薬効分類名神経線維腫症1型治療剤(MEK阻害剤)
一般的名称セルメチニブ硫酸塩
コセルゴ顆粒5mg、コセルゴ顆粒7.5mg
こせるごかりゅう5mg、こせるごかりゅう7.5mg
Koselugo Granules 5mg, Koselugo Granules 7.5mg
製造販売元/アレクシオンファーマ合同会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- 強い又は中程度のCYP3A阻害剤
- グレープフルーツジュース
- [7.7 参照],[16.7.1 参照],[16.7.4 参照]
本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。
これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
- フルコナゾール
- [7.7 参照],[16.7.2 参照]
本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。
CYP2C19及びCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
- 強い又は中程度のCYP3A誘導剤
- [16.7.3 参照],[16.7.4 参照]
本剤の効果が減弱するおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。
これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
- セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
本剤の効果が減弱するおそれがあるため、摂取しないよう注意すること。
これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
- 2.3 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[9.3.1 参照],[16.6.2 参照]
4. 効能又は効果
神経線維腫症1型における叢状神経線維腫
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 疼痛や外観上の変形等の臨床症状を有し、重大な合併症のリスクを伴うことなく切除できない叢状神経線維腫を有する神経線維腫症1型患者に対し投与すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照]
6. 用法及び用量
通常、小児にはセルメチニブとして1回25mg/m2(体表面積)を1日2回経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。ただし、1回量は50mgを上限とする。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 セルメチニブカプセルの服用が困難な患者への投与を考慮すること。セルメチニブカプセルとセルメチニブ顆粒の生物学的同等性は示されていない。セルメチニブカプセルとセルメチニブ顆粒の切替えを行う場合は、患者の状態をより慎重に観察すること。
- 7.2 本製剤のカプセルは容器であることから、カプセル型容器ごと投与せず、容器内の顆粒のみを全量投与すること。[14.2 参照]
- 7.3 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。[9.7 参照],[17.1.1 参照]
-
7.4 体表面積から換算した本剤の投与量は以下の表のとおりとする。
体表面積(m2)
投与量
0.40 - 0.49
1回10mg 1日2回
0.50 - 0.59
1回12.5mg 1日2回
0.60 - 0.69
1回15mg 1日2回
0.70 - 0.89
1回20mg 1日2回
0.90 - 1.09
1回25mg 1日2回
1.10 - 1.29 注1)
1回30mg 1日2回
注1) 体表面積が1.29m2を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。 -
7.5 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。2段階減量後に忍容性が認められない場合、投与を中止すること。
副作用の発現により減量する場合の投与量 体表面積(m2)
1段階減量(1回用量)
2段階減量(1回用量)
朝
夜
朝
夜
0.40 - 0.49
7.5mg
7.5mg
5mg
5mg
0.50 - 0.59
10mg
10mg
7.5mg
7.5mg
0.60 - 0.69
12.5mg
12.5mg
10mg
10mg
0.70 - 0.89
15mg
15mg
12.5mg
12.5mg
0.90 - 1.09
20mg
20mg
15mg
15mg
1.10 - 1.29 注2)
22.5mg
22.5mg
15mg
15mg
注2) 体表面積が1.29m2を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。副作用発現時の用量調節基準 副作用
程度 注3)
処置
左室駆出率
(LVEF)低下
投与前から10%以上低下かつ正常下限値以下で無症候性
回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
症候性又はGrade3以上
投与を中止する。
眼障害
網膜色素上皮剥離又は中心性漿液性網膜症
回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
網膜静脈閉塞
投与を中止する。
筋障害
Grade1又は忍容可能なGrade2のCK上昇又は筋症状
患者の状態に注意しながら投与を継続する。
忍容不能なGrade2又はGrade3のCK上昇又は筋症状
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
Grade4のCK上昇
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。また、投与中止を検討する。
横紋筋融解症
投与を中止する。
下痢
Grade1又は忍容可能なGrade2
患者の状態に注意しながら投与を継続する。
忍容不能なGrade2又はGrade3
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
Grade4
投与を中止する。
上記以外の副作用
Grade1又は忍容可能なGrade2
患者の状態に注意しながら投与を継続する。
忍容不能なGrade2又はGrade3
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
Grade4
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。また、投与中止を検討する。
注3) GradeはCTCAE ver.4.03に準じる。 - 7.6 中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類B)のある患者では、7.7項の表を参考に、本剤1回20mg/m2の1日2回投与とすること。[9.3.2 参照],[16.6.2 参照]
-
