薬効分類名ヒト型抗CD38モノクローナル抗体/ヒアルロン酸分解酵素配合剤
一般的名称ダラツムマブ(遺伝子組換え)・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)
ダラキューロ配合皮下注
だらきゅーろはいごうひかちゅう
DARZQURO Combination Subcutaneous Injection
製造販売元(輸入)/ヤンセンファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
1. 警告
本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍又は全身性ALアミロイドーシスの治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例のみに行うこと。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を開始すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
-
〈多発性骨髄腫〉
- 5.1 「17.臨床成績」の項及びダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤の添付文書の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照],[17.1.6 参照],[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照],[17.1.10 参照],[17.1.11 参照]
-
〈全身性ALアミロイドーシス〉
- 5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.12 参照]
-
**〈高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫における進展遅延〉
- 5.3 臨床試験に組み入れられた患者の高リスクの定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、診療ガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に使用すること。[17.1.13 参照]
6. 用法及び用量
- 〈多発性骨髄腫〉
- 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え) として30,000単位(2,000単位/mL))を、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法又はB法の投与間隔で皮下投与する。
A 法:1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。
B 法:1週間間隔、3週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。 -
〈全身性ALアミロイドーシス〉
他の薬剤との併用において、通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として30,000単位(2,000単位/mL))を皮下投与する。
投与間隔は、1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与とする。 -
**〈高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫における進展遅延〉
通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として30,000単位(2,000単位/mL))を皮下投与する。28日間を1サイクルとし、第1及び2サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、第3~6サイクルは2週間間隔で2回(1、15日目)、第7サイクル以降は4週間間隔で1回(1日目)皮下投与する。ただし、投与期間は3年間までとする。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 本剤投与によるinfusion reactionを軽減させるために、本剤投与開始1~3時間前に副腎皮質ホルモン、解熱鎮痛剤及び抗ヒスタミン剤を投与すること。また、遅発性のinfusion reactionを軽減させるために、必要に応じて本剤投与後に副腎皮質ホルモン等を投与すること。[11.1.1 参照]
- 7.2 Infusion reactionが発現した場合、以下のように、本剤の投与中止、投与速度の変更等、適切な処置を行うこと。なお、Grade はNCI-CTCAE v4.0に準じる。[11.1.1 参照]
-
〈多発性骨髄腫〉
- 7.3 **本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
- 7.4 本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等について、「17.臨床成績」の項及びダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤の添付文書の内容を熟知した上で選択すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照],[17.1.6 参照],[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照],[17.1.10 参照],[17.1.11 参照]
- 7.5 ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用、又はボルテゾミブ、メルファラン及びプレドニゾロン併用の場合、併用投与終了後も本剤単独投与を継続すること。
-
