薬効分類名抗悪性腫瘍剤/FGFR阻害剤
FGFR: Fibroblast Growth Factor Receptor(線維芽細胞増殖因子受容体)

一般的名称フチバチニブ

リトゴビ錠4mg

りとごびじょう4mg

LYTGOBI tablets

製造販売元/大鵬薬品工業株式会社

第2版
警告禁忌相互作用肝機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
91.3%
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
5~20%未満
5%未満
胃腸・消化器系
20%以上
胃腸・消化器系
5~20%未満
全身・局所・適用部位
20%以上
肝臓まわり
5~20%未満
腎・尿路
5~20%未満
内分泌・代謝系
5~20%未満
内分泌・代謝系
5%未満
運動器
5~20%未満
運動器
5%未満
脳・神経
20%以上
脳・神経
5~20%未満
脳・神経
5%未満
皮膚
20%以上
皮膚
5~20%未満
皮膚
5%未満

併用注意

薬剤名等

強い又は中程度のCYP3A誘導剤

リファンピシン、カルバマゼピン、エファビレンツ等

[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。

機序・危険因子

これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。

薬剤名等

強い又は中程度のCYP3A阻害剤

イトラコナゾール、クラリスロマイシン、フルコナゾール等

[16.7.3 参照],[16.7.4 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。

機序・危険因子

これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

リトゴビ錠4mg

有効成分 1錠中 フチバチニブ   4mg
添加剤 ラウリル硫酸ナトリウム、乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、D-マンニトール、結晶セルロース、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン

3.2 製剤の性状

リトゴビ錠4mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 6.1mm
厚さ 3.0mm
質量 82.4mg
識別コード FBN

4. 効能又は効果

がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 本剤の一次治療としての有効性及び安全性は確立していない。
  2. 5.2 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
  3. 5.3 臨床試験に組み入れられた患者の原発部位等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照]
  4. 5.4 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、FGFR2融合遺伝子が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
    https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html

6. 用法及び用量

通常、成人には、フチバチニブとして1日1回20mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
  2. 7.2 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1 参照]
  3. 7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
    減量の目安

    減量レベル

    投与量

    通常投与量

    20mg

    1段階減量

    16mg

    2段階減量

    12mg

    3段階減量

    投与中止

    副作用に対する休薬、減量及び中止基準

    副作用

    程度2)

    処置

    網膜剥離

    • 症状がある場合又は検査で悪化が認められた場合は、本剤を休薬する。
    • 休薬後、改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。改善しない場合は、本剤の投与を中止する。

    高リン血症

    血清リン濃度5.5mg/dL以上~7mg/dL以下

    • リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。

    血清リン濃度7mg/dL超~10mg/dL以下

    • リン制限食に加え、1段階減量し、高リン血症治療剤を投与する。
    • 1段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善した場合は、1段階減量の用量で本剤の投与を継続できる。
    • 1段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善しない場合は、さらに1段階減量する。
    • 2段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善しない場合は、7mg/dL以下になるまで本剤を休薬する。休薬後7mg/dL以下に改善した場合は、休薬前の用量で本剤の投与を再開できる。

    血清リン濃度10mg/dL超

    • リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。
    • 血清リン濃度が7mg/dL以下になるまで本剤を休薬する。休薬後7mg/dL以下に改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。
    • 2段階減量後、血清リン濃度が10mg/dLを超えた場合は、本剤の投与を中止する。

    上記以外の副作用

    Grade3

    • Grade1以下又はベースラインに回復するまで本剤を休薬する。回復後、1段階減量して本剤の投与を再開できる。なお、血液毒性について、1週間以内に回復した場合は、同一用量で本剤の投与を再開できる。

    Grade4

    • 本剤の投与を中止する。

                    

    2) GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。
                  

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 網膜剥離があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に眼科検査を行うなど観察を十分に行うこと。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[7.3 参照],[11.1.1 参照]
  2. 8.2 高リン血症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血清リン濃度を測定し、血清リン濃度の変動に注意すること。[7.3 参照],[11.1.2 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B又はC)

