薬効分類名抗悪性腫瘍剤
MET阻害剤
一般的名称グマロンチニブ水和物
ハイイータン錠50mg
はいいーたん
HAIYITAN tablets
製造販売元/海和製薬株式会社、販売元/大鵬薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
MATE1及びMATE2-Kの基質となる薬剤
メトホルミン等
[16.7.1 参照]
これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。
本剤がMATE1及びMATE2-Kを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
1. 警告
- 1.1 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
- 1.2 本剤の投与により間質性肺疾患があらわれることがあるので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
6. 用法及び用量
通常、成人にはグマロンチニブとして1回300mgを1日1回空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
- 7.2 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが上昇するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1 参照]
-
7.3 副作用が発現した場合は、以下の基準を考慮して、本剤を休薬、減量又は中止すること。
減量・中止する場合の投与量 減量レベル
1回投与量
通常投与量
300mg
1段階減量
250mg
2段階減量
200mg
3段階減量
150mg
中止
150mgで忍容不能な場合、投与を中止する。
副作用発現時の本剤の用量調節基準 副作用
程度注)
処置
間質性肺疾患
Grade 1以上
投与を中止する。
肝機能障害
Grade 2の血中ビリルビン増加
Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。
7日以内に回復した場合は、同一用量で投与を再開できる。
7日を過ぎてから回復した場合は、1段階減量して投与を再開できる。Grade 3の血中ビリルビン増加、AST又はALT増加
Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade 4
投与を中止する。
浮腫
Grade 2かつ対症療法により回復しない場合
Grade 1以下に回復するまで休薬する。
3~5日以内に回復した場合は、同一用量で投与を再開できる。同一用量で再開後に再度Grade 2に悪化した場合は、1段階減量する。
3~5日を過ぎてから回復した場合は、1段階減量して投与を再開できる。Grade 3
Grade 2以下に回復するまで休薬し、1段階減量して投与を再開できる。
Grade 4
投与を中止する。
血液障害
Grade 3又は4
Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して投与を再開できる。
上記以外の副作用
Grade 3
Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して投与を再開できる。
Grade 4
投与を中止する。
注)GradeはNCI-CTCAE ver.5.0に準じる。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 間質性肺疾患があらわれることがあるので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、患者に対して、初期症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう指導すること。[1.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.3 参照]
- 8.3 QT間隔延長があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心電図及び電解質検査(カリウム、マグネシウム、カルシウム等)を行い、また、脈拍、血圧測定を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。また、必要に応じて電解質を補正すること。[9.1.2 参照],[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者
間質性肺疾患が発現又は増悪するおそれがある。[1.2 参照],[8.1 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.2 QT間隔延長のおそれ又はその既往歴のある患者
QT間隔延長が発現又は悪化するおそれがある。[8.3 参照],[11.1.4 参照]
9.3 肝機能障害患者
本剤は主に代謝により体内から消失するため、血中濃度が上昇する可能性がある。なお、重度(総ビリルビンが基準値上限の3倍超)の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。乳汁移行に関するデータはないが、乳児が乳汁を介して本剤を摂取した場合、乳児に重大な副作用が発現するおそれがある。[9.5 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
MATE1及びMATE2-Kの基質となる薬剤 |
これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
本剤がMATE1及びMATE2-Kを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 間質性肺疾患
間質性肺疾患(1.2%)があらわれることがある。異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[1.2 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.2 体液貯留
浮腫(79.8%)、低アルブミン血症(38.1%)、胸水(9.5%)、心嚢液貯留(2.4%)等の体液貯留があらわれることがある。急激な体重の増加、呼吸困難等の異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
-
11.1.3 肝機能障害
血中ビリルビン増加(27.4%)、ALT増加(26.2%)、AST増加(21.4%)、ALP増加(8.3%)、γ-GTP増加(8.3%)、肝機能異常(4.8%)、肝損傷(1.2%)等の肝機能障害があらわれることがある。[8.2 参照]
- 11.1.4 QT間隔延長(9.5%)
11.2 その他の副作用
10%以上 |
5%~10%未満 |
|
|---|---|---|
一般・全身障害及び投与部位の状態 |
疲労 |
倦怠感 |
代謝及び栄養障害 |
食欲減退(32.1%)、高血糖、低カリウム血症、高尿酸血症、低ナトリウム血症、低カルシウム血症 |
|
臨床検査 |
洞性頻脈、体重減少、不整脈、血中尿素増加 |
|
胃腸障害 |
悪心(28.6%)、嘔吐(23.8%)、便秘 |
上腹部痛、腹部膨満 |
血液及びリンパ系障害 |
貧血、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症 |
|
腎及び尿路障害 |
血中クレアチニン増加、蛋白尿 |
|
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹 |
|
筋骨格系及び結合組織障害 |
四肢痛 |
背部痛、筋肉痛 |
精神障害 |
不眠症 |
|
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
呼吸困難 |
|
神経系障害 |
頭痛(32.1%) |
浮動性めまい |
1. 警告