7.7 強い又は中程度のCYP3A阻害剤若しくはフルコナゾールとの併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、以下の表に従い、1回20mg/m2の1日2回投与とし、併用中に副作用が発現した場合には、1回15mg/m2の1日2回投与に減量すること。[10.2 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照],[16.7.4 参照]
1回20mg/m2 1日2回及び1回15mg/m2 1日2回の投与量 体表面積(m2)
20mg/m2(1回用量)
15mg/m2(1回用量)
朝
夜
朝
夜
0.40 - 0.49
7.5mg
7.5mg
7.5mg
5mg
0.50 - 0.59
10mg
10mg
7.5mg
7.5mg
0.60 - 0.69
12.5mg
12.5mg
10mg
7.5mg
0.70 - 0.89
15mg
15mg
10mg
10mg
0.90 - 1.09
20mg
20mg
15mg
15mg
1.10 - 1.29 注4)
25mg
25mg
25mg
10mg
注4) 体表面積が1.29m2を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 心機能障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(LVEFの変動を含む)を確認すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 眼障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に眼の異常の有無を確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[11.1.2 参照]
- 8.3 肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行うこと。[11.1.4 参照]
- 8.4 横紋筋融解症、ミオパチーがあらわれることがあるので、本剤投与中は定期的にCK、クレアチニン等の検査を行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等に十分注意すること。[11.1.5 参照]
- 8.5 貧血、ヘモグロビン減少、好中球減少、リンパ球減少、血小板減少があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を行うこと。[11.1.6 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心疾患又はその既往歴のある患者
症状が悪化するおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)
投与しないこと。本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[2.3 参照],[16.6.2 参照]
-
9.3.2 中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)
本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[7.6 参照],[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
- 9.4.1 妊娠可能な女性に対しては、本剤投与中及び投与終了後1ヵ月間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5 参照]
- 9.4.2 パートナーが妊娠する可能性がある男性に対しては、本剤投与中及び投与終了後1週間は適切な避妊を行うよう指導すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。マウスを用いた胚・胎児発生に関する試験では、胚・胎児死亡、催奇形性、胎児重量の減少が認められ、臨床曝露量(25mg/m2 1日2回投与、初回投与時)に対する安全域は2.8倍であった。マウスを用いた出生前及び出生後の発生に関する試験では、出生児に未成熟な開眼及び口蓋裂等の奇形が認められ、臨床曝露量(25mg/m2 1日2回投与、初回投与時)に対する安全域は0.4倍未満であった。[2.2 参照],[9.4.1 参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。本剤又は本剤の代謝物がヒトの母乳中に移行するかどうかは不明であるが、動物試験(マウス)で授乳中の母動物へ本剤を投与した際、本剤及び本剤の代謝物が乳汁中に排泄されることが認められている。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は体表面積0.40m2未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[7.3 参照],[17.1.1 参照]
10. 相互作用
- 本剤は、主にCYP3Aにより代謝され、CYP2C19も関与する。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 やむを得ず併用する場合には、減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
|
本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 やむを得ず併用する場合には、減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
CYP2C19及びCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
|
本剤の効果が減弱するおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 |
これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
本剤の効果が減弱するおそれがあるため、摂取しないよう注意すること。 |
これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 心機能障害
駆出率減少(8.1%)、左室機能不全(頻度不明)等の心機能障害があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.2 眼障害
網膜色素上皮剥離(頻度不明)、中心性漿液性網膜症(頻度不明)、網膜静脈閉塞(頻度不明)等の眼障害があらわれることがある。[8.2 参照]
-
11.1.3 消化管障害
下痢(31.1%)、嘔吐(25.1%)、悪心(21.3%)等の消化管障害があらわれることがある。
-
11.1.4 肝機能障害
AST(17.4%)、ALT(14.0%)、ビリルビン(0.4%)等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.3 参照]
- 11.1.5 横紋筋融解症(頻度不明)
-
11.1.6 貧血及び血球減少
貧血(13.6%)、好中球減少(7.2%)、リンパ球減少(3.8%)、血小板減少(2.6%)等があらわれることがある。[8.5 参照]
- 11.1.7 間質性肺疾患(頻度不明)
11.2 その他の副作用
20%以上 |
