薬効分類名腹膜透析用剤
一般的名称-
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液、レギュニール HCa 2.5腹膜透析液、レギュニール HCa 2.5腹膜透析液、レギュニール HCa 2.5腹膜透析液、レギュニール HCa 2.5腹膜透析液、レギュニール HCa 2.5腹膜透析液、レギュニール HCa 4.25腹膜透析液、レギュニール HCa 4.25腹膜透析液
Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution, Reguneal HCa Peritoneal Dialysis Solution
製造販売元/製造販売業者(輸入元) 株式会社ヴァンティブ
重大な副作用
その他の副作用
3. 組成・性状
3.1 組成
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 362mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 13.6g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.12g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.257g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.051g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 2.21g | |
| 塩酸(HCl) 0.190g |
下室 638mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 2.31g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.15g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.113g |
混合後 1000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 544mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 20.4g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.68g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.386g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.076g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.32g | |
| 塩酸(HCl) 0.286g |
下室 956mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 3.46g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.72g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.169g |
混合後 1500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 725mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 27.2g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.24g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.515g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.102g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.42g | |
| 塩酸(HCl) 0.381g |
下室 1275mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 4.62g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 6.30g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.225g |
混合後 2000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 906mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 34.0g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.80g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.643g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.127g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 5.53g | |
| 塩酸(HCl) 0.476g |
下室 1594mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 5.77g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 7.87g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.281g |
混合後 2500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 1812mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 68.0g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 5.60g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 1.287g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.254g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 11.05g | |
| 塩酸(HCl) 0.953g |
下室 3188mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 11.54g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 15.75g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.562g |
混合後 5000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 362mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 22.7g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.12g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.257g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.051g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 2.21g | |
| 塩酸(HCl) 0.190g |
下室 638mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 2.31g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.15g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.113g |
