薬効分類名カリウム補給剤

一般的名称グルコン酸カリウム製剤

グルコンサンK錠5mEq、グルコンサンK錠2.5mEq、グルコンサンK細粒4mEq/g

ぐるこんさんKじょう5mEq、ぐるこんさんKじょう2.5mEq、ぐるこんさんKさいりゅう4mEq/g

GLUCONSAN K Tablets 5mEq, GLUCONSAN K Tablets 2.5mEq, GLUCONSAN K Fine Granules 4mEq/g

製造販売元/サンファーマ株式会社

第3版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
0.1~2%未満
皮膚
0.1%未満

併用注意

薬剤名等

エプレレノン(慢性心不全)

フィネレノン

臨床症状・措置方法

血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。

機序・危険因子

カリウム貯留作用が増強するおそれがある。

薬剤名等

カリウム保持性利尿剤

  • スピロノラクトン
  • トリアムテレン等
臨床症状・措置方法

高カリウム血症があらわれやすい。

機序・危険因子

カリウム保持性利尿剤はカリウムの腎排泄を減少させるため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。

薬剤名等

抗コリン作動薬

  • ブチルスコポラミン臭化物
  • ピレンゼピン塩酸塩水和物等
臨床症状・措置方法

消化管粘膜刺激作用があらわれやすい。

機序・危険因子

消化管運動の抑制によりグルコン酸カリウムが粘膜に留まり易くなる。

薬剤名等

アンジオテンシン変換酵素阻害剤

  • カプトプリル
  • エナラプリル等

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤

  • バルサルタン
  • ロサルタンカリウム
  • カンデサルタンシレキセチル
  • テルミサルタン等
臨床症状・措置方法

高カリウム血症があらわれやすい。

機序・危険因子

アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤によりアルドステロンの分泌低下が起き、カリウムの排泄が減少するため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。

薬剤名等

非ステロイド性消炎鎮痛剤

  • インドメタシン等

β遮断剤

  • アテノロール
  • ビソプロロールフマル酸塩等

シクロスポリン

ヘパリン

ジゴキシン

臨床症状・措置方法

高カリウム血症があらわれやすい。

機序・危険因子

これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症を引き起こす。

薬剤名等

ドロスピレノン・エチニルエストラジオール

臨床症状・措置方法

高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意すること。

機序・危険因子

グルコン酸カリウムによる血清カリウム値の上昇とドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用によると考えられる。

薬剤名等

V2-受容体拮抗剤

  • トルバプタン等
臨床症状・措置方法

併用した場合、血清カリウム値が上昇するおそれがある。

機序・危険因子

水利尿作用により循環血漿量の減少を来し、相対的に血清カリウム値が上昇するおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 重篤な腎機能障害(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当たり20mL以下)のある患者[9.2.1 参照]
  2. 2.2 アジソン病患者で、アジソン病に対して適切な治療を行っていない患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害をきたしているので、高カリウム血症となるおそれがある。]
  3. 2.3 高カリウム血症の患者[不整脈や心停止を引き起こすおそれがある。][9.1.2 参照]
  4. 2.4 消化管通過障害のある患者[粘膜刺激作用により潰瘍、狭窄、穿孔をきたすおそれがある。]
  5. 2.5 高カリウム血性周期性四肢麻痺の患者[発作を誘発するおそれがある。]
  6. 2.6 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  7. 2.7 *エプレレノン(高血圧症)、エサキセレノンを投与中の患者[10.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

グルコンサンK錠5mEq

有効成分 1錠中
カリウム   5mEq相当量
(グルコン酸カリウム   1,170mg )
添加剤 グルコノラクトン、酸化チタン、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール
グルコンサンK錠2.5mEq

有効成分 1錠中
カリウム   2.5mEq相当量
(グルコン酸カリウム   585mg )
添加剤 グルコノラクトン、酸化チタン、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール
グルコンサンK細粒4mEq/g

有効成分 1g中
カリウム   4mEq相当量
(グルコン酸カリウム   937mg )
添加剤 タルク、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース

3.2 製剤の性状

グルコンサンK錠5mEq

外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 19.2mm
厚さ 7.8mm
識別コード KY02
色調・剤形 白色・フィルムコーティング錠
両面割線入り
包装コード KY02
グルコンサンK錠2.5mEq

外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 16.2mm
厚さ 4.7mm
識別コード KY03
色調・剤形 白色・フィルムコーティング錠
包装コード KY03
グルコンサンK細粒4mEq/g

色調・剤形 白色~微黄白色の細粒剤

4. 効能又は効果

低カリウム状態時のカリウム補給。

6. 用法及び用量

1回カリウム10mEq相当量 1日3~4回経口投与。
症状により適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 血漿カリウム濃度が3.0~3.5mEq/Lの軽症例

    低用量から投与開始することが望ましい。

  2. 7.2 原発性アルドステロン症による低カリウム血症の場合

    抗アルドステロン剤の併用が望ましい。

  3. 7.3 低クロール血症性アルカローシスを伴う低カリウム血症の場合

    本剤とともにクロールを補給することが望ましい。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与に際しては、患者の血清電解質及び心電図の変化に注意すること。特に、長期投与する場合には、血中又は尿中カリウム値、腎機能、心電図等を定期的に検査することが望ましい。また、高カリウム血症があらわれた場合には、投与を中止すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 急性脱水症、広範囲の組織損傷(熱傷、外傷等)のある患者

    細胞外ヘカリウムが移行する状態であり、高カリウム血症となるおそれがある。

  2. 9.1.2 高カリウム血症があらわれやすい疾患(低レニン性低アルドステロン症等)を有する患者

    高カリウム血症があらわれるおそれがある。[2.3 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎機能障害(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当たり20mL以下)のある患者

    投与しないこと。カリウムの排泄低下により、高カリウム血症となるおそれがある。[2.1 参照],[9.2.2 参照]

  2. 9.2.2 腎機能低下あるいは腎機能障害のある患者(重篤な腎機能障害のある患者を除く)

    カリウム排泄低下により、高カリウム血症となるおそれがある。[9.2.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.1 併用禁忌(併用しないこと)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    *エプレレノン(高血圧症)

    • セララ

    エサキセレノン

    • ミネブロ
    •                       [2.7 参照]                     

    血清カリウム値が上昇するおそれがある。

    併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    *エプレレノン(慢性心不全)

    フィネレノン

    血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。

    カリウム貯留作用が増強するおそれがある。

    カリウム保持性利尿剤

    • スピロノラクトン
    • トリアムテレン等

    高カリウム血症があらわれやすい。

    カリウム保持性利尿剤はカリウムの腎排泄を減少させるため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。

    抗コリン作動薬

    • ブチルスコポラミン臭化物
    • ピレンゼピン塩酸塩水和物等

    消化管粘膜刺激作用があらわれやすい。

    消化管運動の抑制によりグルコン酸カリウムが粘膜に留まり易くなる。

    アンジオテンシン変換酵素阻害剤

    • カプトプリル
    • エナラプリル等

    アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤

    • バルサルタン
    • ロサルタンカリウム
    • カンデサルタンシレキセチル
    • テルミサルタン等

    高カリウム血症があらわれやすい。

    アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤によりアルドステロンの分泌低下が起き、カリウムの排泄が減少するため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。

    非ステロイド性消炎鎮痛剤

    • インドメタシン等

    β遮断剤

    • アテノロール
    • ビソプロロールフマル酸塩等

    シクロスポリン

    ヘパリン

    ジゴキシン

    高カリウム血症があらわれやすい。

    これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症を引き起こす。

    ドロスピレノン・エチニルエストラジオール

    高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意すること。

    グルコン酸カリウムによる血清カリウム値の上昇とドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用によると考えられる。

    V2-受容体拮抗剤

    • トルバプタン等

    併用した場合、血清カリウム値が上昇するおそれがある。

    水利尿作用により循環血漿量の減少を来し、相対的に血清カリウム値が上昇するおそれがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 心臓伝導障害(頻度不明)

      一時に大量を投与すると心臓伝導障害があらわれることがある。[13.1 参照]

