薬効分類名長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤

一般的名称ラニナミビルオクタン酸エステル水和物吸入剤

イナビル吸入懸濁用160mgセット

INAVIR FOR INHALATION SUSPENSION

製造販売元/第一三共株式会社

第4版
警告禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者妊婦授乳婦高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
頻度不明
胃腸・消化器系
0.5%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
脳・神経
頻度不明
血液系
頻度不明
肝臓まわり
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等
  • 経鼻弱毒生インフルエンザワクチン
臨床症状・措置方法

経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの効果が得られないおそれがある。

機序・危険因子

ワクチンウイルスの増殖が抑制され、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの効果が減弱する可能性がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

本剤の使用にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討すること。[5.1 参照],[5.2 参照],[5.3 参照],[5.4 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

イナビル吸入懸濁用160mgセット

有効成分 1バイアル中
ラニナミビルオクタン酸エステル水和物   166.1mg
(ラニナミビルオクタン酸エステルとして   160mg )
添加剤 チロキサポール
ネブライザ吸入器を添付

3.2 製剤の性状

イナビル吸入懸濁用160mgセット

性状 白色の粉末を含む塊状の凍結乾燥製剤である。生理食塩液を加えると白色の懸濁液となる。

4. 効能又は効果

A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 抗ウイルス薬の投与が全てのA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療に必須ではないことを踏まえ、本剤の使用の必要性を慎重に検討すること。[1 参照]
  2. 5.2 本剤の予防投与における有効性及び安全性は確立していない。[1 参照]
  3. 5.3 本剤はC型インフルエンザウイルス感染症には効果がない。[1 参照]
  4. 5.4 本剤は細菌感染症には効果がない。[1 参照],[8.2 参照]

6. 用法及び用量

成人及び小児には、ラニナミビルオクタン酸エステルとして160mgを日本薬局方生理食塩液2mLで懸濁し、ネブライザを用いて単回吸入投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 症状発現後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい。症状発現から48時間を経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。
  2. 7.2 本剤を吸入する際には、ジェット式ネブライザを使用すること。添付のネブライザ吸入器を使用する際に、事前にコンプレッサーとの適合性を確認すること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
    異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、1)異常行動の発現のおそれがあること、2)自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
    なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。[11.1.3 参照]
  2. 8.2 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[5.4 参照]
  3. 8.3 本剤投与後に失神やショック症状があらわれるおそれがある。この失神やショック症状はインフルエンザウイルス感染症に伴う発熱、脱水等の全身状態の悪化及び本剤による可能性がある。患者には吸入法を十分に理解させ、くつろいだ状態(例えば座位等)で吸入するよう指導すること。[11.1.1 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 慢性呼吸器疾患(気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患等)を有する患者

    患者の状態を十分に観察しながら投与すること。インフルエンザウイルス感染症により気道過敏性が亢進することがあり、気管支攣縮や呼吸機能低下があらわれるおそれがある。[11.1.2 参照]

  2. 9.1.2 基礎疾患(糖尿病を含む慢性代謝性疾患、慢性腎機能障害、慢性心疾患)を有する患者、あるいは免疫低下状態の患者等

    患者の状態を十分に観察しながら投与すること。使用経験が少ない。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。

9.8 高齢者

患者の状態を十分に観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。[16.6.2 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
    • *経鼻弱毒生インフルエンザワクチン

    経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの効果が得られないおそれがある。

    ワクチンウイルスの増殖が抑制され、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの効果が減弱する可能性がある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

      失神、呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下、顔面蒼白、冷汗等があらわれることがある。本剤投与後に失神やショック症状があらわれた場合には、患者に仰臥位をとらせ安静を保つとともに、補液を行うなど適切な処置を行うこと。[8.3 参照]

    2. 11.1.2 気管支攣縮(頻度不明)、呼吸困難(頻度不明)

                      [9.1.1 参照]               

    3. 11.1.3 異常行動(頻度不明)

      因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。[8.1 参照]

    4. 11.1.4 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)

    11.2 その他の副作用

    0.5%未満

    頻度不明1)

    過敏症

    蕁麻疹、発疹、紅斑、そう痒

    消化器

    嘔吐

    下痢、胃腸炎、悪心、腹痛、口内炎、腹部膨満、食欲減退、腹部不快感

    精神神経系

    めまい、頭痛

    血液

    白血球数増加

    肝臓

    ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇、肝機能異常

    泌尿器

    尿蛋白

    その他

    CRP上昇、尿中ブドウ糖陽性

                
    1) 同一成分含有の製剤において認められている副作用のため頻度不明。
              

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤投与時の注意

    添付のネブライザ吸入器は再使用しないこと。

    1. 警告

    本剤の使用にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討すること。[5.1 参照],[5.2 参照],[5.3 参照],[5.4 参照]

