薬効分類名骨粗鬆症治療剤
一般的名称ゾレドロン酸水和物
リクラスト点滴静注液5mg
りくらすとてんてきじょうちゅうえき5mg
Reclast for i.v. infusion
製造販売元/旭化成ファーマ株式会社、提携先/サンドAG
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
脱水により急性腎障害の発現リスクを増加させるおそれがある。
利尿作用を有する薬剤により、体液量が減少し脱水状態になることがある。
1. 警告
- 急性腎障害を起こすことがあるため、以下の点に注意すること。[11.1.1 参照]
- 各投与前には、腎機能(クレアチニンクリアランス等)、脱水状態(高熱、高度な下痢及び嘔吐等)及び併用薬(腎毒性を有する薬剤、利尿剤)について、問診・検査を行うなど患者の状態を十分に確認し、本剤投与の適否を判断すること。[8.1 参照][10.2 参照]
- 投与時には、点滴時間が短いと急性腎障害の発現リスクが高くなることから、必ず15分間以上かけて点滴静脈内投与すること。[14.2.1 参照]
- 急性腎障害の発現は主に投与後早期に認められているため、腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[8.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分又は他のビスホスホネート製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス35mL/min未満)のある患者[急性腎障害を起こすことがある][8.1 参照][9.2.1 参照][11.1.1 参照]
- 2.3 脱水状態(高熱、高度な下痢及び嘔吐等)にある患者[急性腎障害を起こすことがある][8.1 参照][11.1.1 参照]
- 2.4 低カルシウム血症の患者[8.2 参照][11.1.2 参照]
- 2.5 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
4. 効能・効果
骨粗鬆症
6. 用法・用量
通常、成人には1年に1回ゾレドロン酸として5mgを15分以上かけて点滴静脈内投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与により急性腎障害を起こすことがあり、その多くは本剤投与開始1ヵ月以内に発現しているので、本剤の各投与に際しては以下の点に注意すること。[1 参照][2.2 参照][2.3 参照][5.2 参照][9.1.1 参照][9.2.2 参照][10.2 参照][11.1.1 参照]
- 8.2 低カルシウム血症やリン、マグネシウム等のミネラル代謝障害がある場合には本剤投与前にあらかじめ治療すること。[2.4 参照][5.2 参照][11.1.2 参照]
- 8.3 本剤投与中は必要に応じてカルシウム及びビタミンDを補給すること。また、本剤投与後に血清カルシウム値が低下する可能性がある(主に投与後14日以内)ので、血清カルシウム値の変動に注意すること。[5.2 参照][10.2 参照][11.1.2 参照]
-
8.4 ビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において、顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例の多くが抜歯等の顎骨に対する侵襲的な歯科処置や局所感染に関連して発現している。リスク因子としては、悪性腫瘍、化学療法、血管新生阻害薬、コルチコステロイド治療、放射線療法、口腔の不衛生、歯科処置の既往等が知られている。
本剤の投与開始前は口腔内の管理状態を確認し、必要に応じて、患者に対し適切な歯科検査を受け、侵襲的な歯科処置をできる限り済ませておくよう指導すること。本剤投与中に歯科処置が必要になった場合には、できる限り非侵襲的な歯科処置を受けるよう指導すること。
また、口腔内を清潔に保つこと、定期的な歯科検査を受けること、歯科受診時に本剤の使用を歯科医師に告知して侵襲的な歯科処置はできる限り避けること等を患者に十分説明し、異常が認められた場合には、直ちに歯科・口腔外科を受診するように指導すること。[5.2 参照][11.1.3 参照] - 8.5 ビスホスホネート系薬剤を使用している患者において、外耳道骨壊死が発現したとの報告がある。これらの報告では、耳の感染や外傷に関連して発現した症例も認められることから、外耳炎、耳漏、耳痛等の症状が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診するよう指導すること。[5.2 参照][11.1.4 参照]
