薬効分類名ポリエンマクロライド系
抗真菌性抗生物質製剤
一般的名称アムホテリシンB
ファンギゾン注射用50mg
ふぁんぎぞんちゅうしゃよう50mg
FUNGIZONE FOR INFUSION
製造販売元/チェプラファーム株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- シスプラチン、ペンタミジン、アミノグリコシド系抗生物質、シクロスポリン、ガンシクロビル、タクロリムス水和物、ホスカルネットナトリウム水和物
腎障害が発現、悪化するおそれがあるので、頻回に腎機能検査(クレアチニン、BUN等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。
両薬剤とも腎毒性をもつ。
- 副腎皮質ホルモン剤
- ACTH
低カリウム血症を増悪させることがあるので、血清中の電解質及び心機能を観察すること。
副腎皮質ホルモンは血清カリウムを排泄する作用がある。
- 三酸化ヒ素
血清電解質の異常をきたし、左記の薬剤によるQT延長が発現するおそれがあるので、血清中の電解質及び心機能を観察すること。
両薬剤とも血清電解質の異常を引き起こすことがある。
- 強心配糖体
ジギタリスの毒性(不整脈等)を増強するので、血清電解質及び心機能を観察すること。
本剤による低カリウム血症により、多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心筋収縮力増強と不整脈が起こる。
- 抗不整脈剤
抗不整脈剤の催不整脈作用を増強するおそれがあるので、血清電解質及び心機能を観察すること。
本剤による低カリウム血症のため、抗不整脈剤の毒性が増強される。
- 非脱分極性筋弛緩剤
クラーレ様薬剤の麻痺作用を増強し、呼吸抑制が起こるおそれがある。
本剤による低カリウム血症により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強させる作用がある。
- フルシトシン
フルシトシンの毒性(骨髄抑制作用)を増強させるとの報告がある。
本剤によるフルシトシンの細胞内取り込み促進や腎排泄障害作用により、フルシトシンの毒性が増強される。
- 利尿剤
腎障害を発現、悪化することがあるので、併用する場合は十分に塩類を補給し、腎毒性の軽減をはかることが望ましい。
利尿剤によるナトリウム欠乏により、本剤による腎血流量の減少を助長する。
- 頭部放射線療法
併用により白質脳症があらわれたとの報告がある。
頭部放射線照射により血液脳関門に変化が生じ、本剤の神経毒性が発症する。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 白血球を輸注中の患者[10.1 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
毒性が非常に強いため深在性の重篤な疾患にのみ適用すること。
6. 用法及び用量
-
〈静注〉
(調製法)本品1バイアル(50mg)中に注射用水又は5%ブドウ糖注射液10mLを加えて溶かし、溶液が透明になるまでゆっくりと振盪する。この溶解液(アムホテリシンB 5mg/mL)をさらに5%ブドウ糖注射液で500mL以上に希釈(アムホテリシンB 0.1mg/mL以下の濃度)して使用する。通常、成人に対しては、1日体重1kg当りアムホテリシンB 0.25mg(力価)より開始し、次回より症状を観察しながら漸増し、1日量として体重1kg当り0.5mg(力価)を点滴静注するが、投与量は1日体重1kg当り1mg(力価)又は隔日体重1kg当り1.5mg(力価)までとする。副作用の発現のため投与困難な場合には、初回量は1日1mg(力価)より開始し、症状を観察しながら漸増し、1日総量50mg(力価)までを連日又は隔日1回点滴静注する。点滴静注は3~6時間以上かけて徐々に行う。患者の症状、状態に応じて適宜用量を調節する。
-
〈気管内注入〉
本品1バイアル(50mg)を注射用水10mLに溶解し、その0.2~4mL(1~20mg)を更に注射用水約10mLに希釈(アムホテリシンB 0.1~2mg/mL)して用いる。通常、初回量は1日1mg(力価)又は5~10mg(力価)より開始し、漸次増量し、1日10~20mg(力価)を隔日1回気管内に注入する。
-
〈胸膜内注入〉
気管内注入と同じ要領で溶解したアムホテリシンB液を、初回量は1日1mg(力価)より開始し、漸次増量し、5~20mg(力価)を週1~3回、胸水排除後、胸膜内に注入する。
