薬効分類名潰瘍性大腸炎治療剤

一般的名称サラゾスルファピリジン

サラゾピリン錠500mg

さらぞぴりんじょう500mg

Salazopyrin Tablets 500mg

製造販売元/ファイザー株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
消化性潰瘍(出血穿孔を伴うことがある)
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
肝臓まわり
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
皮膚
頻度不明
免疫系
頻度不明
脳・神経
頻度不明
頭痛末梢神経炎うとうと状態めまい耳鳴抑うつ
その他
頻度不明
精子数及び精子運動性の可逆的な減少a)倦怠胸痛筋肉痛関節痛心悸亢進発熱味覚異常嗅覚異常

併用注意

薬剤名等

スルホンアミド系経口糖尿病用剤

  • グリベンクラミド等

スルホニルウレア系経口糖尿病用剤

  • グリクラジド
    グリメピリド
臨床症状・措置方法

低血糖を発症するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。

機序・危険因子

代謝抑制又は蛋白結合の置換により、作用が増強される。

薬剤名等

クマリン系抗凝血剤

  • ワルファリンカリウム
臨床症状・措置方法

併用薬の血中濃度が上昇し、プロトロンビン時間が延長するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。

機序・危険因子

併用薬の代謝が抑制される。

薬剤名等

葉酸

臨床症状・措置方法

葉酸の吸収が低下し、大赤血球症、汎血球減少を来す葉酸欠乏症を起こすおそれがあるので、葉酸欠乏症が疑われる場合は、葉酸を補給すること。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

ジゴキシン

臨床症状・措置方法

ジゴキシンの吸収が低下するおそれがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

アザチオプリン
メルカプトプリン

臨床症状・措置方法

白血球減少等の骨髄抑制があらわれるおそれがある。

機序・危険因子

本剤はこれらの薬剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼを阻害するとの報告がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 サルファ剤又はサリチル酸製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 低出生体重児又は新生児[9.7.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

サラゾピリン錠500mg

有効成分 1錠中
日局 サラゾスルファピリジン   500mg
添加剤 軽質無水ケイ酸
ステアリン酸マグネシウム
部分アルファー化デンプン
ポビドン

3.2 製剤の性状

サラゾピリン錠500mg

外形 上面                                        
下面                                        
側面                                        
大きさ 直径 17.7×7.5mm
厚さ 5.7mm
重量 640mg
識別コード KPh
101
色調等 黄色~黄褐色
だ円形の素錠
割線入り

4. 効能又は効果

  • 潰瘍性大腸炎
  • 限局性腸炎
  • 非特異性大腸炎

6. 用法及び用量

通常1日4~8錠(2~4g)を4~6回に分服する。
症状により初回毎日16錠(8g)を用いても差しつかえない。
この場合3週間を過ぎれば次第に減量し、1日3~4錠(1.5~2g)を用いる。
ステロイド療法を長期間継続した症例については、サラゾピリン4錠(2g)を併用しながら、徐々にステロイドを減量することが必要である。

7. 用法及び用量に関連する注意

本剤の投与により、軽度の悪心が発現した場合には、半量に減じ、高度の悪心が発現した場合には、2~3日投与を中止後、次第に増量して元の量に戻すこと。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤投与開始前には、必ず血液学的検査(白血球分画を含む血液像)、肝機能検査及び腎機能検査を実施すること。投与中は、AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあり、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがあるので、臨床症状を十分観察するとともに、定期的に(原則として、投与開始後最初の3ヵ月間は2週間に1回、次の3ヵ月間は4週間に1回、その後は3ヵ月ごとに1回)、血液学的検査及び肝機能検査を行うこと。また、急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがあるので、腎機能検査についても定期的に行うこと。[9.1.1 参照],[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.1 参照],[11.1.3 参照],[11.1.5 参照],[11.1.11 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 血液障害のある患者

                  [8.1 参照]             

  2. 9.1.2 気管支喘息のある患者

    急性発作が起こるおそれがある。

  3. 9.1.3 急性間歇性ポルフィリン症の患者

    急性発作が起こるおそれがある。

  4. 9.1.4 グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者

    溶血が起こるおそれがある。

  5. 9.1.5 他の薬物に対し過敏症の既往歴のある患者

9.2 腎機能障害患者

          [8.1 参照]         

9.3 肝機能障害患者

          [8.1 参照]         

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。本剤の動物実験では催奇形作用は認められていないが、他のサルファ剤(スルファメトピラジン等)では催奇形作用が認められている。また、本剤の代謝物の胎盤通過により新生児に高ビリルビン血症を起こすことがある。