混合後 1000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 544mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 34.1g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.68g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.386g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.076g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.32g | |
| 塩酸(HCl) 0.286g |
下室 956mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 3.46g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.72g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.169g |
混合後 1500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 725mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 45.4g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.24g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.515g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.102g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.42g | |
| 塩酸(HCl) 0.381g |
下室 1275mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 4.62g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 6.30g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.225g |
混合後 2000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 906mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 56.7g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.80g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.643g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.127g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 5.53g | |
| 塩酸(HCl) 0.476g |
下室 1594mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 5.77g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 7.87g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.281g |
混合後 2500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 1812mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 113.4g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 5.60g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 1.287g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.254g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 11.05g | |
| 塩酸(HCl) 0.953g |
下室 3188mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 11.54g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 15.75g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.562g |
混合後 5000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 4.25腹膜透析液
上室 725mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 77.2g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.24g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.515g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.102g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.42g | |
| 塩酸(HCl) 0.381g |
下室 1275mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 4.62g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 6.30g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.225g |
混合後 2000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 3.86w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 4.25腹膜透析液
6. 用法及び用量
腹腔内に注入し、透析治療を目的とした液として使用する。通常、成人では1回1.5~2Lを腹腔内に注入し、4~8時間滞液し、効果期待後に排液除去する。以上の操作を1回とし、体液の過剰が1kg/日以下の場合、通常1日あたりレギュニール HCa 1.5腹膜透析液のみ3~4回の連続操作を継続して行う。体液の過剰が1kg/日以上認められる場合、通常レギュニール HCa 2.5腹膜透析液を1~4回、またはレギュニール HCa 4.25腹膜透析液を1~2回処方し、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液と組み合せて1日あたり3~5回の連続操作を継続して行う。なお、注入量、滞液時間、操作回数は症状、血液生化学値及び体液の平衡異常、年齢、体重などにより適宜増減する。注入及び排液速度は、通常300mL/分以下とする。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 レギュニール HCa 1.5腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以下の場合、これのみを1日に3~4回交換使用すること。レギュニール HCa 2.5腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合に通常1日に1~4回処方し、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液と組み合せて交換使用すること。レギュニール HCa 4.25腹膜透析液は高浸透圧液であり、これのみを使用する場合には脱水を起こすことがあるので、急速な除水や多量の除水を必要とする時で、患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合に、通常、1日に1~2回処方し、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液と組み合せて交換使用すること。体液過剰の状況は、患者の体重と基準体重とを比較検討し決定する。基準体重は浮腫がなく、細胞外液の過剰に基づくと考えられる心不全等の症状がない状態で測定した体重値である1) 。
