薬効分類名免疫抑制剤

一般的名称ミゾリビン

ブレディニンOD錠25、ブレディニンOD錠50

ぶれでぃにんODじょう25、ぶれでぃにんODじょう50

Bredinin OD Tablets, Bredinin OD Tablets

製造販売元/旭化成ファーマ株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
1.32%
頻度不明
0.39%
頻度不明
頻度不明
頻度不明
重篤な皮膚障害
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
腎・尿路
0.1~5%未満
肝臓まわり
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
0.1%未満
免疫系
0.1~5%未満
内分泌・代謝系
0.1~5%未満
内分泌・代謝系
頻度不明
皮膚
0.1~5%未満
脳・神経
0.1~5%未満
脳・神経
0.1%未満
その他
0.1~5%未満
全身倦怠浮腫口渇
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

不活化ワクチン

  • インフルエンザワクチン等
臨床症状・措置方法

ワクチンの効果が得られないおそれがある。

機序・危険因子

免疫抑制作用により、ワクチンに対する免疫が得られないおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 白血球数3,000/mm3以下の患者[骨髄機能抑制を増悪させ、重篤な感染症、出血傾向等が発現するおそれがある。][9.1.1 参照]
  3. 2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
  4. 2.4 生ワクチンを接種しないこと[10.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ブレディニンOD錠25

有効成分 1錠中
日局 ミゾリビン
25mg  
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、香料
ブレディニンOD錠50

有効成分 1錠中
日局 ミゾリビン
50mg  
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、香料

3.2 製剤の性状

ブレディニンOD錠25

剤形 口腔内崩壊錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.5mm
厚さ 2.25mm
質量 125mg
識別コード                  322
ブレディニンOD錠50

剤形 口腔内崩壊錠(片面割線入り)
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 9.0mm
厚さ 3.35mm
質量 250mg
識別コード                 323

4. 効能・効果

  • 腎移植における拒否反応の抑制
  • 原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群(副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合に限る。また、頻回再発型のネフローゼ症候群を除く。)
  • ループス腎炎(持続性蛋白尿、ネフローゼ症候群または腎機能低下が認められ、副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合に限る。)
  • 関節リウマチ(過去の治療において、非ステロイド性抗炎症剤さらに他の抗リウマチ薬の少なくとも1剤により十分な効果の得られない場合に限る。)

5. 効能・効果に関連する注意

  • 〈原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群〉
    1. 5.1 副腎皮質ホルモン剤のみでは十分な治療効果が認められない患者、又は副作用、合併症等により副腎皮質ホルモン剤の減量が必要な患者に限り使用すること。
      特に副腎皮質ホルモン剤の1日投与量がプレドニゾロン換算で20mg以上である患者には、副腎皮質ホルモン剤の減量を目的とする場合に限る。
  • 〈ループス腎炎〉
    1. 5.2 投与する場合には次の条件をいずれも満足する患者に限ること。
      1. 5.2.1 臨床的に全身性エリテマトーデス(SLE)と診断され、アメリカリウマチ協会の1982年改訂SLE分類基準1) の4項目以上を満たした患者
      2. 5.2.2 ループス腎炎の存在が以下の項目のうち、少なくとも1項目を持つことで確認された患者(SLE以外の原因による腎障害は除く)
        • 4週以上の持続性蛋白尿
        • ネフローゼ症候群
        • 腎機能低下(クレアチニンクリアランス(Ccr)70mL/分以下又は血清クレアチニン値1.5mg/dL以上)
      3. 5.2.3 副腎皮質ホルモン剤のみでは十分な効果が認められない患者、又は副作用、合併症等により副腎皮質ホルモン剤の減量が必要な患者
  • 〈関節リウマチ〉
    1. 5.3 活動性の関節リウマチに対してのみ投与を考慮すること。
    2. 5.4 過去の治療において、非ステロイド性抗炎症剤で十分な効果が認められず、また金剤(注射用、経口用)、D-ペニシラミン、ブシラミン、ロベンザリット二ナトリウム等の抗リウマチ薬を使用して、十分な効果が認められなかった患者、又は投与中止を必要とする副作用が発現した患者に限り使用すること。

