薬効分類名抗悪性腫瘍剤/微小管阻害薬結合抗CD30 モノクローナル抗体
一般的名称ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)注
アドセトリス点滴静注用50mg
あどせとりすてんてきじょうちゅうよう50mg
ADCetris for I.V. Infusion 50mg
製造販売元/武田薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
CYP3A4阻害剤
- ケトコナゾール等
本剤をケトコナゾールと併用したところ、本剤の血中濃度には変化は認められなかったものの、MMAEの血中濃度のAUC0-∞及びCmaxが34%及び25%増加した。本剤を強力なCYP3A4阻害剤と併用すると、好中球減少症等のMMAEによる毒性の発現頻度が高まる可能性があるので、併用する場合は、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。
MMAEの代謝には主にCYP3A4が関与しているため、CYP3A4阻害剤との併用により、MMAEの代謝が阻害され、MMAEの血中濃度が増加する可能性がある。
1. 警告
- 1.1 本剤を投与する場合は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識と経験を持つ医師のもとで、本剤が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
- 1.2 外国で実施された臨床試験において、中等度及び重度の肝機能障害を有する患者に対して本剤を投与後に真菌感染症により死亡に至った例が報告されていることから、これらの患者への投与の可否を慎重に判断すること。[9.3 参照],[16.6.2 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し重度の過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 ブレオマイシン塩酸塩を投与中の患者[10.1 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照],[17.1.6 参照],[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照],[17.1.10 参照],[17.1.11 参照]
- 5.2 免疫組織化学法等により検査を行い、CD30抗原が陽性であることが確認された患者に使用すること。なお、CD30陽性の確認は、十分な経験を有する病理医又は検査施設において実施すること。
6. 用法及び用量
-
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫〉
ドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩及びダカルバジンとの併用において、通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として以下の用量を2週間に1回、最大12回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
・成人には、1回1.2mg/kg(体重)
・小児には、1回48mg/m2(体表面積) -
〈未治療のCD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫〉
シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩及びプレドニゾロンとの併用において、通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8 mg/kg(体重)を最大8回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
-
〈再発又は難治性のCD30陽性のホジキンリンパ腫及び末梢性T細胞リンパ腫〉
通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
-
**〈再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫〉
通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 調製後の希釈液を30分以上かけて点滴静脈内投与すること。
-
7.2 好中球減少症が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬すること。[8.2 参照],[11.1.4 参照]
好中球数
処置
1,000/mm3以上
同一用法・用量で、投与を継続する。
1,000/mm3未満
ベースライン又は1,000/mm3以上に回復するまで休薬する。
-
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫〉
-
7.3 *末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
Grade注)
処置
成人
小児
Grade1(機能障害はなく、知覚障害、反射消失のみ)
同一用法・用量で、投与を継続する。
Grade2(機能障害はあるが、日常生活に支障はない)
0.9mg/kgに減量して投与を継続する。
36mg/m2に減量して投与を継続する。
Grade3(日常生活に支障がある)
Grade2以下に回復するまで休薬する。回復した場合は、0.9mg/kgに減量して投与を再開する。
神経毒性を有する併用薬剤については、各電子添文を参照し、減量を考慮する。Grade2以下に回復するまで休薬する。回復した場合は、36mg/m2に減量して投与を再開する。
