薬効分類名徐放性カリウム剤
一般的名称(塩化カリウム錠)
塩化カリウム徐放錠600mg「St」
えんかかりうむじょほうじょう600㎎「えすてぃー」
POTASSIUM CHLORIDE SR Tablets 600mg 「St」
製造販売元/佐藤薬品工業株式会社、販売元/アルフレッサ ファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
エプレレノン(慢性心不全)
フィネレノン
血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。
カリウム貯留作用が増強するおそれがある。
抗アルドステロン剤
- スピロノラクトン等
カリウム保持性利尿剤
- トリアムテレン等
直接的レニン阻害剤
- アリスキレンフマル酸塩
アンジオテンシン変換酵素阻害剤
- ベナゼプリル塩酸塩
エナラプリルマレイン酸塩
カプトプリル等
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤
- バルサルタン
ロサルタンカリウム
カンデサルタン シレキセチル
テルミサルタン等
β‐遮断剤
- プロプラノロール塩酸塩等
非ステロイド性消炎鎮痛剤
- インドメタシン等
シクロスポリン
ヘパリン
ジゴキシン
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール
トルバプタン
高カリウム血症があらわれることがある。
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。
危険因子:腎障害患者
抗コリン作動薬
- ブチルスコポラミン臭化物等
本剤の消化管粘膜刺激があらわれやすい。症状があらわれた場合には、本剤の減量又はカリウムの液剤の使用を考慮する。
抗コリン剤の消化管運動の抑制による。
筋弛緩剤
- ロクロニウム臭化物等
筋弛緩剤の作用が減弱することがある。
カリウムイオンは骨格筋の収縮に関与している。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 乏尿・無尿(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当り20mL以下)又は高窒素血症がみられる高度の腎機能障害のある患者[9.2.1 参照]
- 2.2 未治療のアジソン病患者[高カリウム血症が悪化する。]
- 2.3 高カリウム血症の患者[不整脈や心停止を引き起こすおそれがある。][9.1.2 参照]
- 2.4 消化管通過障害のある患者[塩化カリウムの局所的な粘膜刺激作用により潰瘍、狭窄、穿孔をきたすことがある。]
- 2.5 高カリウム血性周期性四肢麻痺の患者[発作と高カリウム血症が誘発される。]
- 2.6 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.7 *エプレレノン(高血圧症)、エサキセレノンを投与中の患者[10.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 急性脱水症、広範囲の組織損傷(熱傷、外傷等)のある患者
高カリウム血症があらわれることがある。
-
9.1.2 高カリウム血症があらわれやすい疾患(低レニン性低アルドステロン症等)を有する患者
高カリウム血症があらわれることがある。[2.3 参照]
-
9.1.3 心疾患のある患者
過剰に投与した場合、症状を悪化させることがある。
-
9.1.4 消化性潰瘍の既往歴のある患者
塩化カリウムの刺激により再発させるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 乏尿・無尿(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当り20mL以下)又は高窒素血症がみられる高度の腎機能障害のある患者
投与しないこと。高カリウム血症が悪化する。[2.1 参照]、[9.2.2 参照]
-
9.2.2 腎機能低下あるいは腎機能障害のある患者(乏尿・無尿又は高窒素血症がみられる高度の腎機能障害のある患者を除く)
高カリウム血症があらわれやすい。[9.2.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。消化管運動が低下していることが多く、塩化カリウムの消化管粘膜刺激作用があらわれやすい。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
高カリウム血症があらわれることがある。 |
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
エプレレノン(慢性心不全) *フィネレノン |
血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。 |
カリウム貯留作用が増強するおそれがある。 |
高カリウム血症があらわれることがある。 |
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。 |
|
本剤の消化管粘膜刺激があらわれやすい。症状があらわれた場合には、本剤の減量又はカリウムの液剤の使用を考慮する。 |
抗コリン剤の消化管運動の抑制による。 |
|
筋弛緩剤の作用が減弱することがある。 |
カリウムイオンは骨格筋の収縮に関与している。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 消化管の閉塞、潰瘍又は穿孔(いずれも頻度不明)
嚥下時の疼痛、激しい嘔吐・腹痛・腹部膨満、消化管出血等があらわれた場合には、直ちに投与を中止する。
-
11.1.2 心臓伝導障害(頻度不明)
一時に大量投与した場合にあらわれやすい。[13.1 参照]
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
消化器 |
悪心・嘔吐、腹部不快感、下痢 |
過敏症 |
蕁麻疹、発疹、そう痒感 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
通常経口投与では重篤な高カリウム血症があらわれることは少ないが、排泄機能の異常等がある場合には起こることがある。一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として、錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、横紋筋の弛緩性麻痺は、呼吸麻痺に至るおそれがある。
また、大幅な過量投与で本剤が胃石を形成した事例が報告されている。本剤による胃石は薬剤摂取から数時間に渡り、継続的な塩化カリウム放出の原因となる。[11.1.2 参照] -
13.2 処置