9.6 授乳婦

授乳を避けさせること。母乳中に移行し、乳児に血便又は血性下痢があらわれたとの報告がある。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 低出生体重児又は新生児

    投与しないこと。高ビリルビン血症を起こすことがある。[2.2 参照]

  2. 9.7.2 乳児、幼児又は小児

    臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    スルホンアミド系経口糖尿病用剤

    • グリベンクラミド等

    スルホニルウレア系経口糖尿病用剤

    • グリクラジド
      グリメピリド

    低血糖を発症するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。

    代謝抑制又は蛋白結合の置換により、作用が増強される。

    クマリン系抗凝血剤

    • ワルファリンカリウム

    併用薬の血中濃度が上昇し、プロトロンビン時間が延長するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。

    併用薬の代謝が抑制される。

    葉酸

    葉酸の吸収が低下し、大赤血球症、汎血球減少を来す葉酸欠乏症を起こすおそれがあるので、葉酸欠乏症が疑われる場合は、葉酸を補給すること。

    機序不明

    ジゴキシン

    ジゴキシンの吸収が低下するおそれがある。

    機序不明

    アザチオプリン
    メルカプトプリン

    白血球減少等の骨髄抑制があらわれるおそれがある。

    本剤はこれらの薬剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼを阻害するとの報告がある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 再生不良性貧血(頻度不明)、汎血球減少症(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)、貧血(溶血性貧血、巨赤芽球性貧血(葉酸欠乏)等)(頻度不明)、播種性血管内凝固症候群(DIC)(頻度不明)

                      [8.1 参照]               

    2. 11.1.2 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症型薬疹(頻度不明)
    3. 11.1.3 過敏症症候群(頻度不明)、伝染性単核球症様症状(頻度不明)

      初期症状として発疹、発熱、感冒様症状がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、肝腫、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う重篤な過敏症状が遅発性にあらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
      なお、これらの症状は、薬剤を中止しても再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。[8.1 参照]

    4. 11.1.4 間質性肺炎(頻度不明)、薬剤性肺炎(頻度不明)、PIE症候群(頻度不明)、線維性肺胞炎(頻度不明)

      発熱、咳嗽、喀痰、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線検査、血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。

    5. 11.1.5 急性腎障害(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)

                      [8.1 参照]               

    6. 11.1.6 消化性潰瘍(出血、穿孔を伴うことがある)(頻度不明)、S状結腸穿孔(頻度不明)
    7. 11.1.7 脳症(頻度不明)

      意識障害、痙攣等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    8. 11.1.8 無菌性髄膜(脳)炎(頻度不明)

      頸部(項部)硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    9. 11.1.9 心膜炎(頻度不明)、胸膜炎(頻度不明)

      呼吸困難、胸部痛、胸水等があらわれた場合には投与を中止し、速やかに心電図検査、胸部X線検査等を実施し、適切な処置を行うこと。

    10. 11.1.10 SLE様症状(頻度不明)
    11. 11.1.11 劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(頻度不明)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)

      AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。また、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがある。[8.1 参照]

    12. 11.1.12 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

      発疹、血圧低下、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    13. 11.1.13 *抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(頻度不明)

      発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれることがある。

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    血液

    顆粒球減少、白血球減少、異型リンパ球出現、免疫グロブリン減少、好酸球増多

    肝臓

    AST・ALTの上昇

    腎臓

    尿路結石、腫脹、浮腫、糖尿、蛋白尿、BUN上昇、血尿

    皮膚

    脱毛

    消化器

    食欲不振、悪心・嘔吐、腹部膨満感、口内炎、口唇炎、舌炎、腹痛、胃不快感、胸やけ、膵炎、口渇、便秘、下痢、口腔咽頭痛

    過敏症

    発疹、そう痒感、光線過敏症、血清病、紅斑、顔面潮紅、蕁麻疹

    精神神経系

    頭痛、末梢神経炎、うとうと状態、めまい、耳鳴、抑うつ

    その他

    精子数及び精子運動性の可逆的な減少a)、倦怠感、胸痛、筋肉痛、関節痛、心悸亢進、発熱、味覚異常、嗅覚異常

    a:2~3ヵ月の休薬により回復するとの報告がある。

    12. 臨床検査結果に及ぼす影響

    本剤投与中の患者において、ALT、AST、CK-MB、GLDH、血中アンモニア、血中チロキシン及び血中グルコース等の測定値がみかけ上増加又は減少することがあるため、これらの検査結果の解釈は慎重に行うこと。サラゾスルファピリジン並びに代謝物5-アミノサリチル酸及びスルファピリジンは、NAD(H)又はNADP(H)を使用した340nm付近の紫外線吸光度測定に干渉する可能性があり、検査方法により検査結果に及ぼす影響が異なることが報告されている。

