薬効分類名抗悪性腫瘍剤
一般的名称トラベクテジン
ヨンデリス点滴静注用0.25mg、ヨンデリス点滴静注用1mg
よんでりすてんてきじょうちゅうよう0.25mg、よんでりすてんてきじょうちゅうよう1mg
Yondelis I.V. infusion, Yondelis I.V. infusion
製造販売元/大鵬薬品工業株式会社、提携先/Pharma Mar, S.A.
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
CYP3A阻害剤(ケトコナゾール、クラリスロマイシン、アプレピタント等)
[16.6.1 参照]
本剤の血漿中濃度が上昇し、副作用の頻度及び重症度が増加するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。併用が避けられない場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。
これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。
CYP3A誘導剤(リファンピシン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等)
[16.6.2 参照]
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。
これらの薬剤等のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる。
1. 警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者[11.1.4 参照]
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
4. 効能又は効果
悪性軟部腫瘍
6. 用法及び用量
通常、成人にはトラベクテジンとして1回1.2mg/m2(体表面積)を24時間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
- 7.2 薬液が漏出した場合、重度の組織障害を起こすおそれがあるので、中心静脈から投与すること。[14.3.1 参照],[14.3.2 参照]
-
7.3 本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、休薬又は減量すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照]
- 本剤投与開始前の臨床検査値が「投与開始基準」の基準値を満たさない場合は、本剤を投与しない又は基準値に回復するまで投与を延期すること。
- 「減量基準」に該当する副作用が発現した場合は、1段階ごとに減量すること。ただし、最低投与量は0.8mg/m2とする。
減量基準 項目
減量基準
好中球数
500/mm3未満が6日間以上持続する。又は500/mm3未満で発熱、感染を伴う。
血小板数
2.5×104/mm3未満
総ビリルビン
1.5mg/dLを超える。
AST
投与後21日目以降に施設基準値上限の2.5倍を超える。
ALT
ALP
施設基準値上限の2.5倍を超える。
非血液毒性
グレード3 注4) 以上
注4) CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)version 4.0に準じる。減量の目安 減量段階
投与量
通常投与量
1.2mg/m2
1段階減量
1.0mg/m2
2段階減量
0.8mg/m2
8. 重要な基本的注意
- 8.1 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 骨髄機能が抑制され、敗血症性ショック等の好中球減少に伴う感染等があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[11.1.2 参照],[11.1.5 参照]
- 8.3 横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感等の症状を観察するとともに、本剤投与開始前及び投与中は定期的にCKの検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[11.1.3 参照]
- 8.4 心機能障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心エコー等の心機能検査(左室駆出率の測定を含む)を行うとともに、心機能障害に関連する臨床的な徴候や症状を十分に観察すること。[9.1.3 参照],[11.1.6 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 骨髄抑制のある患者
骨髄抑制が増強するおそれがある。[8.2 参照],[9.1.2 参照],[11.1.2 参照]
-
9.1.2 感染症を合併している患者
骨髄抑制により、感染症が悪化するおそれがある。[8.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.2 参照],[11.1.5 参照]
-
9.1.3 アントラサイクリン系薬剤による治療歴のある患者又は心機能障害のある患者
心機能障害が発現又は増悪するおそれがある。[8.4 参照],[11.1.6 参照]
9.3 肝機能障害患者
血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
- 9.4.1 生殖可能な年齢の患者に投与する場合には、性腺に対する影響を考慮すること。[15.2.2 参照]
- 9.4.2 *妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後7カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照],[15.2.1 参照]
- 9.4.3 *男性には、本剤投与中及び最終投与後4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[15.2.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。ラットで本剤の胎盤及び胎児への移行が確認されており、胎児への影響又は催奇形性を示す可能性がある。[2.2 参照],[9.4.2 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒトでの乳汁移行に関するデータはない。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は、主にCYP3A4により代謝される。[16.4.1 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
CYP3A阻害剤(ケトコナゾール
注5)
、クラリスロマイシン、アプレピタント等) |
本剤の血漿中濃度が上昇し、副作用の頻度及び重症度が増加するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。併用が避けられない場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。 |
これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
CYP3A誘導剤(リファンピシン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等) |
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 |
これらの薬剤等のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 肝不全、肝機能障害
肝不全(頻度不明)及びAST(47.2%)、ALT(66.7%)等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.1 参照]
-
11.1.2 骨髄抑制
好中球減少(83.3%)、白血球減少(55.6%)、血小板減少(36.1%)、貧血(30.6%)、リンパ球減少(22.2%)、発熱性好中球減少症(13.9%)があらわれることがある。[8.2 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.3 横紋筋融解症(2.8%)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.3 参照]
-
11.1.4 重篤な過敏症
過敏症(頻度不明)により死亡に至った例も報告されている。[2.1 参照]
-
11.1.5 感染症
肺炎(2.8%)、敗血症性ショック(頻度不明)等があらわれることがある。[8.2 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.6 心機能障害
うっ血性心不全(2.8%)及び左室駆出率低下(頻度不明)等の心機能障害があらわれることがある。[8.4 参照],[9.1.3 参照]
11.2 その他の副作用
20%以上 |
5~20%未満 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
消化器 |
悪心(88.9%)、食欲不振(58.3%)、便秘(47.2%)、嘔吐 |
口内炎、下痢、味覚異常、消化不良 |
腹痛 |
膵炎 |
肝臓 |
γ-GTP上昇 |
ALP上昇、ビリルビン上昇 |
||
精神神経系 |
頭痛、末梢感覚性神経障害 |
浮動性めまい |
不眠症、錯感覚 |
|
呼吸器 |
咳嗽、呼吸困難 |
|||
筋骨格系 |
筋肉痛、CK上昇 |
関節痛、背部痛 |
||
循環器 |
潮紅、低血圧 |
|||
皮膚・皮下組織系 |
脱毛、注射部位反応 |
注射部位壊死、注射部位紅斑、注射部位疼痛、皮下溢血 |
||
その他 |
倦怠感(44.4%) |
発熱、疲労、浮腫 |
低カリウム血症、体重減少 |
脱水、静脈炎、クレアチニン上昇、アルブミン減少 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
海外で、本剤投与後に白血病、骨髄異形成症候群等の悪性腫瘍が発生したとの報告がある。
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 *遺伝毒性に関して、細菌を用いた復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験及びマウスの骨髄細胞を用いた小核試験において、陽性の結果が報告されている。[9.4.2 参照],[9.4.3 参照]
- 15.2.2 ラットにトラベクテジン50µg/kg/日以上(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、精巣の精上皮変性、精子巨細胞の出現、精巣上体の細胞残屑及び雌において性周期の若干の遅延が認められている。また、サルにトラベクテジン70µg/kg/日(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、未熟精巣の発生頻度増加が認められている。[9.4.1 参照]
- 15.2.3 サルにトラベクテジン25µg/kg/日以上(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、網膜浮腫が認められている。
1. 警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者[11.1.4 参照]
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
4. 効能又は効果
悪性軟部腫瘍
6. 用法及び用量
通常、成人にはトラベクテジンとして1回1.2mg/m2(体表面積)を24時間かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
- 7.2 薬液が漏出した場合、重度の組織障害を起こすおそれがあるので、中心静脈から投与すること。[14.3.1 参照],[14.3.2 参照]
-
7.3 本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、休薬又は減量すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照]
- 本剤投与開始前の臨床検査値が「投与開始基準」の基準値を満たさない場合は、本剤を投与しない又は基準値に回復するまで投与を延期すること。
- 「減量基準」に該当する副作用が発現した場合は、1段階ごとに減量すること。ただし、最低投与量は0.8mg/m2とする。
減量基準 項目
減量基準
好中球数
500/mm3未満が6日間以上持続する。又は500/mm3未満で発熱、感染を伴う。
血小板数
2.5×104/mm3未満
総ビリルビン
1.5mg/dLを超える。
AST
投与後21日目以降に施設基準値上限の2.5倍を超える。
ALT
ALP
施設基準値上限の2.5倍を超える。
非血液毒性
グレード3 注4) 以上
注4) CTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)version 4.0に準じる。減量の目安 減量段階
投与量
通常投与量
1.2mg/m2
1段階減量
1.0mg/m2
2段階減量
0.8mg/m2
8. 重要な基本的注意
- 8.1 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 骨髄機能が抑制され、敗血症性ショック等の好中球減少に伴う感染等があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[11.1.2 参照],[11.1.5 参照]
- 8.3 横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感等の症状を観察するとともに、本剤投与開始前及び投与中は定期的にCKの検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[11.1.3 参照]