神経毒性を有する併用薬剤については、各電子添文を参照し、減量を考慮する。Grade4(障害をきたす感覚ニューロパチー、生命を脅かす又は麻痺をきたす運動ニューロパチー)
投与中止する。
-
7.3 *末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
-
〈未治療のCD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫〉
-
7.4 末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
Grade注)
処置
Grade1(機能障害はなく、知覚障害、反射消失のみ)
同一用法・用量で、投与を継続する。
Grade2(機能障害はあるが、日常生活に支障はない)
感覚ニューロパチー:
同一用法・用量で、投与を継続する。運動ニューロパチー:
1.2mg/kgに減量して投与を継続する。Grade3(日常生活に支障がある)
感覚ニューロパチー:
1.2mg/kgに減量して投与を継続する。運動ニューロパチー:
投与中止する。Grade4(障害をきたす感覚ニューロパチー、生命を脅かす又は麻痺をきたす運動ニューロパチー)
投与中止する。
-
7.4 末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
-
**〈再発又は難治性のCD30陽性のホジキンリンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫及び皮膚T細胞リンパ腫〉
- 7.5 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。
-
7.6 末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
Grade注)
処置
Grade1(機能障害はなく、知覚障害、反射消失のみ)
同一用法・用量で、投与を継続する。
Grade2(機能障害はあるが、日常生活に支障はない)
ベースライン又はGrade1以下に回復するまで休薬する。回復した場合は、1.2mg/kgに減量して投与を再開する。
Grade3(日常生活に支障がある)
Grade4(障害をきたす感覚ニューロパチー、生命を脅かす又は麻痺をきたす運動ニューロパチー)
投与中止する。
注)GradeはNCI-CTCAEに基づく。
8. 重要な基本的注意
-
〈効能共通〉
- 8.1 Infusion reactionがあらわれることがあるので、本剤の投与は重度のInfusion reactionに備えて緊急時に十分な対応のできる準備を行った上で開始すること。2回目以降の本剤投与時に初めて重度のInfusion reactionを発現することもあるので、本剤投与中はバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数等)、臨床検査値及び自他覚症状等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.5 参照]
- 8.2 骨髄抑制があらわれることがあるので、定期的に血液検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。また、好中球減少やリンパ球減少があらわれることがあるので、免疫不全の徴候について綿密な検査を行うこと。[7.2 参照],[11.1.2 参照],[11.1.4 参照]
- 8.3 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.6 参照]
- 8.4 急性膵炎があらわれることがあるので、定期的に膵酵素を含む検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.8 参照]
- 8.5 劇症肝炎、肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行う等、観察を十分に行うこと。[11.1.9 参照]
-
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫及び末梢性T細胞リンパ腫〉
- 8.6 本剤とドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩及びダカルバジンとの併用投与、又は本剤とシクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩及びプレドニゾン(国内未承認)との併用投与において、高頻度に発熱性好中球減少症が認められたことから、成人に本剤とこれらの薬剤を併用投与する際には、最新のガイドライン等を参考に予防投与(一次予防)を含めたG-CSF製剤の使用を考慮すること。[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 感染症を合併している患者
骨髄抑制等により、感染症が増悪するおそれがある。[11.1.2 参照]
-
9.1.2 末梢神経障害のある患者
末梢神経障害が増悪するおそれがある。[7.3 参照],[7.4 参照],[7.6 参照],[11.1.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス値<30mL/min)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。本剤の構成成分であるモノメチルアウリスタチンE(MMAE)の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。 MMAEの血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。