7.6 *未治療の多発性骨髄腫患者に対して、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾンと併用する場合、骨髄抑制、血小板減少又は好中球減少が発現した場合には、下表を参照し本剤の休薬等、適切な処置を行うこと。
本剤の休薬基準 有害事象注)
処置
Grade 4の骨髄抑制(Grade 4のリンパ球減少症を除く)
出血を伴うGrade 3の血小板減少症(50,000/μL未満)
Gradeを問わない発熱性好中球減少症
Gradeを問わない感染症を伴う好中球減少症他に明らかな要因(併用薬又は基礎疾患(多発性骨髄腫)等)がない場合、ベースライン又はGrade 2以下に回復するまで本剤を休薬する。
注)GradeはNCI-CTCAE v5.0に準じる。
-
7.7 *自家造血幹細胞移植の適応となる未治療の多発性骨髄腫患者に対して、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾンと併用する場合、レナリドミドの用法及び用量は以下のとおりとすること。
本剤、ボルテゾミブ及びデキサメタゾンとの併用において、レナリドミドとして1日1回25mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
その後は、本剤との併用において、レナリドミドとして1日1回10mgを連日経口投与し、12週間投与後に忍容性が認められる場合には1日1回15mgに増量できる。なお、患者の状態により適宜減量する。 -
7.8 *未治療の多発性骨髄腫患者に対して、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾンと併用する場合、血小板減少又は好中球減少が発現した場合には、下表を参照しレナリドミドの休薬・減量等を考慮すること。
減量する場合のレナリドミドの投与量
(本剤、ボルテゾミブ及びデキサメタゾンとの併用時)通常投与量
25mg
1段階減量
20mg
2段階減量
15mg
3段階減量
10mg
4段階減量
5mg
5段階減量
投与中止
減量する場合のレナリドミドの投与量
(本剤との併用時)通常時
増量時
通常投与量
1日1回10mgを連日経口投与する。
1日1回15mgを連日経口投与する。
1段階減量
1日1回5mgを連日経口投与する。
1日1回10mgを連日経口投与する。
2段階減量
1日1回5mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。
1日1回5mgを連日経口投与する。
3段階減量
―
1日1回5mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。
レナリドミドの休薬・減量基準 有害事象注)
処置
Grade 3又は4の好中球減少症(1,000/μL未満)
ベースライン又はGrade 2以下に回復するまでレナリドミドを休薬する。
回復後は、好中球減少症以外の骨髄抑制がない場合は休薬前の用量で再開する。好中球減少症以外の骨髄抑制がある場合は、1段階減量する。
再発が認められた場合は、1段階減量する。Grade 3の血小板減少症(50,000/μL未満)(出血を伴わないもの)
発現したサイクルでの投与においてレナリドミドを1段階減量する。
Grade 3の出血を伴う血小板減少症(50,000/μL未満)
Grade 4の血小板減少症(25,000/μL未満)ベースライン又はGrade 2以下に回復するまでレナリドミドを休薬する。
回復後は、発現したサイクルでは休薬し、次のサイクル開始時点で1段階減量する。注)GradeはNCI-CTCAE v5.0に準じる。
-
〈全身性ALアミロイドーシス〉
- 7.9 **本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
- 7.10 本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する薬剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること。[17.1.12 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤の投与前及び投与中は、定期的に血液検査等を行い、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.3 参照],[11.1.2 参照]
- 8.2 本剤は、赤血球上に発現しているCD38と結合し、間接クームス試験結果が偽陽性となる可能性がある。当該干渉は本剤最終投与より6ヵ月後まで持続する可能性がある。このため、本剤投与前に不規則抗体のスクリーニングを含めた一般的な輸血前検査の実施をすること。輸血が予定されている場合は、本剤を介した間接クームス試験への干渉について関係者に周知すること。1) [12.1 参照]
- 8.3 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.4 参照]
- 8.4 本剤の投与によりB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎があらわれることがあるので、本剤投与に先立って肝炎ウイルス感染の有無を確認し、本剤投与前に適切な処置を行うこと。[9.1.2 参照],[11.1.3 参照]
- 8.5 本剤の使用にあたっては、ダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤との取り違えに注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 慢性閉塞性肺疾患若しくは気管支喘息のある患者又はそれらの既往歴のある患者
本剤の投与後処置として気管支拡張剤及び吸入ステロイド剤の投与を考慮すること。本剤投与後に遅発性を含む気管支痙攣の発現リスクが高くなるおそれがある。
-
9.1.2 B型肝炎ウイルスキャリアの患者又はHBs抗原陰性でHBc抗体陽性若しくはHBs抗体陽性の患者
