薬効分類名ヒト型抗FGF23モノクローナル抗体

一般的名称ブロスマブ(遺伝子組換え)

クリースビータ皮下注10mgシリンジ、クリースビータ皮下注20mgシリンジ、クリースビータ皮下注30mgシリンジ、クリースビータ皮下注10mg、クリースビータ皮下注20mg、クリースビータ皮下注30mg

CRYSViTA Subcutaneous Injection Syringe, CRYSViTA Subcutaneous Injection Syringe, CRYSViTA Subcutaneous Injection Syringe, CRYSViTA Subcutaneous Injection, CRYSViTA Subcutaneous Injection, CRYSViTA Subcutaneous Injection

製造販売元/協和キリン株式会社

第7版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用

その他の副作用

部位
頻度
副作用
全身・局所・適用部位
10%以上
注射部位反応発疹そう痒疼痛等)(29.5%)
運動器
10%以上
運動器
5~10%未満
下肢不快感
運動器
5%未満
皮膚
5%未満
胃腸・消化器系
5%未満
腎・尿路
5%未満
その他
5%未満

併用注意

薬剤名等

経口リン酸製剤

活性型ビタミンD3製剤

  • カルシトリオール
  • ファレカルシトリオール等

[7.1 参照],[8.3 参照]

臨床症状・措置方法

高リン血症が起こるおそれがある。本剤の投与開始にあたっては、左記薬剤の投与を中止すること。また、本剤投与中も左記薬剤との併用は可能な限り避けること。

機序・危険因子

左記薬剤は血清リン濃度上昇作用があるので、血清リン濃度の上昇作用が増強される可能性がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 重度の腎機能障害患者又は末期腎不全患者[9.2.1 参照]
  2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

クリースビータ皮下注10mgシリンジ

有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   10mg
添加剤 L-ヒスチジン   0.5mg
ポリソルベート80   0.17mg
L-メチオニン   0.50mg
D-ソルビトール   15.3mg
pH調節剤   適量
容量   1シリンジ0.33mL
本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
クリースビータ皮下注20mgシリンジ

有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   20mg
添加剤 L-ヒスチジン   1.0mg
ポリソルベート80   0.33mg
L-メチオニン   1.00mg
D-ソルビトール   30.6mg
pH調節剤   適量
容量   1シリンジ0.67mL
本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
クリースビータ皮下注30mgシリンジ

有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   30mg
添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
ポリソルベート80   0.50mg
L-メチオニン   1.49mg
D-ソルビトール   45.9mg
pH調節剤   適量
容量   1シリンジ1mL
本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
クリースビータ皮下注10mg

有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   10mg
添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
ポリソルベート80   0.5mg
L-メチオニン   1.5mg
D-ソルビトール   46mg
pH調節剤   適量
容量   1バイアル1mL
本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
クリースビータ皮下注20mg

有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   20mg
添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
ポリソルベート80   0.5mg
L-メチオニン   1.5mg
D-ソルビトール   46mg
pH調節剤   適量
容量   1バイアル1mL
本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
クリースビータ皮下注30mg

有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   30mg
添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
ポリソルベート80   0.5mg
L-メチオニン   1.5mg
D-ソルビトール   46mg
pH調節剤   適量
容量   1バイアル1mL
本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

3.2 製剤の性状

クリースビータ皮下注10mgシリンジ

pH 6.00~6.50
浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
性状 無色澄明の液
クリースビータ皮下注20mgシリンジ

pH 6.00~6.50
浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
性状 無色澄明の液
クリースビータ皮下注30mgシリンジ

pH 6.00~6.50
浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
性状 無色澄明の液
クリースビータ皮下注10mg

pH 6.00~6.50
浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
性状 無色澄明の液
クリースビータ皮下注20mg

pH 6.00~6.50
浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
性状 無色澄明の液
クリースビータ皮下注30mg

pH 6.00~6.50
浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
性状 無色澄明の液

4. 効能又は効果

FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症

5. 効能又は効果に関連する注意

含糖酸化鉄、ポリマルトース鉄及びカルボキシマルトース第二鉄等の鉄剤の投与に伴うFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症に対しては、本剤は投与せず、FGF23過剰の原因となる各薬剤の投与の中止を検討すること。