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    イナビル吸入懸濁用160mgセット

    有効成分 1バイアル中
    ラニナミビルオクタン酸エステル水和物   166.1mg
    (ラニナミビルオクタン酸エステルとして   160mg )
    添加剤 チロキサポール
    ネブライザ吸入器を添付

    3.2 製剤の性状

    イナビル吸入懸濁用160mgセット

    性状 白色の粉末を含む塊状の凍結乾燥製剤である。生理食塩液を加えると白色の懸濁液となる。

    4. 効能又は効果

    A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療

    5. 効能又は効果に関連する注意

    1. 5.1 抗ウイルス薬の投与が全てのA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療に必須ではないことを踏まえ、本剤の使用の必要性を慎重に検討すること。[1 参照]
    2. 5.2 本剤の予防投与における有効性及び安全性は確立していない。[1 参照]
    3. 5.3 本剤はC型インフルエンザウイルス感染症には効果がない。[1 参照]
    4. 5.4 本剤は細菌感染症には効果がない。[1 参照],[8.2 参照]

    6. 用法及び用量

    成人及び小児には、ラニナミビルオクタン酸エステルとして160mgを日本薬局方生理食塩液2mLで懸濁し、ネブライザを用いて単回吸入投与する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 症状発現後、可能な限り速やかに投与を開始することが望ましい。症状発現から48時間を経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。
    2. 7.2 本剤を吸入する際には、ジェット式ネブライザを使用すること。添付のネブライザ吸入器を使用する際に、事前にコンプレッサーとの適合性を確認すること。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
      異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、1)異常行動の発現のおそれがあること、2)自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
      なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。[11.1.3 参照]
    2. 8.2 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[5.4 参照]
    3. 8.3 本剤投与後に失神やショック症状があらわれるおそれがある。この失神やショック症状はインフルエンザウイルス感染症に伴う発熱、脱水等の全身状態の悪化及び本剤による可能性がある。患者には吸入法を十分に理解させ、くつろいだ状態(例えば座位等)で吸入するよう指導すること。[11.1.1 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 慢性呼吸器疾患(気管支喘息及び慢性閉塞性肺疾患等)を有する患者

      患者の状態を十分に観察しながら投与すること。インフルエンザウイルス感染症により気道過敏性が亢進することがあり、気管支攣縮や呼吸機能低下があらわれるおそれがある。[11.1.2 参照]

    2. 9.1.2 基礎疾患(糖尿病を含む慢性代謝性疾患、慢性腎機能障害、慢性心疾患)を有する患者、あるいは免疫低下状態の患者等

      患者の状態を十分に観察しながら投与すること。使用経験が少ない。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎盤通過性が報告されている。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。

    9.8 高齢者

    患者の状態を十分に観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。[16.6.2 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
      • *経鼻弱毒生インフルエンザワクチン

      経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの効果が得られないおそれがある。

      ワクチンウイルスの増殖が抑制され、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの効果が減弱する可能性がある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

        失神、呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下、顔面蒼白、冷汗等があらわれることがある。本剤投与後に失神やショック症状があらわれた場合には、患者に仰臥位をとらせ安静を保つとともに、補液を行うなど適切な処置を行うこと。[8.3 参照]

      2. 11.1.2 気管支攣縮(頻度不明)、呼吸困難(頻度不明)

                        [9.1.1 参照]               

      3. 11.1.3 異常行動(頻度不明)

        因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。[8.1 参照]

      4. 11.1.4 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)

      11.2 その他の副作用

      0.5%未満

      頻度不明1)

      過敏症

      蕁麻疹、発疹、紅斑、そう痒

      消化器

      嘔吐

      下痢、胃腸炎、悪心、腹痛、口内炎、腹部膨満、食欲減退、腹部不快感

      精神神経系

      めまい、頭痛

      血液

      白血球数増加

      肝臓

      ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇、肝機能異常

      泌尿器

      尿蛋白

      その他

      CRP上昇、尿中ブドウ糖陽性

                  
      1) 同一成分含有の製剤において認められている副作用のため頻度不明。
                

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤投与時の注意

      添付のネブライザ吸入器は再使用しないこと。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      87625
      ブランドコード
      6250703G2029
      承認番号
      30100AMX00010
      販売開始年月
      2019-10
      貯法
      室温保存
      有効期間
      36ヵ月
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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