薬効分類名カルシウム補給剤

一般的名称グルコン酸カルシウム注射液

カルチコール注射液8.5%5mL、カルチコール注射液8.5%10mL

かるちこーるちゅうしゃえき8.5%5mL、かるちこーるちゅうしゃえき8.5%10mL

CALCICOL Injection, CALCICOL Injection

製造販売元/日医工株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
頻度不明
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

活性型ビタミンD製剤

  • アルファカルシドール
  • カルシトリオール 等

[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.5 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

臨床症状・措置方法

高カルシウム血症があらわれやすい。

機序・危険因子

腸管からのカルシウムの吸収を増大させる作用がある。

薬剤名等

非脱分極性筋弛緩剤

  • ベクロニウム臭化物
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する。

詳細情報

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2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 強心配糖体の投与を受けている患者[10.1 参照]
  2. 2.2 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある。][8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照]
  3. 2.3 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある。]
  4. 2.4 重篤な腎不全のある患者[9.2.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

カルチコール注射液8.5%5mL

有効成分 1管(5mL)中
グルコン酸カルシウム水和物   425mg
(1mLあたりカルシウムとして7.85mg(0.39mEq)(添加剤の糖酸カルシウム由来のカルシウムを含む)  )
添加剤 1管中
糖酸カルシウム   10mg
カルチコール注射液8.5%10mL

有効成分 1管(10mL)中
グルコン酸カルシウム水和物   850mg
(1mLあたりカルシウムとして7.85mg(0.39mEq)(添加剤の糖酸カルシウム由来のカルシウムを含む)  )
添加剤 1管中
糖酸カルシウム   20mg

3.2 製剤の性状

カルチコール注射液8.5%5mL

pH 6.0~8.2
浸透圧比 約0.9(生理食塩液に対する比)
剤形・性状 水性注射剤
無色澄明の液
カルチコール注射液8.5%10mL

pH 6.0~8.2
浸透圧比 約0.9(生理食塩液に対する比)
剤形・性状 水性注射剤
無色澄明の液

4. 効能又は効果

  • 低カルシウム血症に起因する下記症候の改善

    テタニー、テタニー関連症状

  • 小児脂肪便におけるカルシウム補給

6. 用法及び用量

グルコン酸カルシウム水和物として、通常成人0.4~2.0g(カルシウムとして1.8~8.9mEq)を8.5w/v%(0.39mEq/mL)液として、1日1回静脈内に緩徐に(カルシウムとして毎分0.68~1.36mEq)注射する。ただし、小児脂肪便に用いる場合は、経口投与不能時に限る。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 長期投与により血中及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には、定期的に血中又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。[2.2 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者

    [2.2 参照],[8.1 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

    投与しないこと。組織への石灰沈着を助長するおそれがある。[2.4 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.8 高齢者

用量に留意すること。高カルシウム血症があらわれやすい。また、腎機能が低下していることが多い。[2.2 参照],[8.1 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

10. 相互作用

    10.1 併用禁忌(併用しないこと)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    強心配糖体

    • メチルジゴキシン
      • ラニラピッド
    • ジゴキシン
      • ジゴキシン
      • ジゴシン 等

    [2.1 参照]

    強心配糖体の作用を増強し、徐脈、心室性期外収縮、房室ブロック等の中毒症状を誘発するおそれがある。

    カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める。

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    活性型ビタミンD製剤

    • アルファカルシドール
    • カルシトリオール 等

    [8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

    高カルシウム血症があらわれやすい。

    腸管からのカルシウムの吸収を増大させる作用がある。

    非脱分極性筋弛緩剤

    • ベクロニウム臭化物

    これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱するおそれがある。

    カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 高カルシウム血症、結石症(いずれも頻度不明)

      カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症があらわれることがある。[2.2 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[13.1 参照]

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    消化器

    食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃痛

    その他

    倦怠感

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      高カルシウム血症となる可能性がある。食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、筋力低下、多飲多尿、精神症状等があらわれ、さらに重篤になると不整脈、意識障害が出現する。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照]