外国臨床試験において、中等度及び重度(Child-Pugh分類 B及びC)の肝機能障害を有する患者に対して本剤を投与後に真菌感染症により死亡に至った例が報告されている。 [1.2 参照],[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
パートナーが妊娠する可能性のある男性患者には、本剤投与中及び本剤投与終了後一定期間は適切な避妊法を用いるよう指導すること。動物試験(ラット)で精巣毒性が報告されている1) 。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。やむを得ず投与する場合は、本剤投与による胎児への危険性(流産又は胎児毒性)について患者に十分説明すること。動物試験(ラット)では、ヒト推奨用量(1.8mg/kgを3週に1回投与)と同程度の曝露量となる3mg/kgの投与で、胚・胎児毒性が認められた2) 。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。ヒト乳汁中への移行は不明である。
9.7 小児等
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- in vitro試験において、本剤の構成成分であるMMAEは主にCYP3A4で代謝される。[16.4 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤をケトコナゾールと併用したところ、本剤の血中濃度には変化は認められなかったものの、MMAEの血中濃度のAUC0-∞及びCmaxが34%及び25%増加した6) 。本剤を強力なCYP3A4阻害剤と併用すると、好中球減少症等のMMAEによる毒性の発現頻度が高まる可能性があるので、併用する場合は、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
MMAEの代謝には主にCYP3A4が関与しているため、CYP3A4阻害剤との併用により、MMAEの代謝が阻害され、MMAEの血中濃度が増加する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **末梢神経障害(56.2%)
末梢性感覚ニューロパチー(31.9%)、末梢性ニューロパチー(14.0%)、錯感覚(8.0%)、末梢性運動ニューロパチー(5.8%)、感覚鈍麻(3.2%)、筋力低下(2.3%)、脱髄性多発ニューロパチー(0.3%)、神経痛(0.8%)等があらわれることがあるので、しびれ、筋力低下等が認められた場合は、休薬、減量等の適切な処置を行うこと。[7.3 参照],[7.4 参照],[7.6 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.2 **感染症(23.8%)
細菌、真菌、ウイルス等による重篤な感染症(肺炎(3.6%)、敗血症(2.0%)等)があらわれることがある。また、ニューモシスティス、カンジダ等の真菌、ヘルペス等のウイルスによる日和見感染に注意すること。[8.2 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.3 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)
本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 **骨髄抑制(58.2%)
好中球減少(49.4%)、発熱性好中球減少症(13.3%)、貧血(12.9%)、白血球減少(11.5%)、血小板減少(4.3%)、リンパ球減少(3.2%)があらわれることがある。[7.2 参照],[8.2 参照],[8.6 参照]
-
11.1.5 **Infusion reaction(8.1%)
アナフィラキシー(0.1%)、悪心(2.1%)、悪寒(1.0%)、そう痒症(0.7%)、咳嗽(0.4%)、じん麻疹(0.4%)、呼吸困難(0.6%)、低酸素症(0.2%)等を含むInfusion reactionがあらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中断し、適切な処置(酸素吸入、昇圧剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤の投与等)を行うとともに、症状が回復するまで患者を十分に観察すること。また、投与再開する場合は、必要に応じて投与速度を減じて慎重に投与すること。重篤なInfusion reactionが認められた場合は、投与を中止すること。[8.1 参照]
-
11.1.6 腫瘍崩壊症候群(0.4%)
異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。[8.3 参照]
- 11.1.7 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.2%)
-
11.1.8 急性膵炎(0.1%)
腹痛等の膵炎を示唆する症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.4 参照]
-
11.1.9 **劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(9.4%)
劇症肝炎、ALT、AST等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.5 参照]
-
11.1.10 肺障害(1.1%)
