薬効分類名広範囲経口抗菌製剤

一般的名称シタフロキサシン水和物

シタフロキサシン錠50mg「サワイ」

したふろきさしんじょう

SITAFLOXACIN Tablets [SAWAI]

製造販売元/沢井製薬株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
1~10%未満
免疫系
0.1~1%未満
免疫系
頻度不明
脳・神経
1~10%未満
脳・神経
0.1~1%未満
胃腸・消化器系
1~10%未満
胃腸・消化器系
0.1~1%未満
肝臓まわり
1~10%未満
肝臓まわり
0.1~1%未満
血液系
1~10%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸薬等、カルシウム剤、鉄剤

  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム、乾燥硫酸鉄、沈降炭酸カルシウム等

[16.6.1 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の効果が減弱されるおそれがある。これらの薬剤は本剤投与後2時間以上あけて投与する。

機序・危険因子

これらの薬剤とキレートを形成し、本剤の吸収が低下すると考えられている。

薬剤名等

フェニル酢酸系又はプロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛薬

  • ケトプロフェン等
臨床症状・措置方法

痙攣を起こすことがある。

機序・危険因子

中枢神経におけるGABAA受容体への結合阻害が増強されると考えられている。

薬剤名等

副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤)

  • プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン等
臨床症状・措置方法

腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

機序・危険因子

機序は不明である。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分又は他のキノロン系抗菌薬に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
  3. 2.3 小児等[9.7 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

シタフロキサシン錠50mg「サワイ」

1錠中
有効成分 シタフロキサシン水和物   53.3mg
(シタフロキサシンとして   50mg )
添加剤 カルナウバロウ、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000、D-マンニトール

3.2 製剤の性状

シタフロキサシン錠50mg「サワイ」

剤形 フィルムコーティング錠
外形                                          
                                         
                                       
大きさ 直径 7.7mm
厚さ 4.1mm
質量 約164mg
識別コード シタフロ 50 SW
性状 白色~微黄白色

4. 効能又は効果

  • 〈適応菌種〉

    本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、緑膿菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)

  • 〈適応症〉
    • 咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染
    • 膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎
    • 子宮頸管炎
    • 中耳炎、副鼻腔炎
    • 歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

5. 効能又は効果に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 5.1 本剤は下痢、軟便が高頻度に認められているため、本剤の使用に際しては、リスクとベネフィットを考慮すること。[11.2 参照]
  • 〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、副鼻腔炎〉
    1. 5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

6. 用法及び用量

通常、成人に対してシタフロキサシンとして1回50mgを1日2回又は1回100mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分と思われる症例には、シタフロキサシンとして1回100mgを1日2回経口投与することができる。

7. 用法及び用量に関連する注意

腎機能が低下している患者では、本剤の血中濃度が上昇するため、投与量、投与間隔を調節すること。[9.2 参照],[16.6.1 参照]

参考:腎機能障害患者におけるシタフロキサシンの用法及び用量の目安

クレアチニンクリアランス(CLcr)値(mL/min)

用法及び用量の目安
(体重60kgとした場合)

50≦CLcr

50mg1日2回又は100mg1日1回

30≦CLcr<50

50mg1日1回

10≦CLcr<30

1回50mgを48時間以上の間隔毎

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
  2. 8.2 大動脈瘤、大動脈解離を引き起こすことがあるので、観察を十分に行うとともに、腹部、胸部又は背部に痛み等の症状があらわれた場合には直ちに医師の診察を受けるよう患者に指導すること。[9.1.3 参照],[11.1.9 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者

    痙攣を起こすことがある。

  2. 9.1.2 重症筋無力症の患者

    類薬で症状を悪化させるとの報告がある2)

  3. 9.1.3 大動脈瘤又は大動脈解離を合併している患者、大動脈瘤又は大動脈解離の既往、家族歴若しくはリスク因子(マルファン症候群/ロイス・ディーツ症候群等)を有する患者

    必要に応じて画像検査の実施を考慮すること。海外の疫学研究において、フルオロキノロン系抗菌薬投与後に大動脈瘤及び大動脈解離の発生リスクが増加したとの報告がある。[8.2 参照],[11.1.9 参照]

9.2 腎機能障害患者

          [7 参照],[16.6.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット)で器官形成期の投与において、胎児の体重減少及び骨化遅延、出生児(離乳後)の体重増加抑制が認められている。動物実験(ウサギ)で器官形成期の投与において、流産及び胎児の骨格変異の増加が認められている。[2.2 参照]

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。[16.3.3 参照]

9.7 小児等

投与しないこと。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。動物実験(幼若犬)で関節部の軟骨障害が認められている。[2.3 参照]

9.8 高齢者

  1. 9.8.1 腱障害があらわれやすいとの報告がある。[11.1.10 参照]
  2. 9.8.2 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。[16.6.2 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸薬等、カルシウム剤、鉄剤