6. 用法・用量

  • 〈腎移植における拒否反応の抑制〉

    通常、体重1kg当り下記量を1日量として、1日1~3回に分けて経口投与する。

    • 初期量としてミゾリビン2~3mg相当量
      維持量としてミゾリビン1~3mg相当量
  • しかし、本剤の耐薬量および有効量は患者によって異なるので、最適の治療効果を得るために用量の注意深い増減が必要である。
  • 〈原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群、ループス腎炎〉

    通常、成人1回ミゾリビンとして50mgを1日3回経口投与する。
    ただし、腎機能の程度により減量等を考慮すること。
    なお、本剤の使用以前に副腎皮質ホルモン剤が維持投与されている場合には、その維持用量に本剤を上乗せして用いる。症状により副腎皮質ホルモン剤の用量は適宜減量する。

  • 〈関節リウマチ〉

    通常、成人1回ミゾリビンとして50mgを1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
    ただし、腎機能の程度により減量等を考慮すること。

7. 用法・用量に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 7.1 本剤は主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では排泄が遅延し、骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので、腎機能(血清クレアチニン値等)及び年齢、体重等を考慮し、低用量から投与を開始するなど用量に留意して、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。[9.2.1 参照][9.8 参照][16.5.1 参照][16.5.2 参照]
  • 〈原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群〉
    1. 7.2 投与開始後6カ月を目標として、尿蛋白、腎機能等を定期的に測定し経過をみながら以降の投与継続の可否を検討する。1日尿蛋白量、クレアチニンクリアランス、血清総蛋白、その他臨床諸症状の経過を総合的に判定し、改善効果を認め投与を継続する場合には、以後も定期的に尿蛋白、腎機能等を測定しながら投与すること。また、病態の急速な進展がみられる場合には、中止又は他の治療法を考慮するなどの適切な処置を行うこと。
      なお、従来より投与している治療薬剤は継続して併用することが望ましい。
  • 〈関節リウマチ〉
    1. 7.3 本剤は遅効性であり、通常、効果発現まで2~4カ月間の継続投与が必要である。ただし、6カ月間継続投与しても効果があらわれない場合には、投与を中止すること。なお、従来より投与している非ステロイド性抗炎症剤は継続して併用することが望ましい。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.1 参照][11.1.4 参照][11.1.5 参照]
  2. 8.2 感染症・出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[11.1.2 参照]
  3. 8.3 プリン合成阻害作用に基づく尿酸生成増加のため尿酸値の上昇があらわれることがある。ブレディニン錠(以下、普通錠)を用いたネフローゼ症候群に対する臨床試験において、尿酸値の上昇が231例中21例(9.1%)に認められ、10mg/dL以上11例、最高値13.1mg/dLであった。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 骨髄機能抑制のある患者

    骨髄機能抑制を増悪させ、重篤な感染症、出血傾向等が発現するおそれがある。[2.2 参照][11.1.1 参照]

  2. 9.1.2 感染症を合併している患者

    ウイルス性肝炎においては、肝炎を増悪させることがある。
    骨髄機能抑制により、感染症を増悪させるおそれがある。[11.1.2 参照]

  3. 9.1.3 肝炎ウイルスキャリアの患者

    肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化やC型肝炎の悪化の徴候や症状の発現に注意すること。免疫抑制剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎があらわれることがある。また、HBs抗原陰性の患者において、免疫抑制剤の投与開始後にB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎を発症した症例が報告されている。また、C型肝炎ウイルスキャリアの患者において、免疫抑制剤の投与開始後にC型肝炎の悪化がみられることがある。[11.1.2 参照]