10%~20%未満 |
1%~10%未満 |
|
|---|---|---|---|
眼 |
- |
- |
霧視 |
呼吸器 |
- |
- |
呼吸困難 |
消化器 |
口内炎 |
- |
便秘、口内乾燥 |
皮膚 |
ざ瘡様皮膚炎(46.4%)、爪囲炎、発疹、皮膚乾燥、脱毛・毛髪変色 |
- |
- |
その他 |
血中CK増加(40.9 %) |
疲労・無力症、末梢性浮腫 |
低アルブミン血症、顔面浮腫、発熱、血中クレアチニン増加、高血圧 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
- 2.3 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[9.3.1 参照],[16.6.2 参照]
4. 効能又は効果
神経線維腫症1型における叢状神経線維腫
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 疼痛や外観上の変形等の臨床症状を有し、重大な合併症のリスクを伴うことなく切除できない叢状神経線維腫を有する神経線維腫症1型患者に対し投与すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照]
6. 用法及び用量
通常、小児にはセルメチニブとして1回25mg/m2(体表面積)を1日2回経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。ただし、1回量は50mgを上限とする。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 セルメチニブカプセルの服用が困難な患者への投与を考慮すること。セルメチニブカプセルとセルメチニブ顆粒の生物学的同等性は示されていない。セルメチニブカプセルとセルメチニブ顆粒の切替えを行う場合は、患者の状態をより慎重に観察すること。
- 7.2 本製剤のカプセルは容器であることから、カプセル型容器ごと投与せず、容器内の顆粒のみを全量投与すること。[14.2 参照]
- 7.3 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。[9.7 参照],[17.1.1 参照]
-
7.4 体表面積から換算した本剤の投与量は以下の表のとおりとする。
体表面積(m2)
投与量
0.40 - 0.49
1回10mg 1日2回
0.50 - 0.59
1回12.5mg 1日2回
0.60 - 0.69
1回15mg 1日2回
0.70 - 0.89
1回20mg 1日2回
0.90 - 1.09
1回25mg 1日2回
1.10 - 1.29 注1)
1回30mg 1日2回
注1) 体表面積が1.29m2を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。 -
7.5 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。2段階減量後に忍容性が認められない場合、投与を中止すること。
副作用の発現により減量する場合の投与量 体表面積(m2)
1段階減量(1回用量)
2段階減量(1回用量)
朝
夜
朝
夜
0.40 - 0.49
7.5mg
7.5mg
5mg
5mg
0.50 - 0.59
10mg
10mg
7.5mg
7.5mg
0.60 - 0.69
12.5mg
12.5mg
10mg
10mg
0.70 - 0.89
15mg
15mg
12.5mg
12.5mg
0.90 - 1.09
20mg
20mg
15mg
15mg
1.10 - 1.29 注2)
22.5mg
22.5mg
15mg
15mg
注2) 体表面積が1.29m2を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。副作用発現時の用量調節基準 副作用
程度 注3)
処置
左室駆出率
(LVEF)低下
投与前から10%以上低下かつ正常下限値以下で無症候性
回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
症候性又はGrade3以上
投与を中止する。
眼障害
網膜色素上皮剥離又は中心性漿液性網膜症
回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
網膜静脈閉塞
投与を中止する。
筋障害
Grade1又は忍容可能なGrade2のCK上昇又は筋症状
患者の状態に注意しながら投与を継続する。
忍容不能なGrade2又はGrade3のCK上昇又は筋症状
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
Grade4のCK上昇
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。また、投与中止を検討する。
横紋筋融解症
投与を中止する。
下痢
Grade1又は忍容可能なGrade2
患者の状態に注意しながら投与を継続する。
忍容不能なGrade2又はGrade3
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
Grade4
投与を中止する。
上記以外の副作用
Grade1又は忍容可能なGrade2
患者の状態に注意しながら投与を継続する。
忍容不能なGrade2又はGrade3
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
Grade4
Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。また、投与中止を検討する。
注3) GradeはCTCAE ver.4.03に準じる。 - 7.6 中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類B)のある患者では、7.7項の表を参考に、本剤1回20mg/m2の1日2回投与とすること。[9.3.2 参照],[16.6.2 参照]
-
7.7 強い又は中程度のCYP3A阻害剤若しくはフルコナゾールとの併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、以下の表に従い、1回20mg/m2の1日2回投与とし、併用中に副作用が発現した場合には、1回15mg/m2の1日2回投与に減量すること。[10.2 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照],[16.7.4 参照]
1回20mg/m2 1日2回及び1回15mg/m2 1日2回の投与量 体表面積(m2)
20mg/m2(1回用量)
15mg/m2(1回用量)
朝
夜
朝
夜
0.40 - 0.49
7.5mg
7.5mg
7.5mg
5mg
0.50 - 0.59
10mg
10mg
7.5mg
7.5mg
0.60 - 0.69
12.5mg
12.5mg
10mg
7.5mg
0.70 - 0.89
15mg
15mg
10mg
10mg
0.90 - 1.09
20mg
20mg
15mg
15mg
1.10 - 1.29 注4)
25mg
25mg
25mg
10mg
