薬効分類名抗インフルエンザウイルス剤

一般的名称バロキサビル マルボキシル

ゾフルーザ錠10mg、ゾフルーザ錠20mg、ゾフルーザ顆粒2%分包

ぞふるーざじょう10mg、ぞふるーざじょう20mg、ぞふるーざかりゅう2%ぶんぽう

XOFLUZA Tablets 10mg, XOFLUZA Tablets 20mg, XOFLUZA Granules 2%

製造販売元/塩野義製薬株式会社

第6版
警告禁忌相互作用肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
出血

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
1%未満
免疫系
頻度不明
脳・神経
1%未満
胃腸・消化器系
1%以上
胃腸・消化器系
1%未満
その他
1%未満

併用注意

薬剤名等
  • ワルファリン
臨床症状・措置方法

併用後にプロトロンビン時間が延長した報告がある。併用する場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること。

機序・危険因子

機序不明

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

  • 〈効能共通〉
  1. 1.1 本剤の投与にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討すること。[1.2 参照],[5.1 参照],[5.3 参照],[5.5 参照]
  • 〈治療〉
  1. 1.2 **抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の全ての患者に対しては必須ではないことに加え、低年齢になるほど低感受性株の出現頻度が高くなる傾向が示されており、本剤の投与が拡大した場合に、低感受性株が地域社会に伝播拡大する可能性が否定できないことを踏まえ、体重20kg未満の小児に対しては、他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を考慮した上で、本剤の投与の必要性を特に慎重に検討すること。[1.1 参照],[5.2 参照],[5.4 参照],[18.3.1 参照]
  • 〈予防〉
  1. 1.3 インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、本剤の予防使用はワクチンによる予防に置き換わるものではない。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

ゾフルーザ錠10mg

1錠中

有効成分 バロキサビル マルボキシル   10mg
添加剤 乳糖水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、結晶セルロース、フマル酸ステアリルナトリウム  
ゾフルーザ錠20mg

1錠中

有効成分 バロキサビル マルボキシル   20mg
添加剤 乳糖水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、結晶セルロース、フマル酸ステアリルナトリウム、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク  
ゾフルーザ顆粒2%分包

1包(0.5g)中

有効成分 バロキサビル マルボキシル   10mg
添加剤 D-マンニトール、粉末還元麦芽糖水アメ、塩化ナトリウム、ヒプロメロース、ポビドン、軽質無水ケイ酸、スクラロース、タルク、香料  

3.2 製剤の性状

ゾフルーザ錠10mg

外形 表面
裏面
側面
大きさ 直径 約5.0mm
厚さ 約2.65mm
質量 約61mg
識別コード
@771:10
性状・剤形 白色~淡黄白色の円形の割線入り素錠である。
ゾフルーザ錠20mg

外形 表面
裏面
側面
大きさ 長径 約8.5mm
短径 約4.4mm
厚さ 約3.40mm
質量 約127mg
識別コード
@772:20
性状・剤形 白色~淡黄白色の楕円形のフィルムコーティング錠である。
ゾフルーザ顆粒2%分包

性状・剤形 白色~淡黄白色の顆粒である。

4. 効能・効果

  • 〈ゾフルーザ錠20mg、ゾフルーザ顆粒2%分包〉

    A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防

  • 〈ゾフルーザ錠10mg〉

    A型又はB型インフルエンザウイルス感染症

  • 〈参考〉

    効能・効果

    錠10mg

    錠20mg、顆粒2%分包

    治療

    予防

    〇:効能あり、―:効能なし

5. 効能・効果に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 5.1 本剤は細菌感染症には効果がない。[1.1 参照],[8.2 参照]
    2. 5.2 小児に対する投与については、低年齢になるほど低感受性株の出現頻度が高くなる傾向が示されていることから、学会等から提唱されている最新のガイドライン等を参照し、慎重に検討すること。[1.2 参照],[5.4 参照],[5.6 参照],[18.3.1 参照]
  • 〈治療〉
    1. 5.3 抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の全ての患者に対しては必須ではないことを踏まえ、本剤の投与の必要性を慎重に検討すること。[1.1 参照]
    2. 5.4 **体重20kg未満の小児に対する投与については、他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を考慮した上で、本剤の投与の必要性を特に慎重に検討すること。[1.2 参照],[5.2 参照],[18.3.1 参照]
  • 〈予防〉
    1. 5.5 原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者のうち、インフルエンザウイルス感染症罹患時に、重症化のリスクが高いと判断される者を対象とする。[1.1 参照]

      ※ 高齢者(65歳以上)、慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者、代謝性疾患患者(糖尿病等)等1)