    11.2 その他の副作用

    0.1~2%未満

    0.1%未満

    消化器

    悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、胸やけ、便秘、腹部膨満感等

    皮膚

    皮疹、そう痒等

    承認時以降実施した調査含む

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      過量投与により、高カリウム血症があらわれるおそれがある。
      一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、また、横紋筋の弛緩性麻痺は呼吸麻痺に至るおそれがある。[11.1.1 参照]

    2. 13.2 処置

      高カリウム血症の発生後は直ちに投与を中止し、血清カリウム値、臨床症状に応じて下記のうち適切な処置を行うこと。

      1. 13.2.1 カリウムを含む食物や薬剤を制限又は排除する。
      2. 13.2.2 カリウム保持性利尿剤の投与が行われている場合にはその投与を中止する。
      3. 13.2.3 高カリウム血症の治療にはカルシウム剤、重炭酸ナトリウム、高張食塩液、ブドウ糖・インスリン、陽イオン交換樹脂、透析が緊急度に応じて選択される。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 重篤な腎機能障害(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当たり20mL以下)のある患者[9.2.1 参照]
    2. 2.2 アジソン病患者で、アジソン病に対して適切な治療を行っていない患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害をきたしているので、高カリウム血症となるおそれがある。]
    3. 2.3 高カリウム血症の患者[不整脈や心停止を引き起こすおそれがある。][9.1.2 参照]
    4. 2.4 消化管通過障害のある患者[粘膜刺激作用により潰瘍、狭窄、穿孔をきたすおそれがある。]
    5. 2.5 高カリウム血性周期性四肢麻痺の患者[発作を誘発するおそれがある。]
    6. 2.6 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    7. 2.7 *エプレレノン(高血圧症)、エサキセレノンを投与中の患者[10.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    グルコンサンK錠5mEq

    有効成分 1錠中
    カリウム   5mEq相当量
    (グルコン酸カリウム   1,170mg )
    添加剤 グルコノラクトン、酸化チタン、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール
    グルコンサンK錠2.5mEq

    有効成分 1錠中
    カリウム   2.5mEq相当量
    (グルコン酸カリウム   585mg )
    添加剤 グルコノラクトン、酸化チタン、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール
    グルコンサンK細粒4mEq/g

    有効成分 1g中
    カリウム   4mEq相当量
    (グルコン酸カリウム   937mg )
    添加剤 タルク、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース

    3.2 製剤の性状

    グルコンサンK錠5mEq

    外形 表面                                    
    裏面                                    
    側面                                    
    大きさ 直径 19.2mm
    厚さ 7.8mm
    識別コード KY02
    色調・剤形 白色・フィルムコーティング錠
    両面割線入り
    包装コード KY02
    グルコンサンK錠2.5mEq

    外形 表面                                    
    裏面                                    
    側面                                    
    大きさ 直径 16.2mm
    厚さ 4.7mm
    識別コード KY03
    色調・剤形 白色・フィルムコーティング錠
    包装コード KY03
    グルコンサンK細粒4mEq/g

    色調・剤形 白色~微黄白色の細粒剤

    4. 効能又は効果

    低カリウム状態時のカリウム補給。

    6. 用法及び用量

    1回カリウム10mEq相当量 1日3~4回経口投与。
    症状により適宜増減する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 血漿カリウム濃度が3.0~3.5mEq/Lの軽症例

      低用量から投与開始することが望ましい。

    2. 7.2 原発性アルドステロン症による低カリウム血症の場合

      抗アルドステロン剤の併用が望ましい。

    3. 7.3 低クロール血症性アルカローシスを伴う低カリウム血症の場合

      本剤とともにクロールを補給することが望ましい。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤の投与に際しては、患者の血清電解質及び心電図の変化に注意すること。特に、長期投与する場合には、血中又は尿中カリウム値、腎機能、心電図等を定期的に検査することが望ましい。また、高カリウム血症があらわれた場合には、投与を中止すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 急性脱水症、広範囲の組織損傷(熱傷、外傷等)のある患者

      細胞外ヘカリウムが移行する状態であり、高カリウム血症となるおそれがある。

    2. 9.1.2 高カリウム血症があらわれやすい疾患(低レニン性低アルドステロン症等)を有する患者

      高カリウム血症があらわれるおそれがある。[2.3 参照]