    減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇することがあり、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]

9.4 生殖能を有する者

  1. 9.4.1 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後一週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]
  2. 9.4.2 男性には、本剤投与中及び最終投与後一週間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[9.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ラットを用いた生殖発生毒性試験において、臨床曝露量未満に相当する用量で胎児の内臓及び骨格異常の発生が報告されている1) [9.4.1 参照],[9.4.2 参照],[9.6 参照]

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。本剤が乳汁に移行する可能性があり、乳児が乳汁を介して本剤を摂取した場合、乳児に重篤な副作用が発現するおそれがある。[9.5 参照],[15.2 参照]

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

強い又は中程度のCYP3A誘導剤

リファンピシン、カルバマゼピン、エファビレンツ等

[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。

これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。

強い又は中程度のCYP3A阻害剤

イトラコナゾール、クラリスロマイシン、フルコナゾール等

[16.7.3 参照],[16.7.4 参照]

本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。

これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 網膜剥離

    漿液性網膜剥離(1.0%)、網膜色素上皮剥離(1.0%)等があらわれることがある。霧視、飛蚊症、視野欠損、光視症、視力低下等が認められた場合には、眼科検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[7.3 参照],[8.1 参照]

  2. 11.1.2 高リン血症(91.3%)

    [7.3 参照],[8.2 参照]

11.2 その他の副作用

20%以上

5~20%未満

5%未満

眼障害

ドライアイ、睫毛の異常、霧視

眼瞼炎、視力障害

消化器障害

口内乾燥(30.1%)、下痢、口内炎

便秘、悪心、嘔吐

一般全身障害

疲労

肝胆道系障害

AST増加、ALT増加

腎障害

血中クレアチニン増加

代謝、栄養障害

食欲不振

高カルシウム血症、低ナトリウム血症、脱水

筋骨格系

筋肉痛、関節痛、筋痙縮、CK上昇

四肢痛

神経障害

味覚異常

末梢性ニューロパチー

浮動性めまい

皮膚障害

爪の異常(46.6%)、脱毛症(33.0%)、皮膚乾燥、手掌・足底発赤知覚不全症候群

そう痒症

発疹

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

反復投与毒性試験(ラット及びイヌ)において、種々の器官及び組織の異所性石灰化、骨・軟骨形成異常等の変化が臨床曝露量未満に相当する用量で認められた3) [9.6 参照]

1. 警告

本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

リトゴビ錠4mg

有効成分 1錠中 フチバチニブ   4mg
添加剤 ラウリル硫酸ナトリウム、乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、D-マンニトール、結晶セルロース、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン

3.2 製剤の性状

リトゴビ錠4mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 6.1mm
厚さ 3.0mm
質量 82.4mg
識別コード FBN

4. 効能又は効果

がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 本剤の一次治療としての有効性及び安全性は確立していない。
  2. 5.2 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
  3. 5.3 臨床試験に組み入れられた患者の原発部位等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照]
  4. 5.4 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、FGFR2融合遺伝子が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
    https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html

6. 用法及び用量

通常、成人には、フチバチニブとして1日1回20mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
  2. 7.2 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1 参照]
  3. 7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
    減量の目安

    減量レベル

    投与量

    通常投与量

    20mg

    1段階減量

    16mg

    2段階減量

    12mg

    3段階減量

    投与中止

    副作用に対する休薬、減量及び中止基準

    副作用

    程度2)

    処置

    網膜剥離

    • 症状がある場合又は検査で悪化が認められた場合は、本剤を休薬する。
    • 休薬後、改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。改善しない場合は、本剤の投与を中止する。

