薬効分類名エチレングリコール・メタノール中毒用剤

一般的名称ホメピゾール点滴静注液

ホメピゾール点滴静注1.5g「タケダ」

ほめぴぞーるてんてきじょうちゅう1.5g「たけだ」

Fomepizole Intravenous Infusion 1.5g

製造販売元/武田薬品工業株式会社

第2版
禁忌相互作用妊婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
5%以上
脳・神経
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
全身・局所・適用部位
5%以上
全身・局所・適用部位
0.1~5%未満
心臓・血管
0.1~5%未満
血液系
0.1~5%未満
その他
0.1~5%未満

併用注意

薬剤名等

エタノール

臨床症状・措置方法

エタノール及び本剤の血中濃度が上昇することがある。

機序・危険因子

本剤のアルコールデヒドロゲナーゼ阻害作用により、エタノールの消失速度が40%低下したとの報告がある。また、併用により本剤の消失速度が50%低下したとの報告があるが機序は不明である。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

ホメピゾール点滴静注1.5g「タケダ」

有効成分 1バイアル(1.5mL)中
ホメピゾール   1.5g
添加剤を含まない。

3.2 製剤の性状

ホメピゾール点滴静注1.5g「タケダ」

剤形 注射剤(バイアル)
pH 6.9(15mg/mL生理食塩液)
浸透圧比 1.6(生理食塩液に対する比)
性状 融解するとき無色~黄色澄明の液

4. 効能又は効果

  • エチレングリコール中毒
  • メタノール中毒

6. 用法及び用量

通常、ホメピゾールとして初回は15mg/kg、2回目から5回目は10mg/kg、6回目以降は15mg/kgを、12時間ごとに30分間以上かけて点滴静注する。[14.2 参照]
なお、血液透析を併用する場合は、以下に従い投与する。

透析開始時

直前の本剤投与から6時間未満の場合は、透析直前には投与しない。

直前の本剤投与から6時間以上経過している場合は、透析直前に投与する。

透析中

透析開始時から4時間ごとに投与する。

透析終了時

直前の本剤投与から1時間未満の場合は、透析終了時には投与しない。

直前の本剤投与から1時間以上3時間以内の場合は、通常用量の1/2量を透析終了直後に投与する。

直前の本剤投与から3時間超経過している場合は、透析終了直後に投与する。

透析終了後

直前の本剤投与から12時間ごとに投与する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与に際しては、学会のガイドライン等、最新の情報を参考にすること。
  2. 8.2 重篤な代謝性アシドーシスや腎不全等が認められる場合は、必要に応じて血液透析を実施すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物試験(ラット)において、本剤は胎盤を通過することが報告されており1) 、また、動物試験(マウス)において100mg/kgを腹腔内単回投与したところ、胚毒性及び催奇形性が認められたとの報告がある2)

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

副作用発現に留意し、経過を十分に観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    エタノール

    エタノール及び本剤の血中濃度が上昇することがある。

    本剤のアルコールデヒドロゲナーゼ阻害作用により、エタノールの消失速度が40%低下したとの報告がある。また、併用により本剤の消失速度が50%低下したとの報告があるが機序は不明である。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)

      呼吸困難、喘鳴、潮紅等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    5%以上

    0.1~5%未満

    精神神経系

    頭痛

    痙攣発作、激越、回転性めまい、傾眠、不安、眼振、異常感

    消化器

    腹痛、嘔吐、消化不良

    注射部位

    注射部位反応(灼熱感、疼痛、炎症)

    リンパ管炎、静脈炎

    循環器

    徐脈、頻脈、循環虚脱、低血圧

    血液

    好酸球増加症、貧血

    その他

    発熱、発疹、腰痛、しゃっくり、咽頭炎、霧視、ASTの上昇

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      健康成人を対象として、本剤を100mg/kgまで単回経口投与した外国臨床試験において悪心、浮動性めまい等の症状が認められている。

    2. 13.2 処置

      本剤は血液透析により除去されるので、本剤の過量投与が明白な場合又は疑われる場合は必要に応じて血液透析を行うこと。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    1. 14.1.1 本剤は固化することがあるので、このような場合には体温付近まで加温し、融解した後に使用すること。固化による本剤の有効性、安全性及び安定性への影響はない。
    2. 14.1.2 調製後は速やかに使用し、やむを得ず保存を必要とする場合でも調製後24時間以内に使用すること。
    3. 14.1.3 各バイアルは一回限りの使用とし、必要量を抜き取った後のバイアル内の残液は使用しないこと(本剤は保存剤を含有していない)。
    4. 14.1.4 下表を参考に、患者体重に基づき必要量を100mL以上の日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液にて、1.0~15.0mg/mLとなるように希釈すること。
      • 〈通常用量:15mg/kg〉