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      悪心・嘔吐、胃腸障害、腹痛、精神神経系症状(傾眠、痙攣等)

    2. 13.2 処置

      症状に応じて、催吐、胃洗浄、寫下、尿のアルカリ化、強制利尿(腎機能が正常な場合)、血液透析等を行う。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    本剤の成分により皮膚、爪及び尿・汗等の体液が黄色~黄赤色に着色することがある。また、ソフトコンタクトレンズが着色することがある。

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    動物実験(ラット)で甲状腺腫及び甲状腺機能異常を起こすことが報告されている。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 サルファ剤又はサリチル酸製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 低出生体重児又は新生児[9.7.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    サラゾピリン錠500mg

    有効成分 1錠中
    日局 サラゾスルファピリジン   500mg
    添加剤 軽質無水ケイ酸
    ステアリン酸マグネシウム
    部分アルファー化デンプン
    ポビドン

    3.2 製剤の性状

    サラゾピリン錠500mg

    外形 上面                                        
    下面                                        
    側面                                        
    大きさ 直径 17.7×7.5mm
    厚さ 5.7mm
    重量 640mg
    識別コード KPh
    101
    色調等 黄色~黄褐色
    だ円形の素錠
    割線入り

    4. 効能又は効果

    • 潰瘍性大腸炎
    • 限局性腸炎
    • 非特異性大腸炎

    6. 用法及び用量

    通常1日4~8錠(2~4g)を4~6回に分服する。
    症状により初回毎日16錠(8g)を用いても差しつかえない。
    この場合3週間を過ぎれば次第に減量し、1日3~4錠(1.5~2g)を用いる。
    ステロイド療法を長期間継続した症例については、サラゾピリン4錠(2g)を併用しながら、徐々にステロイドを減量することが必要である。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    本剤の投与により、軽度の悪心が発現した場合には、半量に減じ、高度の悪心が発現した場合には、2~3日投与を中止後、次第に増量して元の量に戻すこと。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤投与開始前には、必ず血液学的検査(白血球分画を含む血液像)、肝機能検査及び腎機能検査を実施すること。投与中は、AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあり、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがあるので、臨床症状を十分観察するとともに、定期的に(原則として、投与開始後最初の3ヵ月間は2週間に1回、次の3ヵ月間は4週間に1回、その後は3ヵ月ごとに1回)、血液学的検査及び肝機能検査を行うこと。また、急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがあるので、腎機能検査についても定期的に行うこと。[9.1.1 参照],[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.1 参照],[11.1.3 参照],[11.1.5 参照],[11.1.11 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 血液障害のある患者

                    [8.1 参照]             

    2. 9.1.2 気管支喘息のある患者

      急性発作が起こるおそれがある。

    3. 9.1.3 急性間歇性ポルフィリン症の患者

      急性発作が起こるおそれがある。

    4. 9.1.4 グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者

      溶血が起こるおそれがある。

    5. 9.1.5 他の薬物に対し過敏症の既往歴のある患者

    9.2 腎機能障害患者

              [8.1 参照]         

    9.3 肝機能障害患者

              [8.1 参照]         

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。本剤の動物実験では催奇形作用は認められていないが、他のサルファ剤(スルファメトピラジン等)では催奇形作用が認められている。また、本剤の代謝物の胎盤通過により新生児に高ビリルビン血症を起こすことがある。

    9.6 授乳婦

    授乳を避けさせること。母乳中に移行し、乳児に血便又は血性下痢があらわれたとの報告がある。

    9.7 小児等

    1. 9.7.1 低出生体重児又は新生児

      投与しないこと。高ビリルビン血症を起こすことがある。[2.2 参照]

    2. 9.7.2 乳児、幼児又は小児

      臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      スルホンアミド系経口糖尿病用剤

      • グリベンクラミド等

      スルホニルウレア系経口糖尿病用剤

      • グリクラジド
        グリメピリド

      低血糖を発症するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。

      代謝抑制又は蛋白結合の置換により、作用が増強される。

      クマリン系抗凝血剤

      • ワルファリンカリウム

      併用薬の血中濃度が上昇し、プロトロンビン時間が延長するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること。