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 重篤な腎機能障害(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当たり20mL以下)のある患者

      投与しないこと。カリウムの排泄低下により、高カリウム血症となるおそれがある。[2.1 参照],[9.2.2 参照]

    2. 9.2.2 腎機能低下あるいは腎機能障害のある患者(重篤な腎機能障害のある患者を除く)

      カリウム排泄低下により、高カリウム血症となるおそれがある。[9.2.1 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.1 併用禁忌(併用しないこと)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      *エプレレノン(高血圧症)

      • セララ

      エサキセレノン

      • ミネブロ
      •                       [2.7 参照]                     

      血清カリウム値が上昇するおそれがある。

      併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      *エプレレノン(慢性心不全)

      フィネレノン

      血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。

      カリウム貯留作用が増強するおそれがある。

      カリウム保持性利尿剤

      • スピロノラクトン
      • トリアムテレン等

      高カリウム血症があらわれやすい。

      カリウム保持性利尿剤はカリウムの腎排泄を減少させるため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。

      抗コリン作動薬

      • ブチルスコポラミン臭化物
      • ピレンゼピン塩酸塩水和物等

      消化管粘膜刺激作用があらわれやすい。

      消化管運動の抑制によりグルコン酸カリウムが粘膜に留まり易くなる。

      アンジオテンシン変換酵素阻害剤

      • カプトプリル
      • エナラプリル等

      アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤

      • バルサルタン
      • ロサルタンカリウム
      • カンデサルタンシレキセチル
      • テルミサルタン等

      高カリウム血症があらわれやすい。

      アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤によりアルドステロンの分泌低下が起き、カリウムの排泄が減少するため、同時にカリウム塩を服用することにより、体内のカリウム量が増加し、高カリウム血症を引き起こす。

      非ステロイド性消炎鎮痛剤

      • インドメタシン等

      β遮断剤

      • アテノロール
      • ビソプロロールフマル酸塩等

      シクロスポリン

      ヘパリン

      ジゴキシン

      高カリウム血症があらわれやすい。

      これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症を引き起こす。

      ドロスピレノン・エチニルエストラジオール

      高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意すること。

      グルコン酸カリウムによる血清カリウム値の上昇とドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用によると考えられる。

      V2-受容体拮抗剤

      • トルバプタン等

      併用した場合、血清カリウム値が上昇するおそれがある。

      水利尿作用により循環血漿量の減少を来し、相対的に血清カリウム値が上昇するおそれがある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 心臓伝導障害(頻度不明)

        一時に大量を投与すると心臓伝導障害があらわれることがある。[13.1 参照]

      11.2 その他の副作用

      0.1~2%未満

      0.1%未満

      消化器

      悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、胸やけ、便秘、腹部膨満感等

      皮膚

      皮疹、そう痒等

      承認時以降実施した調査含む

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        過量投与により、高カリウム血症があらわれるおそれがある。
        一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、また、横紋筋の弛緩性麻痺は呼吸麻痺に至るおそれがある。[11.1.1 参照]

      2. 13.2 処置

        高カリウム血症の発生後は直ちに投与を中止し、血清カリウム値、臨床症状に応じて下記のうち適切な処置を行うこと。

        1. 13.2.1 カリウムを含む食物や薬剤を制限又は排除する。
        2. 13.2.2 カリウム保持性利尿剤の投与が行われている場合にはその投与を中止する。
        3. 13.2.3 高カリウム血症の治療にはカルシウム剤、重炭酸ナトリウム、高張食塩液、ブドウ糖・インスリン、陽イオン交換樹脂、透析が緊急度に応じて選択される。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873229
      ブランドコード
      3229007F2035, 3229007F1047, 3229007C1032
      承認番号
      21800AMX10080000, 21800AMX10079000, 22000AMX00981000
      販売開始年月
      1975-11, 1981-09, 1978-04
      貯法
      室温保存、室温保存、室温保存
      有効期間
      3年、3年、3年
      規制区分

      重要な注意事項

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      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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