTP:post transfusion purpura)(頻度不明)
輸血後約1週間経過して、急激な血小板減少、粘膜出血、血尿等があらわれることがある26) 。
-
11.1.7 心機能障害・不整脈(頻度不明)
心不全、心筋障害、心房細動・心室細動等の重篤な心機能障害や不整脈があらわれることがある。
-
11.1.8 腎機能障害(頻度不明)
急性腎障害等の重篤な腎機能障害があらわれることがある。
-
11.1.9 肝機能障害(頻度不明)
AST、ALTの著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。
13. 過量投与
*過量の輸血や急速輸血等により、輸血関連循環過負荷(TACO)があらわれることがある9) 。[8.7 参照],[11.1.5 参照]
14. 適用上の注意
14.1 輸血準備時の注意
-
14.1.1 患者との適合性の確認
事務的な過誤による血液型不適合輸血を防ぐために、本剤の受け渡し時、輸血準備時及び輸血実施時にそれぞれ、患者氏名(同姓同名に注意)、血液型、製造番号、有効期限、交差適合試験の検査結果、放射線照射の有無などについて、交差試験適合票等の記載事項と輸血用血液バッグの本体及び添付伝票とを照合し、該当患者に適合しているものであることを確認すること。麻酔時など患者本人による確認ができない場合、当該患者に相違ないことを必ず複数の者により確認すること。
-
14.1.2 本剤の加温
本剤は2~6℃で保存されているが、通常の輸血では加温の必要はない。ただし、急速大量輸血(24時間以内に患者の循環血液量と等量又はそれ以上の輸血をする場合)、新生児交換輸血等の場合は、体温の低下や血圧低下、不整脈等があらわれることがあるので本剤の加温が必要である27) 。その際、37℃を超える加温により蛋白変性及び溶血を起こすことがあるので、温度管理を厳重に行うこと。
1. 警告
- 1.1 本剤の輸血1~2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴う移植片対宿主病(GVHD:graft versus host disease)による死亡例がまれに報告されている2) ,3) 。あらかじめ本剤に15~50Gyの放射線を照射すること4) 。[11.1.1 参照]
- 1.2 次の点について留意して輸血療法を行うこと。
4. 効能又は効果
貧血症又は血漿成分などによる副作用を避ける場合の輸血に用いる。
6. 用法及び用量
ろ過装置を具備した輸血用器具を用いて、静脈内に必要量を輸注する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 輸血は、放射線照射ガイドライン4) 、血液製剤の使用指針1) 、輸血療法の実施に関する指針1) 及び血液製剤保管管理マニュアル7) に基づき、適切に行うこと。
- 8.2 輸血を行う場合は、その必要性とともに感染症・副作用等のリスクについて、患者又はその家族等に文書にてわかりやすく説明し、同意を得ること。
- 8.3 本剤は、ABO血液型、RhD血液型及び赤血球不規則抗体の検査を行っているが、本剤と患者血液の不適合により溶血等の副作用があらわれることがある。したがって、患者のABO血液型、RhD抗原の確認及び交差適合試験を含む輸血前検査を適切に行うこと。
- 8.4 輸血中は患者の様子を適宜観察すること。少なくとも輸血開始後約5分間は患者の観察を十分に行い、約15分経過した時点で再度観察すること。[7.3 参照]
- 8.5 短時間に大量輸血した場合、凝固因子や血小板の減少・希釈に伴う出血傾向、微小凝集塊による肺毛細管の閉塞に伴う肺機能不全8) 等の障害等があらわれることがある。これらの症状があらわれた場合には輸血を中止し、適切な処置を行うこと。また、微小凝集塊による副作用防止のためには、必要に応じて微小凝集塊除去用フィルターを使用すること。
- 8.6 本剤の使用により、同種免疫による赤血球、白血球、血小板、血漿蛋白等に対する抗体が産生され、溶血、ショック、過敏症等の免疫学的副作用があらわれることがある。
- 8.7 *本剤の使用により、輸血関連循環過負荷(TACO:transfusion-associated circulatory overload)9) があらわれることがある。輸血に際しては、患者の心機能や腎機能等を考慮の上、輸血量や輸血速度を決定すること。[11.1.5 参照],[13 参照]
- 8.8 本剤は、問診等の健診により健康状態を確認した国内の献血者から採血し、梅毒トレポネーマ、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV-1及びHIV-2)、ヒトTリンパ球向性ウイルス1型(HTLV-1)及びヒトパルボウイルスB19についての血清学的検査、肝機能(ALT)検査、HBV-DNA、HCV-RNA、HIV-RNA及びE型肝炎ウイルス(HEV)-RNAについての核酸増幅検査に適合した献血血液を原料としている。しかし、このような措置によっても、これら及びその他血液を介するウイルス、細菌、原虫等に感染することがある。[8.9 参照],[8.10 参照],[11.1.3 参照]
- 8.9 本剤は、HBV、HCV、HIV-1・HIV-2等のウイルスについての検査には適合しているが、供血者がウインドウ期等にあることによる感染リスクを考慮し、感染が疑われる場合等には、患者の輸血前後の肝炎ウイルスマーカー検査あるいはHIV抗体検査等を実施し、患者の経過観察を行うこと1) 。[8.8 参照],[11.1.3 参照]
- 8.10 本剤の使用により、細菌等によるエンドトキシンショック、敗血症等10) ,11) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には輸血を中止し、適切な処置を行うこと。[8.8 参照],[11.1.3 参照]
- 8.11 本剤は血漿の大部分を除去しているため血漿成分等による副作用の低減が期待できるが、IgA等の血漿蛋白の欠損症のある患者への輸血では、ショック、過敏症等の免疫学的副作用があらわれる可能性を否定できないので、慎重に行うこと。
- 8.12 輸血による変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)伝播が疑われる報告12) がある。本剤の使用によるvCJD等の伝播のリスクを完全には排除できないので、使用の際には患者への説明を十分に行い、治療上の必要性を十分検討の上使用すること。
