薬効分類名抗サイトメガロウイルス化学療法剤
一般的名称マリバビル錠
リブテンシティ錠200mg
りぶてんしてぃじょう
LIVTENCITY tablets 200mg
製造販売元/武田薬品工業株式会社
その他の副作用
併用注意
タクロリムス
シクロスポリン
エベロリムス
シロリムス
[16.7.2 参照]
本剤とタクロリムスを併用投与したとき、タクロリムスの単独投与時と比較して、タクロリムスのAUCは151%、Cmaxは138%に増加した。
これらの薬剤との併用により、これらの薬剤の血漿中濃度が増加するおそれがあるため、これらの薬剤の血漿中濃度を頻回に(特に本剤投与開始後及び本剤投与中止後に)モニタリングし、必要に応じてこれらの薬剤の用量を調節すること。
本剤は、これらの薬剤の代謝及び排泄に必要なCYP3A4及びP-gpを阻害する。
これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が減少し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、併用は避け、代替薬への変更を考慮すること。併用が避けられない場合は、本剤の増量を考慮すること。
これらの薬剤は、本剤の代謝酵素であるCYP3A4を誘導する。
ロスバスタチン
併用により、ロスバスタチンの血漿中濃度が増加するおそれがあるため、ロスバスタチン関連事象(特にミオパチー及び横紋筋融解症)の発現を注意深く観察すること。
本剤は、ロスバスタチンの排泄に必要なBCRPを阻害する。
ジゴキシン
[16.7.2 参照]
本剤とジゴキシンを併用投与したとき、ジゴキシンの単独投与時と比較して、ジゴキシンのAUCは121%、Cmaxは125%に増加した。
併用により、ジゴキシンの血漿中濃度が増加するおそれがあるため、ジゴキシンの血漿中濃度をモニタリングし、必要に応じてジゴキシンの用量を減量すること。
本剤は、ジゴキシンの排泄に必要なP-gpを阻害する。
サラゾスルファピリジン
併用により、サラゾスルファピリジンの血漿中濃度が増加するおそれがある。
本剤は、サラゾスルファピリジンの排泄に必要なBCRPを阻害する。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 ガンシクロビル又はバルガンシクロビルを投与中の患者[10.1 参照],[18.2.1 参照]
- 2.3 リファンピシン又はセイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.2 参照]
4. 効能又は効果
臓器移植(造血幹細胞移植も含む)における既存の抗サイトメガロウイルス療法に難治性のサイトメガロウイルス感染症
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 既存の抗サイトメガロウイルス療法の治療効果が不十分と考えられる患者に投与すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
- 5.2 中枢神経系のサイトメガロウイルス感染症及びサイトメガロウイルス網膜炎に対する有効性及び安全性は検討していない。非臨床試験の結果から、本剤は血液脳関門を透過し得るが、中枢神経系への通過量は低いと考えられる1) 。
6. 用法及び用量
通常、成人にはマリバビルとして1回400mgを1日2回経口投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
強い又は中程度のCYP3A4誘導剤(リファンピシン及びセイヨウオトギリソウ含有食品を除く)と本剤との併用は避け、代替薬への変更を考慮すること。併用が避けられない場合は、マリバビルとして1回1,200mgまでの増量(1日2回経口投与)を考慮すること。[10.2 参照]
8. 重要な基本的注意
本剤による治療中及び治療後に薬剤耐性によるウイルス学的失敗が認められる可能性があるため、サイトメガロウイルスDNA量又はサイトメガロウイルス抗原陽性細胞数等をモニタリングすること。治療に反応しない場合は本剤に対する耐性発現の可能性を考慮し、投与継続の可否を検討すること。本剤に対する耐性を示すウイルス由来のプロテインキナーゼ(UL97)変異がガンシクロビル及びバルガンシクロビルに対する交差耐性をもたらす可能性がある。[18.2.3 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.3 肝機能障害患者
重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)を対象とした臨床試験は実施していない。本剤は主に肝臓で代謝されるため、重度の肝機能障害患者では本剤の血漿中濃度が増加するおそれがある。[16.4.1 参照],[16.6.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。ラットを用いた受胎能及び胚・胎児発生試験において、本剤の臨床用量における曝露量未満の曝露量で、生存胎児数の減少、早期吸収胚数の増加及び着床後胚死亡の増加が認められている2) 。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。マリバビル又はその代謝物のヒトでの乳汁移行性は不明である。ラットを用いた出生前及び出生後の発生毒性試験において、本剤の臨床用量における曝露量未満と推定される曝露量で、母動物の一般毒性発現に伴う出生児の生存率の低下及び身体的発達遅延を伴う体重増加抑制が認められている2) 。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験成績は得られていない。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ガンシクロビル(デノシン) |
併用により、これらの薬剤の抗ウイルス作用が阻害されるおそれがある。 |
本剤は、これらの薬剤の活性化又はリン酸化に必要なウイルス由来のUL97を阻害する。 |
リファンピシン(リファジン) |
本剤とリファンピシンを併用投与したとき、本剤の単独投与時と比較して、本剤のAUCは40%、Cmaxは61%に減少した。 |
これらの薬剤又は食品は、本剤の代謝酵素であるCYP3A4を誘導する。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
タクロリムス |
本剤とタクロリムスを併用投与したとき、タクロリムスの単独投与時と比較して、タクロリムスのAUCは151%、Cmaxは138%に増加した。 |
本剤は、これらの薬剤の代謝及び排泄に必要なCYP3A4及びP-gpを阻害する。 |
これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が減少し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、併用は避け、代替薬への変更を考慮すること。併用が避けられない場合は、本剤の増量を考慮すること。 |