呼吸不全(0.3%)、肺浸潤(0.3%)、肺臓炎(0.6%)、間質性肺疾患(0.1%)、急性呼吸窮迫症候群(0.1%)、器質化肺炎(頻度不明)等の肺障害があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
10%以上 |
5%以上10%未満 |
5%未満 |
|
|---|---|---|---|
精神・神経系 |
頭痛、味覚異常 |
浮動性めまい、不眠症、嗜眠、記憶障害、知覚過敏 |
|
消化器 |
**悪心(42.2%)、便秘、嘔吐、下痢、口内炎 |
**腹痛、消化不良 |
上腹部痛、口腔咽頭痛、口腔内痛、口腔内潰瘍形成、腹部膨満、腹部不快感、胃食道逆流性疾患、鼓腸、咽頭炎、胃炎、吐血、舌潰瘍 |
呼吸器 |
呼吸困難 |
咳嗽、労作性呼吸困難、しゃっくり、湿性咳嗽、肺塞栓症、鼻出血、鼻閉、咽喉絞扼感 |
|
血液/リンパ系 |
リンパ節症、好酸球増加症 |
||
皮膚 |
脱毛症 |
斑状丘疹状皮疹、そう痒症、発疹、皮膚乾燥、寝汗、注入部位疼痛、紅斑性皮疹、爪変色、多汗症、斑状皮疹、紅斑、じん麻疹、皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、そう痒性皮疹 |
|
眼 |
結膜炎、眼充血 |
||
代謝異常 |
食欲減退 |
脱水、高血糖、低カリウム血症、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、低リン酸血症 |
|
その他 |
疲労、発熱 |
体重減少、筋肉痛、関節痛、無力症 |
四肢痛、骨痛、悪寒、上気道感染、筋痙縮、疼痛、背部痛、ほてり、口腔カンジダ症、頻脈、筋骨格痛、倦怠感、口腔ヘルペス、尿路感染、非心臓性胸痛、静脈炎、末梢性浮腫、鼻炎、顎痛、気道感染、帯状疱疹、潮紅、低血圧、単純ヘルペス、腫瘍フレア、毛包炎、頸部痛、LDH増加、AL-P増加、粘膜の炎症 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 溶解
-
(1) 本剤は、1バイアルに日局注射用水10.5mLを加えると、濃度5mg/mLの溶解液になる。溶解の際には、日局注射用水をゆっくりとバイアル内に注入し、泡立てないよう静かに回転させて混和すること。溶解後の液は無色澄明〜わずかに乳白色であることを確認する。変色や粒子が認められた場合は使用しないこと。
<必要量の計算>
体重から換算した投与量
必要量(mL)=用量(mg/kg)×体重注1)(kg)/5(mg/mL)
注1)体重が100kgを超える場合は100kgとして計算する。
体表面積から換算した投与量注2)
必要量(mL)=用量(mg/m2)×体表面積(m2)/5(mg/mL)
注2)未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫の小児患者に対して適用される。 - (2) 溶解後速やかに希釈しない場合は、2〜8℃(凍結させないこと)で保存し、24時間以内に投与すること。未使用分は廃棄すること。
-
(1) 本剤は、1バイアルに日局注射用水10.5mLを加えると、濃度5mg/mLの溶解液になる。溶解の際には、日局注射用水をゆっくりとバイアル内に注入し、泡立てないよう静かに回転させて混和すること。溶解後の液は無色澄明〜わずかに乳白色であることを確認する。変色や粒子が認められた場合は使用しないこと。
- 14.1.2 希釈
14.2 薬剤投与時の注意
投与前後には、ラインを生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液でフラッシュすること。
1. 警告
- 1.1 本剤を投与する場合は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識と経験を持つ医師のもとで、本剤が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
- 1.2 外国で実施された臨床試験において、中等度及び重度の肝機能障害を有する患者に対して本剤を投与後に真菌感染症により死亡に至った例が報告されていることから、これらの患者への投与の可否を慎重に判断すること。[9.3 参照],[16.6.2 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し重度の過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 ブレオマイシン塩酸塩を投与中の患者[10.1 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照],[17.1.6 参照],[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照],[17.1.10 参照],[17.1.11 参照]
- 5.2 免疫組織化学法等により検査を行い、CD30抗原が陽性であることが確認された患者に使用すること。なお、CD30陽性の確認は、十分な経験を有する病理医又は検査施設において実施すること。
6. 用法及び用量
-
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫〉
ドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩及びダカルバジンとの併用において、通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として以下の用量を2週間に1回、最大12回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
・成人には、1回1.2mg/kg(体重)
・小児には、1回48mg/m2(体表面積) -