本剤の投与開始後は継続して肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。本剤の投与によりB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎があらわれることがある。[8.4 参照],[11.1.3 参照]
-
9.1.3 体重65kg 以下の患者
好中球減少等の骨髄抑制の発現が増加することがある。[8.1 参照],[11.1.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠可能な女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性に対しては、本剤投与中及び本剤投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。男性の受胎能に対する影響は検討されておらず不明である。[9.5 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、IgG1モノクローナル抗体に胎盤通過性があることが知られている。[9.4 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は検討されていないが、ヒトIgGは乳汁中に移行するので、本剤も移行する可能性がある。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
**,*患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。高齢者では一般に生理機能が低下している。ダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤の臨床試験において、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者のうち65歳未満と比較して65歳以上で重篤な有害事象の発現頻度は高く、主な重篤な有害事象は肺炎、敗血症であった。造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者において、75歳未満と比較して75歳以上で重篤な有害事象の発現頻度は高く、主な重篤な有害事象は肺炎であった。
本剤の臨床試験において、造血幹細胞移植の適応となる未治療の多発性骨髄腫患者、造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者、未治療の全身性ALアミロイドーシス患者及び高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫患者において、65歳以上における主な重篤な有害事象は肺炎であった。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **,*Infusion reaction
アナフィラキシー、鼻閉、咳嗽、悪寒、眼障害(脈絡膜滲出、急性近視、急性閉塞隅角緑内障等)、気管支痙攣、低酸素症、呼吸困難等のinfusion reaction(32.7%)があらわれることがあり、多くの場合は、初回投与時に発現が認められたが、2回目以降の投与時にも認められている。異常が認められた場合は、本剤の投与を中断又は中止し適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。重度のinfusion reactionが認められた場合、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。[7.1 参照],[7.2 参照]
-
11.1.2 **,*骨髄抑制
好中球減少(19.6%)、血小板減少(15.1%)、リンパ球減少(7.3%)及び発熱性好中球減少症(1.1%)等の骨髄抑制があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.3 参照]
-
11.1.3 **,*感染症
肺炎(8.7%)や敗血症(1.1%)等の重篤な感染症や、B型肝炎ウイルスの再活性化があらわれることがある。[8.4 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.4 腫瘍崩壊症候群(頻度不明)
異常が認められた場合には適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。[8.3 参照]
-
11.1.5 *間質性肺疾患(0.2%)
異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、必要に応じて、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
10%以上 |
10%未満 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
*感染症及び寄生虫症 |
上気道感染 |
気管支炎、尿路感染、COVID-19、サイトメガロウイルス感染 |
||
血液及びリンパ系障害 |
貧血、白血球減少 |
|||
免疫系障害 |
低γグロブリン血症 |
|||
*代謝及び栄養障害 |
食欲減退、低カリウム血症、低カルシウム血症、脱水、高血糖 |
|||
精神障害 |
不眠症 |
|||
*神経系障害 |
末梢性ニューロパチー、頭痛、浮動性めまい、錯感覚、失神 |
|||
心臓障害 |
心房細動 |
|||
血管障害 |
高血圧 |
|||
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽、呼吸困難 |
肺水腫 |
||
*胃腸障害 |
下痢 |
悪心、便秘、嘔吐、腹痛 |
||
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹、そう痒症 |
|||
*筋骨格系及び結合組織障害 |
筋骨格痛、筋痙縮、関節痛 |