  4. 9.1.4 出血性素因のある患者

    骨髄機能抑制により、出血傾向が発現するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 本剤は主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では排泄が遅延し、骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがある。[7.1 参照][16.5.1 参照][16.5.2 参照]
  2. 9.2.2 尿酸値の上昇を伴って急性腎障害があらわれることがある。[11.1.4 参照]

9.4 生殖能を有する者

性腺に対する影響を考慮すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。催奇形性を疑う症例報告があり2) 、また、動物実験(ラット3) 、ウサギ4) )で催奇形作用が報告されている。[2.3 参照]

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。
分娩後のラットにおいて乳汁移行が認められた5)

9.7 小児等

  1. 9.7.1 副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること。
  2. 9.7.2 性腺に対する影響を考慮すること。
  3. 9.7.3 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

腎機能(血清クレアチニン値等)及び年齢、体重を考慮し適宜減量すること。本剤は、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、排泄が遅延するおそれがある。[7.1 参照][16.5.1 参照][16.5.2 参照]

10. 相互作用

    10.1 併用禁忌(併用しないこと)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    生ワクチン

    • 乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCG等[2.4 参照]

    ワクチン由来の感染を増強又は持続させるおそれがあるので、本剤投与中に生ワクチンを接種しないこと。

    免疫機能が抑制された患者への生ワクチン接種により、感染の可能性が増加する。

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    不活化ワクチン

    • インフルエンザワクチン等

    ワクチンの効果が得られないおそれがある。

    免疫抑制作用により、ワクチンに対する免疫が得られないおそれがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 骨髄機能抑制(2.19%)

      汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、赤血球減少、ヘマトクリット値の低下等があらわれることがある。重篤な血液障害が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.1 参照][9.1.1 参照]

    2. 11.1.2 感染症 (1.32%)

      肺炎、髄膜炎、敗血症、帯状疱疹等があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化があらわれることがある。[8.2 参照][9.1.2 参照][9.1.3 参照]

    3. 11.1.3 間質性肺炎 (頻度不明)

      発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与等の適切な処置を行うこと。

    4. 11.1.4 急性腎障害 (0.04%)

      異常が認められた場合には投与を中止し、血液透析等の適切な処置を行うこと。[8.1 参照][9.2.2 参照]

    5. 11.1.5 肝機能障害、黄疸 (1.74%)

      AST、ALT、ALPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。[8.1 参照]

    6. 11.1.6 消化管潰瘍、消化管出血、消化管穿孔 (0.39%)
    7. 11.1.7 重篤な皮膚障害 (頻度不明)

      皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)等の重篤な皮膚障害があらわれることがあるので、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    8. 11.1.8 膵炎 (頻度不明)
    9. 11.1.9 高血糖、糖尿病 (0.11%)

    11.2 その他の副作用

    0.1~5%未満

    0.1%未満

    頻度不明

    腎臓

    腎機能異常(蛋白尿、血尿、BUN、クレアチニンの上昇等)

    肝臓

    肝機能異常(AST、ALT、ALP、LDH、γ-GTP、LAP、ビリルビンの上昇等)

    消化器

    食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、腹痛、便秘、口内炎、舌炎

    腹部膨満感、軟便、舌苔

    過敏症

    発疹、そう痒感、発熱

    代謝異常

    尿酸値の上昇、ALP上昇

    痛風

    皮膚

    脱毛

    精神神経系

    めまい、頭痛、味覚異常、しびれ

     眠気、耳鳴、四肢異常知覚

    その他

    全身倦怠感、浮腫、口渇

    ガンマグロブリン低下、動悸、悪寒、ほてり、月経異常、胸痛

    眼球充血

    注)発現頻度は使用成績調査を含む

    12. 臨床検査結果に及ぼす影響

    尿中ビリルビン試験で偽陽性を示すことがある。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    自動分包機には適さない。

    14.2 薬剤交付時の注意

    1. 14.2.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
    2. 14.2.2 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。
    3. 14.2.3 本剤は寝たままの状態では、水なしで服用させないこと。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    免疫抑制剤による治療を受けた患者では、悪性腫瘍(特に悪性リンパ腫、皮膚癌等)の発生率が高いとする報告がある6) ,7) ,8) ,9)

