薬効分類名アロマターゼ阻害剤
一般的名称レトロゾール
レトロゾール錠2.5mg「NK」
れとろぞーるじょう
Letrozole Tablets 2.5mg「NK」
製造販売元/日本化薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
CYP2A6を阻害する薬剤
- メトキサレン等
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
メトキサレン等の薬剤はCYP2A6活性を阻害することより、本剤の代謝を阻害する。
CYP3A4を阻害する薬剤
- アゾール系抗真菌剤(ケトコナゾール、イトラコナゾール、ボリコナゾール等)等
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
アゾール系抗真菌剤等の薬剤はCYP3A4活性を阻害することより、本剤の代謝を阻害する。
CYP3A4を誘導する薬剤
- タモキシフェン
リファンピシン等
本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
本剤とタモキシフェンの反復併用投与により、本剤のAUCが約40%低下したとの報告がある。
ただし、相互作用に起因する効果の減弱及び副作用の報告はない。
これらの薬剤はCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝を促進する。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 〈効能共通〉
-
**〈生殖補助医療における調節卵巣刺激、多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発〉
- 2.4 *活動性の血栓塞栓性疾患の患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
8. 重要な基本的注意
- 〈効能共通〉
- 〈閉経後乳癌〉
-
**〈生殖補助医療における調節卵巣刺激、多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発〉
- 8.5 *本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用すること。本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行うこと。
- 8.6 *本剤を用いた不妊治療により、卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあるので、本剤の5日間の投与終了後も含め少なくとも当該不妊治療期間中は、以下のモニタリングを実施し、卵巣過剰刺激症候群の兆候が認められた場合には適切な処置を行うこと。[8.7 参照],[9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
- 8.7 **,*患者に対しては、あらかじめ以下の点を説明すること。[8.6 参照],[9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 *本人及び家族の既往歴等の一般に血栓塞栓症発現リスクが高いと認められる患者
本剤を用いた不妊治療を行う場合、本剤の投与の可否については、本剤が血栓塞栓症の発現リスクを増加させることを考慮して判断すること。なお、妊娠自体によっても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意すること。[2.4 参照],[8.6 参照],[8.7 参照],[11.1.5 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者
重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
授乳中の女性へは投与しないこと。やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている。また、動物実験(ラット)で授乳期に本剤を母動物に投与した場合、雄の出生児の生殖能の低下が観察されている。[2.2 参照]
9.8 高齢者
一般に高齢者では生理機能が低下しており、副作用があらわれやすい。
10. 相互作用
- 本剤は、肝代謝酵素CYP3A4及びCYP2A6で代謝されるので、本酵素の活性に影響を及ぼす薬剤と併用する場合には注意して投与すること。CYP3A4及びCYP2A6活性を阻害する薬剤、又はCYP3A4及びCYP2A6によって代謝される薬剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。また、CYP3A4を誘導する薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する可能性がある。一方、本剤は、CYP2A6の阻害作用を有することから、本酵素で代謝される他の薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
メトキサレン等の薬剤はCYP2A6活性を阻害することより、本剤の代謝を阻害する。 |
|
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
アゾール系抗真菌剤等の薬剤はCYP3A4活性を阻害することより、本剤の代謝を阻害する。 |
|
本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
これらの薬剤はCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝を促進する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 血栓症、塞栓症(いずれも頻度不明)
肺塞栓症、脳梗塞、動脈血栓症、血栓性静脈炎、心筋梗塞があらわれることがある。
- 11.1.2 心不全、狭心症(いずれも頻度不明)
-
11.1.3 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
- 11.1.4 中毒性表皮壊死症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
-
11.1.5 *卵巣過剰刺激症候群(頻度不明)
本剤を用いた不妊治療により、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあり、卵巣破裂、卵巣茎捻転、脳梗塞、肺塞栓を含む血栓塞栓症、肺水腫、腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、重症度に応じて適切な処置を行うこと。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、入院させて適切な処置を行うこと。[2.4 参照],[8.6 参照],[8.7 参照],[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
血液系障害 |
― |
白血球数減少、リンパ球数減少、好塩基球数増加、単球数減少 |
血小板増加、白血球分画異常 |
代謝及び栄養障害 |
血中コレステロール増加 |
食欲不振、体重増加 |
高カルシウム血症、アルブミン・グロブリン比減少、血中コレステロール減少、血中カリウム減少、低蛋白血症、血中クロール増加、食欲亢進、体重減少 |
精神障害 |
― |
― |
易興奮性、うつ病、不安、不眠症 |
神経系障害 |
頭痛 |
浮動性めまい、味覚障害 |
注意力障害、傾眠、しびれ感、回転性めまい、記憶障害、異常感覚 |
眼障害 |
― |
― |
白内障、眼刺激、霧視 |
耳及び迷路障害 |
― |
耳鳴 |
― |
心臓障害 |
― |
動悸 |
頻脈 |
血管障害 |
ほてり |
高血圧 |
低血圧、潮紅 |
呼吸器系障害 |
― |
― |
喉頭痛、呼吸困難 |
胃腸障害 |
― |
悪心、嘔吐、消化不良、歯痛、口内炎 |
上腹部痛、軟便、便秘、腹痛、腹部膨満、下痢 |