-
〈髄腔内注入〉
1バイアル(50mg)を注射用水10mLに溶解し、その0.2~4mL(1~20mg)を更に注射用水20~30mLに適宜希釈して用いる。通常1回0.25~1mg(力価)を採取髄液量を超えない液量で漸増法により1日1回隔日、又は3日毎に徐々に注入する。
-
〈膀胱内注入〉
膀胱内の尿を排除し、アムホテリシンB 15~20mg(力価)を注射用水100mLに溶解し、1日1~2回尿道カテーテルをとおして直接注入する。注入後薬剤は1時間以上(出来れば2~3時間)膀胱内にとどめておく。
-
〈皮内注〉
1バイアル(50mg)を2%プロカイン10mLに溶かし、その0.1~0.4mL〔アムホテリシンBとして0.5~2mg(力価)〕を病巣皮内及び皮下に分注する。1回の総量は50mg(力価)を限度とし、10~30日の間隔で行う。
-
〈吸入〉
1バイアル(50mg)を注射用水10~20mLで溶解し、1回2.5~5mg/mLを1日2~5回吸入する。1~2ヵ月継続して行う。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 腎障害(急性腎不全、尿細管性アシドーシス、腎石灰沈着、BUN上昇、クレアチニン上昇、低張尿等)があらわれることがあるので、定期的に腎機能(尿一般検査、クレアチニンクリアランス試験、BUN試験等)、血清電解質(特にカリウム、マグネシウム)の検査を行うなど、観察を十分に行うこと。総投与量が5gを超えると不可逆的な腎障害があらわれることがあるので十分に注意すること。また、本剤投与前に補液及びナトリウム補給を行うことにより、腎毒性の発現を低下させることがある。[11.1.3 参照],[11.1.8 参照]
- 8.2 本剤は毒性が強く、無顆粒球症があらわれることがあるため、また患者によって忍容性の変動が大きいため、定期的に腎機能、肝機能、血清電解質(特にカリウム、マグネシウム)、血球数等の検査を行うなど、観察を十分に行うこと。[11.1.6 参照],[11.1.8 参照]
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
白血球輸注 |
白血球輸注中又は直後に本剤を投与した患者に、急性肺機能障害がみられたとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
腎障害が発現、悪化するおそれがあるので、頻回に腎機能検査(クレアチニン、BUN等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。 |
両薬剤とも腎毒性をもつ。 |
|
低カリウム血症を増悪させることがあるので、血清中の電解質及び心機能を観察すること。 |
副腎皮質ホルモンは血清カリウムを排泄する作用がある。 |
|
血清電解質の異常をきたし、左記の薬剤によるQT延長が発現するおそれがあるので、血清中の電解質及び心機能を観察すること。 |
両薬剤とも血清電解質の異常を引き起こすことがある。 |
|
ジギタリスの毒性(不整脈等)を増強するので、血清電解質及び心機能を観察すること。 |
本剤による低カリウム血症により、多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心筋収縮力増強と不整脈が起こる。 |
|
抗不整脈剤の催不整脈作用を増強するおそれがあるので、血清電解質及び心機能を観察すること。 |
本剤による低カリウム血症のため、抗不整脈剤の毒性が増強される。 |
|
クラーレ様薬剤の麻痺作用を増強し、呼吸抑制が起こるおそれがある。 |
本剤による低カリウム血症により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強させる作用がある。 |
|
フルシトシンの毒性(骨髄抑制作用)を増強させるとの報告がある。 |
本剤によるフルシトシンの細胞内取り込み促進や腎排泄障害作用により、フルシトシンの毒性が増強される。 |
|
腎障害を発現、悪化することがあるので、併用する場合は十分に塩類を補給し、腎毒性の軽減をはかることが望ましい。 |
利尿剤によるナトリウム欠乏により、本剤による腎血流量の減少を助長する。 |
|
併用により白質脳症があらわれたとの報告がある。 |
頭部放射線照射により血液脳関門に変化が生じ、本剤の神経毒性が発症する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 心停止、心不全、不整脈(心室頻拍、心室細動、心房細動等)(いずれも頻度不明)