6. 用法及び用量

  • 〈FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)〉

    通常、成人には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として4週に1回1mg/kgを皮下投与する。ただし、1回投与量は90mgを超えないこと。血清リン濃度、症状等に応じて適宜減量する。
    通常、小児には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として2週に1回0.8mg/kgを皮下投与する。血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、最高用量は1回2mg/kgとする。ただし、1回投与量は90mgを超えないこと。

  • 〈腫瘍性骨軟化症〉

    通常、成人には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として4週に1回0.3mg/kgを皮下投与する。血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、最高用量は1回2mg/kgとする。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤の投与開始にあたっては、経口リン酸製剤又は活性型ビタミンD3製剤が投与されている場合は、これらの薬剤の投与を中止し、血清リン濃度が基準下限値を下回ったことを確認した後、本剤の投与を開始すること。[10.2 参照]
  2. 7.2 本剤の開始用量及び用量調節は、以下を参考にすること。なお、本剤の投与量は、体重から換算した値を10mgの単位に四捨五入した値とすることができる。
    • 〈FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)〉

      通常、成人には、以下の表を参考に患者の体重に応じて投与を開始すること。以降は、血清リン濃度、症状等に応じて適宜減量すること。

      FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)の成人患者の開始用量

      体重

      開始用量

      35~44kg

      40mg

      45~54kg

      50mg

      55~64kg

      60mg

      65~74kg

      70mg

      75~84kg

      80mg

      85kg以上

      90mg

      通常、小児には、以下の表を参考に患者の体重に応じて投与を開始すること。以降は、血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、血清リン濃度が基準下限値を下回るなど、増量が必要な場合は、1回2mg/kg又は90mgのいずれか少ない用量の範囲で段階的に増量することができる。ただし、増量は4週間以上の間隔をあけて行うこと。

      FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)の小児患者の開始用量

      体重

      開始用量

      7~18kg

      10mg

      19~31kg

      20mg

      32~43kg

      30mg

      44~56kg

      40mg

      57~68kg

      50mg

      69~81kg

      60mg

      82~93kg

      70mg

      94~106kg

      80mg

      107kg以上

      90mg

    • 〈腫瘍性骨軟化症〉

      通常、成人には、以下の表を参考に患者の体重に応じて投与を開始すること。以降は、血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、血清リン濃度が基準下限値を下回るなど、増量が必要な場合は、1回2mg/kgまでの範囲で段階的に増量することができる。[17.1.3 参照]