- 8.6 ビスホスホネート系薬剤を長期使用している患者において、非外傷性又は軽微な外力による大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折が発現したとの報告がある。これらの報告では、完全骨折が起こる数週間から数ヵ月前に大腿部、鼠径部、前腕部等において前駆痛が認められている報告もあることから、このような症状が認められた場合には、X線検査等を行い、適切な処置を行うこと。また、両側性の骨折が生じる可能性があることから、片側で非定型骨折が起きた場合には、反対側の部位の症状等を確認し、X線検査を行うなど、慎重に観察すること。X線検査時には骨皮質の肥厚等、特徴的な画像所見がみられており、そのような場合には適切な処置を行うこと。[5.2 参照][11.1.5 参照]
- 8.7 本剤の投与間隔は1年と長いことから、以下の点に注意すること。[5.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 急性腎障害を起こすおそれのある患者
次のような患者では、投与後1~2週に腎機能検査を行うこと。[8.1 参照][9.2.2 参照][11.1.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 *重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス35mL/min未満)のある患者
- (1) 投与しないこと。急性腎障害を起こすことがある。[2.2 参照][11.1.1 参照]
- (2) 国内の医療情報データベースを用いた疫学調査において、骨粗鬆症の治療にビスホスホネート系薬剤を使用した腎機能障害患者のうち、特に、高度な腎機能障害患者(eGFRが30mL/min/1.73m2未満)で、腎機能が正常の患者と比較して低カルシウム血症(補正血清カルシウム値が8mg/dL未満)のリスクが増加したとの報告がある1) 。[11.1.2 参照]
- 9.2.2 中等度の腎機能障害のある患者
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。ビスホスホネート系薬剤は骨基質に取り込まれた後に全身循環へ徐々に放出される。 全身循環への放出量はビスホスホネート系薬剤の投与量・期間に相関する。ビスホスホネート系薬剤の中止から妊娠までの期間と危険性との関連は明らかではない。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠動物(ラット)へのゾレドロン酸の皮下投与によって、催奇形性、妊娠後期・分娩期の母動物の死亡が報告されている。[2.5 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を考慮すること。他のビスホスホネート系薬剤において、動物実験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に高齢者では腎機能が低下していることが多く、脱水を起こしやすいため、投与に際しては、腎機能や脱水に注意を払うこと。本剤は、主として腎臓から排泄される。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 急性腎障害、間質性腎炎、ファンコニー症候群(頻度不明)
急性腎障害、間質性腎炎、ファンコニー症候群(低リン血症、低カリウム血症、代謝性アシドーシス等を主症状とする近位腎尿細管障害)等の腎障害があらわれることがある。[1 参照][2.2 参照][2.3 参照][8.1 参照][9.1.1 参照][9.2.1 参照][9.2.2 参照]
-
11.1.2 低カルシウム血症(0.3%)
QT延長、痙攣、テタニー、しびれ、失見当識等を伴う低カルシウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合にはカルシウム剤を投与する等の適切な処置を行うこと。[2.4 参照][8.2 参照][8.3 参照][9.2.1 参照]
- 11.1.3 顎骨壊死・顎骨骨髄炎(頻度不明)
- 11.1.4 外耳道骨壊死(頻度不明)
- 11.1.5 大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折(頻度不明)
- 11.1.6 アナフィラキシー(頻度不明)
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症及び寄生虫症 |
肺炎、歯肉炎 |
インフルエンザ、鼻咽頭炎 |
||
血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
|||
代謝及び栄養障害 |
食欲減退 |
脱水注2) |