〈未治療のCD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫〉
シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩及びプレドニゾロンとの併用において、通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8 mg/kg(体重)を最大8回点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
-
〈再発又は難治性のCD30陽性のホジキンリンパ腫及び末梢性T細胞リンパ腫〉
通常、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
-
**〈再発又は難治性のCD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫〉
通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8mg/kg(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 調製後の希釈液を30分以上かけて点滴静脈内投与すること。
-
7.2 好中球減少症が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬すること。[8.2 参照],[11.1.4 参照]
好中球数
処置
1,000/mm3以上
同一用法・用量で、投与を継続する。
1,000/mm3未満
ベースライン又は1,000/mm3以上に回復するまで休薬する。
-
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫〉
-
7.3 *末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
Grade注)
処置
成人
小児
Grade1(機能障害はなく、知覚障害、反射消失のみ)
同一用法・用量で、投与を継続する。
Grade2(機能障害はあるが、日常生活に支障はない)
0.9mg/kgに減量して投与を継続する。
36mg/m2に減量して投与を継続する。
Grade3(日常生活に支障がある)
Grade2以下に回復するまで休薬する。回復した場合は、0.9mg/kgに減量して投与を再開する。
神経毒性を有する併用薬剤については、各電子添文を参照し、減量を考慮する。Grade2以下に回復するまで休薬する。回復した場合は、36mg/m2に減量して投与を再開する。
神経毒性を有する併用薬剤については、各電子添文を参照し、減量を考慮する。Grade4(障害をきたす感覚ニューロパチー、生命を脅かす又は麻痺をきたす運動ニューロパチー)
投与中止する。
-
7.3 *末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
-
〈未治療のCD30陽性の末梢性T細胞リンパ腫〉
-
7.4 末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
Grade注)
処置
Grade1(機能障害はなく、知覚障害、反射消失のみ)
同一用法・用量で、投与を継続する。
Grade2(機能障害はあるが、日常生活に支障はない)
感覚ニューロパチー:
同一用法・用量で、投与を継続する。運動ニューロパチー:
1.2mg/kgに減量して投与を継続する。Grade3(日常生活に支障がある)
感覚ニューロパチー:
1.2mg/kgに減量して投与を継続する。運動ニューロパチー:
投与中止する。Grade4(障害をきたす感覚ニューロパチー、生命を脅かす又は麻痺をきたす運動ニューロパチー)
投与中止する。
-
7.4 末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
-
**〈再発又は難治性のCD30陽性のホジキンリンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫及び皮膚T細胞リンパ腫〉
- 7.5 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。
-
7.6 末梢神経障害が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照]
Grade注)
処置
Grade1(機能障害はなく、知覚障害、反射消失のみ)
同一用法・用量で、投与を継続する。
Grade2(機能障害はあるが、日常生活に支障はない)
ベースライン又はGrade1以下に回復するまで休薬する。回復した場合は、1.2mg/kgに減量して投与を再開する。
Grade3(日常生活に支障がある)
Grade4(障害をきたす感覚ニューロパチー、生命を脅かす又は麻痺をきたす運動ニューロパチー)
投与中止する。
注)GradeはNCI-CTCAEに基づく。
8. 重要な基本的注意
-
〈効能共通〉
- 8.1 Infusion reactionがあらわれることがあるので、本剤の投与は重度のInfusion reactionに備えて緊急時に十分な対応のできる準備を行った上で開始すること。2回目以降の本剤投与時に初めて重度のInfusion reactionを発現することもあるので、本剤投与中はバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数等)、臨床検査値及び自他覚症状等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.5 参照]