      腫瘍性骨軟化症患者の開始用量

      体重

      開始用量

      17~49kg

      10mg

      50~83kg

      20mg

      84~116kg

      30mg

  3. 7.3 本剤の投与を開始及び用量を調節したときは、血清リン濃度が安定するまで、投与毎(2週に1回又は4週に1回)に血清リン濃度を測定すること。
  4. 7.4 血清リン濃度が基準上限値を超えて上昇した場合は、血清リン濃度が基準下限値を下回るまで休薬すること。投与を再開する場合は、休薬前の投与量の半量を目安に減量し、投与を再開すること。
  5. 7.5 FGF23関連低リン血症性くる病の患者に本剤を投与する際に、骨年齢が男性で17歳、女性で15歳に達した場合は、患者の状態に応じて成人の用法及び用量を用いること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 高リン血症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血清リン濃度を測定し、血清リン濃度の変動に注意すること。
  2. 8.2 本剤の投与により、高リン血症が持続した場合、腎臓等の臓器に石灰化が生じる可能性があるので、必要に応じて超音波検査やPTHの測定等を実施すること。[15.2 参照]
  3. 8.3 本剤投与中は、経口リン酸製剤、活性型ビタミンD3製剤との併用は可能な限り避けること。本剤と経口リン酸製剤、活性型ビタミンD3製剤を併用した際の安全性及び有効性を指標とした臨床試験は実施されていない。[10.2 参照]
  4. 8.4 本剤はたん白質製剤であり、アナフィラキシーなど重度のアレルギー反応が起こる可能性がある。異常が認められた場合には直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  5. 8.5 **本剤の投与により、血清カルシウム又はPTHが上昇する可能性があるので、本剤投与前及び投与中は定期的に血清カルシウム及びPTHを測定すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
  6. 8.6 本剤は、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を開始すること。自己投与にあたっては、以下の点に注意すること。
    1. 8.6.1 自己投与適用の妥当性を医師が慎重に検討し、患者又はその家族に十分な教育訓練を実施したのち、患者又はその家族が確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。
    2. 8.6.2 本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合は、直ちに自己投与を中止させ、医師の管理下で慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。
    3. 8.6.3 患者又はその家族に対し、副作用とその対処法について説明した上で、以下の点を指導すること。
      • 本剤の注射方法の説明書を必ず読むこと。
      • 本剤投与後に副作用の発現が疑われる場合は、医療機関へ連絡すること。
      • 使用済みの注射器は再使用せず、安全な手段で廃棄を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 **高カルシウム血症の患者又は高カルシウム血症のリスク因子(副甲状腺機能亢進症、不動状態、脱水、ビタミンD過剰症、腎機能障害等)を有する患者

    本剤による治療開始前に中等度から重度の高カルシウム血症のある患者は、高カルシウム血症が適切に管理されるまで、本剤の投与は避けること。高カルシウム血症が発現又は悪化する可能性がある。特に、三次性副甲状腺機能亢進症の患者において本剤投与後に重度の高カルシウム血症が報告されている。[8.5 参照],[11.1.1 参照]

9.2 腎機能障害患者

高リン血症及び腎臓等の臓器の石灰化が生じるリスクが高い。[15.2 参照]

  1. 9.2.1 重度の腎機能障害患者又は末期腎不全患者

    投与しないこと。これらの患者では高リン血症及び腎臓等の臓器の石灰化が生じるリスクが特に高いおそれがある。これらの患者を対象とした臨床試験は実施していない。[2.1 参照]

  2. 9.2.2 軽度又は中等度の腎機能障害患者

    本剤投与中は、定期的に腎機能を確認し投与の適否を検討すること。また、血清リン濃度の変動に注意すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。サルを用いた生殖発生毒性試験において、臨床最大用量での曝露量の3.7倍に相当する用量で早産率の高値、臨床最大用量での曝露量の32倍に相当する用量で胎盤の重量増加及び鉱質沈着並びに流産及び胚・胎児死亡率の増加が認められている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の乳汁中への移行は不明である。

9.7 小児等

1歳未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    経口リン酸製剤

    活性型ビタミンD3製剤

    • カルシトリオール
    • ファレカルシトリオール等

                      [7.1 参照],[8.3 参照]

    高リン血症が起こるおそれがある。本剤の投与開始にあたっては、左記薬剤の投与を中止すること。また、本剤投与中も左記薬剤との併用は可能な限り避けること。

    左記薬剤は血清リン濃度上昇作用があるので、血清リン濃度の上昇作用が増強される可能性がある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 **高カルシウム血症(頻度不明)

      高カルシウム血症に基づくと思われる臨床症状(いらいら感、倦怠感、食欲不振、便秘等)の発現に注意すること。中等度から重度の高カルシウム血症が認められた場合は、高カルシウム血症が適切に管理されるまで、本剤の投与を中止すること。[8.5 参照],[9.1.1 参照]

    11.2 その他の副作用

    10%以上

    5~10%未満

    5%未満

    頻度不明

    投与部位

    注射部位反応(発疹・そう痒・疼痛等)(29.5%)