|||
**,*一般・全身障害及び投与部位の状態 |
注射部位反応、疲労、発熱、無力症 |
注射部位紅斑、悪寒、末梢性浮腫 |
12. 臨床検査結果に及ぼす影響
- 12.1 本剤は赤血球上のCD38と結合し、抗体スクリーニングや交差試験等の適合性試験に干渉する。本剤による間接クームス試験への干渉を回避するために、ジチオスレイトール(DTT)処理(本剤と赤血球上のCD38との結合を阻害する)を考慮すること。Kell血液型抗原はDTT 処理で変性するので、不規則抗体スクリーニングにおいてKell血液型抗原に対する抗体の評価が不能となることに注意すること。1) [8.2 参照]
- 12.2 本剤はヒトIgGκ 型モノクローナル抗体であり、血清中Mタンパクの血清蛋白電気泳動法及び血清免疫固定法の結果に干渉する可能性がある。IgGκ型多発性骨髄腫細胞を有する患者における完全奏効(CR)の評価及びCR からの再発の評価に影響を及ぼす可能性があるため注意すること。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
- 14.1.1 本剤の投与には、ポリプロピレン又はポリエチレンのシリンジとステンレス鋼製の注射針を用いること。翼状針で投与する場合は、ポリプロピレン、ポリエチレン又はポリ塩化ビニル(PVC)のチューブ、コネクター等を用いること。
- 14.1.2 本剤は、無菌環境下において、調製すること。
- 14.1.3 本剤を冷蔵庫から取り出し、15~30℃に戻しておくこと。未穿刺バイアルは、室温及び室内光下で最長24時間保管ができる。
- 14.1.4 注射針の詰まりを避けるために、投与直前に皮下注射針又は皮下投与セットをシリンジに取り付ける。
- 14.1.5 薬液入りシリンジを直ちに使用しない場合は、本剤調製後、室温及び室内光下で7時間まで保存することができる。本剤調製後直ちに冷蔵庫に保存した場合は、最長24時間保存の後、室温及び室内光下で7時間まで保存することができる。
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 本剤投与前に粒子や変色の有無を目視で確認すること。不透明粒子や変色又は異物が認められた場合は使用しないこと。
- 14.2.2 臍から左又は右に約7.5cmの腹部皮下に、本剤15mLを約3~5分かけて投与する。他の部位への投与はデータが得られていないため行わないこと。
- 14.2.3 同一部位への反復注射は行わないこと。
- 14.2.4 皮膚の発赤、挫傷、圧痛、硬結又は瘢痕がある部位には注射しないこと。
- 14.2.5 患者が痛みを感じた場合は、注射速度を減速又は注射を中断する。減速しても痛みが軽減しない場合は、残りを左右逆側の腹部に投与することができる。
- 14.2.6 本剤投与中は、同一部位に他剤を皮下投与しないこと。
- 14.2.7 本剤は1回使い切りである。未使用残液については適切に廃棄すること。
1. 警告
本剤の投与は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍又は全身性ALアミロイドーシスの治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例のみに行うこと。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を得てから投与を開始すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
-
〈多発性骨髄腫〉
- 5.1 「17.臨床成績」の項及びダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤の添付文書の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照],[17.1.6 参照],[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照],[17.1.10 参照],[17.1.11 参照]
-
〈全身性ALアミロイドーシス〉
- 5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.12 参照]
-
**〈高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫における進展遅延〉
- 5.3 臨床試験に組み入れられた患者の高リスクの定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、診療ガイドライン等の最新の情報を参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に使用すること。[17.1.13 参照]
6. 用法及び用量
- 〈多発性骨髄腫〉
- 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え) として30,000単位(2,000単位/mL))を、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法又はB法の投与間隔で皮下投与する。
A 法:1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。
B 法:1週間間隔、3週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。 -
〈全身性ALアミロイドーシス〉
他の薬剤との併用において、通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として30,000単位(2,000単位/mL))を皮下投与する。
投与間隔は、1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与とする。 -