        通常用量の1/2量を投与する場合は〔 〕内の数字を参照すること。

        患者体重(kg)

        必要量(mL)

        100mLで希釈した場合の濃度(mg/mL)

        20

        0.30〔0.15〕

        3.0〔1.5〕

        30

        0.45〔0.23〕

        4.5〔2.3〕

        40

        0.60〔0.30〕

        6.0〔3.0〕

        50

        0.75〔0.38〕

        7.5〔3.8〕

        60

        0.90〔0.45〕

        9.0〔4.5〕

        70

        1.05〔0.53〕

        10.55〔5.3〕

        80

        1.20〔0.60〕

        12.0〔6.0〕

        90

        1.35〔0.68〕

        13.5〔6.8〕

        100

        1.50〔0.75〕

        15.0〔7.5〕

      • 〈通常用量:10mg/kg〉

        通常用量の1/2量を投与する場合は〔 〕内の数字を参照すること。

        患者体重(kg)

        必要量(mL)

        100mLで希釈した場合の濃度(mg/mL)

        20

        0.20〔0.10〕

        2.0〔1.0〕

        30

        0.30〔0.15〕

        3.0〔1.5〕

        40

        0.40〔0.20〕

        4.0〔2.0〕

        50

        0.50〔0.25〕

        5.0〔2.5〕

        60

        0.60〔0.30〕

        6.0〔3.0〕

        70

        0.70〔0.35〕

        7.0〔3.5〕

        80

        0.80〔0.40〕

        8.0〔4.0〕

        90

        0.90〔0.45〕

        9.0〔4.5〕

        100

        1.00〔0.50〕

        10.0〔5.0〕

    14.2 薬剤投与時の注意

    30分間以上かけて静脈内に点滴投与すること。本剤を5分間で静脈内に投与した場合に静脈の灼熱感及び静脈硬化症が認められたとの報告がある。[6 参照]

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    外国で、本剤を投与された重症エチレングリコール中毒患者において、因果関係は不明であるが、多臓器不全、播種性血管内凝固症候群、無尿の報告がある。

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    1. 15.2.1 細菌を用いる復帰突然変異試験において陽性であることが報告されている。
    2. 15.2.2 幼若ラットに本剤を110mg/Lの濃度で含有する液体飼料を6週間摂取させた試験で、精巣毒性(精巣重量、血漿中テストステロン濃度の低値等)が認められている。また、エタノールと併用投与した場合に精巣毒性の増強が認められている。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    ホメピゾール点滴静注1.5g「タケダ」

    有効成分 1バイアル(1.5mL)中
    ホメピゾール   1.5g
    添加剤を含まない。

    3.2 製剤の性状

    ホメピゾール点滴静注1.5g「タケダ」

    剤形 注射剤(バイアル)
    pH 6.9(15mg/mL生理食塩液)
    浸透圧比 1.6(生理食塩液に対する比)
    性状 融解するとき無色~黄色澄明の液

    4. 効能又は効果

    • エチレングリコール中毒
    • メタノール中毒

    6. 用法及び用量

    通常、ホメピゾールとして初回は15mg/kg、2回目から5回目は10mg/kg、6回目以降は15mg/kgを、12時間ごとに30分間以上かけて点滴静注する。[14.2 参照]
    なお、血液透析を併用する場合は、以下に従い投与する。

    透析開始時

    直前の本剤投与から6時間未満の場合は、透析直前には投与しない。

    直前の本剤投与から6時間以上経過している場合は、透析直前に投与する。

    透析中

    透析開始時から4時間ごとに投与する。

    透析終了時

    直前の本剤投与から1時間未満の場合は、透析終了時には投与しない。

    直前の本剤投与から1時間以上3時間以内の場合は、通常用量の1/2量を透析終了直後に投与する。

    直前の本剤投与から3時間超経過している場合は、透析終了直後に投与する。

    透析終了後

    直前の本剤投与から12時間ごとに投与する。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤の投与に際しては、学会のガイドライン等、最新の情報を参考にすること。
    2. 8.2 重篤な代謝性アシドーシスや腎不全等が認められる場合は、必要に応じて血液透析を実施すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物試験(ラット)において、本剤は胎盤を通過することが報告されており1) 、また、動物試験(マウス)において100mg/kgを腹腔内単回投与したところ、胚毒性及び催奇形性が認められたとの報告がある2)