肝・胆道系障害 |
AST増加、ALT増加、ALP増加 |
γ-GTP増加、LDH増加 |
血中ビリルビン増加 |
皮膚障害 |
― |
そう痒症、発疹、多汗、湿疹、脱毛症 |
冷汗、局所性表皮剥脱、皮膚乾燥、蕁麻疹 |
筋骨格系障害 |
関節痛 |
筋痛、関節硬直、背部痛、関節炎 |
骨痛、骨折、骨粗鬆症 |
腎及び尿路障害 |
― |
尿蛋白陽性 |
頻尿、尿路感染、BUN増加 |
生殖系及び乳房障害 |
― |
乳房痛、腟出血、腟分泌物 |
腟乾燥 |
全身障害 |
― |
疲労、けん怠感、口渇、胸痛、上肢浮腫、全身浮腫 |
熱感、脱力、発熱、粘膜乾燥、腫瘍疼痛 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 〈効能共通〉
-
**〈生殖補助医療における調節卵巣刺激、多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発〉
- 2.4 *活動性の血栓塞栓性疾患の患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
8. 重要な基本的注意
- 〈効能共通〉
- 〈閉経後乳癌〉
-
**〈生殖補助医療における調節卵巣刺激、多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発〉
- 8.5 *本剤は、不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用すること。本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行うこと。
- 8.6 *本剤を用いた不妊治療により、卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあるので、本剤の5日間の投与終了後も含め少なくとも当該不妊治療期間中は、以下のモニタリングを実施し、卵巣過剰刺激症候群の兆候が認められた場合には適切な処置を行うこと。[8.7 参照],[9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
- 8.7 **,*患者に対しては、あらかじめ以下の点を説明すること。[8.6 参照],[9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 *本人及び家族の既往歴等の一般に血栓塞栓症発現リスクが高いと認められる患者
本剤を用いた不妊治療を行う場合、本剤の投与の可否については、本剤が血栓塞栓症の発現リスクを増加させることを考慮して判断すること。なお、妊娠自体によっても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意すること。[2.4 参照],[8.6 参照],[8.7 参照],[11.1.5 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者
重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
授乳中の女性へは投与しないこと。やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている。また、動物実験(ラット)で授乳期に本剤を母動物に投与した場合、雄の出生児の生殖能の低下が観察されている。[2.2 参照]
9.8 高齢者
一般に高齢者では生理機能が低下しており、副作用があらわれやすい。
10. 相互作用
- 本剤は、肝代謝酵素CYP3A4及びCYP2A6で代謝されるので、本酵素の活性に影響を及ぼす薬剤と併用する場合には注意して投与すること。CYP3A4及びCYP2A6活性を阻害する薬剤、又はCYP3A4及びCYP2A6によって代謝される薬剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。また、CYP3A4を誘導する薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する可能性がある。一方、本剤は、CYP2A6の阻害作用を有することから、本酵素で代謝される他の薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
メトキサレン等の薬剤はCYP2A6活性を阻害することより、本剤の代謝を阻害する。 |
|
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
アゾール系抗真菌剤等の薬剤はCYP3A4活性を阻害することより、本剤の代謝を阻害する。 |
|
本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
これらの薬剤はCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝を促進する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 血栓症、塞栓症(いずれも頻度不明)
肺塞栓症、脳梗塞、動脈血栓症、血栓性静脈炎、心筋梗塞があらわれることがある。
- 11.1.2 心不全、狭心症(いずれも頻度不明)
-
11.1.3 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALTの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
- 11.1.4 中毒性表皮壊死症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
-
11.1.5 *卵巣過剰刺激症候群(頻度不明)
本剤を用いた不妊治療により、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあり、卵巣破裂、卵巣茎捻転、脳梗塞、肺塞栓を含む血栓塞栓症、肺水腫、腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、重症度に応じて適切な処置を行うこと。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、入院させて適切な処置を行うこと。[2.4 参照],[8.6 参照],[8.7 参照],[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
血液系障害 |
― |
白血球数減少、リンパ球数減少、好塩基球数増加、単球数減少 |
血小板増加、白血球分画異常 |
代謝及び栄養障害 |
血中コレステロール増加 |
食欲不振、体重増加 |
高カルシウム血症、アルブミン・グロブリン比減少、血中コレステロール減少、血中カリウム減少、低蛋白血症、血中クロール増加、食欲亢進、体重減少 |
精神障害 |
― |
― |
易興奮性、うつ病、不安、不眠症 |
神経系障害 |
頭痛 |
浮動性めまい、味覚障害 |
注意力障害、傾眠、しびれ感、回転性めまい、記憶障害、異常感覚 |
眼障害 |
― |
― |
白内障、眼刺激、霧視 |
耳及び迷路障害 |
― |
耳鳴 |
― |
心臓障害 |
― |
動悸 |
頻脈 |
血管障害 |
ほてり |
高血圧 |
低血圧、潮紅 |
呼吸器系障害 |
― |
― |
喉頭痛、呼吸困難 |
胃腸障害 |
― |
悪心、嘔吐、消化不良、歯痛、口内炎 |
上腹部痛、軟便、便秘、腹痛、腹部膨満、下痢 |
肝・胆道系障害 |
AST増加、ALT増加、ALP増加 |
γ-GTP増加、LDH増加 |
血中ビリルビン増加 |
皮膚障害 |
― |
そう痒症、発疹、多汗、湿疹、脱毛症 |
冷汗、局所性表皮剥脱、皮膚乾燥、蕁麻疹 |
筋骨格系障害 |
関節痛 |
筋痛、関節硬直、背部痛、関節炎 |
骨痛、骨折、骨粗鬆症 |
腎及び尿路障害 |
― |
尿蛋白陽性 |
頻尿、尿路感染、BUN増加 |
生殖系及び乳房障害 |
― |
乳房痛、腟出血、腟分泌物 |
腟乾燥 |
全身障害 |
― |
疲労、けん怠感、口渇、胸痛、上肢浮腫、全身浮腫 |
熱感、脱力、発熱、粘膜乾燥、腫瘍疼痛 |