- 7.2 本剤の2.5Lは2L貯留を施行しているCAPD患者で透析不足による全身倦怠感、食欲不振、不眠等の尿毒症症状が認められる場合、又は1日5回以上の透析液交換に不都合を感じている場合に、患者の腹腔内容積や肺活量に応じて(体重60kg以上を目安とする)2Lに代え適用する。
- 7.3 なお、本剤は使用直前に上室液と下室液の2液をよく混合し、混合後は速やかに使用すること。万一誤って下室液のみを注入した場合(特に注入量が1,000mL未満の場合に気付かないおそれがある)には、腹痛又は代謝性アルカローシスの兆候を呈するおそれがある。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 単回使用すること。バッグ内の残存液は廃棄すること。
- 8.2 注入液、排液の出納に注意すること。
- 8.3 本剤の投与開始は、医療機関において医師により、又は医師の直接の監督により実施すること。通院、自己投与は、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を施した後、医師自らの管理指導の下に実施すること。
- 8.4 腹膜炎を合併することがある2) ので、本剤の投与にあたっては特に清潔な環境下で無菌的操作により行うとともに次のことに注意すること。
-
8.5 長期の腹膜透析実施において被嚢性腹膜硬化症(EPS)を合併することがある3)
ので、発症が疑われたら直ちにCAPDを中止し、血液透析に変更すること。発症後は経静脈的高カロリー輸液を主体とした栄養補給を行い、腸管の安静を保つ。嘔吐がある場合は胃チューブにより胃液を持続吸引する。本症は必ずイレウス症状を伴うが、診断には次の臨床症状、血液検査所見及び画像診断が参考になる。
臨床症状:低栄養・るいそう・下痢・便秘・微熱・血性排液・局所性もしくはびまん性の腹水貯留・腸管ぜん動音低下・腹部における塊状物触知・除水能の低下・腹膜透過性の亢進
血液検査所見:末梢白血球数の増加・CRP陽性・低アルブミン血症・エリスロポエチン抵抗性貧血・高エンドトキシン血症
画像診断:X線検査・超音波検査・CT検査 - 8.6 血漿中重炭酸濃度が30mEq/Lを超える場合は、代謝性アルカローシスの進展、増悪に十分注意すること。
- 8.7 定期的に血液生化学検査及び血液学的検査等を実施すること。
- 8.8 透析性のある薬剤を使用する場合は、血中濃度に十分注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患の疑いのある患者
腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患が悪化する又は誘発されるおそれがある。
-
9.1.2 乳酸アシドーシスのリスクが高まると考えられる患者
急性腎不全、先天性乳酸代謝障害及び核酸系逆転写酵素阻害剤を使用している患者は乳酸アシドーシスが誘発されるおそれがある。
-
9.1.3 腹部手術直後の患者
手術部位の治癒を妨げるおそれがある。
-
9.1.4 大動脈部位における人工血管使用患者
細菌感染を起こすおそれがある。
-
9.1.5 重篤な肺疾患のある患者
腹圧上昇により肺機能の低下が起こるおそれがある。
-
9.1.6 糖代謝障害の疑いのある患者
糖代謝異常が悪化する又は誘発されるおそれがある。
-
9.1.7 食事摂取が不良の患者
栄養状態が悪化するおそれがある。
-
9.1.8 腹部ヘルニアのある患者
腹部ヘルニアが悪化するおそれがある。
-
9.1.9 腰椎障害のある患者
腰椎障害が悪化するおそれがある。
-
9.1.10 憩室炎のある患者
憩室炎が腹膜炎合併の原因となるおそれがある。
-
9.1.11 人工肛門使用患者
細菌感染を起こすおそれがある。
-
9.1.12 高度の換気障害のある患者
腹腔内透析液貯留により胸腔が圧迫され、換気障害が悪化するおそれがある。
-
9.1.13 高度の脂質代謝異常のある患者
高コレステロール血症、高トリグリセライド血症が悪化するおそれがある。
-
9.1.14 高度の肥満がみられる患者
肥満を増長させるおそれがある。
-
9.1.15 高度の低蛋白血症のある患者
低蛋白血症が悪化するおそれがある。
-
9.1.16 ステロイド服用患者及び免疫不全患者
易感染性であるため、細菌性腹膜炎等を誘発するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
|
|---|---|---|
血液およびリンパ系障害 |
- |
貧血 |
眼障害 |
- |
結膜出血 |
胃腸障害 |
- |
腹部膨満、腹膜炎 |
一般・全身障害および投与部位の状態 |
顔面浮腫、末梢性浮腫 |
胸部不快感、倦怠感、浮腫、疼痛、口渇 |
感染症および寄生虫症 |
- |
鼻咽頭炎 |
傷害、中毒および処置合併症 |
- |
処置合併症 |
臨床検査 |
C-反応性蛋白増加、心胸郭比増加、体重増加 |
β2ミクログロブリン増加、血中重炭酸塩減少、血中乳酸脱水素酵素増加、血液浸透圧上昇、血液pH低下、血中カリウム増加、血圧上昇、血中ナトリウム増加、血中尿素増加、炭酸ガス分圧上昇、白血球数減少、尿量減少 |
代謝および栄養障害 |
体液貯留 |
糖尿病、電解質失調 |
筋骨格系および結合組織障害 |
- |
筋痙縮 |
神経系障害 |
- |
頭痛 |
生殖系および乳房障害 |
- |
乳房腫脹、乳頭痛 |
血管障害 |
- |
高血圧 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 注液準備手順及びツインバッグ操作方法の概略(詳細については必ず対象医療機器の取扱説明書及び操作手順マニュアルを参照のこと)
- (1) 交換準備がすべて整ってから、外袋を破って開封し、本剤を取り出す。
- (2) 液が無色~微黄色の澄明で異常が認められないこと、及び各部の接合が完全であることを確認すること。そうでない場合は無菌性が損なわれているおそれがあるので使用しないこと。
- (3) 使用前に注液隔壁及び混合隔壁が開通していないことを確認すること。開通が認められる場合は使用しないこと。
- (4) 本品のクランプを2個共閉めること。
- (5) 使用直前に上室側を強くつかみ、混合隔壁を開通させること。
- (6) 再度上室側からバッグを強くつかみ、注液隔壁を開通すること。
- (7) 上室液と下室液の2液をよく混合すること。
- (8) その際、バッグを強く押して漏れの有無を調べること。万一漏れがみられる場合には無菌性が損なわれているおそれがあるので使用しないこと。
- (9) 混合後は速やかに使用すること。
- (10) 万一誤って下室液のみを注入した場合は、速やかに排液し、新しい透析液バッグに取り替え、上室液と下室液の2液をよく混合し再注入した後、病院に連絡すること。
- (11) 容器下部の注入口から保護キャップを取り除き、患者側チューブ又は対象医療機器の注・排液セットと接続する。
- (12) バッグ上部の穴を用いて、容器をつり下げ注液する。
-
(13) ツインバッグの注・排液方法は次のとおり行う。
患者側の接続チューブ先端のキャップを外す。本品の接続チューブコネクターを患者側の接続チューブ先端と接続する。本品の排液側チューブと接続チューブのクランプを開け、腹腔内貯留液を本品の排液側チューブ経由で排液バッグに排出する。排出後、患者側の接続チューブと本品の排液側チューブをクランプし、本品の注液側チューブと排液側チューブのクランプを開け、新しい透析液で回路内を洗浄し、排液側チューブ経由で排液バッグに流す。その際、チューブの亀裂や漏れがみられる場合には、使用を中止し、医師又はその他医療従事者に連絡する。次に、本品の排液側チューブと注液側チューブをクランプし、本品の注液側チューブのクランプと患者側の接続チューブのクランプを開け、新しい透析液を腹腔内に注入する。注入後患者側の接続チューブと本品の注液側チューブのクランプを閉めた上で、本品の接続チューブコネクターとの接続を外す。患者側の接続チューブ先端にキャップを取り付けて交換操作を完了する。
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 静脈内に投与しないこと。
- 14.2.2 下痢、腹痛、悪寒等の予防のため、本剤をあらかじめ体温程度に温めてから注入すること。
- 14.2.3 カリウムを含まないため、血清カリウム値が正常あるいは低値の場合、またジギタリス治療中の患者では症状に応じて本剤中のカリウム濃度が1~4mEq/Lになるよう補正して使用すること。[10.2 参照]
