薬効分類名前立腺癌治療剤(CYP17阻害剤)
一般的名称アビラテロン酢酸エステル
ザイティガ錠250mg、ザイティガ錠500mg
ざいてぃがじょう250mg、ざいてぃがじょう500mg
ZYTIGA tablets, ZYTIGA tablets
製造販売元/ヤンセンファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
CYP2D6により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱する可能性があるので、CYP3A4誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。
これらの薬剤のCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進される。
低カリウム血症を起こすおそれのある薬剤
[8.1 参照],[9.1.2 参照]
低カリウム血症が発現、又は増悪するおそれがある。
本剤及びこれらの薬剤は、低カリウム血症をおこすおそれがある。
ピオグリタゾン
レパグリニド
[16.7.3 参照]
ピオグリタゾン又はレパグリニドと併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇し、低血糖が発現するおそれがあるため、患者の状態を十分に観察すること。
本剤のCYP2C8阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 重度の肝機能障害患者(Child-PughスコアC)[9.3.1 参照],[16.6.1 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
ハイリスクの予後因子を有する患者の定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
6. 用法及び用量
プレドニゾロンとの併用において、通常、成人にはアビラテロン酢酸エステルとして1日1回1,000mgを空腹時に経口投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 本剤は食事の影響によりCmax及びAUCが上昇するため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.2 参照]
- 7.2 プレドニゾロンの投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、投与すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
-
7.3 本剤投与中に肝機能検査値の上昇が認められた場合は、以下の基準を参考に、休薬、減量又は中止すること。[8.2 参照],[11.1.2 参照]
検査項目
用法・用量変更の目安
ALT、AST値 > 施設正常値上限の5倍
又は
ビリルビン値 > 施設正常値上限の3倍検査値が投与前値若しくはALT、AST値が施設正常値上限の2.5倍以下かつビリルビン値が施設正常値上限の1.5倍以下に回復するまで休薬する。回復後は750mgに減量して投与を再開する。
肝機能検査値異常が再発した場合、検査値が投与前値若しくはALT、AST値が施設正常値上限の2.5倍以下かつビリルビン値が施設正常値上限の1.5倍以下に回復するまで休薬する。回復後は500mgに減量して投与を再開する。検査値が再度悪化した場合は投与を中止する。ALT、AST値 > 施設正常値上限の20倍
又は
ビリルビン値 > 施設正常値上限の10倍投与を中止する。
- 7.4 外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は確立していない。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 血圧の上昇、低カリウム血症、体液貯留があらわれることがあるので、下記の点に留意すること。[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[10.2 参照],[11.1.3 参照]
- 8.2 劇症肝炎があらわれることがあり、また、肝機能障害があらわれ、肝不全に至ることがあるので、本剤投与中は定期的(特に投与初期は頻回)に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[11.1.2 参照]
- 8.3 本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者(Child-PughスコアC)
投与しないこと。[2.2 参照],[16.6.1 参照]
-
9.3.2 中等度の肝機能障害患者(Child-PughスコアB)
血漿中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- アビラテロンはCYP3A4の基質である。また、in vitro試験において、アビラテロン酢酸エステルはP-gpを阻害し、アビラテロンはCYP2C8、CYP2D6及びOATP1B1を阻害することが示されている。[16.7.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
CYP2D6により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
|
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱する可能性があるので、CYP3A4誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 |
これらの薬剤のCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進される。 |
|
低カリウム血症を起こすおそれのある薬剤 |
低カリウム血症が発現、又は増悪するおそれがある。 |
本剤及びこれらの薬剤は、低カリウム血症をおこすおそれがある。 |
ピオグリタゾン レパグリニド |
ピオグリタゾン又はレパグリニドと併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇し、低血糖が発現するおそれがあるため、患者の状態を十分に観察すること。 |
本剤のCYP2C8阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 心障害
心不全(0.5%)等の重篤な心障害があらわれることがある。
-
11.1.2 劇症肝炎、肝不全、肝機能障害
劇症肝炎(頻度不明)があらわれることがある。また、AST増加(7.1%)、ALT増加(7.4%)、ビリルビン上昇(1.4%)等を伴う肝機能障害があらわれ、肝不全に至ることがある。[7.3 参照],[8.2 参照]
-
11.1.3 **低カリウム血症(14.0%)
痙攣、筋力低下等の症状を伴う低カリウム血症があらわれることがあり、QT延長、Torsade de Pointesを含む不整脈に至った例が報告されている。異常が認められた場合にはカリウムの補給や本剤の休薬等、適切な処置を行うこと。[8.1 参照]
- 11.1.4 血小板減少(0.8%)
-
11.1.5 横紋筋融解症(頻度不明)
筋力低下、筋肉痛、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇に注意し、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
尿路感染 |
|||
血液 |
リンパ球減少症、白血球減少 |
発熱性好中球減少症 |
||
内分泌 |
副腎不全 |
|||
代謝・栄養 |
糖尿病、高脂血症 |
高アミラーゼ血症、脱水、低アルブミン血症 |
||
電解質 |
高カリウム血症、高マグネシウム血症 |
|||
精神神経系 |