**〈高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫における進展遅延〉
通常、成人には本剤1回15mL(ダラツムマブ(遺伝子組換え)として1,800mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として30,000単位(2,000単位/mL))を皮下投与する。28日間を1サイクルとし、第1及び2サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、第3~6サイクルは2週間間隔で2回(1、15日目)、第7サイクル以降は4週間間隔で1回(1日目)皮下投与する。ただし、投与期間は3年間までとする。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 本剤投与によるinfusion reactionを軽減させるために、本剤投与開始1~3時間前に副腎皮質ホルモン、解熱鎮痛剤及び抗ヒスタミン剤を投与すること。また、遅発性のinfusion reactionを軽減させるために、必要に応じて本剤投与後に副腎皮質ホルモン等を投与すること。[11.1.1 参照]
- 7.2 Infusion reactionが発現した場合、以下のように、本剤の投与中止、投与速度の変更等、適切な処置を行うこと。なお、Grade はNCI-CTCAE v4.0に準じる。[11.1.1 参照]
-
〈多発性骨髄腫〉
- 7.3 **本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
- 7.4 本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等について、「17.臨床成績」の項及びダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤の添付文書の内容を熟知した上で選択すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照],[17.1.6 参照],[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照],[17.1.10 参照],[17.1.11 参照]
- 7.5 ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用、又はボルテゾミブ、メルファラン及びプレドニゾロン併用の場合、併用投与終了後も本剤単独投与を継続すること。
-
7.6 *未治療の多発性骨髄腫患者に対して、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾンと併用する場合、骨髄抑制、血小板減少又は好中球減少が発現した場合には、下表を参照し本剤の休薬等、適切な処置を行うこと。
本剤の休薬基準 有害事象注)
処置
Grade 4の骨髄抑制(Grade 4のリンパ球減少症を除く)
出血を伴うGrade 3の血小板減少症(50,000/μL未満)
Gradeを問わない発熱性好中球減少症
Gradeを問わない感染症を伴う好中球減少症他に明らかな要因(併用薬又は基礎疾患(多発性骨髄腫)等)がない場合、ベースライン又はGrade 2以下に回復するまで本剤を休薬する。
注)GradeはNCI-CTCAE v5.0に準じる。
-
7.7 *自家造血幹細胞移植の適応となる未治療の多発性骨髄腫患者に対して、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾンと併用する場合、レナリドミドの用法及び用量は以下のとおりとすること。
本剤、ボルテゾミブ及びデキサメタゾンとの併用において、レナリドミドとして1日1回25mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
その後は、本剤との併用において、レナリドミドとして1日1回10mgを連日経口投与し、12週間投与後に忍容性が認められる場合には1日1回15mgに増量できる。なお、患者の状態により適宜減量する。 -
7.8 *未治療の多発性骨髄腫患者に対して、ボルテゾミブ、レナリドミド及びデキサメタゾンと併用する場合、血小板減少又は好中球減少が発現した場合には、下表を参照しレナリドミドの休薬・減量等を考慮すること。
減量する場合のレナリドミドの投与量
(本剤、ボルテゾミブ及びデキサメタゾンとの併用時)通常投与量
25mg
1段階減量
20mg
2段階減量
15mg
3段階減量
10mg
4段階減量
5mg
5段階減量
投与中止
減量する場合のレナリドミドの投与量
(本剤との併用時)通常時
増量時
通常投与量
1日1回10mgを連日経口投与する。
1日1回15mgを連日経口投与する。
1段階減量
1日1回5mgを連日経口投与する。
1日1回10mgを連日経口投与する。
2段階減量
1日1回5mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。
1日1回5mgを連日経口投与する。
3段階減量
―
1日1回5mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。
レナリドミドの休薬・減量基準 有害事象注)
処置
Grade 3又は4の好中球減少症(1,000/μL未満)
ベースライン又はGrade 2以下に回復するまでレナリドミドを休薬する。
回復後は、好中球減少症以外の骨髄抑制がない場合は休薬前の用量で再開する。好中球減少症以外の骨髄抑制がある場合は、1段階減量する。
再発が認められた場合は、1段階減量する。Grade 3の血小板減少症(50,000/μL未満)(出血を伴わないもの)
発現したサイクルでの投与においてレナリドミドを1段階減量する。
Grade 3の出血を伴う血小板減少症(50,000/μL未満)
Grade 4の血小板減少症(25,000/μL未満)ベースライン又はGrade 2以下に回復するまでレナリドミドを休薬する。
回復後は、発現したサイクルでは休薬し、次のサイクル開始時点で1段階減量する。注)GradeはNCI-CTCAE v5.0に準じる。