    • 乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム、乾燥硫酸鉄、沈降炭酸カルシウム等

                      [16.7.1 参照]                 

    本剤の効果が減弱されるおそれがある。これらの薬剤は本剤投与後2時間以上あけて投与する。

    これらの薬剤とキレートを形成し、本剤の吸収が低下すると考えられている。

    フェニル酢酸系又はプロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛薬

    • ケトプロフェン等

    痙攣を起こすことがある。

    中枢神経におけるGABAA受容体への結合阻害が増強されると考えられている。

    副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤)

    • プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン等

    腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

    機序は不明である。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

      血圧低下、呼吸困難、皮疹、血管性浮腫等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    2. 11.1.2 **中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)
    3. 11.1.3 急性腎障害(頻度不明)
    4. 11.1.4 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)

      AST上昇、ALT上昇等があらわれることがある。

    5. 11.1.5 汎血球減少症(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)
    6. 11.1.6 偽膜性大腸炎(頻度不明)

      腹痛、頻回の下痢等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    7. 11.1.7 低血糖(頻度不明)

      低血糖性昏睡に至る例も報告されている。糖尿病患者、腎機能障害患者、高齢者であらわれやすい。

    8. 11.1.8 錯乱(頻度不明)、せん妄(頻度不明)、幻覚等の精神症状(頻度不明)
    9. 11.1.9 大動脈瘤(頻度不明)、大動脈解離(頻度不明)

                      [8.2 参照],[9.1.3 参照]

    10. 11.1.10 アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明)

      腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.8.1 参照]

    11. 11.1.11 痙攣(頻度不明)
    12. 11.1.12 QT延長(頻度不明)、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)(頻度不明)
    13. 11.1.13 間質性肺炎(頻度不明)
    14. 11.1.14 横紋筋融解症(頻度不明)

    11.2 その他の副作用

    1~10%未満

    0.1~1%未満

    頻度不明

    過敏症

    発疹

    そう痒症、蕁麻疹

    光線過敏症

    精神神経系

    頭痛

    めまい、不眠症

    消化器

    軟便1) 、下痢1) 、腹痛

    腹部不快感、悪心、腹部膨満、便秘、消化不良、口唇炎、嘔吐、口渇、口内炎、排便回数増加、舌炎、口の錯感覚

    肝臓

    ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇

    ALP上昇、LDH上昇

    血液

    好酸球数増加

    好中球数減少、血小板数増加、白血球数減少、白血球数増加

    その他

    CK上昇、血糖減少、血中カリウム増加、トリグリセリド増加、尿蛋白陽性、腟カンジダ症、異常感、血中カリウム減少、背部痛、悪寒、倦怠感

    浮腫

                
    1)                 [5.1 参照]               
              

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

    15. その他の注意

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    培養細胞(チャイニーズ・ハムスター由来)で、光染色体異常誘発性が認められている(in vitro)。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤の成分又は他のキノロン系抗菌薬に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
    3. 2.3 小児等[9.7 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    シタフロキサシン錠50mg「サワイ」

    1錠中
    有効成分 シタフロキサシン水和物   53.3mg
    (シタフロキサシンとして   50mg )
    添加剤 カルナウバロウ、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000、D-マンニトール

    3.2 製剤の性状

    シタフロキサシン錠50mg「サワイ」

    剤形 フィルムコーティング錠
    外形                                          
                                             
                                           
    大きさ 直径 7.7mm
    厚さ 4.1mm
    質量 約164mg
    識別コード シタフロ 50 SW
    性状 白色~微黄白色

    4. 効能又は効果

    • 〈適応菌種〉

      本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、緑膿菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)

    • 〈適応症〉
      • 咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染
      • 膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎
      • 子宮頸管炎
      • 中耳炎、副鼻腔炎
      • 歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

    5. 効能又は効果に関連する注意

    • 〈効能共通〉
      1. 5.1 本剤は下痢、軟便が高頻度に認められているため、本剤の使用に際しては、リスクとベネフィットを考慮すること。[11.2 参照]
    • 〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、副鼻腔炎〉
      1. 5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

    6. 用法及び用量

    通常、成人に対してシタフロキサシンとして1回50mgを1日2回又は1回100mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分と思われる症例には、シタフロキサシンとして1回100mgを1日2回経口投与することができる。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    腎機能が低下している患者では、本剤の血中濃度が上昇するため、投与量、投与間隔を調節すること。[9.2 参照],[16.6.1 参照]

    参考:腎機能障害患者におけるシタフロキサシンの用法及び用量の目安

    クレアチニンクリアランス(CLcr)値(mL/min)

    用法及び用量の目安
    (体重60kgとした場合)