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    副作用発現に留意し、経過を十分に観察しながら投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      エタノール

      エタノール及び本剤の血中濃度が上昇することがある。

      本剤のアルコールデヒドロゲナーゼ阻害作用により、エタノールの消失速度が40%低下したとの報告がある。また、併用により本剤の消失速度が50%低下したとの報告があるが機序は不明である。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)

        呼吸困難、喘鳴、潮紅等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      5%以上

      0.1~5%未満

      精神神経系

      頭痛

      痙攣発作、激越、回転性めまい、傾眠、不安、眼振、異常感

      消化器

      腹痛、嘔吐、消化不良

      注射部位

      注射部位反応(灼熱感、疼痛、炎症)

      リンパ管炎、静脈炎

      循環器

      徐脈、頻脈、循環虚脱、低血圧

      血液

      好酸球増加症、貧血

      その他

      発熱、発疹、腰痛、しゃっくり、咽頭炎、霧視、ASTの上昇

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        健康成人を対象として、本剤を100mg/kgまで単回経口投与した外国臨床試験において悪心、浮動性めまい等の症状が認められている。

      2. 13.2 処置

        本剤は血液透析により除去されるので、本剤の過量投与が明白な場合又は疑われる場合は必要に応じて血液透析を行うこと。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      1. 14.1.1 本剤は固化することがあるので、このような場合には体温付近まで加温し、融解した後に使用すること。固化による本剤の有効性、安全性及び安定性への影響はない。
      2. 14.1.2 調製後は速やかに使用し、やむを得ず保存を必要とする場合でも調製後24時間以内に使用すること。
      3. 14.1.3 各バイアルは一回限りの使用とし、必要量を抜き取った後のバイアル内の残液は使用しないこと(本剤は保存剤を含有していない)。
      4. 14.1.4 下表を参考に、患者体重に基づき必要量を100mL以上の日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液にて、1.0~15.0mg/mLとなるように希釈すること。
        • 〈通常用量:15mg/kg〉

          通常用量の1/2量を投与する場合は〔 〕内の数字を参照すること。

          患者体重(kg)

          必要量(mL)

          100mLで希釈した場合の濃度(mg/mL)

          20

          0.30〔0.15〕

          3.0〔1.5〕

          30

          0.45〔0.23〕

          4.5〔2.3〕

          40

          0.60〔0.30〕

          6.0〔3.0〕

          50

          0.75〔0.38〕

          7.5〔3.8〕

          60

          0.90〔0.45〕

          9.0〔4.5〕

          70

          1.05〔0.53〕

          10.55〔5.3〕

          80

          1.20〔0.60〕

          12.0〔6.0〕

          90

          1.35〔0.68〕

          13.5〔6.8〕

          100

          1.50〔0.75〕

          15.0〔7.5〕

        • 〈通常用量:10mg/kg〉

          通常用量の1/2量を投与する場合は〔 〕内の数字を参照すること。

          患者体重(kg)

          必要量(mL)

          100mLで希釈した場合の濃度(mg/mL)

          20

          0.20〔0.10〕

          2.0〔1.0〕

          30

          0.30〔0.15〕

          3.0〔1.5〕

          40

          0.40〔0.20〕

          4.0〔2.0〕

          50

          0.50〔0.25〕

          5.0〔2.5〕

          60

          0.60〔0.30〕

          6.0〔3.0〕

          70

          0.70〔0.35〕

          7.0〔3.5〕

          80

          0.80〔0.40〕

          8.0〔4.0〕

          90

          0.90〔0.45〕

          9.0〔4.5〕

          100

          1.00〔0.50〕

          10.0〔5.0〕

      14.2 薬剤投与時の注意

      30分間以上かけて静脈内に点滴投与すること。本剤を5分間で静脈内に投与した場合に静脈の灼熱感及び静脈硬化症が認められたとの報告がある。[6 参照]

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      外国で、本剤を投与された重症エチレングリコール中毒患者において、因果関係は不明であるが、多臓器不全、播種性血管内凝固症候群、無尿の報告がある。

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      1. 15.2.1 細菌を用いる復帰突然変異試験において陽性であることが報告されている。
      2. 15.2.2 幼若ラットに本剤を110mg/Lの濃度で含有する液体飼料を6週間摂取させた試験で、精巣毒性(精巣重量、血漿中テストステロン濃度の低値等)が認められている。また、エタノールと併用投与した場合に精巣毒性の増強が認められている。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873929
      ブランドコード
      3929411A1020
      承認番号
      22600AMX01309
      販売開始年月
      2015-01
      貯法
      室温保存
      有効期間
      5年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
      • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。