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 白血球数3,000/mm3以下の患者[骨髄機能抑制を増悪させ、重篤な感染症、出血傾向等が発現するおそれがある。][9.1.1 参照]
    3. 2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
    4. 2.4 生ワクチンを接種しないこと[10.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    ブレディニンOD錠25

    有効成分 1錠中
    日局 ミゾリビン
    25mg  
    添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、香料
    ブレディニンOD錠50

    有効成分 1錠中
    日局 ミゾリビン
    50mg  
    添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、カルメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、香料

    3.2 製剤の性状

    ブレディニンOD錠25

    剤形 口腔内崩壊錠
    色調 白色
    外形 表面                                    
    裏面                                    
    側面                                    
    大きさ 直径 7.5mm
    厚さ 2.25mm
    質量 125mg
    識別コード                  322
    ブレディニンOD錠50

    剤形 口腔内崩壊錠(片面割線入り)
    色調 白色
    外形 表面                                    
    裏面                                    
    側面                                    
    大きさ 直径 9.0mm
    厚さ 3.35mm
    質量 250mg
    識別コード                 323

    4. 効能・効果

    • 腎移植における拒否反応の抑制
    • 原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群(副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合に限る。また、頻回再発型のネフローゼ症候群を除く。)
    • ループス腎炎(持続性蛋白尿、ネフローゼ症候群または腎機能低下が認められ、副腎皮質ホルモン剤のみでは治療困難な場合に限る。)
    • 関節リウマチ(過去の治療において、非ステロイド性抗炎症剤さらに他の抗リウマチ薬の少なくとも1剤により十分な効果の得られない場合に限る。)

    5. 効能・効果に関連する注意

    • 〈原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群〉
      1. 5.1 副腎皮質ホルモン剤のみでは十分な治療効果が認められない患者、又は副作用、合併症等により副腎皮質ホルモン剤の減量が必要な患者に限り使用すること。
        特に副腎皮質ホルモン剤の1日投与量がプレドニゾロン換算で20mg以上である患者には、副腎皮質ホルモン剤の減量を目的とする場合に限る。
    • 〈ループス腎炎〉
      1. 5.2 投与する場合には次の条件をいずれも満足する患者に限ること。
        1. 5.2.1 臨床的に全身性エリテマトーデス(SLE)と診断され、アメリカリウマチ協会の1982年改訂SLE分類基準1) の4項目以上を満たした患者
        2. 5.2.2 ループス腎炎の存在が以下の項目のうち、少なくとも1項目を持つことで確認された患者(SLE以外の原因による腎障害は除く)
          • 4週以上の持続性蛋白尿
          • ネフローゼ症候群
          • 腎機能低下(クレアチニンクリアランス(Ccr)70mL/分以下又は血清クレアチニン値1.5mg/dL以上)
        3. 5.2.3 副腎皮質ホルモン剤のみでは十分な効果が認められない患者、又は副作用、合併症等により副腎皮質ホルモン剤の減量が必要な患者
    • 〈関節リウマチ〉
      1. 5.3 活動性の関節リウマチに対してのみ投与を考慮すること。
      2. 5.4 過去の治療において、非ステロイド性抗炎症剤で十分な効果が認められず、また金剤(注射用、経口用)、D-ペニシラミン、ブシラミン、ロベンザリット二ナトリウム等の抗リウマチ薬を使用して、十分な効果が認められなかった患者、又は投与中止を必要とする副作用が発現した患者に限り使用すること。

    6. 用法・用量

    • 〈腎移植における拒否反応の抑制〉

      通常、体重1kg当り下記量を1日量として、1日1~3回に分けて経口投与する。

      • 初期量としてミゾリビン2~3mg相当量
        維持量としてミゾリビン1~3mg相当量
    • しかし、本剤の耐薬量および有効量は患者によって異なるので、最適の治療効果を得るために用量の注意深い増減が必要である。
    • 〈原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群、ループス腎炎〉