-
〈全身性ALアミロイドーシス〉
- 7.9 **本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。
- 7.10 本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する薬剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること。[17.1.12 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤の投与前及び投与中は、定期的に血液検査等を行い、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.3 参照],[11.1.2 参照]
- 8.2 本剤は、赤血球上に発現しているCD38と結合し、間接クームス試験結果が偽陽性となる可能性がある。当該干渉は本剤最終投与より6ヵ月後まで持続する可能性がある。このため、本剤投与前に不規則抗体のスクリーニングを含めた一般的な輸血前検査の実施をすること。輸血が予定されている場合は、本剤を介した間接クームス試験への干渉について関係者に周知すること。1) [12.1 参照]
- 8.3 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.4 参照]
- 8.4 本剤の投与によりB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎があらわれることがあるので、本剤投与に先立って肝炎ウイルス感染の有無を確認し、本剤投与前に適切な処置を行うこと。[9.1.2 参照],[11.1.3 参照]
- 8.5 本剤の使用にあたっては、ダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤との取り違えに注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 慢性閉塞性肺疾患若しくは気管支喘息のある患者又はそれらの既往歴のある患者
本剤の投与後処置として気管支拡張剤及び吸入ステロイド剤の投与を考慮すること。本剤投与後に遅発性を含む気管支痙攣の発現リスクが高くなるおそれがある。
-
9.1.2 B型肝炎ウイルスキャリアの患者又はHBs抗原陰性でHBc抗体陽性若しくはHBs抗体陽性の患者
本剤の投与開始後は継続して肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。本剤の投与によりB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎があらわれることがある。[8.4 参照],[11.1.3 参照]
-
9.1.3 体重65kg 以下の患者
好中球減少等の骨髄抑制の発現が増加することがある。[8.1 参照],[11.1.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠可能な女性及びパートナーが妊娠する可能性のある男性に対しては、本剤投与中及び本剤投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。男性の受胎能に対する影響は検討されておらず不明である。[9.5 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、IgG1モノクローナル抗体に胎盤通過性があることが知られている。[9.4 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は検討されていないが、ヒトIgGは乳汁中に移行するので、本剤も移行する可能性がある。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
**,*患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。高齢者では一般に生理機能が低下している。ダラツムマブ(遺伝子組換え)点滴静注製剤の臨床試験において、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者のうち65歳未満と比較して65歳以上で重篤な有害事象の発現頻度は高く、主な重篤な有害事象は肺炎、敗血症であった。造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者において、75歳未満と比較して75歳以上で重篤な有害事象の発現頻度は高く、主な重篤な有害事象は肺炎であった。
本剤の臨床試験において、造血幹細胞移植の適応となる未治療の多発性骨髄腫患者、造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者、未治療の全身性ALアミロイドーシス患者及び高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫患者において、65歳以上における主な重篤な有害事象は肺炎であった。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
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11.1.1 **,*Infusion reaction
アナフィラキシー、鼻閉、咳嗽、悪寒、眼障害(脈絡膜滲出、急性近視、急性閉塞隅角緑内障等)、気管支痙攣、低酸素症、呼吸困難等のinfusion reaction(32.7%)があらわれることがあり、多くの場合は、初回投与時に発現が認められたが、2回目以降の投与時にも認められている。異常が認められた場合は、本剤の投与を中断又は中止し適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。重度のinfusion reactionが認められた場合、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。[7.1 参照],[7.2 参照]