      併用薬の代謝が抑制される。

      葉酸

      葉酸の吸収が低下し、大赤血球症、汎血球減少を来す葉酸欠乏症を起こすおそれがあるので、葉酸欠乏症が疑われる場合は、葉酸を補給すること。

      機序不明

      ジゴキシン

      ジゴキシンの吸収が低下するおそれがある。

      機序不明

      アザチオプリン
      メルカプトプリン

      白血球減少等の骨髄抑制があらわれるおそれがある。

      本剤はこれらの薬剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼを阻害するとの報告がある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 再生不良性貧血(頻度不明)、汎血球減少症(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)、貧血(溶血性貧血、巨赤芽球性貧血(葉酸欠乏)等)(頻度不明)、播種性血管内凝固症候群(DIC)(頻度不明)

                        [8.1 参照]               

      2. 11.1.2 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症型薬疹(頻度不明)
      3. 11.1.3 過敏症症候群(頻度不明)、伝染性単核球症様症状(頻度不明)

        初期症状として発疹、発熱、感冒様症状がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、肝腫、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う重篤な過敏症状が遅発性にあらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
        なお、これらの症状は、薬剤を中止しても再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。[8.1 参照]

      4. 11.1.4 間質性肺炎(頻度不明)、薬剤性肺炎(頻度不明)、PIE症候群(頻度不明)、線維性肺胞炎(頻度不明)

        発熱、咳嗽、喀痰、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線検査、血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。

      5. 11.1.5 急性腎障害(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)

                        [8.1 参照]               

      6. 11.1.6 消化性潰瘍(出血、穿孔を伴うことがある)(頻度不明)、S状結腸穿孔(頻度不明)
      7. 11.1.7 脳症(頻度不明)

        意識障害、痙攣等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      8. 11.1.8 無菌性髄膜(脳)炎(頻度不明)

        頸部(項部)硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      9. 11.1.9 心膜炎(頻度不明)、胸膜炎(頻度不明)

        呼吸困難、胸部痛、胸水等があらわれた場合には投与を中止し、速やかに心電図検査、胸部X線検査等を実施し、適切な処置を行うこと。

      10. 11.1.10 SLE様症状(頻度不明)
      11. 11.1.11 劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(頻度不明)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)

        AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。また、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがある。[8.1 参照]

      12. 11.1.12 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)

        発疹、血圧低下、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      13. 11.1.13 *抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(頻度不明)

        発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれることがある。

      11.2 その他の副作用

      頻度不明

      血液

      顆粒球減少、白血球減少、異型リンパ球出現、免疫グロブリン減少、好酸球増多

      肝臓

      AST・ALTの上昇

      腎臓

      尿路結石、腫脹、浮腫、糖尿、蛋白尿、BUN上昇、血尿

      皮膚

      脱毛

      消化器

      食欲不振、悪心・嘔吐、腹部膨満感、口内炎、口唇炎、舌炎、腹痛、胃不快感、胸やけ、膵炎、口渇、便秘、下痢、口腔咽頭痛

      過敏症

      発疹、そう痒感、光線過敏症、血清病、紅斑、顔面潮紅、蕁麻疹

      精神神経系

      頭痛、末梢神経炎、うとうと状態、めまい、耳鳴、抑うつ

      その他

      精子数及び精子運動性の可逆的な減少a)、倦怠感、胸痛、筋肉痛、関節痛、心悸亢進、発熱、味覚異常、嗅覚異常

      a:2~3ヵ月の休薬により回復するとの報告がある。

      12. 臨床検査結果に及ぼす影響

      本剤投与中の患者において、ALT、AST、CK-MB、GLDH、血中アンモニア、血中チロキシン及び血中グルコース等の測定値がみかけ上増加又は減少することがあるため、これらの検査結果の解釈は慎重に行うこと。サラゾスルファピリジン並びに代謝物5-アミノサリチル酸及びスルファピリジンは、NAD(H)又はNADP(H)を使用した340nm付近の紫外線吸光度測定に干渉する可能性があり、検査方法により検査結果に及ぼす影響が異なることが報告されている。

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        悪心・嘔吐、胃腸障害、腹痛、精神神経系症状(傾眠、痙攣等)

      2. 13.2 処置

        症状に応じて、催吐、胃洗浄、寫下、尿のアルカリ化、強制利尿(腎機能が正常な場合)、血液透析等を行う。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      本剤の成分により皮膚、爪及び尿・汗等の体液が黄色~黄赤色に着色することがある。また、ソフトコンタクトレンズが着色することがある。

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      動物実験(ラット)で甲状腺腫及び甲状腺機能異常を起こすことが報告されている。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      876219
      ブランドコード
      6219001F1071
      承認番号
      22000AMX02021
      販売開始年月
      1969-09
      貯法
      室温保存
      有効期間
      5年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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