    筋・骨格

    筋骨格痛

    下肢不快感

    筋痙攣

    皮膚

    発疹、そう痒、じん麻疹

    消化器

    悪心、下痢、腹痛、歯膿瘍、歯痛

    腎臓

    腎結石、腎石灰化、腎超音波検査異常

    **内分泌・ 代謝

    血中リン増加、ビタミンD異常、ビタミンD欠乏、PTH増加、血中カルシウム減少

    高カルシウム尿症、副甲状腺機能亢進症

    その他

    倦怠感、頭痛、疼痛、めまい、Al-P増加

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    • 〈製剤共通〉
      1. 14.1.1 投与前に冷蔵庫から取り出し室温に戻しておくこと。
      2. 14.1.2 他剤との混注は行わないこと。
    • 〈バイアル製剤〉
      1. 14.1.3 投与に必要な液量を正確に吸引できるよう、適切な小容量注射器を選択すること。

    14.2 薬剤投与時の注意

    1. 14.2.1 投与部位は、腹部、上腕部、大腿部又は臀部が望ましい。同一部位へ繰り返し注射することは避け、投与毎に注射部位を変えること。
    2. 14.2.2 注射部位1箇所あたりの最大投与液量は1.5mLとすること。
    3. 14.2.3 本剤は、1回限りの使用とし、使用後の残液は使用しないこと。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症患者を対象とした国際共同臨床試験及び海外臨床試験において、本剤を投与した成人患者では134例中8例(6.0%)、小児患者では94例中8例(8.5%)に抗ブロスマブ抗体が認められた。このうち小児患者3例(3.2%)に中和抗体が認められた。なお、成人の腫瘍性骨軟化症患者を対象とした国際共同臨床試験及び海外臨床試験において、27例中2例(7.4%)に抗ブロスマブ抗体が認められたが、そのうち中和抗体が認められた患者はいなかった。抗体産生と薬物動態、有効性及び安全性との関連性は明らかではない。

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    サルを用いた反復投与毒性試験において、非生理学的な血清リン濃度(8mg/dL超)で心筋繊維、心筋血管及び大動脈中膜に異所性鉱質沈着が認められた。[8.2 参照],[9.2 参照]

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 重度の腎機能障害患者又は末期腎不全患者[9.2.1 参照]
    2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    クリースビータ皮下注10mgシリンジ

    有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   10mg
    添加剤 L-ヒスチジン   0.5mg
    ポリソルベート80   0.17mg
    L-メチオニン   0.50mg
    D-ソルビトール   15.3mg
    pH調節剤   適量
    容量   1シリンジ0.33mL
    本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
    クリースビータ皮下注20mgシリンジ

    有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   20mg
    添加剤 L-ヒスチジン   1.0mg
    ポリソルベート80   0.33mg
    L-メチオニン   1.00mg
    D-ソルビトール   30.6mg
    pH調節剤   適量
    容量   1シリンジ0.67mL
    本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
    クリースビータ皮下注30mgシリンジ

    有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   30mg
    添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
    ポリソルベート80   0.50mg
    L-メチオニン   1.49mg
    D-ソルビトール   45.9mg
    pH調節剤   適量
    容量   1シリンジ1mL
    本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
    クリースビータ皮下注10mg

    有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   10mg
    添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
    ポリソルベート80   0.5mg
    L-メチオニン   1.5mg
    D-ソルビトール   46mg
    pH調節剤   適量
    容量   1バイアル1mL
    本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
    クリースビータ皮下注20mg

    有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   20mg
    添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
    ポリソルベート80   0.5mg
    L-メチオニン   1.5mg
    D-ソルビトール   46mg
    pH調節剤   適量
    容量   1バイアル1mL
    本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
    クリースビータ皮下注30mg

    有効成分 ブロスマブ(遺伝子組換え)   30mg
    添加剤 L-ヒスチジン   1.6mg
    ポリソルベート80   0.5mg
    L-メチオニン   1.5mg
    D-ソルビトール   46mg
    pH調節剤   適量
    容量   1バイアル1mL
    本剤の有効成分ブロスマブ(遺伝子組換え)はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