3. 組成・性状
3.1 組成
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 362mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 13.6g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.12g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.257g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.051g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 2.21g | |
| 塩酸(HCl) 0.190g |
下室 638mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 2.31g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.15g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.113g |
混合後 1000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 544mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 20.4g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.68g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.386g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.076g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.32g | |
| 塩酸(HCl) 0.286g |
下室 956mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 3.46g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.72g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.169g |
混合後 1500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 725mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 27.2g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.24g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.515g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.102g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.42g | |
| 塩酸(HCl) 0.381g |
下室 1275mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 4.62g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 6.30g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.225g |
混合後 2000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 906mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 34.0g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.80g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.643g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.127g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 5.53g | |
| 塩酸(HCl) 0.476g |
下室 1594mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 5.77g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 7.87g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.281g |
混合後 2500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 1.5腹膜透析液
上室 1812mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 68.0g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 5.60g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 1.287g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.254g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 11.05g | |
| 塩酸(HCl) 0.953g |
下室 3188mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 11.54g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 15.75g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.562g |
混合後 5000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 1.36w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 362mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 22.7g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.12g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.257g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.051g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 2.21g | |
| 塩酸(HCl) 0.190g |
下室 638mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 2.31g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.15g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.113g |
混合後 1000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 544mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 34.1g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 1.68g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.386g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.076g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 3.32g | |