    2. 5.6 小児に対する投与については、流行ウイルスの薬剤耐性情報に留意し、他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を考慮した上で、慎重に検討すること。[5.2 参照],[18.3.1 参照]
    3. 5.7 本剤のB型インフルエンザウイルス感染症に対する予防投与について、有効性を示すデータは限られていることを考慮した上で、本剤の投与を慎重に検討すること。[17.1.5 参照]

6. 用法・用量

通常、以下の用量を単回経口投与する。

効能・効果

年齢

体重

用量

治療

成人及び12歳以上の小児

80kg以上

20mg錠4錠又は顆粒8包(バロキサビル マルボキシルとして80mg)

80kg未満

20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

12歳未満の小児

40kg以上

20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

20kg以上
40kg未満

20mg錠1錠又は顆粒2包(バロキサビル マルボキシルとして20mg)

10kg以上
20kg未満

**10mg錠1錠又は顆粒1包(バロキサビル マルボキシルとして10mg)

**10kg未満

**顆粒50mg/kg(バロキサビル マルボキシルとして1mg/kg)

予防

成人及び12歳以上の小児

80kg以上

20mg錠4錠又は顆粒8包(バロキサビル マルボキシルとして80mg)

80kg未満

20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

12歳未満の小児

40kg以上

20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

20kg以上
40kg未満

20mg錠1錠又は顆粒2包(バロキサビル マルボキシルとして20mg)

7. 用法・用量に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 7.1 **10mg錠と20mg錠の生物学的同等性は示されていないため、20mg以上の用量を投与する際には、10mg錠を使用しないこと。
  • 〈治療〉
    1. 7.2 本剤の投与は、症状発現後、可能な限り速やかに開始することが望ましい。症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。
  • 〈予防〉
    1. 7.3 インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始すること。接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない。[17.1.5 参照]
    2. 7.4 本剤を服用した日から10日を超えた期間のインフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は確認されていない。[17.1.5 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
    異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、①異常行動の発現のおそれがあること、②自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
    なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。[11.1.2 参照]
  2. 8.2 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[5.1 参照]
  3. 8.3 出血があらわれることがあるので、患者及びその家族に以下を説明すること。[9.7.2 参照],[11.1.4 参照]
    1. 8.3.1 血便、鼻出血、血尿等があらわれた場合には医師に連絡すること。
    2. 8.3.2 投与数日後にもあらわれることがあること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害のある患者

    有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット、ウサギ)において、催奇形性は認められなかったが、ウサギにおける高用量投与で、流産及び頚部過剰肋骨が報告されている2) 。また、ラットにおいて胎盤通過が認められている3)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明だが、ラットで乳汁中への移行が報告されている3)

9.7 小児等

  • 〈製剤共通〉
    1. 9.7.1 **低出生体重児又は新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
    2. 9.7.2 **新生児や乳児ではビタミンK欠乏をきたすおそれがあり、本剤投与により出血傾向が発現するおそれがあるため、本剤投与前に国内ガイドライン4)  に基づきビタミンK製剤が投与されていることを確認すること。ビタミンKの不足が予想される場合はビタミンK製剤をあらかじめ投与すること。また、患者の家族に対して、患者の状態を慎重に確認し、出血や意識障害等が認められた場合には医師に連絡するよう指導すること。[8.3 参照],[11.1.4 参照]
  • 〈錠剤〉
    1. 9.7.3 小児に対しては、本剤を適切に経口投与できると判断された場合にのみ投与すること。

9.8 高齢者

患者の状態を十分に観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
    • ワルファリン

    併用後にプロトロンビン時間が延長した報告がある。併用する場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること。

    機序不明

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
    2. 11.1.2 異常行動(頻度不明)

      因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。[8.1 参照]

    3. 11.1.3 虚血性大腸炎(頻度不明)

      腹痛、下痢、血便等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

    4. 11.1.4 出血(頻度不明)

      血便、鼻出血、血尿等の出血があらわれることがある。[8.3 参照],[9.7.2 参照]

    11.2 その他の副作用

    1%以上

    1%未満

    頻度不明

    過敏症

    発疹、蕁麻疹

    そう痒、血管性浮腫

    精神神経系

    頭痛

    消化器

    下痢

    **悪心、嘔吐

    その他

    ALT増加、AST増加

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    • 〈錠剤〉

      PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

    15. その他の注意

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    ラットにおいて本薬投与によりプロトロンビン時間(PT)及び活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の延長が認められたが、ビタミンKとの併用時にはPT及びAPTTの延長は認められなかったとの報告がある5)