    高リン血症

    血清リン濃度5.5mg/dL以上~7mg/dL以下

    • リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。

    血清リン濃度7mg/dL超~10mg/dL以下

    • リン制限食に加え、1段階減量し、高リン血症治療剤を投与する。
    • 1段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善した場合は、1段階減量の用量で本剤の投与を継続できる。
    • 1段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善しない場合は、さらに1段階減量する。
    • 2段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善しない場合は、7mg/dL以下になるまで本剤を休薬する。休薬後7mg/dL以下に改善した場合は、休薬前の用量で本剤の投与を再開できる。

    血清リン濃度10mg/dL超

    • リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。
    • 血清リン濃度が7mg/dL以下になるまで本剤を休薬する。休薬後7mg/dL以下に改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。
    • 2段階減量後、血清リン濃度が10mg/dLを超えた場合は、本剤の投与を中止する。

    上記以外の副作用

    Grade3

    • Grade1以下又はベースラインに回復するまで本剤を休薬する。回復後、1段階減量して本剤の投与を再開できる。なお、血液毒性について、1週間以内に回復した場合は、同一用量で本剤の投与を再開できる。

    Grade4

    • 本剤の投与を中止する。

                    

    2) GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。
                  

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 網膜剥離があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に眼科検査を行うなど観察を十分に行うこと。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[7.3 参照],[11.1.1 参照]
  2. 8.2 高リン血症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血清リン濃度を測定し、血清リン濃度の変動に注意すること。[7.3 参照],[11.1.2 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B又はC)

    減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇することがあり、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]

9.4 生殖能を有する者

  1. 9.4.1 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後一週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]
  2. 9.4.2 男性には、本剤投与中及び最終投与後一週間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[9.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ラットを用いた生殖発生毒性試験において、臨床曝露量未満に相当する用量で胎児の内臓及び骨格異常の発生が報告されている1) [9.4.1 参照],[9.4.2 参照],[9.6 参照]

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。本剤が乳汁に移行する可能性があり、乳児が乳汁を介して本剤を摂取した場合、乳児に重篤な副作用が発現するおそれがある。[9.5 参照],[15.2 参照]

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

強い又は中程度のCYP3A誘導剤

リファンピシン、カルバマゼピン、エファビレンツ等

[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。

これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。

強い又は中程度のCYP3A阻害剤

イトラコナゾール、クラリスロマイシン、フルコナゾール等

[16.7.3 参照],[16.7.4 参照]

本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。

これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 網膜剥離

    漿液性網膜剥離(1.0%)、網膜色素上皮剥離(1.0%)等があらわれることがある。霧視、飛蚊症、視野欠損、光視症、視力低下等が認められた場合には、眼科検査を実施し、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[7.3 参照],[8.1 参照]

  2. 11.1.2 高リン血症(91.3%)

    [7.3 参照],[8.2 参照]

11.2 その他の副作用

20%以上

5~20%未満

5%未満

眼障害

ドライアイ、睫毛の異常、霧視

眼瞼炎、視力障害

消化器障害

口内乾燥(30.1%)、下痢、口内炎

便秘、悪心、嘔吐

一般全身障害

疲労

肝胆道系障害

AST増加、ALT増加

腎障害

血中クレアチニン増加

代謝、栄養障害

食欲不振

高カルシウム血症、低ナトリウム血症、脱水

筋骨格系

筋肉痛、関節痛、筋痙縮、CK上昇

四肢痛

神経障害

味覚異常

末梢性ニューロパチー

浮動性めまい

皮膚障害

爪の異常(46.6%)、脱毛症(33.0%)、皮膚乾燥、手掌・足底発赤知覚不全症候群

そう痒症

発疹

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

反復投与毒性試験(ラット及びイヌ)において、種々の器官及び組織の異所性石灰化、骨・軟骨形成異常等の変化が臨床曝露量未満に相当する用量で認められた3) [9.6 参照]

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
874291
ブランドコード
4291080F1029
承認番号
30500AMX00132000
販売開始年月
2023-09
貯法
室温保存
有効期間
48箇月
規制区分
2, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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