||
精神障害 |
不眠症 |
|||
神経系障害 |
頭痛注1) |
傾眠、浮動性めまい |
嗜眠、錯感覚、振戦、失神、味覚異常、感覚鈍麻 |
|
血管障害 |
ほてり、潮紅 |
高血圧 |
||
眼障害 |
虹彩炎 |
結膜炎、眼痛、ぶどう膜炎、上強膜炎、眼充血、霧視 |
||
耳及び迷路障害 |
耳鳴、耳不快感、回転性めまい |
|||
心臓障害 |
狭心症 |
心房細動、動悸 |
||
呼吸器系 |
咳嗽、呼吸困難 |
|||
胃腸障害 |
悪心注1) |
嘔吐注1)、便秘、下痢注1) |
消化不良、上腹部痛、腹痛、胃食道逆流性疾患、口内乾燥、食道炎、胃炎、歯痛 |
|
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
|||
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹 |
全身紅斑、湿疹、皮膚炎、薬疹、脱毛症 |
多汗症、そう痒症、紅斑 |
|
筋骨格系及び結合組織障害 |
関節痛(10.8%)注1)、筋肉痛注1) |
背部痛、頚部痛、筋骨格硬直、関節腫脹、筋痙縮、筋骨格痛、関節炎、尾骨痛 |
骨痛注1)、四肢痛、筋骨格系胸痛、関節硬直、筋力低下 |
|
腎及び尿路障害 |
頻尿 |
蛋白尿 |
||
全身障害及び投与局所様態 |
発熱(39.3%)注1)、倦怠感注1)、インフルエンザ様疾患注1) |
悪寒、胸痛 |
疼痛、熱感、注射部位腫脹、浮腫 |
疲労、無力症、末梢性浮腫、口渇、急性期反応、非心臓性胸痛、注入部位反応、異常感 |
臨床検査 |
血中カルシウム減少 |
血中クレアチニン増加、尿中蛋白陽性、血中リン減少 |
C-反応性蛋白増加、血中ブドウ糖増加、血中尿酸増加、白血球数減少、肝機能検査異常、好酸球数増加、尿中ブドウ糖陽性、ヘモグロビン減少、血中アルカリホスファターゼ減少、血中鉄減少、血中乳酸脱水素酵素増加、血小板数増加、赤血球数減少、血沈亢進、腎機能検査異常 |
注2)急性期反応により二次的に起こることがある。
14. 適用上の注意
14.2 **薬剤投与時の注意
-
14.2.1 投与速度
本剤は一定の速度で15分以上かけて点滴静脈内注射すること。[1 参照]
- 14.2.2 外観に異常を認めた場合には使用しないこと。
- 14.2.3 カルシウム及びマグネシウム等の2価陽イオンを含有する点滴用液と混合しないこと。
- 14.2.4 本剤は他の薬剤と混ぜたり、同時に投与したりしないこと。他剤とは別の点滴ラインから一定の速度で投与すること。
1. 警告
- 急性腎障害を起こすことがあるため、以下の点に注意すること。[11.1.1 参照]
- 各投与前には、腎機能(クレアチニンクリアランス等)、脱水状態(高熱、高度な下痢及び嘔吐等)及び併用薬(腎毒性を有する薬剤、利尿剤)について、問診・検査を行うなど患者の状態を十分に確認し、本剤投与の適否を判断すること。[8.1 参照][10.2 参照]
- 投与時には、点滴時間が短いと急性腎障害の発現リスクが高くなることから、必ず15分間以上かけて点滴静脈内投与すること。[14.2.1 参照]
- 急性腎障害の発現は主に投与後早期に認められているため、腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[8.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分又は他のビスホスホネート製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス35mL/min未満)のある患者[急性腎障害を起こすことがある][8.1 参照][9.2.1 参照][11.1.1 参照]
- 2.3 脱水状態(高熱、高度な下痢及び嘔吐等)にある患者[急性腎障害を起こすことがある][8.1 参照][11.1.1 参照]
- 2.4 低カルシウム血症の患者[8.2 参照][11.1.2 参照]
- 2.5 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
4. 効能・効果
骨粗鬆症
6. 用法・用量
通常、成人には1年に1回ゾレドロン酸として5mgを15分以上かけて点滴静脈内投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与により急性腎障害を起こすことがあり、その多くは本剤投与開始1ヵ月以内に発現しているので、本剤の各投与に際しては以下の点に注意すること。[1 参照][2.2 参照][2.3 参照][5.2 参照][9.1.1 参照][9.2.2 参照][10.2 参照][11.1.1 参照]