    1. 警告

    • 〈効能共通〉
    1. 1.1 本剤の投与にあたっては、本剤の必要性を慎重に検討すること。[1.2 参照],[5.1 参照],[5.3 参照],[5.5 参照]
    • 〈治療〉
    1. 1.2 **抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の全ての患者に対しては必須ではないことに加え、低年齢になるほど低感受性株の出現頻度が高くなる傾向が示されており、本剤の投与が拡大した場合に、低感受性株が地域社会に伝播拡大する可能性が否定できないことを踏まえ、体重20kg未満の小児に対しては、他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を考慮した上で、本剤の投与の必要性を特に慎重に検討すること。[1.1 参照],[5.2 参照],[5.4 参照],[18.3.1 参照]
    • 〈予防〉
    1. 1.3 インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、本剤の予防使用はワクチンによる予防に置き換わるものではない。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    ゾフルーザ錠10mg

    1錠中

    有効成分 バロキサビル マルボキシル   10mg
    添加剤 乳糖水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、結晶セルロース、フマル酸ステアリルナトリウム  
    ゾフルーザ錠20mg

    1錠中

    有効成分 バロキサビル マルボキシル   20mg
    添加剤 乳糖水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、結晶セルロース、フマル酸ステアリルナトリウム、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク  
    ゾフルーザ顆粒2%分包

    1包(0.5g)中

    有効成分 バロキサビル マルボキシル   10mg
    添加剤 D-マンニトール、粉末還元麦芽糖水アメ、塩化ナトリウム、ヒプロメロース、ポビドン、軽質無水ケイ酸、スクラロース、タルク、香料  

    3.2 製剤の性状

    ゾフルーザ錠10mg

    外形 表面
    裏面
    側面
    大きさ 直径 約5.0mm
    厚さ 約2.65mm
    質量 約61mg
    識別コード
    @771:10
    性状・剤形 白色~淡黄白色の円形の割線入り素錠である。
    ゾフルーザ錠20mg

    外形 表面
    裏面
    側面
    大きさ 長径 約8.5mm
    短径 約4.4mm
    厚さ 約3.40mm
    質量 約127mg
    識別コード
    @772:20
    性状・剤形 白色~淡黄白色の楕円形のフィルムコーティング錠である。
    ゾフルーザ顆粒2%分包

    性状・剤形 白色~淡黄白色の顆粒である。

    4. 効能・効果

    • 〈ゾフルーザ錠20mg、ゾフルーザ顆粒2%分包〉

      A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防

    • 〈ゾフルーザ錠10mg〉

      A型又はB型インフルエンザウイルス感染症

    • 〈参考〉

      効能・効果

      錠10mg

      錠20mg、顆粒2%分包

      治療

      予防

      〇:効能あり、―:効能なし

    5. 効能・効果に関連する注意

    • 〈効能共通〉
      1. 5.1 本剤は細菌感染症には効果がない。[1.1 参照],[8.2 参照]
      2. 5.2 小児に対する投与については、低年齢になるほど低感受性株の出現頻度が高くなる傾向が示されていることから、学会等から提唱されている最新のガイドライン等を参照し、慎重に検討すること。[1.2 参照],[5.4 参照],[5.6 参照],[18.3.1 参照]
    • 〈治療〉
      1. 5.3 抗ウイルス薬の投与がA型又はB型インフルエンザウイルス感染症の全ての患者に対しては必須ではないことを踏まえ、本剤の投与の必要性を慎重に検討すること。[1.1 参照]
      2. 5.4 **体重20kg未満の小児に対する投与については、他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を考慮した上で、本剤の投与の必要性を特に慎重に検討すること。[1.2 参照],[5.2 参照],[18.3.1 参照]
    • 〈予防〉
      1. 5.5 原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者のうち、インフルエンザウイルス感染症罹患時に、重症化のリスクが高いと判断される者を対象とする。[1.1 参照]

        ※ 高齢者(65歳以上)、慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者、代謝性疾患患者(糖尿病等)等1)

      2. 5.6 小児に対する投与については、流行ウイルスの薬剤耐性情報に留意し、他の抗インフルエンザウイルス薬の使用を考慮した上で、慎重に検討すること。[5.2 参照],[18.3.1 参照]
      3. 5.7 本剤のB型インフルエンザウイルス感染症に対する予防投与について、有効性を示すデータは限られていることを考慮した上で、本剤の投与を慎重に検討すること。[17.1.5 参照]

    6. 用法・用量

    通常、以下の用量を単回経口投与する。

    効能・効果

    年齢

    体重

    用量

    治療

    成人及び12歳以上の小児

    80kg以上

    20mg錠4錠又は顆粒8包(バロキサビル マルボキシルとして80mg)

    80kg未満

    20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

    12歳未満の小児

    40kg以上

    20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

    20kg以上
    40kg未満

    20mg錠1錠又は顆粒2包(バロキサビル マルボキシルとして20mg)