    3.2 製剤の性状

    クリースビータ皮下注10mgシリンジ

    pH 6.00~6.50
    浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
    性状 無色澄明の液
    クリースビータ皮下注20mgシリンジ

    pH 6.00~6.50
    浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
    性状 無色澄明の液
    クリースビータ皮下注30mgシリンジ

    pH 6.00~6.50
    浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
    性状 無色澄明の液
    クリースビータ皮下注10mg

    pH 6.00~6.50
    浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
    性状 無色澄明の液
    クリースビータ皮下注20mg

    pH 6.00~6.50
    浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
    性状 無色澄明の液
    クリースビータ皮下注30mg

    pH 6.00~6.50
    浸透圧比 0.9~1.1(生理食塩液に対する比)
    性状 無色澄明の液

    4. 効能又は効果

    FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症

    5. 効能又は効果に関連する注意

    含糖酸化鉄、ポリマルトース鉄及びカルボキシマルトース第二鉄等の鉄剤の投与に伴うFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症に対しては、本剤は投与せず、FGF23過剰の原因となる各薬剤の投与の中止を検討すること。

    6. 用法及び用量

    • 〈FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)〉

      通常、成人には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として4週に1回1mg/kgを皮下投与する。ただし、1回投与量は90mgを超えないこと。血清リン濃度、症状等に応じて適宜減量する。
      通常、小児には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として2週に1回0.8mg/kgを皮下投与する。血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、最高用量は1回2mg/kgとする。ただし、1回投与量は90mgを超えないこと。

    • 〈腫瘍性骨軟化症〉

      通常、成人には、ブロスマブ(遺伝子組換え)として4週に1回0.3mg/kgを皮下投与する。血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、最高用量は1回2mg/kgとする。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 本剤の投与開始にあたっては、経口リン酸製剤又は活性型ビタミンD3製剤が投与されている場合は、これらの薬剤の投与を中止し、血清リン濃度が基準下限値を下回ったことを確認した後、本剤の投与を開始すること。[10.2 参照]
    2. 7.2 本剤の開始用量及び用量調節は、以下を参考にすること。なお、本剤の投与量は、体重から換算した値を10mgの単位に四捨五入した値とすることができる。
      • 〈FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)〉

        通常、成人には、以下の表を参考に患者の体重に応じて投与を開始すること。以降は、血清リン濃度、症状等に応じて適宜減量すること。

        FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)の成人患者の開始用量

        体重

        開始用量

        35~44kg

        40mg

        45~54kg

        50mg

        55~64kg

        60mg

        65~74kg

        70mg

        75~84kg

        80mg

        85kg以上

        90mg

        通常、小児には、以下の表を参考に患者の体重に応じて投与を開始すること。以降は、血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、血清リン濃度が基準下限値を下回るなど、増量が必要な場合は、1回2mg/kg又は90mgのいずれか少ない用量の範囲で段階的に増量することができる。ただし、増量は4週間以上の間隔をあけて行うこと。

        FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症(腫瘍性骨軟化症を除く)の小児患者の開始用量

        体重

        開始用量

        7~18kg

        10mg

        19~31kg

        20mg

        32~43kg

        30mg

        44~56kg

        40mg

        57~68kg

        50mg

        69~81kg

        60mg

        82~93kg

        70mg

        94~106kg

        80mg

        107kg以上

        90mg

      • 〈腫瘍性骨軟化症〉

        通常、成人には、以下の表を参考に患者の体重に応じて投与を開始すること。以降は、血清リン濃度、症状等に応じて適宜増減するが、血清リン濃度が基準下限値を下回るなど、増量が必要な場合は、1回2mg/kgまでの範囲で段階的に増量することができる。[17.1.3 参照]