- 1.1 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
- 1.2 本剤の投与により間質性肺疾患があらわれることがあるので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
6. 用法及び用量
通常、成人にはグマロンチニブとして1回300mgを1日1回空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
- 7.2 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが上昇するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1 参照]
-
7.3 副作用が発現した場合は、以下の基準を考慮して、本剤を休薬、減量又は中止すること。
減量・中止する場合の投与量 減量レベル
1回投与量
通常投与量
300mg
1段階減量
250mg
2段階減量
200mg
3段階減量
150mg
中止
150mgで忍容不能な場合、投与を中止する。
副作用発現時の本剤の用量調節基準 副作用
程度注)
処置
間質性肺疾患
Grade 1以上
投与を中止する。
肝機能障害
Grade 2の血中ビリルビン増加
Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。
7日以内に回復した場合は、同一用量で投与を再開できる。
7日を過ぎてから回復した場合は、1段階減量して投与を再開できる。Grade 3の血中ビリルビン増加、AST又はALT増加
Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade 4
投与を中止する。
浮腫
Grade 2かつ対症療法により回復しない場合
Grade 1以下に回復するまで休薬する。
3~5日以内に回復した場合は、同一用量で投与を再開できる。同一用量で再開後に再度Grade 2に悪化した場合は、1段階減量する。
3~5日を過ぎてから回復した場合は、1段階減量して投与を再開できる。Grade 3
Grade 2以下に回復するまで休薬し、1段階減量して投与を再開できる。
Grade 4
投与を中止する。
血液障害
Grade 3又は4
Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して投与を再開できる。
上記以外の副作用
Grade 3
Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して投与を再開できる。
Grade 4
投与を中止する。
注)GradeはNCI-CTCAE ver.5.0に準じる。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 間質性肺疾患があらわれることがあるので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、患者に対して、初期症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう指導すること。[1.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.3 参照]
- 8.3 QT間隔延長があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に心電図及び電解質検査(カリウム、マグネシウム、カルシウム等)を行い、また、脈拍、血圧測定を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。また、必要に応じて電解質を補正すること。[9.1.2 参照],[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者
間質性肺疾患が発現又は増悪するおそれがある。[1.2 参照],[8.1 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.2 QT間隔延長のおそれ又はその既往歴のある患者
QT間隔延長が発現又は悪化するおそれがある。[8.3 参照],[11.1.4 参照]
9.3 肝機能障害患者
本剤は主に代謝により体内から消失するため、血中濃度が上昇する可能性がある。なお、重度(総ビリルビンが基準値上限の3倍超)の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。乳汁移行に関するデータはないが、乳児が乳汁を介して本剤を摂取した場合、乳児に重大な副作用が発現するおそれがある。[9.5 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
MATE1及びMATE2-Kの基質となる薬剤 |
これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
本剤がMATE1及びMATE2-Kを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 間質性肺疾患
間質性肺疾患(1.2%)があらわれることがある。異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[1.2 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.2 体液貯留
浮腫(79.8%)、低アルブミン血症(38.1%)、胸水(9.5%)、心嚢液貯留(2.4%)等の体液貯留があらわれることがある。急激な体重の増加、呼吸困難等の異常が認められた場合には本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
-
11.1.3 肝機能障害
血中ビリルビン増加(27.4%)、ALT増加(26.2%)、AST増加(21.4%)、ALP増加(8.3%)、γ-GTP増加(8.3%)、肝機能異常(4.8%)、肝損傷(1.2%)等の肝機能障害があらわれることがある。[8.2 参照]
- 11.1.4 QT間隔延長(9.5%)
11.2 その他の副作用
10%以上 |
5%~10%未満 |
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|---|---|---|
一般・全身障害及び投与部位の状態 |
疲労 |
倦怠感 |
代謝及び栄養障害 |
食欲減退(32.1%)、高血糖、低カリウム血症、高尿酸血症、低ナトリウム血症、低カルシウム血症 |
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臨床検査 |
洞性頻脈、体重減少、不整脈、血中尿素増加 |
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胃腸障害 |
悪心(28.6%)、嘔吐(23.8%)、便秘 |
上腹部痛、腹部膨満 |
血液及びリンパ系障害 |
貧血、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症 |
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腎及び尿路障害 |
血中クレアチニン増加、蛋白尿 |
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皮膚及び皮下組織障害 |
発疹 |
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筋骨格系及び結合組織障害 |
四肢痛 |
背部痛、筋肉痛 |
精神障害 |
不眠症 |
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呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
呼吸困難 |
|
神経系障害 |
頭痛(32.1%) |
浮動性めまい |