| 塩酸(HCl) 0.286g |
下室 956mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 3.46g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.72g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.169g |
混合後 1500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 725mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 45.4g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.24g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.515g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.102g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.42g | |
| 塩酸(HCl) 0.381g |
下室 1275mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 4.62g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 6.30g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.225g |
混合後 2000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 906mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 56.7g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.80g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.643g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.127g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 5.53g | |
| 塩酸(HCl) 0.476g |
下室 1594mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 5.77g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 7.87g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.281g |
混合後 2500mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 2.5腹膜透析液
上室 1812mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 113.4g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 5.60g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 1.287g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.254g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 11.05g | |
| 塩酸(HCl) 0.953g |
下室 3188mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 11.54g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 15.75g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.562g |
混合後 5000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 2.27w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 4.25腹膜透析液
上室 725mL
| 有効成分 | ブドウ糖(C6H12O6) 77.2g |
|---|---|
| 乳酸ナトリウム液(C3H5NaO3) 2.24g | |
| 塩化カルシウム水和物(CaCl2・2H2O) 0.515g | |
| 塩化マグネシウム(MgCl2・6H2O) 0.102g | |
| 塩化ナトリウム(NaCl) 4.42g | |
| 塩酸(HCl) 0.381g |
下室 1275mL
| 有効成分 | 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 4.62g |
|---|---|
| 塩化ナトリウム(NaCl) 6.30g | |
| 水酸化ナトリウム(NaOH) 0.225g |
混合後 2000mL
| 有効成分 | ブドウ糖 3.86w/v% |
|---|
| Na+ | 132mEq/L |
|---|---|
| Ca2+ | 3.5mEq/L |
| Mg2+ | 0.5mEq/L |
| Cl- | 101mEq/L |
| HCO3- | 25mEq/L |
| 乳酸イオン | 10mEq/L |
レギュニール HCa 4.25腹膜透析液
6. 用法及び用量
腹腔内に注入し、透析治療を目的とした液として使用する。通常、成人では1回1.5~2Lを腹腔内に注入し、4~8時間滞液し、効果期待後に排液除去する。以上の操作を1回とし、体液の過剰が1kg/日以下の場合、通常1日あたりレギュニール HCa 1.5腹膜透析液のみ3~4回の連続操作を継続して行う。体液の過剰が1kg/日以上認められる場合、通常レギュニール HCa 2.5腹膜透析液を1~4回、またはレギュニール HCa 4.25腹膜透析液を1~2回処方し、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液と組み合せて1日あたり3~5回の連続操作を継続して行う。なお、注入量、滞液時間、操作回数は症状、血液生化学値及び体液の平衡異常、年齢、体重などにより適宜増減する。注入及び排液速度は、通常300mL/分以下とする。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 レギュニール HCa 1.5腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以下の場合、これのみを1日に3~4回交換使用すること。レギュニール HCa 2.5腹膜透析液は患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合に通常1日に1~4回処方し、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液と組み合せて交換使用すること。レギュニール HCa 4.25腹膜透析液は高浸透圧液であり、これのみを使用する場合には脱水を起こすことがあるので、急速な除水や多量の除水を必要とする時で、患者の体液の過剰が1kg/日以上の場合に、通常、1日に1~2回処方し、レギュニール HCa 1.5腹膜透析液と組み合せて交換使用すること。体液過剰の状況は、患者の体重と基準体重とを比較検討し決定する。基準体重は浮腫がなく、細胞外液の過剰に基づくと考えられる心不全等の症状がない状態で測定した体重値である1) 。
- 7.2 本剤の2.5Lは2L貯留を施行しているCAPD患者で透析不足による全身倦怠感、食欲不振、不眠等の尿毒症症状が認められる場合、又は1日5回以上の透析液交換に不都合を感じている場合に、患者の腹腔内容積や肺活量に応じて(体重60kg以上を目安とする)2Lに代え適用する。
