薬効分類名遺伝性血管性浮腫発作抑制用 血漿カリクレイン阻害剤

一般的名称ベロトラルスタット塩酸塩

オラデオカプセル150mg

おらでおかぷせる150mg

ORLADEYO Capsules 150mg

製造販売/株式会社オーファンパシフィック、販売提携/鳥居薬品株式会社、提携/バイオクリスト・ジャパン株式会社

第6版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
5%以上10%未満
胃腸・消化器系
1%以上5%未満
皮膚
1%以上5%未満
肝臓まわり
1%以上5%未満

併用注意

薬剤名等
臨床症状・措置方法

シクロスポリンの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

機序・危険因子

シクロスポリンがP-糖蛋白質、BCRP、及びCYP3A4を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇すると考えられる。

薬剤名等
  • CYP3A4で代謝される薬剤
臨床症状・措置方法

本剤の併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

機序・危険因子

本剤はCYP3A4を中程度に阻害するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度を上昇させると考えられる。

薬剤名等
  • CYP2D6で代謝される薬剤
臨床症状・措置方法

本剤の併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

機序・危険因子

本剤はCYP2D6を阻害するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇すると考えられる。

薬剤名等
臨床症状・措置方法

本剤の併用により、ジゴキシンの血中濃度が上昇したとの報告がある。

機序・危険因子

本剤はP-糖蛋白質を阻害するため、P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇すると考えられる。

薬剤名等
  • QT延長を起こすことが知られている薬剤
臨床症状・措置方法

QT延長があらわれるおそれがある。

機序・危険因子

併用によりQT延長作用が増強するおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

オラデオカプセル150mg

有効成分 1カプセル中
ベロトラルスタット塩酸塩   172.5mg
(ベロトラルスタットとして   150mg )
添加剤 部分アルファー化デンプン、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム
カプセル本体:ゼラチン、酸化チタン、青色2号

3.2 製剤の性状

オラデオカプセル150mg

剤形 硬カプセル
色調 キャップ:青
ボディ:白
外形 表面                                    
号数 1
質量 総重量:約322mg
内容物:約246mg
識別コード BCX150

4. 効能又は効果

遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制

5. 効能又は効果に関連する注意

臨床試験において、侵襲を伴う処置による急性発作の発症抑制に対する有効性及び安全性は検討されていない。

6. 用法及び用量

通常、成人及び12歳以上の小児には、ベロトラルスタットとして150mg(1カプセル)を1日1回経口投与する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 患者又はその家族に以下の内容を十分に説明し、理解を得た上で使用すること。
    1. 8.1.1 急性発作の治療を目的に本剤を服用しないこと。
    2. 8.1.2 本剤にはQT延長を含めた安全性の懸念があること。
  2. 8.2 QT延長があらわれるおそれがあるので、本剤投与前及び投与中は、心電図検査を行うなど患者の状態を十分に確認すること。また、QT延長を起こしやすい患者や、本剤の血中濃度が上昇する可能性のある患者では、QT延長等の副作用があらわれやすくなるので特に注意すること。[9.1.1 参照],[9.3.1 参照],[10.2 参照],[16.6.3 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 QT延長又はその既往歴のある患者、QT延長を起こしやすい患者(不整脈、虚血性心疾患、低カリウム血症等の患者)

    QT延長が悪化する又はあらわれるおそれがある。[8.2 参照],[10.2 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 中等度及び重度の肝機能障害(Child-Pugh分類B、C)のある患者

    本剤の血中濃度が上昇し、QT延長があらわれやすくなるおそれがある。[8.2 参照],[10.2 参照],[11.1.2 参照],[16.6.2 参照],[17.3.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ラット及びウサギで胎盤を通過することが確認されている。ラットの胚・胎児発生に関する試験で妊娠6~17日に本剤の臨床曝露量(150mgを1日1回投与)の8.6倍の曝露がみられた用量を投与したとき、妊娠の維持や分娩、胚・胎児発生、生存又は成長には影響を及ぼさなかった。
ウサギの胚・胎児発生に関する試験で妊娠7~19日に本剤の臨床曝露量(150mgを1日1回投与)の1.5倍の曝露がみられた用量を投与したとき、胚・胎児発生、生存、成長には影響を及ぼさなかった1)  。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
授乳14日目の仔ラットの血漿中にベロトラルスタットが母体血漿中の約5%の濃度で検出された2)  。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

  • 本剤は主にCYP2D6及びCYP3A4で代謝される(in vitro)。[16.4 参照]
    また、本剤はP-糖蛋白質及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の基質であり、P-糖蛋白質、CYP2D6及びCYP3A4の阻害作用を有する。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

シクロスポリンの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

シクロスポリンがP-糖蛋白質、BCRP、及びCYP3A4を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇すると考えられる。

本剤の併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

本剤はCYP3A4を中程度に阻害するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度を上昇させると考えられる。

本剤の併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

本剤はCYP2D6を阻害するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇すると考えられる。

  • ジゴキシン
  •                       [16.7.5 参照]                     

本剤の併用により、ジゴキシンの血中濃度が上昇したとの報告がある。

本剤はP-糖蛋白質を阻害するため、P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇すると考えられる。

QT延長があらわれるおそれがある。

併用によりQT延長作用が増強するおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 肝機能障害(3.8%)
  2. 11.1.2 QT延長(頻度不明)

                    [9.3.1 参照],[16.6.2 参照],[17.3.1 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上10%未満