- 8.2 低カルシウム血症やリン、マグネシウム等のミネラル代謝障害がある場合には本剤投与前にあらかじめ治療すること。[2.4 参照][5.2 参照][11.1.2 参照]
- 8.3 本剤投与中は必要に応じてカルシウム及びビタミンDを補給すること。また、本剤投与後に血清カルシウム値が低下する可能性がある(主に投与後14日以内)ので、血清カルシウム値の変動に注意すること。[5.2 参照][10.2 参照][11.1.2 参照]
-
8.4 ビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において、顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例の多くが抜歯等の顎骨に対する侵襲的な歯科処置や局所感染に関連して発現している。リスク因子としては、悪性腫瘍、化学療法、血管新生阻害薬、コルチコステロイド治療、放射線療法、口腔の不衛生、歯科処置の既往等が知られている。
本剤の投与開始前は口腔内の管理状態を確認し、必要に応じて、患者に対し適切な歯科検査を受け、侵襲的な歯科処置をできる限り済ませておくよう指導すること。本剤投与中に歯科処置が必要になった場合には、できる限り非侵襲的な歯科処置を受けるよう指導すること。
また、口腔内を清潔に保つこと、定期的な歯科検査を受けること、歯科受診時に本剤の使用を歯科医師に告知して侵襲的な歯科処置はできる限り避けること等を患者に十分説明し、異常が認められた場合には、直ちに歯科・口腔外科を受診するように指導すること。[5.2 参照][11.1.3 参照] - 8.5 ビスホスホネート系薬剤を使用している患者において、外耳道骨壊死が発現したとの報告がある。これらの報告では、耳の感染や外傷に関連して発現した症例も認められることから、外耳炎、耳漏、耳痛等の症状が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診するよう指導すること。[5.2 参照][11.1.4 参照]
- 8.6 ビスホスホネート系薬剤を長期使用している患者において、非外傷性又は軽微な外力による大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折が発現したとの報告がある。これらの報告では、完全骨折が起こる数週間から数ヵ月前に大腿部、鼠径部、前腕部等において前駆痛が認められている報告もあることから、このような症状が認められた場合には、X線検査等を行い、適切な処置を行うこと。また、両側性の骨折が生じる可能性があることから、片側で非定型骨折が起きた場合には、反対側の部位の症状等を確認し、X線検査を行うなど、慎重に観察すること。X線検査時には骨皮質の肥厚等、特徴的な画像所見がみられており、そのような場合には適切な処置を行うこと。[5.2 参照][11.1.5 参照]
- 8.7 本剤の投与間隔は1年と長いことから、以下の点に注意すること。[5.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 急性腎障害を起こすおそれのある患者
次のような患者では、投与後1~2週に腎機能検査を行うこと。[8.1 参照][9.2.2 参照][11.1.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 *重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス35mL/min未満)のある患者
- (1) 投与しないこと。急性腎障害を起こすことがある。[2.2 参照][11.1.1 参照]
- (2) 国内の医療情報データベースを用いた疫学調査において、骨粗鬆症の治療にビスホスホネート系薬剤を使用した腎機能障害患者のうち、特に、高度な腎機能障害患者(eGFRが30mL/min/1.73m2未満)で、腎機能が正常の患者と比較して低カルシウム血症(補正血清カルシウム値が8mg/dL未満)のリスクが増加したとの報告がある1) 。[11.1.2 参照]
- 9.2.2 中等度の腎機能障害のある患者
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。ビスホスホネート系薬剤は骨基質に取り込まれた後に全身循環へ徐々に放出される。 全身循環への放出量はビスホスホネート系薬剤の投与量・期間に相関する。ビスホスホネート系薬剤の中止から妊娠までの期間と危険性との関連は明らかではない。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠動物(ラット)へのゾレドロン酸の皮下投与によって、催奇形性、妊娠後期・分娩期の母動物の死亡が報告されている。[2.5 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を考慮すること。他のビスホスホネート系薬剤において、動物実験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に高齢者では腎機能が低下していることが多く、脱水を起こしやすいため、投与に際しては、腎機能や脱水に注意を払うこと。本剤は、主として腎臓から排泄される。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 急性腎障害、間質性腎炎、ファンコニー症候群(頻度不明)
