薬効分類名抗ウイルス剤
一般的名称ファビピラビル
アビガン錠200mg
あびがんじょう200mg
AVIGAN Tablets 200mg
製造販売元/富士フイルム富山化学株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
ピラジナミド
血中尿酸値が上昇する。
ピラジナミド1.5g 1日1回、本剤1200mg/400mg 1日2回が投与されたとき、血中尿酸値は、ピラジナミド単独投与時及び本剤併用投与時でそれぞれ11.6mg/dL及び13.9mg/dLであった。
腎尿細管における尿酸の再吸収を相加的に促進させる。
左記薬剤の血中濃度が上昇し、左記薬剤の副作用が発現するおそれがある。
CYP2C8を阻害することにより、左記薬剤の血中濃度を上昇させる。
テオフィリン[16.7.2 参照]
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現するおそれがある。
XOを介した相互作用により、本剤の血中濃度を上昇させることが考えられる。
ファムシクロビル
スリンダク
これらの薬剤の効果を減弱させるおそれがある。
本剤がAOを阻害する ことにより、これらの薬剤の活性化体の血中濃度を低下させることが考えられる。
本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用すること。
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対する本剤の投与経験はない。電子添文中の副作用、臨床成績等の情報については、承認用法及び用量より低用量で実施した国内臨床試験に加え海外での臨床成績に基づき記載している。
1. 警告
- 1.2 動物実験において、本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。[1.4 参照],[2.1 参照],[9.5 参照]
- 1.3 *妊娠する可能性のある女性に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で、投与を開始すること。また、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後10日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導すること。なお、本剤の投与期間中に妊娠が疑われる場合には、直ちに投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導すること。[9.4.1 参照]
- 1.4 *治療開始に先立ち、患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に文書にて説明し、同意を得てから投与を開始すること。[1.2 参照],[2.1 参照],[9.5 参照]
4. 効能又は効果
*〇新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)
〇重症熱性血小板減少症候群ウイルス感染症
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 インフルエンザ様症状の発現後速やかに投与を開始すること。
- 7.2 *承認用法及び用量における本剤の有効性及び安全性が検討された臨床試験は実施されていない。承認用法及び用量は、インフルエンザウイルス感染症患者を対象としたプラセボ対照第I/Ⅱ相試験成績及び国内外薬物動態データに基づき推定した。[16.1.1 参照],[17.1.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 *肝機能障害があらわれることがあるので、投与開始前及び投与中は肝機能検査を実施し、観察を十分に行うこと。[9.3.1 参照],[9.3.2 参照],[11.1.4 参照]
-
8.2 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、①異常行動の発現のおそれがあること、②自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。[11.1.1 参照] - 8.3 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合及び細菌感染症が疑われる場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[5.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 痛風又は痛風の既往歴のある患者及び高尿酸血症のある患者
血中尿酸値が上昇し、痛風発作があらわれることがある。[11.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 *重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラスC)
投与は推奨されない。本剤投与の可否はリスクとベネフィットを考慮して慎重に判断すること。本剤の曝露量が著しく増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照],[16.6.1 参照]
-
9.3.2 *軽度及び中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラスA及びB)
投与開始前にリスクを十分に検討し、慎重に投与すること。本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照],[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の主代謝物である水酸化体がヒト母乳中へ移行することが認められている。
9.7 小児等
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は主にアルデヒドオキシダーゼ(AO)、一部はキサンチンオキシダーゼ(XO)により代謝される。また、AO及びチトクロームP-450(CYP)2C8を阻害する4) ,5) 。[16.4 参照],[16.7.1 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ピラジナミド |
血中尿酸値が上昇する。 |
腎尿細管における尿酸の再吸収を相加的に促進させる。 |
左記薬剤の血中濃度が上昇し、左記薬剤の副作用が発現するおそれがある。 |
CYP2C8を阻害することにより、左記薬剤の血中濃度を上昇させる。 |
|
テオフィリン6) [16.7.2 参照] |
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現するおそれがある。 |
XOを介した相互作用により、本剤の血中濃度を上昇させることが考えられる。 |
ファムシクロビル スリンダク |
これらの薬剤の効果を減弱させるおそれがある。 |
本剤がAOを阻害する4) ことにより、これらの薬剤の活性化体の血中濃度を低下させることが考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 異常行動(頻度不明)
因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。[8.2 参照]
- 11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
- 11.1.3 肺炎(頻度不明)
- 11.1.4 *劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.2%)、黄疸(頻度不明)
- 11.1.5 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 11.1.6 急性腎障害(頻度不明)
- 11.1.7 白血球減少、好中球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.8 *痙攣(0.2%)、精神神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想等)(頻度不明)
- 11.1.9 出血性大腸炎(頻度不明)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
0.5~1%未満 |
0.5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
*過敏症 |
発疹 |
― |
湿疹、そう痒症、紅斑 |
― |
肝臓 |
AST増加、ALT増加、γ-GTP増加 |
― |
血中ALP増加、血中ビリルビン増加 |
― |
*腎臓 |
― |
尿中ブドウ糖陽性 |
尿中血陽性 |
― |
*消化器 |
下痢(4.5%) |
悪心、腹痛、嘔吐 |