浮動性めまい、頭痛、味覚異常 |
|||
眼 |
眼精疲労、羞明 |
|||
循環器 |
高血圧 |
心房細動、頻脈、狭心症、不整脈、徐脈、右脚ブロック、心室性頻脈 |
||
呼吸器 |
胸膜炎 |
アレルギー性胞隔炎 |
||
消化器 |
悪心、便秘、下痢 |
嘔吐、消化不良 |
胃潰瘍、膵炎 |
|
肝臓 |
ALP増加 |
LDH増加 |
||
皮膚 |
皮疹 |
|||
筋骨格 |
骨折、骨粗鬆症 |
|||
腎臓・泌尿器 |
血尿 |
|||
生殖器 |
精巣上体炎 |
|||
全身 |
疲労、末梢性浮腫 |
浮腫、顔面浮腫、倦怠感 |
||
その他 |
ほてり |
体重増加 |
血中尿酸減少、高比重リポ蛋白増加、膵管内乳頭粘液性腫瘍 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 重度の肝機能障害患者(Child-PughスコアC)[9.3.1 参照],[16.6.1 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
ハイリスクの予後因子を有する患者の定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
6. 用法及び用量
プレドニゾロンとの併用において、通常、成人にはアビラテロン酢酸エステルとして1日1回1,000mgを空腹時に経口投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 本剤は食事の影響によりCmax及びAUCが上昇するため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.2 参照]
- 7.2 プレドニゾロンの投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、投与すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
-
7.3 本剤投与中に肝機能検査値の上昇が認められた場合は、以下の基準を参考に、休薬、減量又は中止すること。[8.2 参照],[11.1.2 参照]
検査項目
用法・用量変更の目安
ALT、AST値 > 施設正常値上限の5倍
又は
ビリルビン値 > 施設正常値上限の3倍検査値が投与前値若しくはALT、AST値が施設正常値上限の2.5倍以下かつビリルビン値が施設正常値上限の1.5倍以下に回復するまで休薬する。回復後は750mgに減量して投与を再開する。
肝機能検査値異常が再発した場合、検査値が投与前値若しくはALT、AST値が施設正常値上限の2.5倍以下かつビリルビン値が施設正常値上限の1.5倍以下に回復するまで休薬する。回復後は500mgに減量して投与を再開する。検査値が再度悪化した場合は投与を中止する。ALT、AST値 > 施設正常値上限の20倍
又は
ビリルビン値 > 施設正常値上限の10倍投与を中止する。
- 7.4 外科的又は内科的去勢術と併用しない場合の有効性及び安全性は確立していない。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 血圧の上昇、低カリウム血症、体液貯留があらわれることがあるので、下記の点に留意すること。[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[10.2 参照],[11.1.3 参照]
- 8.2 劇症肝炎があらわれることがあり、また、肝機能障害があらわれ、肝不全に至ることがあるので、本剤投与中は定期的(特に投与初期は頻回)に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[7.3 参照],[11.1.2 参照]
- 8.3 本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者(Child-PughスコアC)
投与しないこと。[2.2 参照],[16.6.1 参照]
-
9.3.2 中等度の肝機能障害患者(Child-PughスコアB)
血漿中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- アビラテロンはCYP3A4の基質である。また、in vitro試験において、アビラテロン酢酸エステルはP-gpを阻害し、アビラテロンはCYP2C8、CYP2D6及びOATP1B1を阻害することが示されている。[16.7.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
CYP2D6により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
|
本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱する可能性があるので、CYP3A4誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 |
これらの薬剤のCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が促進される。 |
|
低カリウム血症を起こすおそれのある薬剤 |
低カリウム血症が発現、又は増悪するおそれがある。 |
本剤及びこれらの薬剤は、低カリウム血症をおこすおそれがある。 |
ピオグリタゾン レパグリニド |
ピオグリタゾン又はレパグリニドと併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇し、低血糖が発現するおそれがあるため、患者の状態を十分に観察すること。 |
本剤のCYP2C8阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 心障害
心不全(0.5%)等の重篤な心障害があらわれることがある。
-
11.1.2 劇症肝炎、肝不全、肝機能障害
劇症肝炎(頻度不明)があらわれることがある。また、AST増加(7.1%)、ALT増加(7.4%)、ビリルビン上昇(1.4%)等を伴う肝機能障害があらわれ、肝不全に至ることがある。[7.3 参照],[8.2 参照]
-
11.1.3 **低カリウム血症(14.0%)
痙攣、筋力低下等の症状を伴う低カリウム血症があらわれることがあり、QT延長、Torsade de Pointesを含む不整脈に至った例が報告されている。異常が認められた場合にはカリウムの補給や本剤の休薬等、適切な処置を行うこと。[8.1 参照]
- 11.1.4 血小板減少(0.8%)
-
11.1.5 横紋筋融解症(頻度不明)
筋力低下、筋肉痛、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇に注意し、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
尿路感染 |
|||
血液 |
リンパ球減少症、白血球減少 |
発熱性好中球減少症 |
||
内分泌 |
副腎不全 |
|||
代謝・栄養 |
糖尿病、高脂血症 |
高アミラーゼ血症、脱水、低アルブミン血症 |
||
電解質 |
高カリウム血症、高マグネシウム血症 |
|||
精神神経系 |
浮動性めまい、頭痛、味覚異常 |
|||
眼 |
眼精疲労、羞明 |
|||
循環器 |
高血圧 |
心房細動、頻脈、狭心症、不整脈、徐脈、右脚ブロック、心室性頻脈 |
||
呼吸器 |
胸膜炎 |
アレルギー性胞隔炎 |
||
消化器 |
悪心、便秘、下痢 |
嘔吐、消化不良 |
胃潰瘍、膵炎 |
|
肝臓 |
ALP増加 |
LDH増加 |
||
皮膚 |
皮疹 |
|||
筋骨格 |
骨折、骨粗鬆症 |
|||
腎臓・泌尿器 |
血尿 |
|||
生殖器 |
精巣上体炎 |
|||
全身 |
疲労、末梢性浮腫 |
浮腫、顔面浮腫、倦怠感 |
||
その他 |
ほてり |
体重増加 |
血中尿酸減少、高比重リポ蛋白増加、膵管内乳頭粘液性腫瘍 |