      通常、成人1回ミゾリビンとして50mgを1日3回経口投与する。
      ただし、腎機能の程度により減量等を考慮すること。
      なお、本剤の使用以前に副腎皮質ホルモン剤が維持投与されている場合には、その維持用量に本剤を上乗せして用いる。症状により副腎皮質ホルモン剤の用量は適宜減量する。

    • 〈関節リウマチ〉

      通常、成人1回ミゾリビンとして50mgを1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。
      ただし、腎機能の程度により減量等を考慮すること。

    7. 用法・用量に関連する注意

    • 〈効能共通〉
      1. 7.1 本剤は主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では排泄が遅延し、骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので、腎機能(血清クレアチニン値等)及び年齢、体重等を考慮し、低用量から投与を開始するなど用量に留意して、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。[9.2.1 参照][9.8 参照][16.5.1 参照][16.5.2 参照]
    • 〈原発性糸球体疾患を原因とするネフローゼ症候群〉
      1. 7.2 投与開始後6カ月を目標として、尿蛋白、腎機能等を定期的に測定し経過をみながら以降の投与継続の可否を検討する。1日尿蛋白量、クレアチニンクリアランス、血清総蛋白、その他臨床諸症状の経過を総合的に判定し、改善効果を認め投与を継続する場合には、以後も定期的に尿蛋白、腎機能等を測定しながら投与すること。また、病態の急速な進展がみられる場合には、中止又は他の治療法を考慮するなどの適切な処置を行うこと。
        なお、従来より投与している治療薬剤は継続して併用することが望ましい。
    • 〈関節リウマチ〉
      1. 7.3 本剤は遅効性であり、通常、効果発現まで2~4カ月間の継続投与が必要である。ただし、6カ月間継続投与しても効果があらわれない場合には、投与を中止すること。なお、従来より投与している非ステロイド性抗炎症剤は継続して併用することが望ましい。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.1 参照][11.1.4 参照][11.1.5 参照]
    2. 8.2 感染症・出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[11.1.2 参照]
    3. 8.3 プリン合成阻害作用に基づく尿酸生成増加のため尿酸値の上昇があらわれることがある。ブレディニン錠(以下、普通錠)を用いたネフローゼ症候群に対する臨床試験において、尿酸値の上昇が231例中21例(9.1%)に認められ、10mg/dL以上11例、最高値13.1mg/dLであった。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 骨髄機能抑制のある患者

      骨髄機能抑制を増悪させ、重篤な感染症、出血傾向等が発現するおそれがある。[2.2 参照][11.1.1 参照]

    2. 9.1.2 感染症を合併している患者

      ウイルス性肝炎においては、肝炎を増悪させることがある。
      骨髄機能抑制により、感染症を増悪させるおそれがある。[11.1.2 参照]

    3. 9.1.3 肝炎ウイルスキャリアの患者

      肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化やC型肝炎の悪化の徴候や症状の発現に注意すること。免疫抑制剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎があらわれることがある。また、HBs抗原陰性の患者において、免疫抑制剤の投与開始後にB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎を発症した症例が報告されている。また、C型肝炎ウイルスキャリアの患者において、免疫抑制剤の投与開始後にC型肝炎の悪化がみられることがある。[11.1.2 参照]

    4. 9.1.4 出血性素因のある患者

      骨髄機能抑制により、出血傾向が発現するおそれがある。

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 本剤は主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では排泄が遅延し、骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがある。[7.1 参照][16.5.1 参照][16.5.2 参照]
    2. 9.2.2 尿酸値の上昇を伴って急性腎障害があらわれることがある。[11.1.4 参照]

    9.4 生殖能を有する者

    性腺に対する影響を考慮すること。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。催奇形性を疑う症例報告があり2) 、また、動物実験(ラット3) 、ウサギ4) )で催奇形作用が報告されている。[2.3 参照]