- 11.1.2 急性肝不全(頻度不明)
-
11.1.3 腎障害(頻度不明)
急性腎不全、高窒素血症、尿細管性アシドーシス、腎石灰沈着、腎性尿崩症等の腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、無尿、乏尿、BUN上昇、クレアチニン上昇、低張尿、多飲、多尿等があらわれた場合には減量、休薬、血清電解質の補正等適切な処置を行うこと。特にこれらの症状が重篤な場合には患者の回復を待って投与を再開すること。[8.1 参照]
- 11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 11.1.5 アナフィラキシー(頻度不明)
- 11.1.6 無顆粒球症(頻度不明)
- 11.1.7 肺水腫(頻度不明)
-
11.1.8 低カリウム血症(頻度不明)
重篤な低カリウム血症があらわれることがあり、血清カリウム値の異常変動に伴い心室頻拍等の不整脈、全身倦怠感、脱力感等が発現するおそれがある。[8.1 参照],[8.2 参照]
-
11.1.9 横紋筋融解症(頻度不明)
低カリウム血症を伴う横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.10 中枢神経障害(頻度不明)
本剤の髄腔内注入で、髄膜炎、脳症、脊髄障害、対麻痺等があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
腎臓 |
BUN上昇、クレアチニン上昇、低張尿 |
精神神経系 |
頭痛、倦怠感 |
消化器 |
食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、消化不良、痙攣性心窩部痛、出血性胃腸炎、下血 |
過敏症 |
発疹、そう痒、潮紅、アレルギー反応、斑点状丘疹性皮疹 |
血液 |
凝固障害、貧血、血小板減少、白血球減少、顆粒球減少、好酸球増多、白血球増多 |
循環器 |
血圧低下、血圧上昇 |
呼吸器 |
呼吸困難、気管支痙攣、過敏性肺臓炎 |
肝臓 |
肝機能異常、黄疸 |
神経系 |
末梢神経障害、複視、霧視、聴力低下、難聴、耳鳴 |
その他 |
低カリウム血症、高カリウム血症、低マグネシウム血症、発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、めまい、痙攣、疼痛、体重減少、血栓性静脈炎、注射部疼痛 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 血管痛、血栓又は静脈炎を起こすことがあるので、注射液調製、注射部位、注射方法等に十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くすること。なお、悪寒、戦慄が起こった場合には、さらに注射速度を遅くすること。注射部位の変更及び隔日投与で、血栓性静脈炎の発生頻度を低下させるとの報告がある。
- 14.2.2 投与速度:本剤を1時間以内で静脈内投与すると高カリウム血症、不整脈を起こすとの報告があるので、特に腎機能が低下している患者では、1時間以内の投与を避けること。
- 14.2.3 投与器具:本剤はコロイド溶液であり、1.0ミクロンより小さい孔径のインラインフィルターを使用すると、目詰まりを起こすことがあるので使用しないこと。インラインフィルターを使用する場合は、本剤の通過を確実にするために、1.0ミクロン以上の孔径のものを使用すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 白血球を輸注中の患者[10.1 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
毒性が非常に強いため深在性の重篤な疾患にのみ適用すること。
6. 用法及び用量
-
〈静注〉
(調製法)本品1バイアル(50mg)中に注射用水又は5%ブドウ糖注射液10mLを加えて溶かし、溶液が透明になるまでゆっくりと振盪する。この溶解液(アムホテリシンB 5mg/mL)をさらに5%ブドウ糖注射液で500mL以上に希釈(アムホテリシンB 0.1mg/mL以下の濃度)して使用する。通常、成人に対しては、1日体重1kg当りアムホテリシンB 0.25mg(力価)より開始し、次回より症状を観察しながら漸増し、1日量として体重1kg当り0.5mg(力価)を点滴静注するが、投与量は1日体重1kg当り1mg(力価)又は隔日体重1kg当り1.5mg(力価)までとする。副作用の発現のため投与困難な場合には、初回量は1日1mg(力価)より開始し、症状を観察しながら漸増し、1日総量50mg(力価)までを連日又は隔日1回点滴静注する。点滴静注は3~6時間以上かけて徐々に行う。患者の症状、状態に応じて適宜用量を調節する。