- 7.3 なお、本剤は使用直前に上室液と下室液の2液をよく混合し、混合後は速やかに使用すること。万一誤って下室液のみを注入した場合(特に注入量が1,000mL未満の場合に気付かないおそれがある)には、腹痛又は代謝性アルカローシスの兆候を呈するおそれがある。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 単回使用すること。バッグ内の残存液は廃棄すること。
- 8.2 注入液、排液の出納に注意すること。
- 8.3 本剤の投与開始は、医療機関において医師により、又は医師の直接の監督により実施すること。通院、自己投与は、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を施した後、医師自らの管理指導の下に実施すること。
- 8.4 腹膜炎を合併することがある2) ので、本剤の投与にあたっては特に清潔な環境下で無菌的操作により行うとともに次のことに注意すること。
-
8.5 長期の腹膜透析実施において被嚢性腹膜硬化症(EPS)を合併することがある3)
ので、発症が疑われたら直ちにCAPDを中止し、血液透析に変更すること。発症後は経静脈的高カロリー輸液を主体とした栄養補給を行い、腸管の安静を保つ。嘔吐がある場合は胃チューブにより胃液を持続吸引する。本症は必ずイレウス症状を伴うが、診断には次の臨床症状、血液検査所見及び画像診断が参考になる。
臨床症状:低栄養・るいそう・下痢・便秘・微熱・血性排液・局所性もしくはびまん性の腹水貯留・腸管ぜん動音低下・腹部における塊状物触知・除水能の低下・腹膜透過性の亢進
血液検査所見:末梢白血球数の増加・CRP陽性・低アルブミン血症・エリスロポエチン抵抗性貧血・高エンドトキシン血症
画像診断:X線検査・超音波検査・CT検査 - 8.6 血漿中重炭酸濃度が30mEq/Lを超える場合は、代謝性アルカローシスの進展、増悪に十分注意すること。
- 8.7 定期的に血液生化学検査及び血液学的検査等を実施すること。
- 8.8 透析性のある薬剤を使用する場合は、血中濃度に十分注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患の疑いのある患者
腹膜炎、腹膜損傷、腹膜癒着及び腹腔内臓器疾患が悪化する又は誘発されるおそれがある。
-
9.1.2 乳酸アシドーシスのリスクが高まると考えられる患者
急性腎不全、先天性乳酸代謝障害及び核酸系逆転写酵素阻害剤を使用している患者は乳酸アシドーシスが誘発されるおそれがある。
-
9.1.3 腹部手術直後の患者
手術部位の治癒を妨げるおそれがある。
-
9.1.4 大動脈部位における人工血管使用患者
細菌感染を起こすおそれがある。
-
9.1.5 重篤な肺疾患のある患者
腹圧上昇により肺機能の低下が起こるおそれがある。
-
9.1.6 糖代謝障害の疑いのある患者
糖代謝異常が悪化する又は誘発されるおそれがある。
-
9.1.7 食事摂取が不良の患者
栄養状態が悪化するおそれがある。
-
9.1.8 腹部ヘルニアのある患者
腹部ヘルニアが悪化するおそれがある。
-
9.1.9 腰椎障害のある患者
腰椎障害が悪化するおそれがある。
-
9.1.10 憩室炎のある患者
憩室炎が腹膜炎合併の原因となるおそれがある。
-
9.1.11 人工肛門使用患者
細菌感染を起こすおそれがある。
-
9.1.12 高度の換気障害のある患者
腹腔内透析液貯留により胸腔が圧迫され、換気障害が悪化するおそれがある。
-
9.1.13 高度の脂質代謝異常のある患者
高コレステロール血症、高トリグリセライド血症が悪化するおそれがある。
-
9.1.14 高度の肥満がみられる患者
肥満を増長させるおそれがある。
-
9.1.15 高度の低蛋白血症のある患者
低蛋白血症が悪化するおそれがある。
-
9.1.16 ステロイド服用患者及び免疫不全患者
易感染性であるため、細菌性腹膜炎等を誘発するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
|
|---|---|---|
血液およびリンパ系障害 |
- |
貧血 |
眼障害 |
- |
結膜出血 |
胃腸障害 |
- |
腹部膨満、腹膜炎 |
一般・全身障害および投与部位の状態 |
顔面浮腫、末梢性浮腫 |
胸部不快感、倦怠感、浮腫、疼痛、口渇 |
感染症および寄生虫症 |
- |
鼻咽頭炎 |
傷害、中毒および処置合併症 |
- |
処置合併症 |
臨床検査 |
C-反応性蛋白増加、心胸郭比増加、体重増加 |
β2ミクログロブリン増加、血中重炭酸塩減少、血中乳酸脱水素酵素増加、血液浸透圧上昇、血液pH低下、血中カリウム増加、血圧上昇、血中ナトリウム増加、血中尿素増加、炭酸ガス分圧上昇、白血球数減少、尿量減少 |
代謝および栄養障害 |
体液貯留 |
糖尿病、電解質失調 |
筋骨格系および結合組織障害 |
- |
筋痙縮 |
神経系障害 |
- |
頭痛 |
生殖系および乳房障害 |
- |
乳房腫脹、乳頭痛 |
血管障害 |
- |
高血圧 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 注液準備手順及びツインバッグ操作方法の概略(詳細については必ず対象医療機器の取扱説明書及び操作手順マニュアルを参照のこと)
- (1) 交換準備がすべて整ってから、外袋を破って開封し、本剤を取り出す。
- (2) 液が無色~微黄色の澄明で異常が認められないこと、及び各部の接合が完全であることを確認すること。そうでない場合は無菌性が損なわれているおそれがあるので使用しないこと。
- (3) 使用前に注液隔壁及び混合隔壁が開通していないことを確認すること。開通が認められる場合は使用しないこと。
- (4) 本品のクランプを2個共閉めること。
- (5) 使用直前に上室側を強くつかみ、混合隔壁を開通させること。
- (6) 再度上室側からバッグを強くつかみ、注液隔壁を開通すること。
- (7) 上室液と下室液の2液をよく混合すること。
- (8) その際、バッグを強く押して漏れの有無を調べること。万一漏れがみられる場合には無菌性が損なわれているおそれがあるので使用しないこと。
- (9) 混合後は速やかに使用すること。
- (10) 万一誤って下室液のみを注入した場合は、速やかに排液し、新しい透析液バッグに取り替え、上室液と下室液の2液をよく混合し再注入した後、病院に連絡すること。
- (11) 容器下部の注入口から保護キャップを取り除き、患者側チューブ又は対象医療機器の注・排液セットと接続する。
- (12) バッグ上部の穴を用いて、容器をつり下げ注液する。
-
(13) ツインバッグの注・排液方法は次のとおり行う。
患者側の接続チューブ先端のキャップを外す。本品の接続チューブコネクターを患者側の接続チューブ先端と接続する。本品の排液側チューブと接続チューブのクランプを開け、腹腔内貯留液を本品の排液側チューブ経由で排液バッグに排出する。排出後、患者側の接続チューブと本品の排液側チューブをクランプし、本品の注液側チューブと排液側チューブのクランプを開け、新しい透析液で回路内を洗浄し、排液側チューブ経由で排液バッグに流す。その際、チューブの亀裂や漏れがみられる場合には、使用を中止し、医師又はその他医療従事者に連絡する。次に、本品の排液側チューブと注液側チューブをクランプし、本品の注液側チューブのクランプと患者側の接続チューブのクランプを開け、新しい透析液を腹腔内に注入する。注入後患者側の接続チューブと本品の注液側チューブのクランプを閉めた上で、本品の接続チューブコネクターとの接続を外す。患者側の接続チューブ先端にキャップを取り付けて交換操作を完了する。
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 静脈内に投与しないこと。
- 14.2.2 下痢、腹痛、悪寒等の予防のため、本剤をあらかじめ体温程度に温めてから注入すること。
- 14.2.3 カリウムを含まないため、血清カリウム値が正常あるいは低値の場合、またジギタリス治療中の患者では症状に応じて本剤中のカリウム濃度が1~4mEq/Lになるよう補正して使用すること。[10.2 参照]
その他詳細情報
重要な注意事項
- この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
- 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
- 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
- この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
- 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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