    9.6 授乳婦

    授乳しないことが望ましい。
    分娩後のラットにおいて乳汁移行が認められた5)

    9.7 小児等

    1. 9.7.1 副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること。
    2. 9.7.2 性腺に対する影響を考慮すること。
    3. 9.7.3 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    腎機能(血清クレアチニン値等)及び年齢、体重を考慮し適宜減量すること。本剤は、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、排泄が遅延するおそれがある。[7.1 参照][16.5.1 参照][16.5.2 参照]

    10. 相互作用

      10.1 併用禁忌(併用しないこと)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      生ワクチン

      • 乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCG等[2.4 参照]

      ワクチン由来の感染を増強又は持続させるおそれがあるので、本剤投与中に生ワクチンを接種しないこと。

      免疫機能が抑制された患者への生ワクチン接種により、感染の可能性が増加する。

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      不活化ワクチン

      • インフルエンザワクチン等

      ワクチンの効果が得られないおそれがある。

      免疫抑制作用により、ワクチンに対する免疫が得られないおそれがある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 骨髄機能抑制(2.19%)

        汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、赤血球減少、ヘマトクリット値の低下等があらわれることがある。重篤な血液障害が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.1 参照][9.1.1 参照]

      2. 11.1.2 感染症 (1.32%)

        肺炎、髄膜炎、敗血症、帯状疱疹等があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化があらわれることがある。[8.2 参照][9.1.2 参照][9.1.3 参照]

      3. 11.1.3 間質性肺炎 (頻度不明)

        発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与等の適切な処置を行うこと。

      4. 11.1.4 急性腎障害 (0.04%)

        異常が認められた場合には投与を中止し、血液透析等の適切な処置を行うこと。[8.1 参照][9.2.2 参照]

      5. 11.1.5 肝機能障害、黄疸 (1.74%)

        AST、ALT、ALPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。[8.1 参照]

      6. 11.1.6 消化管潰瘍、消化管出血、消化管穿孔 (0.39%)
      7. 11.1.7 重篤な皮膚障害 (頻度不明)

        皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)等の重篤な皮膚障害があらわれることがあるので、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      8. 11.1.8 膵炎 (頻度不明)
      9. 11.1.9 高血糖、糖尿病 (0.11%)

      11.2 その他の副作用

      0.1~5%未満

      0.1%未満

      頻度不明

      腎臓

      腎機能異常(蛋白尿、血尿、BUN、クレアチニンの上昇等)

      肝臓

      肝機能異常(AST、ALT、ALP、LDH、γ-GTP、LAP、ビリルビンの上昇等)

      消化器

      食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、腹痛、便秘、口内炎、舌炎

      腹部膨満感、軟便、舌苔

      過敏症

      発疹、そう痒感、発熱

      代謝異常

      尿酸値の上昇、ALP上昇

      痛風

      皮膚

      脱毛

      精神神経系

      めまい、頭痛、味覚異常、しびれ

       眠気、耳鳴、四肢異常知覚

      その他

      全身倦怠感、浮腫、口渇

      ガンマグロブリン低下、動悸、悪寒、ほてり、月経異常、胸痛

      眼球充血

      注)発現頻度は使用成績調査を含む

      12. 臨床検査結果に及ぼす影響

      尿中ビリルビン試験で偽陽性を示すことがある。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      自動分包機には適さない。

      14.2 薬剤交付時の注意

      1. 14.2.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
      2. 14.2.2 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。
      3. 14.2.3 本剤は寝たままの状態では、水なしで服用させないこと。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      免疫抑制剤による治療を受けた患者では、悪性腫瘍(特に悪性リンパ腫、皮膚癌等)の発生率が高いとする報告がある6) ,7) ,8) ,9)

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873999
      ブランドコード
      3999002F3023, 3999002F4020
      承認番号
      22800AMX00540000, 22800AMX00541000
      販売開始年月
      2017-01, 2017-01
      貯法
      室温保存、室温保存
      有効期間
      3年、3年
      規制区分
      12, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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