    10kg以上
    20kg未満

    **10mg錠1錠又は顆粒1包(バロキサビル マルボキシルとして10mg)

    **10kg未満

    **顆粒50mg/kg(バロキサビル マルボキシルとして1mg/kg)

    予防

    成人及び12歳以上の小児

    80kg以上

    20mg錠4錠又は顆粒8包(バロキサビル マルボキシルとして80mg)

    80kg未満

    20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

    12歳未満の小児

    40kg以上

    20mg錠2錠又は顆粒4包(バロキサビル マルボキシルとして40mg)

    20kg以上
    40kg未満

    20mg錠1錠又は顆粒2包(バロキサビル マルボキシルとして20mg)

    7. 用法・用量に関連する注意

    • 〈効能共通〉
      1. 7.1 **10mg錠と20mg錠の生物学的同等性は示されていないため、20mg以上の用量を投与する際には、10mg錠を使用しないこと。
    • 〈治療〉
      1. 7.2 本剤の投与は、症状発現後、可能な限り速やかに開始することが望ましい。症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない。
    • 〈予防〉
      1. 7.3 インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始すること。接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない。[17.1.5 参照]
      2. 7.4 本剤を服用した日から10日を超えた期間のインフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は確認されていない。[17.1.5 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
      異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応として、①異常行動の発現のおそれがあること、②自宅において療養を行う場合、少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
      なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いこと、が知られている。[11.1.2 参照]
    2. 8.2 細菌感染症がインフルエンザウイルス感染症に合併したり、インフルエンザ様症状と混同されることがある。細菌感染症の場合には、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行うこと。[5.1 参照]
    3. 8.3 出血があらわれることがあるので、患者及びその家族に以下を説明すること。[9.7.2 参照],[11.1.4 参照]
      1. 8.3.1 血便、鼻出血、血尿等があらわれた場合には医師に連絡すること。
      2. 8.3.2 投与数日後にもあらわれることがあること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.3 肝機能障害患者

    1. 9.3.1 重度の肝機能障害のある患者

      有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット、ウサギ)において、催奇形性は認められなかったが、ウサギにおける高用量投与で、流産及び頚部過剰肋骨が報告されている2) 。また、ラットにおいて胎盤通過が認められている3)

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明だが、ラットで乳汁中への移行が報告されている3)

    9.7 小児等

    • 〈製剤共通〉
      1. 9.7.1 **低出生体重児又は新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
      2. 9.7.2 **新生児や乳児ではビタミンK欠乏をきたすおそれがあり、本剤投与により出血傾向が発現するおそれがあるため、本剤投与前に国内ガイドライン4)  に基づきビタミンK製剤が投与されていることを確認すること。ビタミンKの不足が予想される場合はビタミンK製剤をあらかじめ投与すること。また、患者の家族に対して、患者の状態を慎重に確認し、出血や意識障害等が認められた場合には医師に連絡するよう指導すること。[8.3 参照],[11.1.4 参照]
    • 〈錠剤〉
      1. 9.7.3 小児に対しては、本剤を適切に経口投与できると判断された場合にのみ投与すること。

    9.8 高齢者

    患者の状態を十分に観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
      • ワルファリン

      併用後にプロトロンビン時間が延長した報告がある。併用する場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること。

      機序不明

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
      2. 11.1.2 異常行動(頻度不明)

        因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走り出す、徘徊する等)があらわれることがある。[8.1 参照]

      3. 11.1.3 虚血性大腸炎(頻度不明)

        腹痛、下痢、血便等の異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

      4. 11.1.4 出血(頻度不明)

        血便、鼻出血、血尿等の出血があらわれることがある。[8.3 参照],[9.7.2 参照]

      11.2 その他の副作用

      1%以上

      1%未満

      頻度不明

      過敏症

      発疹、蕁麻疹

      そう痒、血管性浮腫

      精神神経系

      頭痛

      消化器

      下痢

      **悪心、嘔吐

      その他

      ALT増加、AST増加

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      • 〈錠剤〉

        PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

      15. その他の注意

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      ラットにおいて本薬投与によりプロトロンビン時間(PT)及び活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)の延長が認められたが、ビタミンKとの併用時にはPT及びAPTTの延長は認められなかったとの報告がある5)

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      87625
      ブランドコード
      6250047F1022, 6250047F2029, 6250047D1021
      承認番号
      23000AMX00434000, 23000AMX00435000, 23000AMX00797000
      販売開始年月
      2018-03, 2018-03, 2025-11
      貯法
      室温保存、室温保存、室温保存
      有効期間
      8年、8年、3年
      規制区分
      12, 12, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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