急性腎障害、間質性腎炎、ファンコニー症候群(低リン血症、低カリウム血症、代謝性アシドーシス等を主症状とする近位腎尿細管障害)等の腎障害があらわれることがある。[1 参照][2.2 参照][2.3 参照][8.1 参照][9.1.1 参照][9.2.1 参照][9.2.2 参照]
-
11.1.2 低カルシウム血症(0.3%)
QT延長、痙攣、テタニー、しびれ、失見当識等を伴う低カルシウム血症があらわれることがあるので、異常が認められた場合にはカルシウム剤を投与する等の適切な処置を行うこと。[2.4 参照][8.2 参照][8.3 参照][9.2.1 参照]
- 11.1.3 顎骨壊死・顎骨骨髄炎(頻度不明)
- 11.1.4 外耳道骨壊死(頻度不明)
- 11.1.5 大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折(頻度不明)
- 11.1.6 アナフィラキシー(頻度不明)
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|---|
感染症及び寄生虫症 |
肺炎、歯肉炎 |
インフルエンザ、鼻咽頭炎 |
||
血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
|||
代謝及び栄養障害 |
食欲減退 |
脱水注2) |
||
精神障害 |
不眠症 |
|||
神経系障害 |
頭痛注1) |
傾眠、浮動性めまい |
嗜眠、錯感覚、振戦、失神、味覚異常、感覚鈍麻 |
|
血管障害 |
ほてり、潮紅 |
高血圧 |
||
眼障害 |
虹彩炎 |
結膜炎、眼痛、ぶどう膜炎、上強膜炎、眼充血、霧視 |
||
耳及び迷路障害 |
耳鳴、耳不快感、回転性めまい |
|||
心臓障害 |
狭心症 |
心房細動、動悸 |
||
呼吸器系 |
咳嗽、呼吸困難 |
|||
胃腸障害 |
悪心注1) |
嘔吐注1)、便秘、下痢注1) |
消化不良、上腹部痛、腹痛、胃食道逆流性疾患、口内乾燥、食道炎、胃炎、歯痛 |
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肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
|||
皮膚及び皮下組織障害 |
発疹 |
全身紅斑、湿疹、皮膚炎、薬疹、脱毛症 |
多汗症、そう痒症、紅斑 |
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筋骨格系及び結合組織障害 |
関節痛(10.8%)注1)、筋肉痛注1) |
背部痛、頚部痛、筋骨格硬直、関節腫脹、筋痙縮、筋骨格痛、関節炎、尾骨痛 |
骨痛注1)、四肢痛、筋骨格系胸痛、関節硬直、筋力低下 |
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腎及び尿路障害 |
頻尿 |
蛋白尿 |
||
全身障害及び投与局所様態 |
発熱(39.3%)注1)、倦怠感注1)、インフルエンザ様疾患注1) |
悪寒、胸痛 |
疼痛、熱感、注射部位腫脹、浮腫 |
疲労、無力症、末梢性浮腫、口渇、急性期反応、非心臓性胸痛、注入部位反応、異常感 |
臨床検査 |
血中カルシウム減少 |
血中クレアチニン増加、尿中蛋白陽性、血中リン減少 |
C-反応性蛋白増加、血中ブドウ糖増加、血中尿酸増加、白血球数減少、肝機能検査異常、好酸球数増加、尿中ブドウ糖陽性、ヘモグロビン減少、血中アルカリホスファターゼ減少、血中鉄減少、血中乳酸脱水素酵素増加、血小板数増加、赤血球数減少、血沈亢進、腎機能検査異常 |
注2)急性期反応により二次的に起こることがある。
14. 適用上の注意
14.2 **薬剤投与時の注意
-
14.2.1 投与速度
本剤は一定の速度で15分以上かけて点滴静脈内注射すること。[1 参照]
- 14.2.2 外観に異常を認めた場合には使用しないこと。
- 14.2.3 カルシウム及びマグネシウム等の2価陽イオンを含有する点滴用液と混合しないこと。
- 14.2.4 本剤は他の薬剤と混ぜたり、同時に投与したりしないこと。他剤とは別の点滴ラインから一定の速度で投与すること。