-
〈気管内注入〉
本品1バイアル(50mg)を注射用水10mLに溶解し、その0.2~4mL(1~20mg)を更に注射用水約10mLに希釈(アムホテリシンB 0.1~2mg/mL)して用いる。通常、初回量は1日1mg(力価)又は5~10mg(力価)より開始し、漸次増量し、1日10~20mg(力価)を隔日1回気管内に注入する。
-
〈胸膜内注入〉
気管内注入と同じ要領で溶解したアムホテリシンB液を、初回量は1日1mg(力価)より開始し、漸次増量し、5~20mg(力価)を週1~3回、胸水排除後、胸膜内に注入する。
-
〈髄腔内注入〉
1バイアル(50mg)を注射用水10mLに溶解し、その0.2~4mL(1~20mg)を更に注射用水20~30mLに適宜希釈して用いる。通常1回0.25~1mg(力価)を採取髄液量を超えない液量で漸増法により1日1回隔日、又は3日毎に徐々に注入する。
-
〈膀胱内注入〉
膀胱内の尿を排除し、アムホテリシンB 15~20mg(力価)を注射用水100mLに溶解し、1日1~2回尿道カテーテルをとおして直接注入する。注入後薬剤は1時間以上(出来れば2~3時間)膀胱内にとどめておく。
-
〈皮内注〉
1バイアル(50mg)を2%プロカイン10mLに溶かし、その0.1~0.4mL〔アムホテリシンBとして0.5~2mg(力価)〕を病巣皮内及び皮下に分注する。1回の総量は50mg(力価)を限度とし、10~30日の間隔で行う。
-
〈吸入〉
1バイアル(50mg)を注射用水10~20mLで溶解し、1回2.5~5mg/mLを1日2~5回吸入する。1~2ヵ月継続して行う。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 腎障害(急性腎不全、尿細管性アシドーシス、腎石灰沈着、BUN上昇、クレアチニン上昇、低張尿等)があらわれることがあるので、定期的に腎機能(尿一般検査、クレアチニンクリアランス試験、BUN試験等)、血清電解質(特にカリウム、マグネシウム)の検査を行うなど、観察を十分に行うこと。総投与量が5gを超えると不可逆的な腎障害があらわれることがあるので十分に注意すること。また、本剤投与前に補液及びナトリウム補給を行うことにより、腎毒性の発現を低下させることがある。[11.1.3 参照],[11.1.8 参照]
- 8.2 本剤は毒性が強く、無顆粒球症があらわれることがあるため、また患者によって忍容性の変動が大きいため、定期的に腎機能、肝機能、血清電解質(特にカリウム、マグネシウム)、血球数等の検査を行うなど、観察を十分に行うこと。[11.1.6 参照],[11.1.8 参照]
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
白血球輸注 |
白血球輸注中又は直後に本剤を投与した患者に、急性肺機能障害がみられたとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
腎障害が発現、悪化するおそれがあるので、頻回に腎機能検査(クレアチニン、BUN等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。 |
両薬剤とも腎毒性をもつ。 |
|
低カリウム血症を増悪させることがあるので、血清中の電解質及び心機能を観察すること。 |
副腎皮質ホルモンは血清カリウムを排泄する作用がある。 |
|
血清電解質の異常をきたし、左記の薬剤によるQT延長が発現するおそれがあるので、血清中の電解質及び心機能を観察すること。 |
両薬剤とも血清電解質の異常を引き起こすことがある。 |
|
ジギタリスの毒性(不整脈等)を増強するので、血清電解質及び心機能を観察すること。 |
本剤による低カリウム血症により、多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心筋収縮力増強と不整脈が起こる。 |
|
抗不整脈剤の催不整脈作用を増強するおそれがあるので、血清電解質及び心機能を観察すること。 |
本剤による低カリウム血症のため、抗不整脈剤の毒性が増強される。 |