高カリウム血症が認められた場合には血清カリウム値、臨床症状に応じて以下を参考に適切な処置を行う。
- カリウムを含む食物や薬剤の制限又は排除。カリウム保持性利尿剤の投与が行われている場合にはその投与中止。
- インスリンをブドウ糖3~4gに対し1単位(もし糖尿病があれば2gに対し1単位)加えた20~50%高張ブドウ糖液200~300mLを30分くらいで静脈内投与。
- アシドーシスのある場合には、乳酸ナトリウムあるいは炭酸水素ナトリウムを5%ブドウ糖液200mL程度に溶解し静脈内投与。
- グルコン酸カルシウムの静脈内投与。
- 陽イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム等)の経口投与又は注腸。
- 血液透析又は腹膜透析。
本剤による胃石が認められた場合には胃洗浄等の適切な処置を行う。胃石の大きさ及び摂取錠剤の数に応じて内視鏡的又は外科的処置も考慮に入れる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 乏尿・無尿(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当り20mL以下)又は高窒素血症がみられる高度の腎機能障害のある患者[9.2.1 参照]
- 2.2 未治療のアジソン病患者[高カリウム血症が悪化する。]
- 2.3 高カリウム血症の患者[不整脈や心停止を引き起こすおそれがある。][9.1.2 参照]
- 2.4 消化管通過障害のある患者[塩化カリウムの局所的な粘膜刺激作用により潰瘍、狭窄、穿孔をきたすことがある。]
- 2.5 高カリウム血性周期性四肢麻痺の患者[発作と高カリウム血症が誘発される。]
- 2.6 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.7 *エプレレノン(高血圧症)、エサキセレノンを投与中の患者[10.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 急性脱水症、広範囲の組織損傷(熱傷、外傷等)のある患者
高カリウム血症があらわれることがある。
-
9.1.2 高カリウム血症があらわれやすい疾患(低レニン性低アルドステロン症等)を有する患者
高カリウム血症があらわれることがある。[2.3 参照]
-
9.1.3 心疾患のある患者
過剰に投与した場合、症状を悪化させることがある。
-
9.1.4 消化性潰瘍の既往歴のある患者
塩化カリウムの刺激により再発させるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 乏尿・無尿(前日の尿量が500mL以下あるいは投与直前の排尿が1時間当り20mL以下)又は高窒素血症がみられる高度の腎機能障害のある患者
投与しないこと。高カリウム血症が悪化する。[2.1 参照]、[9.2.2 参照]
-
9.2.2 腎機能低下あるいは腎機能障害のある患者(乏尿・無尿又は高窒素血症がみられる高度の腎機能障害のある患者を除く)
高カリウム血症があらわれやすい。[9.2.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。消化管運動が低下していることが多く、塩化カリウムの消化管粘膜刺激作用があらわれやすい。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
高カリウム血症があらわれることがある。 |
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
エプレレノン(慢性心不全) *フィネレノン |
血清カリウム値が上昇する可能性があるので、血清カリウム値を定期的に観察するなど十分に注意すること。 |
カリウム貯留作用が増強するおそれがある。 |
高カリウム血症があらわれることがある。 |
これらの薬剤は血中のカリウムを上昇させる可能性があり、併用により高カリウム血症があらわれやすくなると考えられる。 |
|
本剤の消化管粘膜刺激があらわれやすい。症状があらわれた場合には、本剤の減量又はカリウムの液剤の使用を考慮する。 |
抗コリン剤の消化管運動の抑制による。 |
|
筋弛緩剤の作用が減弱することがある。 |
カリウムイオンは骨格筋の収縮に関与している。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 消化管の閉塞、潰瘍又は穿孔(いずれも頻度不明)
嚥下時の疼痛、激しい嘔吐・腹痛・腹部膨満、消化管出血等があらわれた場合には、直ちに投与を中止する。
-
11.1.2 心臓伝導障害(頻度不明)
一時に大量投与した場合にあらわれやすい。[13.1 参照]
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
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|---|---|
消化器 |
悪心・嘔吐、腹部不快感、下痢 |
過敏症 |
蕁麻疹、発疹、そう痒感 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
通常経口投与では重篤な高カリウム血症があらわれることは少ないが、排泄機能の異常等がある場合には起こることがある。一般に高カリウム血症は初期には無症状のことが多いので、血清カリウム値及び特有な心電図変化(T波の尖鋭化、QRS幅の延長、ST部の短縮、P波の平坦化ないしは消失)に十分注意すること。なお、筋肉及び中枢神経系の症状として、錯感覚、痙攣、反射消失があらわれ、横紋筋の弛緩性麻痺は、呼吸麻痺に至るおそれがある。
また、大幅な過量投与で本剤が胃石を形成した事例が報告されている。本剤による胃石は薬剤摂取から数時間に渡り、継続的な塩化カリウム放出の原因となる。[11.1.2 参照] -
13.2 処置
高カリウム血症が認められた場合には血清カリウム値、臨床症状に応じて以下を参考に適切な処置を行う。
- カリウムを含む食物や薬剤の制限又は排除。カリウム保持性利尿剤の投与が行われている場合にはその投与中止。
- インスリンをブドウ糖3~4gに対し1単位(もし糖尿病があれば2gに対し1単位)加えた20~50%高張ブドウ糖液200~300mLを30分くらいで静脈内投与。
- アシドーシスのある場合には、乳酸ナトリウムあるいは炭酸水素ナトリウムを5%ブドウ糖液200mL程度に溶解し静脈内投与。
- グルコン酸カルシウムの静脈内投与。
- 陽イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム等)の経口投与又は注腸。
- 血液透析又は腹膜透析。
本剤による胃石が認められた場合には胃洗浄等の適切な処置を行う。胃石の大きさ及び摂取錠剤の数に応じて内視鏡的又は外科的処置も考慮に入れる。