注4) 体表面積が1.29m2を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 心機能障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(LVEFの変動を含む)を確認すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 眼障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に眼の異常の有無を確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[11.1.2 参照]
- 8.3 肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行うこと。[11.1.4 参照]
- 8.4 横紋筋融解症、ミオパチーがあらわれることがあるので、本剤投与中は定期的にCK、クレアチニン等の検査を行い、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等に十分注意すること。[11.1.5 参照]
- 8.5 貧血、ヘモグロビン減少、好中球減少、リンパ球減少、血小板減少があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査(血球数算定、白血球分画等)を行うこと。[11.1.6 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心疾患又はその既往歴のある患者
症状が悪化するおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)
投与しないこと。本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[2.3 参照],[16.6.2 参照]
-
9.3.2 中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)
本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[7.6 参照],[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
- 9.4.1 妊娠可能な女性に対しては、本剤投与中及び投与終了後1ヵ月間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5 参照]
- 9.4.2 パートナーが妊娠する可能性がある男性に対しては、本剤投与中及び投与終了後1週間は適切な避妊を行うよう指導すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。マウスを用いた胚・胎児発生に関する試験では、胚・胎児死亡、催奇形性、胎児重量の減少が認められ、臨床曝露量(25mg/m2 1日2回投与、初回投与時)に対する安全域は2.8倍であった。マウスを用いた出生前及び出生後の発生に関する試験では、出生児に未成熟な開眼及び口蓋裂等の奇形が認められ、臨床曝露量(25mg/m2 1日2回投与、初回投与時)に対する安全域は0.4倍未満であった。[2.2 参照],[9.4.1 参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。本剤又は本剤の代謝物がヒトの母乳中に移行するかどうかは不明であるが、動物試験(マウス)で授乳中の母動物へ本剤を投与した際、本剤及び本剤の代謝物が乳汁中に排泄されることが認められている。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は体表面積0.40m2未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[7.3 参照],[17.1.1 参照]
10. 相互作用
- 本剤は、主にCYP3Aにより代謝され、CYP2C19も関与する。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
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本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 やむを得ず併用する場合には、減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
これらの薬剤等がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
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本剤の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 やむを得ず併用する場合には、減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
CYP2C19及びCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
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本剤の効果が減弱するおそれがあるため、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 |
これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
本剤の効果が減弱するおそれがあるため、摂取しないよう注意すること。 |
これらの薬剤等がCYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 心機能障害
駆出率減少(8.1%)、左室機能不全(頻度不明)等の心機能障害があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.2 眼障害
網膜色素上皮剥離(頻度不明)、中心性漿液性網膜症(頻度不明)、網膜静脈閉塞(頻度不明)等の眼障害があらわれることがある。[8.2 参照]
-
11.1.3 消化管障害
下痢(31.1%)、嘔吐(25.1%)、悪心(21.3%)等の消化管障害があらわれることがある。
-
11.1.4 肝機能障害
AST(17.4%)、ALT(14.0%)、ビリルビン(0.4%)等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.3 参照]
- 11.1.5 横紋筋融解症(頻度不明)
-
11.1.6 貧血及び血球減少
貧血(13.6%)、好中球減少(7.2%)、リンパ球減少(3.8%)、血小板減少(2.6%)等があらわれることがある。[8.5 参照]
- 11.1.7 間質性肺疾患(頻度不明)
11.2 その他の副作用
20%以上 |
10%~20%未満 |
1%~10%未満 |
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|---|---|---|---|
眼 |
- |
- |
霧視 |
呼吸器 |
- |
- |
呼吸困難 |
消化器 |
口内炎 |
- |
便秘、口内乾燥 |
皮膚 |
ざ瘡様皮膚炎(46.4%)、爪囲炎、発疹、皮膚乾燥、脱毛・毛髪変色 |
- |
- |
その他 |
血中CK増加(40.9 %) |
疲労・無力症、末梢性浮腫 |
低アルブミン血症、顔面浮腫、発熱、血中クレアチニン増加、高血圧 |