    50≦CLcr

    50mg1日2回又は100mg1日1回

    30≦CLcr<50

    50mg1日1回

    10≦CLcr<30

    1回50mgを48時間以上の間隔毎

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
    2. 8.2 大動脈瘤、大動脈解離を引き起こすことがあるので、観察を十分に行うとともに、腹部、胸部又は背部に痛み等の症状があらわれた場合には直ちに医師の診察を受けるよう患者に指導すること。[9.1.3 参照],[11.1.9 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者

      痙攣を起こすことがある。

    2. 9.1.2 重症筋無力症の患者

      類薬で症状を悪化させるとの報告がある2)

    3. 9.1.3 大動脈瘤又は大動脈解離を合併している患者、大動脈瘤又は大動脈解離の既往、家族歴若しくはリスク因子(マルファン症候群/ロイス・ディーツ症候群等)を有する患者

      必要に応じて画像検査の実施を考慮すること。海外の疫学研究において、フルオロキノロン系抗菌薬投与後に大動脈瘤及び大動脈解離の発生リスクが増加したとの報告がある。[8.2 参照],[11.1.9 参照]

    9.2 腎機能障害患者

              [7 参照],[16.6.1 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット)で器官形成期の投与において、胎児の体重減少及び骨化遅延、出生児(離乳後)の体重増加抑制が認められている。動物実験(ウサギ)で器官形成期の投与において、流産及び胎児の骨格変異の増加が認められている。[2.2 参照]

    9.6 授乳婦

    授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。[16.3.3 参照]

    9.7 小児等

    投与しないこと。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。動物実験(幼若犬)で関節部の軟骨障害が認められている。[2.3 参照]

    9.8 高齢者

    1. 9.8.1 腱障害があらわれやすいとの報告がある。[11.1.10 参照]
    2. 9.8.2 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。[16.6.2 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸薬等、カルシウム剤、鉄剤

      • 乾燥水酸化アルミニウムゲル、酸化マグネシウム、乾燥硫酸鉄、沈降炭酸カルシウム等

                        [16.7.1 参照]                 

      本剤の効果が減弱されるおそれがある。これらの薬剤は本剤投与後2時間以上あけて投与する。

      これらの薬剤とキレートを形成し、本剤の吸収が低下すると考えられている。

      フェニル酢酸系又はプロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛薬

      • ケトプロフェン等

      痙攣を起こすことがある。

      中枢神経におけるGABAA受容体への結合阻害が増強されると考えられている。

      副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤)

      • プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン等

      腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

      機序は不明である。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

        血圧低下、呼吸困難、皮疹、血管性浮腫等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      2. 11.1.2 **中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、多形紅斑(頻度不明)
      3. 11.1.3 急性腎障害(頻度不明)
      4. 11.1.4 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)

        AST上昇、ALT上昇等があらわれることがある。

      5. 11.1.5 汎血球減少症(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)
      6. 11.1.6 偽膜性大腸炎(頻度不明)

        腹痛、頻回の下痢等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      7. 11.1.7 低血糖(頻度不明)

        低血糖性昏睡に至る例も報告されている。糖尿病患者、腎機能障害患者、高齢者であらわれやすい。

      8. 11.1.8 錯乱(頻度不明)、せん妄(頻度不明)、幻覚等の精神症状(頻度不明)
      9. 11.1.9 大動脈瘤(頻度不明)、大動脈解離(頻度不明)

                        [8.2 参照],[9.1.3 参照]

      10. 11.1.10 アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明)

        腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.8.1 参照]

      11. 11.1.11 痙攣(頻度不明)
      12. 11.1.12 QT延長(頻度不明)、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)(頻度不明)
      13. 11.1.13 間質性肺炎(頻度不明)
      14. 11.1.14 横紋筋融解症(頻度不明)

      11.2 その他の副作用

      1~10%未満

      0.1~1%未満

      頻度不明

      過敏症

      発疹

      そう痒症、蕁麻疹

      光線過敏症

      精神神経系

      頭痛

      めまい、不眠症

      消化器

      軟便1) 、下痢1) 、腹痛

      腹部不快感、悪心、腹部膨満、便秘、消化不良、口唇炎、嘔吐、口渇、口内炎、排便回数増加、舌炎、口の錯感覚

      肝臓

      ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇

      ALP上昇、LDH上昇

      血液

      好酸球数増加

      好中球数減少、血小板数増加、白血球数減少、白血球数増加

      その他

      CK上昇、血糖減少、血中カリウム増加、トリグリセリド増加、尿蛋白陽性、腟カンジダ症、異常感、血中カリウム減少、背部痛、悪寒、倦怠感

      浮腫

                  
      1)                 [5.1 参照]               
                

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

      15. その他の注意

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      培養細胞(チャイニーズ・ハムスター由来)で、光染色体異常誘発性が認められている(in vitro)。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      876241
      ブランドコード
      6241018F1035
      承認番号
      22900AMX00737000
      販売開始年月
      2018-01
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
      • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。