- 8.2 骨髄抑制があらわれることがあるので、定期的に血液検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。また、好中球減少やリンパ球減少があらわれることがあるので、免疫不全の徴候について綿密な検査を行うこと。[7.2 参照],[11.1.2 参照],[11.1.4 参照]
- 8.3 腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.6 参照]
- 8.4 急性膵炎があらわれることがあるので、定期的に膵酵素を含む検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.8 参照]
- 8.5 劇症肝炎、肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行う等、観察を十分に行うこと。[11.1.9 参照]
-
〈未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫及び末梢性T細胞リンパ腫〉
- 8.6 本剤とドキソルビシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩及びダカルバジンとの併用投与、又は本剤とシクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩及びプレドニゾン(国内未承認)との併用投与において、高頻度に発熱性好中球減少症が認められたことから、成人に本剤とこれらの薬剤を併用投与する際には、最新のガイドライン等を参考に予防投与(一次予防)を含めたG-CSF製剤の使用を考慮すること。[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 感染症を合併している患者
骨髄抑制等により、感染症が増悪するおそれがある。[11.1.2 参照]
-
9.1.2 末梢神経障害のある患者
末梢神経障害が増悪するおそれがある。[7.3 参照],[7.4 参照],[7.6 参照],[11.1.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス値<30mL/min)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。本剤の構成成分であるモノメチルアウリスタチンE(MMAE)の血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。 MMAEの血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。
外国臨床試験において、中等度及び重度(Child-Pugh分類 B及びC)の肝機能障害を有する患者に対して本剤を投与後に真菌感染症により死亡に至った例が報告されている。 [1.2 参照],[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
パートナーが妊娠する可能性のある男性患者には、本剤投与中及び本剤投与終了後一定期間は適切な避妊法を用いるよう指導すること。動物試験(ラット)で精巣毒性が報告されている1) 。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。やむを得ず投与する場合は、本剤投与による胎児への危険性(流産又は胎児毒性)について患者に十分説明すること。動物試験(ラット)では、ヒト推奨用量(1.8mg/kgを3週に1回投与)と同程度の曝露量となる3mg/kgの投与で、胚・胎児毒性が認められた2) 。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。ヒト乳汁中への移行は不明である。
9.7 小児等
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- in vitro試験において、本剤の構成成分であるMMAEは主にCYP3A4で代謝される。[16.4 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤をケトコナゾールと併用したところ、本剤の血中濃度には変化は認められなかったものの、MMAEの血中濃度のAUC0-∞及びCmaxが34%及び25%増加した6) 。本剤を強力なCYP3A4阻害剤と併用すると、好中球減少症等のMMAEによる毒性の発現頻度が高まる可能性があるので、併用する場合は、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
MMAEの代謝には主にCYP3A4が関与しているため、CYP3A4阻害剤との併用により、MMAEの代謝が阻害され、MMAEの血中濃度が増加する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **末梢神経障害(56.2%)
末梢性感覚ニューロパチー(31.9%)、末梢性ニューロパチー(14.0%)、錯感覚(8.0%)、末梢性運動ニューロパチー(5.8%)、感覚鈍麻(3.2%)、筋力低下(2.3%)、脱髄性多発ニューロパチー(0.3%)、神経痛(0.8%)等があらわれることがあるので、しびれ、筋力低下等が認められた場合は、休薬、減量等の適切な処置を行うこと。[7.3 参照],[7.4 参照],[7.6 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.2 **感染症(23.8%)
細菌、真菌、ウイルス等による重篤な感染症(肺炎(3.6%)、敗血症(2.0%)等)があらわれることがある。また、ニューモシスティス、カンジダ等の真菌、ヘルペス等のウイルスによる日和見感染に注意すること。[8.2 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.3 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)