        腫瘍性骨軟化症患者の開始用量

        体重

        開始用量

        17~49kg

        10mg

        50~83kg

        20mg

        84~116kg

        30mg

    3. 7.3 本剤の投与を開始及び用量を調節したときは、血清リン濃度が安定するまで、投与毎(2週に1回又は4週に1回)に血清リン濃度を測定すること。
    4. 7.4 血清リン濃度が基準上限値を超えて上昇した場合は、血清リン濃度が基準下限値を下回るまで休薬すること。投与を再開する場合は、休薬前の投与量の半量を目安に減量し、投与を再開すること。
    5. 7.5 FGF23関連低リン血症性くる病の患者に本剤を投与する際に、骨年齢が男性で17歳、女性で15歳に達した場合は、患者の状態に応じて成人の用法及び用量を用いること。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 高リン血症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血清リン濃度を測定し、血清リン濃度の変動に注意すること。
    2. 8.2 本剤の投与により、高リン血症が持続した場合、腎臓等の臓器に石灰化が生じる可能性があるので、必要に応じて超音波検査やPTHの測定等を実施すること。[15.2 参照]
    3. 8.3 本剤投与中は、経口リン酸製剤、活性型ビタミンD3製剤との併用は可能な限り避けること。本剤と経口リン酸製剤、活性型ビタミンD3製剤を併用した際の安全性及び有効性を指標とした臨床試験は実施されていない。[10.2 参照]
    4. 8.4 本剤はたん白質製剤であり、アナフィラキシーなど重度のアレルギー反応が起こる可能性がある。異常が認められた場合には直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。
    5. 8.5 **本剤の投与により、血清カルシウム又はPTHが上昇する可能性があるので、本剤投与前及び投与中は定期的に血清カルシウム及びPTHを測定すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
    6. 8.6 本剤は、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を開始すること。自己投与にあたっては、以下の点に注意すること。
      1. 8.6.1 自己投与適用の妥当性を医師が慎重に検討し、患者又はその家族に十分な教育訓練を実施したのち、患者又はその家族が確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。
      2. 8.6.2 本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合は、直ちに自己投与を中止させ、医師の管理下で慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。
      3. 8.6.3 患者又はその家族に対し、副作用とその対処法について説明した上で、以下の点を指導すること。
        • 本剤の注射方法の説明書を必ず読むこと。
        • 本剤投与後に副作用の発現が疑われる場合は、医療機関へ連絡すること。
        • 使用済みの注射器は再使用せず、安全な手段で廃棄を行うこと。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 **高カルシウム血症の患者又は高カルシウム血症のリスク因子(副甲状腺機能亢進症、不動状態、脱水、ビタミンD過剰症、腎機能障害等)を有する患者

      本剤による治療開始前に中等度から重度の高カルシウム血症のある患者は、高カルシウム血症が適切に管理されるまで、本剤の投与は避けること。高カルシウム血症が発現又は悪化する可能性がある。特に、三次性副甲状腺機能亢進症の患者において本剤投与後に重度の高カルシウム血症が報告されている。[8.5 参照],[11.1.1 参照]

    9.2 腎機能障害患者

    高リン血症及び腎臓等の臓器の石灰化が生じるリスクが高い。[15.2 参照]

    1. 9.2.1 重度の腎機能障害患者又は末期腎不全患者

      投与しないこと。これらの患者では高リン血症及び腎臓等の臓器の石灰化が生じるリスクが特に高いおそれがある。これらの患者を対象とした臨床試験は実施していない。[2.1 参照]

    2. 9.2.2 軽度又は中等度の腎機能障害患者

      本剤投与中は、定期的に腎機能を確認し投与の適否を検討すること。また、血清リン濃度の変動に注意すること。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。サルを用いた生殖発生毒性試験において、臨床最大用量での曝露量の3.7倍に相当する用量で早産率の高値、臨床最大用量での曝露量の32倍に相当する用量で胎盤の重量増加及び鉱質沈着並びに流産及び胚・胎児死亡率の増加が認められている。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の乳汁中への移行は不明である。

    9.7 小児等

    1歳未満の小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      経口リン酸製剤

      活性型ビタミンD3製剤

      • カルシトリオール
      • ファレカルシトリオール等

                        [7.1 参照],[8.3 参照]