1%以上5%未満

消化器

腹痛、下痢、鼓腸

上腹部痛、胃食道逆流性疾患、嘔吐

皮膚および皮下組織障害

発疹

肝臓

ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

海外臨床試験において、アンドロゲン製剤の投与歴のある患者に基準範囲上限の3倍を超えるALTの上昇が認められている3)  。

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 非臨床薬理試験において、Kチャネル遮断作用、Naチャネル遮断作用及びCaチャネル遮断作用が認められた4)  。
  2. 15.2.2 ラット及びカニクイザルの反復投与毒性試験において、本剤投与後に、複数の器官・組織にリン脂質症に関連する所見(マクロファージ及び組織球系細胞の空胞化/泡沫化)が認められた5)  。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

オラデオカプセル150mg

有効成分 1カプセル中
ベロトラルスタット塩酸塩   172.5mg
(ベロトラルスタットとして   150mg )
添加剤 部分アルファー化デンプン、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム
カプセル本体:ゼラチン、酸化チタン、青色2号

3.2 製剤の性状

オラデオカプセル150mg

剤形 硬カプセル
色調 キャップ:青
ボディ:白
外形 表面                                    
号数 1
質量 総重量:約322mg
内容物:約246mg
識別コード BCX150

4. 効能又は効果

遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制

5. 効能又は効果に関連する注意

臨床試験において、侵襲を伴う処置による急性発作の発症抑制に対する有効性及び安全性は検討されていない。

6. 用法及び用量

通常、成人及び12歳以上の小児には、ベロトラルスタットとして150mg(1カプセル)を1日1回経口投与する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 患者又はその家族に以下の内容を十分に説明し、理解を得た上で使用すること。
    1. 8.1.1 急性発作の治療を目的に本剤を服用しないこと。
    2. 8.1.2 本剤にはQT延長を含めた安全性の懸念があること。
  2. 8.2 QT延長があらわれるおそれがあるので、本剤投与前及び投与中は、心電図検査を行うなど患者の状態を十分に確認すること。また、QT延長を起こしやすい患者や、本剤の血中濃度が上昇する可能性のある患者では、QT延長等の副作用があらわれやすくなるので特に注意すること。[9.1.1 参照],[9.3.1 参照],[10.2 参照],[16.6.3 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 QT延長又はその既往歴のある患者、QT延長を起こしやすい患者(不整脈、虚血性心疾患、低カリウム血症等の患者)

    QT延長が悪化する又はあらわれるおそれがある。[8.2 参照],[10.2 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 中等度及び重度の肝機能障害(Child-Pugh分類B、C)のある患者

    本剤の血中濃度が上昇し、QT延長があらわれやすくなるおそれがある。[8.2 参照],[10.2 参照],[11.1.2 参照],[16.6.2 参照],[17.3.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ラット及びウサギで胎盤を通過することが確認されている。ラットの胚・胎児発生に関する試験で妊娠6~17日に本剤の臨床曝露量(150mgを1日1回投与)の8.6倍の曝露がみられた用量を投与したとき、妊娠の維持や分娩、胚・胎児発生、生存又は成長には影響を及ぼさなかった。
ウサギの胚・胎児発生に関する試験で妊娠7~19日に本剤の臨床曝露量(150mgを1日1回投与)の1.5倍の曝露がみられた用量を投与したとき、胚・胎児発生、生存、成長には影響を及ぼさなかった1)  。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
授乳14日目の仔ラットの血漿中にベロトラルスタットが母体血漿中の約5%の濃度で検出された2)  。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

  • 本剤は主にCYP2D6及びCYP3A4で代謝される(in vitro)。[16.4 参照]
    また、本剤はP-糖蛋白質及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の基質であり、P-糖蛋白質、CYP2D6及びCYP3A4の阻害作用を有する。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

シクロスポリンの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

シクロスポリンがP-糖蛋白質、BCRP、及びCYP3A4を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇すると考えられる。

本剤の併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

本剤はCYP3A4を中程度に阻害するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度を上昇させると考えられる。

本剤の併用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。

本剤はCYP2D6を阻害するため、これらの薬剤の代謝を抑制し、血中濃度が上昇すると考えられる。

  • ジゴキシン
  •                       [16.7.5 参照]                     

本剤の併用により、ジゴキシンの血中濃度が上昇したとの報告がある。

本剤はP-糖蛋白質を阻害するため、P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇すると考えられる。

QT延長があらわれるおそれがある。

併用によりQT延長作用が増強するおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 肝機能障害(3.8%)
  2. 11.1.2 QT延長(頻度不明)

                    [9.3.1 参照],[16.6.2 参照],[17.3.1 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上10%未満

1%以上5%未満

消化器

腹痛、下痢、鼓腸

上腹部痛、胃食道逆流性疾患、嘔吐

皮膚および皮下組織障害

発疹

肝臓

ALT上昇、AST上昇、γ-GTP上昇

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

海外臨床試験において、アンドロゲン製剤の投与歴のある患者に基準範囲上限の3倍を超えるALTの上昇が認められている3)  。

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 非臨床薬理試験において、Kチャネル遮断作用、Naチャネル遮断作用及びCaチャネル遮断作用が認められた4)  。
  2. 15.2.2 ラット及びカニクイザルの反復投与毒性試験において、本剤投与後に、複数の器官・組織にリン脂質症に関連する所見(マクロファージ及び組織球系細胞の空胞化/泡沫化)が認められた5)  。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87449
ブランドコード
4490036M1020
承認番号
30300AMX00031000
販売開始年月
2021-04
貯法
室温保存
有効期間
48箇月
規制区分
12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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