これらの薬剤は、本剤の代謝酵素であるCYP3A4を誘導する。 |
|
ロスバスタチン |
併用により、ロスバスタチンの血漿中濃度が増加するおそれがあるため、ロスバスタチン関連事象(特にミオパチー及び横紋筋融解症)の発現を注意深く観察すること。 |
本剤は、ロスバスタチンの排泄に必要なBCRPを阻害する。 |
ジゴキシン |
本剤とジゴキシンを併用投与したとき、ジゴキシンの単独投与時と比較して、ジゴキシンのAUCは121%、Cmaxは125%に増加した。 |
本剤は、ジゴキシンの排泄に必要なP-gpを阻害する。 |
サラゾスルファピリジン |
併用により、サラゾスルファピリジンの血漿中濃度が増加するおそれがある。 |
本剤は、サラゾスルファピリジンの排泄に必要なBCRPを阻害する。 |
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
マウスを用いた2年間がん原性試験において、臨床曝露量の約4.0倍の曝露量に相当する用量で、雄マウスの複数の組織に血管腫及び血管肉腫の発生増加が報告されている2) 。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 ガンシクロビル又はバルガンシクロビルを投与中の患者[10.1 参照],[18.2.1 参照]
- 2.3 リファンピシン又はセイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.2 参照]
4. 効能又は効果
臓器移植(造血幹細胞移植も含む)における既存の抗サイトメガロウイルス療法に難治性のサイトメガロウイルス感染症
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 既存の抗サイトメガロウイルス療法の治療効果が不十分と考えられる患者に投与すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
- 5.2 中枢神経系のサイトメガロウイルス感染症及びサイトメガロウイルス網膜炎に対する有効性及び安全性は検討していない。非臨床試験の結果から、本剤は血液脳関門を透過し得るが、中枢神経系への通過量は低いと考えられる1) 。
6. 用法及び用量
通常、成人にはマリバビルとして1回400mgを1日2回経口投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
強い又は中程度のCYP3A4誘導剤(リファンピシン及びセイヨウオトギリソウ含有食品を除く)と本剤との併用は避け、代替薬への変更を考慮すること。併用が避けられない場合は、マリバビルとして1回1,200mgまでの増量(1日2回経口投与)を考慮すること。[10.2 参照]
8. 重要な基本的注意
本剤による治療中及び治療後に薬剤耐性によるウイルス学的失敗が認められる可能性があるため、サイトメガロウイルスDNA量又はサイトメガロウイルス抗原陽性細胞数等をモニタリングすること。治療に反応しない場合は本剤に対する耐性発現の可能性を考慮し、投与継続の可否を検討すること。本剤に対する耐性を示すウイルス由来のプロテインキナーゼ(UL97)変異がガンシクロビル及びバルガンシクロビルに対する交差耐性をもたらす可能性がある。[18.2.3 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.3 肝機能障害患者
重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)を対象とした臨床試験は実施していない。本剤は主に肝臓で代謝されるため、重度の肝機能障害患者では本剤の血漿中濃度が増加するおそれがある。[16.4.1 参照],[16.6.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。ラットを用いた受胎能及び胚・胎児発生試験において、本剤の臨床用量における曝露量未満の曝露量で、生存胎児数の減少、早期吸収胚数の増加及び着床後胚死亡の増加が認められている2) 。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。マリバビル又はその代謝物のヒトでの乳汁移行性は不明である。ラットを用いた出生前及び出生後の発生毒性試験において、本剤の臨床用量における曝露量未満と推定される曝露量で、母動物の一般毒性発現に伴う出生児の生存率の低下及び身体的発達遅延を伴う体重増加抑制が認められている2) 。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験成績は得られていない。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ガンシクロビル(デノシン) |
併用により、これらの薬剤の抗ウイルス作用が阻害されるおそれがある。 |
本剤は、これらの薬剤の活性化又はリン酸化に必要なウイルス由来のUL97を阻害する。 |
リファンピシン(リファジン) |
本剤とリファンピシンを併用投与したとき、本剤の単独投与時と比較して、本剤のAUCは40%、Cmaxは61%に減少した。 |
これらの薬剤又は食品は、本剤の代謝酵素であるCYP3A4を誘導する。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
タクロリムス |
本剤とタクロリムスを併用投与したとき、タクロリムスの単独投与時と比較して、タクロリムスのAUCは151%、Cmaxは138%に増加した。 |
本剤は、これらの薬剤の代謝及び排泄に必要なCYP3A4及びP-gpを阻害する。 |
これらの薬剤との併用により、本剤の血漿中濃度が減少し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、併用は避け、代替薬への変更を考慮すること。併用が避けられない場合は、本剤の増量を考慮すること。 |
これらの薬剤は、本剤の代謝酵素であるCYP3A4を誘導する。 |
|
ロスバスタチン |
併用により、ロスバスタチンの血漿中濃度が増加するおそれがあるため、ロスバスタチン関連事象(特にミオパチー及び横紋筋融解症)の発現を注意深く観察すること。 |
本剤は、ロスバスタチンの排泄に必要なBCRPを阻害する。 |
ジゴキシン |
本剤とジゴキシンを併用投与したとき、ジゴキシンの単独投与時と比較して、ジゴキシンのAUCは121%、Cmaxは125%に増加した。 |
本剤は、ジゴキシンの排泄に必要なP-gpを阻害する。 |
サラゾスルファピリジン |
併用により、サラゾスルファピリジンの血漿中濃度が増加するおそれがある。 |
本剤は、サラゾスルファピリジンの排泄に必要なBCRPを阻害する。 |
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
マウスを用いた2年間がん原性試験において、臨床曝露量の約4.0倍の曝露量に相当する用量で、雄マウスの複数の組織に血管腫及び血管肉腫の発生増加が報告されている2) 。