- 8.4 心機能障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心エコー等の心機能検査(左室駆出率の測定を含む)を行うとともに、心機能障害に関連する臨床的な徴候や症状を十分に観察すること。[9.1.3 参照],[11.1.6 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 骨髄抑制のある患者
骨髄抑制が増強するおそれがある。[8.2 参照],[9.1.2 参照],[11.1.2 参照]
-
9.1.2 感染症を合併している患者
骨髄抑制により、感染症が悪化するおそれがある。[8.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.2 参照],[11.1.5 参照]
-
9.1.3 アントラサイクリン系薬剤による治療歴のある患者又は心機能障害のある患者
心機能障害が発現又は増悪するおそれがある。[8.4 参照],[11.1.6 参照]
9.3 肝機能障害患者
血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
- 9.4.1 生殖可能な年齢の患者に投与する場合には、性腺に対する影響を考慮すること。[15.2.2 参照]
- 9.4.2 *妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後7カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照],[15.2.1 参照]
- 9.4.3 *男性には、本剤投与中及び最終投与後4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[15.2.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。ラットで本剤の胎盤及び胎児への移行が確認されており、胎児への影響又は催奇形性を示す可能性がある。[2.2 参照],[9.4.2 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒトでの乳汁移行に関するデータはない。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は、主にCYP3A4により代謝される。[16.4.1 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
CYP3A阻害剤(ケトコナゾール
注5)
、クラリスロマイシン、アプレピタント等) |
本剤の血漿中濃度が上昇し、副作用の頻度及び重症度が増加するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。併用が避けられない場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。 |
これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
CYP3A誘導剤(リファンピシン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等) |
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 |
これらの薬剤等のCYP3A誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 肝不全、肝機能障害
肝不全(頻度不明)及びAST(47.2%)、ALT(66.7%)等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.1 参照]
-
11.1.2 骨髄抑制
好中球減少(83.3%)、白血球減少(55.6%)、血小板減少(36.1%)、貧血(30.6%)、リンパ球減少(22.2%)、発熱性好中球減少症(13.9%)があらわれることがある。[8.2 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.3 横紋筋融解症(2.8%)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.3 参照]
-
11.1.4 重篤な過敏症
過敏症(頻度不明)により死亡に至った例も報告されている。[2.1 参照]
-
11.1.5 感染症
肺炎(2.8%)、敗血症性ショック(頻度不明)等があらわれることがある。[8.2 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.6 心機能障害
うっ血性心不全(2.8%)及び左室駆出率低下(頻度不明)等の心機能障害があらわれることがある。[8.4 参照],[9.1.3 参照]
11.2 その他の副作用
20%以上 |
5~20%未満 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
消化器 |
悪心(88.9%)、食欲不振(58.3%)、便秘(47.2%)、嘔吐 |
口内炎、下痢、味覚異常、消化不良 |
腹痛 |
膵炎 |
肝臓 |
γ-GTP上昇 |
ALP上昇、ビリルビン上昇 |
||
精神神経系 |
頭痛、末梢感覚性神経障害 |
浮動性めまい |
不眠症、錯感覚 |
|
呼吸器 |
咳嗽、呼吸困難 |
|||
筋骨格系 |
筋肉痛、CK上昇 |
関節痛、背部痛 |
||
循環器 |
潮紅、低血圧 |
|||
皮膚・皮下組織系 |
脱毛、注射部位反応 |
注射部位壊死、注射部位紅斑、注射部位疼痛、皮下溢血 |
||
その他 |
倦怠感(44.4%) |
発熱、疲労、浮腫 |
低カリウム血症、体重減少 |
脱水、静脈炎、クレアチニン上昇、アルブミン減少 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
海外で、本剤投与後に白血病、骨髄異形成症候群等の悪性腫瘍が発生したとの報告がある。
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 *遺伝毒性に関して、細菌を用いた復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験及びマウスの骨髄細胞を用いた小核試験において、陽性の結果が報告されている。[9.4.2 参照],[9.4.3 参照]
- 15.2.2 ラットにトラベクテジン50µg/kg/日以上(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、精巣の精上皮変性、精子巨細胞の出現、精巣上体の細胞残屑及び雌において性周期の若干の遅延が認められている。また、サルにトラベクテジン70µg/kg/日(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、未熟精巣の発生頻度増加が認められている。[9.4.1 参照]
- 15.2.3 サルにトラベクテジン25µg/kg/日以上(AUCに基づく用量比較で臨床曝露量未満)を3週間ごとに反復投与したところ、網膜浮腫が認められている。