|
クラーレ様薬剤の麻痺作用を増強し、呼吸抑制が起こるおそれがある。 |
本剤による低カリウム血症により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強させる作用がある。 |
|
フルシトシンの毒性(骨髄抑制作用)を増強させるとの報告がある。 |
本剤によるフルシトシンの細胞内取り込み促進や腎排泄障害作用により、フルシトシンの毒性が増強される。 |
|
腎障害を発現、悪化することがあるので、併用する場合は十分に塩類を補給し、腎毒性の軽減をはかることが望ましい。 |
利尿剤によるナトリウム欠乏により、本剤による腎血流量の減少を助長する。 |
|
併用により白質脳症があらわれたとの報告がある。 |
頭部放射線照射により血液脳関門に変化が生じ、本剤の神経毒性が発症する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 心停止、心不全、不整脈(心室頻拍、心室細動、心房細動等)(いずれも頻度不明)
- 11.1.2 急性肝不全(頻度不明)
-
11.1.3 腎障害(頻度不明)
急性腎不全、高窒素血症、尿細管性アシドーシス、腎石灰沈着、腎性尿崩症等の腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、無尿、乏尿、BUN上昇、クレアチニン上昇、低張尿、多飲、多尿等があらわれた場合には減量、休薬、血清電解質の補正等適切な処置を行うこと。特にこれらの症状が重篤な場合には患者の回復を待って投与を再開すること。[8.1 参照]
- 11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
- 11.1.5 アナフィラキシー(頻度不明)
- 11.1.6 無顆粒球症(頻度不明)
- 11.1.7 肺水腫(頻度不明)
-
11.1.8 低カリウム血症(頻度不明)
重篤な低カリウム血症があらわれることがあり、血清カリウム値の異常変動に伴い心室頻拍等の不整脈、全身倦怠感、脱力感等が発現するおそれがある。[8.1 参照],[8.2 参照]
-
11.1.9 横紋筋融解症(頻度不明)
低カリウム血症を伴う横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.10 中枢神経障害(頻度不明)
本剤の髄腔内注入で、髄膜炎、脳症、脊髄障害、対麻痺等があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
腎臓 |
BUN上昇、クレアチニン上昇、低張尿 |
精神神経系 |
頭痛、倦怠感 |
消化器 |
食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、消化不良、痙攣性心窩部痛、出血性胃腸炎、下血 |
過敏症 |
発疹、そう痒、潮紅、アレルギー反応、斑点状丘疹性皮疹 |
血液 |
凝固障害、貧血、血小板減少、白血球減少、顆粒球減少、好酸球増多、白血球増多 |
循環器 |
血圧低下、血圧上昇 |
呼吸器 |
呼吸困難、気管支痙攣、過敏性肺臓炎 |
肝臓 |
肝機能異常、黄疸 |
神経系 |
末梢神経障害、複視、霧視、聴力低下、難聴、耳鳴 |
その他 |
低カリウム血症、高カリウム血症、低マグネシウム血症、発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、めまい、痙攣、疼痛、体重減少、血栓性静脈炎、注射部疼痛 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 血管痛、血栓又は静脈炎を起こすことがあるので、注射液調製、注射部位、注射方法等に十分注意し、その注射速度はできるだけ遅くすること。なお、悪寒、戦慄が起こった場合には、さらに注射速度を遅くすること。注射部位の変更及び隔日投与で、血栓性静脈炎の発生頻度を低下させるとの報告がある。
- 14.2.2 投与速度:本剤を1時間以内で静脈内投与すると高カリウム血症、不整脈を起こすとの報告があるので、特に腎機能が低下している患者では、1時間以内の投与を避けること。
- 14.2.3 投与器具:本剤はコロイド溶液であり、1.0ミクロンより小さい孔径のインラインフィルターを使用すると、目詰まりを起こすことがあるので使用しないこと。インラインフィルターを使用する場合は、本剤の通過を確実にするために、1.0ミクロン以上の孔径のものを使用すること。