-
11.1.2 **,*骨髄抑制
好中球減少(19.6%)、血小板減少(15.1%)、リンパ球減少(7.3%)及び発熱性好中球減少症(1.1%)等の骨髄抑制があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.3 参照]
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11.1.3 **,*感染症
肺炎(8.7%)や敗血症(1.1%)等の重篤な感染症や、B型肝炎ウイルスの再活性化があらわれることがある。[8.4 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.4 腫瘍崩壊症候群(頻度不明)
異常が認められた場合には適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。[8.3 参照]
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11.1.5 *間質性肺疾患(0.2%)
異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、必要に応じて、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
10%以上 |
10%未満 |
5%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|---|
*感染症及び寄生虫症 |
上気道感染 |
気管支炎、尿路感染、COVID-19、サイトメガロウイルス感染 |
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血液及びリンパ系障害 |
貧血、白血球減少 |
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免疫系障害 |
低γグロブリン血症 |
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*代謝及び栄養障害 |
食欲減退、低カリウム血症、低カルシウム血症、脱水、高血糖 |
|||
精神障害 |
不眠症 |
|||
*神経系障害 |
末梢性ニューロパチー、頭痛、浮動性めまい、錯感覚、失神 |
|||
心臓障害 |
心房細動 |
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血管障害 |
高血圧 |
|||
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽、呼吸困難 |
肺水腫 |
||
*胃腸障害 |
下痢 |
悪心、便秘、嘔吐、腹痛 |
||
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹、そう痒症 |
|||
*筋骨格系及び結合組織障害 |
筋骨格痛、筋痙縮、関節痛 |
|||
**,*一般・全身障害及び投与部位の状態 |
注射部位反応、疲労、発熱、無力症 |
注射部位紅斑、悪寒、末梢性浮腫 |
12. 臨床検査結果に及ぼす影響
- 12.1 本剤は赤血球上のCD38と結合し、抗体スクリーニングや交差試験等の適合性試験に干渉する。本剤による間接クームス試験への干渉を回避するために、ジチオスレイトール(DTT)処理(本剤と赤血球上のCD38との結合を阻害する)を考慮すること。Kell血液型抗原はDTT 処理で変性するので、不規則抗体スクリーニングにおいてKell血液型抗原に対する抗体の評価が不能となることに注意すること。1) [8.2 参照]
- 12.2 本剤はヒトIgGκ 型モノクローナル抗体であり、血清中Mタンパクの血清蛋白電気泳動法及び血清免疫固定法の結果に干渉する可能性がある。IgGκ型多発性骨髄腫細胞を有する患者における完全奏効(CR)の評価及びCR からの再発の評価に影響を及ぼす可能性があるため注意すること。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
- 14.1.1 本剤の投与には、ポリプロピレン又はポリエチレンのシリンジとステンレス鋼製の注射針を用いること。翼状針で投与する場合は、ポリプロピレン、ポリエチレン又はポリ塩化ビニル(PVC)のチューブ、コネクター等を用いること。
- 14.1.2 本剤は、無菌環境下において、調製すること。
- 14.1.3 本剤を冷蔵庫から取り出し、15~30℃に戻しておくこと。未穿刺バイアルは、室温及び室内光下で最長24時間保管ができる。
- 14.1.4 注射針の詰まりを避けるために、投与直前に皮下注射針又は皮下投与セットをシリンジに取り付ける。
- 14.1.5 薬液入りシリンジを直ちに使用しない場合は、本剤調製後、室温及び室内光下で7時間まで保存することができる。本剤調製後直ちに冷蔵庫に保存した場合は、最長24時間保存の後、室温及び室内光下で7時間まで保存することができる。
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 本剤投与前に粒子や変色の有無を目視で確認すること。不透明粒子や変色又は異物が認められた場合は使用しないこと。
- 14.2.2 臍から左又は右に約7.5cmの腹部皮下に、本剤15mLを約3~5分かけて投与する。他の部位への投与はデータが得られていないため行わないこと。
- 14.2.3 同一部位への反復注射は行わないこと。
- 14.2.4 皮膚の発赤、挫傷、圧痛、硬結又は瘢痕がある部位には注射しないこと。
- 14.2.5 患者が痛みを感じた場合は、注射速度を減速又は注射を中断する。減速しても痛みが軽減しない場合は、残りを左右逆側の腹部に投与することができる。
- 14.2.6 本剤投与中は、同一部位に他剤を皮下投与しないこと。
- 14.2.7 本剤は1回使い切りである。未使用残液については適切に廃棄すること。