腹部不快感、胃炎、十二指腸潰瘍、血便排泄、口内炎 |
― |
*血液 |
好中球数減少、白血球数減少 |
― |
白血球数増加、網状赤血球数減少、単球数増加、リンパ節症 |
― |
*代謝異常 |
血中尿酸増加(7.0%) 注1) 、血中トリグリセリド増加 |
― |
痛風 注1) 、血中カリウム減少 |
― |
*呼吸器 |
― |
― |
喘息、口腔咽頭痛、鼻炎、鼻咽頭炎、誤嚥性肺炎 |
― |
*その他 |
― |
― |
味覚異常、血中CK増加、心電図QT延長、扁桃腺ポリープ、蜂巣炎、霧視、眼痛、回転性めまい、上室性期外収縮、心室性期外収縮、心電図ST-T部分異常、心電図T波逆転、色素沈着、筋肉痛、挫傷 |
発熱 |
本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用すること。
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対する本剤の投与経験はない。電子添文中の副作用、臨床成績等の情報については、承認用法及び用量より低用量で実施した国内臨床試験に加え海外での臨床成績に基づき記載している。
1. 警告
- 1.2 動物実験において、本剤は初期胚の致死及び催奇形性が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。[1.4 参照],[2.1 参照],[9.5 参照]
- 1.3 *妊娠する可能性のある女性に投与する場合は、投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認した上で、投与を開始すること。また、その危険性について十分に説明した上で、投与期間中及び投与終了後10日間はパートナーと共に極めて有効な避妊法の実施を徹底するよう指導すること。なお、本剤の投与期間中に妊娠が疑われる場合には、直ちに投与を中止し、医師等に連絡するよう患者を指導すること。[9.4.1 参照]
- 1.4 *治療開始に先立ち、患者又はその家族等に有効性及び危険性(胎児への曝露の危険性を含む)を十分に文書にて説明し、同意を得てから投与を開始すること。[1.2 参照],[2.1 参照],[9.5 参照]
4. 効能又は効果
*〇新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)
〇重症熱性血小板減少症候群ウイルス感染症
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 インフルエンザ様症状の発現後速やかに投与を開始すること。
- 7.2 *承認用法及び用量における本剤の有効性及び安全性が検討された臨床試験は実施されていない。承認用法及び用量は、インフルエンザウイルス感染症患者を対象としたプラセボ対照第I/Ⅱ相試験成績及び国内外薬物動態データに基づき推定した。[16.1.1 参照],[17.1.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 *肝機能障害があらわれることがあるので、投与開始前及び投与中は肝機能検査を実施し、観察を十分に行うこと。[9.3.1 参照],[9.3.2 参照],[11.1.4 参照]
-
8.2 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、①異常行動の発現のおそれがあること、②自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。[11.1.1 参照] - 8.3 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合及び細菌感染症が疑われる場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[5.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 痛風又は痛風の既往歴のある患者及び高尿酸血症のある患者
血中尿酸値が上昇し、痛風発作があらわれることがある。[11.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 *重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラスC)
投与は推奨されない。本剤投与の可否はリスクとベネフィットを考慮して慎重に判断すること。本剤の曝露量が著しく増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照],[16.6.1 参照]
-
9.3.2 *軽度及び中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類クラスA及びB)
投与開始前にリスクを十分に検討し、慎重に投与すること。本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照],[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の主代謝物である水酸化体がヒト母乳中へ移行することが認められている。
9.7 小児等
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は主にアルデヒドオキシダーゼ(AO)、一部はキサンチンオキシダーゼ(XO)により代謝される。また、AO及びチトクロームP-450(CYP)2C8を阻害する4) ,5) 。[16.4 参照],[16.7.1 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ピラジナミド |
血中尿酸値が上昇する。 |
腎尿細管における尿酸の再吸収を相加的に促進させる。 |
左記薬剤の血中濃度が上昇し、左記薬剤の副作用が発現するおそれがある。 |
CYP2C8を阻害することにより、左記薬剤の血中濃度を上昇させる。 |
|
テオフィリン6) [16.7.2 参照] |
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現するおそれがある。 |
XOを介した相互作用により、本剤の血中濃度を上昇させることが考えられる。 |
ファムシクロビル スリンダク |
これらの薬剤の効果を減弱させるおそれがある。 |
本剤がAOを阻害する4) ことにより、これらの薬剤の活性化体の血中濃度を低下させることが考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 異常行動(頻度不明)
因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。[8.2 参照]
- 11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
- 11.1.3 肺炎(頻度不明)
- 11.1.4 *劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.2%)、黄疸(頻度不明)
- 11.1.5 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 11.1.6 急性腎障害(頻度不明)
- 11.1.7 白血球減少、好中球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.8 *痙攣(0.2%)、精神神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想等)(頻度不明)
- 11.1.9 出血性大腸炎(頻度不明)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
0.5~1%未満 |
0.5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
*過敏症 |
発疹 |
― |
湿疹、そう痒症、紅斑 |
― |
肝臓 |
AST増加、ALT増加、γ-GTP増加 |
― |
血中ALP増加、血中ビリルビン増加 |
― |
*腎臓 |
― |
尿中ブドウ糖陽性 |
尿中血陽性 |
― |
*消化器 |
下痢(4.5%) |
悪心、腹痛、嘔吐 |
腹部不快感、胃炎、十二指腸潰瘍、血便排泄、口内炎 |
― |
*血液 |
好中球数減少、白血球数減少 |
― |
白血球数増加、網状赤血球数減少、単球数増加、リンパ節症 |
― |
*代謝異常 |
血中尿酸増加(7.0%) 注1) 、血中トリグリセリド増加 |
― |
痛風 注1) 、血中カリウム減少 |
― |
*呼吸器 |
― |
― |
喘息、口腔咽頭痛、鼻炎、鼻咽頭炎、誤嚥性肺炎 |
― |
*その他 |
― |
― |
味覚異常、血中CK増加、心電図QT延長、扁桃腺ポリープ、蜂巣炎、霧視、眼痛、回転性めまい、上室性期外収縮、心室性期外収縮、心電図ST-T部分異常、心電図T波逆転、色素沈着、筋肉痛、挫傷 |
発熱 |