本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 **骨髄抑制(58.2%)
好中球減少(49.4%)、発熱性好中球減少症(13.3%)、貧血(12.9%)、白血球減少(11.5%)、血小板減少(4.3%)、リンパ球減少(3.2%)があらわれることがある。[7.2 参照],[8.2 参照],[8.6 参照]
-
11.1.5 **Infusion reaction(8.1%)
アナフィラキシー(0.1%)、悪心(2.1%)、悪寒(1.0%)、そう痒症(0.7%)、咳嗽(0.4%)、じん麻疹(0.4%)、呼吸困難(0.6%)、低酸素症(0.2%)等を含むInfusion reactionがあらわれることがあるので、異常が認められた場合には、直ちに投与を中断し、適切な処置(酸素吸入、昇圧剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤の投与等)を行うとともに、症状が回復するまで患者を十分に観察すること。また、投与再開する場合は、必要に応じて投与速度を減じて慎重に投与すること。重篤なInfusion reactionが認められた場合は、投与を中止すること。[8.1 参照]
-
11.1.6 腫瘍崩壊症候群(0.4%)
異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。[8.3 参照]
- 11.1.7 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.2%)
-
11.1.8 急性膵炎(0.1%)
腹痛等の膵炎を示唆する症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.4 参照]
-
11.1.9 **劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(9.4%)
劇症肝炎、ALT、AST等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.5 参照]
-
11.1.10 肺障害(1.1%)
呼吸不全(0.3%)、肺浸潤(0.3%)、肺臓炎(0.6%)、間質性肺疾患(0.1%)、急性呼吸窮迫症候群(0.1%)、器質化肺炎(頻度不明)等の肺障害があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
10%以上 |
5%以上10%未満 |
5%未満 |
|
|---|---|---|---|
精神・神経系 |
頭痛、味覚異常 |
浮動性めまい、不眠症、嗜眠、記憶障害、知覚過敏 |
|
消化器 |
**悪心(42.2%)、便秘、嘔吐、下痢、口内炎 |
**腹痛、消化不良 |
上腹部痛、口腔咽頭痛、口腔内痛、口腔内潰瘍形成、腹部膨満、腹部不快感、胃食道逆流性疾患、鼓腸、咽頭炎、胃炎、吐血、舌潰瘍 |
呼吸器 |
呼吸困難 |
咳嗽、労作性呼吸困難、しゃっくり、湿性咳嗽、肺塞栓症、鼻出血、鼻閉、咽喉絞扼感 |
|
血液/リンパ系 |
リンパ節症、好酸球増加症 |
||
皮膚 |
脱毛症 |
斑状丘疹状皮疹、そう痒症、発疹、皮膚乾燥、寝汗、注入部位疼痛、紅斑性皮疹、爪変色、多汗症、斑状皮疹、紅斑、じん麻疹、皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、そう痒性皮疹 |
|
眼 |
結膜炎、眼充血 |
||
代謝異常 |
食欲減退 |
脱水、高血糖、低カリウム血症、低マグネシウム血症、低ナトリウム血症、低リン酸血症 |
|
その他 |
疲労、発熱 |
体重減少、筋肉痛、関節痛、無力症 |
四肢痛、骨痛、悪寒、上気道感染、筋痙縮、疼痛、背部痛、ほてり、口腔カンジダ症、頻脈、筋骨格痛、倦怠感、口腔ヘルペス、尿路感染、非心臓性胸痛、静脈炎、末梢性浮腫、鼻炎、顎痛、気道感染、帯状疱疹、潮紅、低血圧、単純ヘルペス、腫瘍フレア、毛包炎、頸部痛、LDH増加、AL-P増加、粘膜の炎症 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 溶解
-
(1) 本剤は、1バイアルに日局注射用水10.5mLを加えると、濃度5mg/mLの溶解液になる。溶解の際には、日局注射用水をゆっくりとバイアル内に注入し、泡立てないよう静かに回転させて混和すること。溶解後の液は無色澄明〜わずかに乳白色であることを確認する。変色や粒子が認められた場合は使用しないこと。
<必要量の計算>
体重から換算した投与量
必要量(mL)=用量(mg/kg)×体重注1)(kg)/5(mg/mL)
注1)体重が100kgを超える場合は100kgとして計算する。
体表面積から換算した投与量注2)
必要量(mL)=用量(mg/m2)×体表面積(m2)/5(mg/mL)
注2)未治療のCD30陽性のホジキンリンパ腫の小児患者に対して適用される。 - (2) 溶解後速やかに希釈しない場合は、2〜8℃(凍結させないこと)で保存し、24時間以内に投与すること。未使用分は廃棄すること。
-
(1) 本剤は、1バイアルに日局注射用水10.5mLを加えると、濃度5mg/mLの溶解液になる。溶解の際には、日局注射用水をゆっくりとバイアル内に注入し、泡立てないよう静かに回転させて混和すること。溶解後の液は無色澄明〜わずかに乳白色であることを確認する。変色や粒子が認められた場合は使用しないこと。
- 14.1.2 希釈
14.2 薬剤投与時の注意
投与前後には、ラインを生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液でフラッシュすること。