- 8.13 血液バッグの可塑剤(フタル酸ジ-2-エチルヘキシル:DEHP)が製剤中に溶出し、保存に伴い増加することが確認されているが、溶出したDEHPにより直接的健康被害が発生したとの報告は現在までにない。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 本剤の成分に対し、ショック等の免疫学的副作用の既往歴がある患者
-
9.1.2 サイトメガロウイルス(CMV)抗体陰性の造血幹細胞移植患者及び免疫不全患者
間質性肺炎、肝炎等のCMV感染症に伴う重篤な症状があらわれることがある。[11.1.3 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ輸血を実施すること。妊婦へのヒトパルボウイルスB19、CMV等の感染によって、胎児への障害がまれに報告されている。[11.1.3 参照]
9.7 小児等
腎機能、心機能等の未発達な低出生体重児、新生児への輸血は患者の状態を観察しながら慎重に行うこと。また、CMV抗体陰性の胎児、低出生体重児、新生児では、間質性肺炎、肝炎等のCMV感染症に伴う重篤な症状があらわれることがある。[7.3 参照],[11.1.3 参照]
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に輸血すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
11. 副作用及び感染症
11.1 重大な副作用及び感染症
-
11.1.1 GVHD(頻度不明)
本剤の輸血1~2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴うGVHDによる死亡例が報告されている2) ,3) 。[1.1 参照]
-
11.1.2 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、チアノーゼ、皮膚潮紅、血管浮腫、喘鳴等のアナフィラキシー15) があらわれることがある(初期症状は全身違和感、皮膚潮紅、腹痛、頻脈等で、アナフィラキシーの多くは輸血開始後10分以内に発現する)。[9.1.1 参照]
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11.1.3 感染症(頻度不明)
HBV、HCV等の肝炎ウイルス16) 、HIV-117) 、HIV-218) に感染し、発症することがある。また、HTLV-119) 、CMV20) 、エプスタイン・バーウイルス(EBV)21) 、ヒトパルボウイルスB1922) 、マラリア原虫23) 、HEV24) 等に感染することがあり、その他血液を介するウイルス、細菌、原虫等に感染する危険性も否定できない。[8.8 参照],[8.9 参照],[8.10 参照],[9.1.2 参照],[9.5 参照],[9.7 参照]
-
11.1.4 呼吸障害・輸血関連急性肺障害(TRALI:transfusion-related acute lung injury)(頻度不明)
輸血中あるいは輸血後に喘鳴、低酸素血症、チアノーゼ、肺水腫、TRALI25) 等を生じることがある。特にTRALIは輸血中あるいは輸血終了後6時間以内に、急激な肺水腫、低酸素血症、頻脈、低血圧、チアノーゼ、呼吸困難を伴う呼吸障害で、時に死亡に至ることがある。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、酸素投与、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
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11.1.5 *輸血関連循環過負荷(TACO)(頻度不明)
輸血中あるいは輸血後に、輸血に伴う循環負荷により心不全、チアノーゼ、呼吸困難、肺水腫等があらわれることがあり9) 、時に死亡に至ることがある。これらの症状があらわれた場合には直ちに輸血を中止し、酸素や利尿剤の投与等の適切な処置を行うこと。[8.7 参照],[13 参照]
-
11.1.6 輸血後紫斑病(PTP:post transfusion purpura)(頻度不明)
輸血後約1週間経過して、急激な血小板減少、粘膜出血、血尿等があらわれることがある26) 。
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11.1.7 心機能障害・不整脈(頻度不明)
心不全、心筋障害、心房細動・心室細動等の重篤な心機能障害や不整脈があらわれることがある。
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11.1.8 腎機能障害(頻度不明)
急性腎障害等の重篤な腎機能障害があらわれることがある。
-
11.1.9 肝機能障害(頻度不明)
AST、ALTの著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。
13. 過量投与
*過量の輸血や急速輸血等により、輸血関連循環過負荷(TACO)があらわれることがある9) 。[8.7 参照],[11.1.5 参照]
14. 適用上の注意
14.1 輸血準備時の注意
-
14.1.1 患者との適合性の確認
事務的な過誤による血液型不適合輸血を防ぐために、本剤の受け渡し時、輸血準備時及び輸血実施時にそれぞれ、患者氏名(同姓同名に注意)、血液型、製造番号、有効期限、交差適合試験の検査結果、放射線照射の有無などについて、交差試験適合票等の記載事項と輸血用血液バッグの本体及び添付伝票とを照合し、該当患者に適合しているものであることを確認すること。麻酔時など患者本人による確認ができない場合、当該患者に相違ないことを必ず複数の者により確認すること。
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14.1.2 本剤の加温
本剤は2~6℃で保存されているが、通常の輸血では加温の必要はない。ただし、急速大量輸血(24時間以内に患者の循環血液量と等量又はそれ以上の輸血をする場合)、新生児交換輸血等の場合は、体温の低下や血圧低下、不整脈等があらわれることがあるので本剤の加温が必要である27) 。その際、37℃を超える加温により蛋白変性及び溶血を起こすことがあるので、温度管理を厳重に行うこと。