      高リン血症が起こるおそれがある。本剤の投与開始にあたっては、左記薬剤の投与を中止すること。また、本剤投与中も左記薬剤との併用は可能な限り避けること。

      左記薬剤は血清リン濃度上昇作用があるので、血清リン濃度の上昇作用が増強される可能性がある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 **高カルシウム血症(頻度不明)

        高カルシウム血症に基づくと思われる臨床症状(いらいら感、倦怠感、食欲不振、便秘等)の発現に注意すること。中等度から重度の高カルシウム血症が認められた場合は、高カルシウム血症が適切に管理されるまで、本剤の投与を中止すること。[8.5 参照],[9.1.1 参照]

      11.2 その他の副作用

      10%以上

      5~10%未満

      5%未満

      頻度不明

      投与部位

      注射部位反応(発疹・そう痒・疼痛等)(29.5%)

      筋・骨格

      筋骨格痛

      下肢不快感

      筋痙攣

      皮膚

      発疹、そう痒、じん麻疹

      消化器

      悪心、下痢、腹痛、歯膿瘍、歯痛

      腎臓

      腎結石、腎石灰化、腎超音波検査異常

      **内分泌・ 代謝

      血中リン増加、ビタミンD異常、ビタミンD欠乏、PTH増加、血中カルシウム減少

      高カルシウム尿症、副甲状腺機能亢進症

      その他

      倦怠感、頭痛、疼痛、めまい、Al-P増加

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      • 〈製剤共通〉
        1. 14.1.1 投与前に冷蔵庫から取り出し室温に戻しておくこと。
        2. 14.1.2 他剤との混注は行わないこと。
      • 〈バイアル製剤〉
        1. 14.1.3 投与に必要な液量を正確に吸引できるよう、適切な小容量注射器を選択すること。

      14.2 薬剤投与時の注意

      1. 14.2.1 投与部位は、腹部、上腕部、大腿部又は臀部が望ましい。同一部位へ繰り返し注射することは避け、投与毎に注射部位を変えること。
      2. 14.2.2 注射部位1箇所あたりの最大投与液量は1.5mLとすること。
      3. 14.2.3 本剤は、1回限りの使用とし、使用後の残液は使用しないこと。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症患者を対象とした国際共同臨床試験及び海外臨床試験において、本剤を投与した成人患者では134例中8例(6.0%)、小児患者では94例中8例(8.5%)に抗ブロスマブ抗体が認められた。このうち小児患者3例(3.2%)に中和抗体が認められた。なお、成人の腫瘍性骨軟化症患者を対象とした国際共同臨床試験及び海外臨床試験において、27例中2例(7.4%)に抗ブロスマブ抗体が認められたが、そのうち中和抗体が認められた患者はいなかった。抗体産生と薬物動態、有効性及び安全性との関連性は明らかではない。

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      サルを用いた反復投与毒性試験において、非生理学的な血清リン濃度(8mg/dL超)で心筋繊維、心筋血管及び大動脈中膜に異所性鉱質沈着が認められた。[8.2 参照],[9.2 参照]

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873999
      ブランドコード
      3999452G1027, 3999452G2023, 3999452G3020, 3999452A1024, 3999452A2020, 3999452A3027
      承認番号
      30700AMX00115, 30700AMX00116, 30700AMX00117, 30100AMX00256, 30100AMX00257, 30100AMX00258
      販売開始年月
      2025-11, 2025-11, 2025-11, 2019-12, 2019-12, 2019-12
      貯法
      2~8℃で保存、2~8℃で保存、2~8℃で保存、2~8℃で保存、2~8℃で保存、2~8℃で保存
      有効期間
      36箇月、36箇月、36箇月、36箇月、36箇月、36箇月
      規制区分
      2, 12, 13, 2, 12, 13, 2, 12, 13, 2, 12, 13, 2, 12, 13, 2, 12, 13

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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