    2. 13.2 処置

      本剤やビタミンD製剤の投与を中止し、生理食塩液等の補液、フロセミド、エルカトニン又はカルシトニン等の投与を行う。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    1. 14.1.1 クエン酸塩、炭酸塩、リン酸塩、硫酸塩、酒石酸塩等を含む製剤と配合した場合、沈殿を生じることがあるので、配合を避けること。
    2. 14.1.2 セフトリアキソンナトリウムと配合した場合、沈殿を生じることがあるので、配合しないこと。なお、外国で、セフトリアキソンナトリウムとの配合により重篤な副作用があらわれたとの報告がある。
    3. 14.1.3 エタノールにより沈殿を生じるので、エタノールで消毒した注射器は用いないこと。
    4. 14.1.4 本剤は過飽和の溶液となっており、結晶が析出しやすいので、結晶が析出した製品は用いないこと。

    14.2 薬剤投与時の注意

    1. 14.2.1 静脈内注射は緩徐に(カルシウムとして毎分0.68~1.36mEq=本剤毎分1.7~3.5mL)行うこと。急速な静脈内注射によって心悸亢進、徐脈、血圧変動、熱感、潮紅、発汗等の症状があらわれることがある。
    2. 14.2.2 血管外漏出により組織内石灰沈着症が生じたとの報告があるので、注射に際しては血管外に漏出しないよう注意すること。特に、新生児又は乳幼児への注射においては、血管外漏出を起こしやすいので注意すること。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 強心配糖体の投与を受けている患者[10.1 参照]
    2. 2.2 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある。][8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照]
    3. 2.3 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある。]
    4. 2.4 重篤な腎不全のある患者[9.2.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    カルチコール注射液8.5%5mL

    有効成分 1管(5mL)中
    グルコン酸カルシウム水和物   425mg
    (1mLあたりカルシウムとして7.85mg(0.39mEq)(添加剤の糖酸カルシウム由来のカルシウムを含む)  )
    添加剤 1管中
    糖酸カルシウム   10mg
    カルチコール注射液8.5%10mL

    有効成分 1管(10mL)中
    グルコン酸カルシウム水和物   850mg
    (1mLあたりカルシウムとして7.85mg(0.39mEq)(添加剤の糖酸カルシウム由来のカルシウムを含む)  )
    添加剤 1管中
    糖酸カルシウム   20mg

    3.2 製剤の性状

    カルチコール注射液8.5%5mL

    pH 6.0~8.2
    浸透圧比 約0.9(生理食塩液に対する比)
    剤形・性状 水性注射剤
    無色澄明の液
    カルチコール注射液8.5%10mL

    pH 6.0~8.2
    浸透圧比 約0.9(生理食塩液に対する比)
    剤形・性状 水性注射剤
    無色澄明の液

    4. 効能又は効果

    • 低カルシウム血症に起因する下記症候の改善

      テタニー、テタニー関連症状

    • 小児脂肪便におけるカルシウム補給

    6. 用法及び用量

    グルコン酸カルシウム水和物として、通常成人0.4~2.0g(カルシウムとして1.8~8.9mEq)を8.5w/v%(0.39mEq/mL)液として、1日1回静脈内に緩徐に(カルシウムとして毎分0.68~1.36mEq)注射する。ただし、小児脂肪便に用いる場合は、経口投与不能時に限る。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 長期投与により血中及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には、定期的に血中又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。[2.2 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者

      [2.2 参照],[8.1 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

      投与しないこと。組織への石灰沈着を助長するおそれがある。[2.4 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.8 高齢者

    用量に留意すること。高カルシウム血症があらわれやすい。また、腎機能が低下していることが多い。[2.2 参照],[8.1 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

    10. 相互作用

      10.1 併用禁忌(併用しないこと)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      強心配糖体

      • メチルジゴキシン
        • ラニラピッド
      • ジゴキシン
        • ジゴキシン
        • ジゴシン 等

      [2.1 参照]

      強心配糖体の作用を増強し、徐脈、心室性期外収縮、房室ブロック等の中毒症状を誘発するおそれがある。

      カルシウムは強心配糖体の心筋収縮力増強作用を強める。

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      活性型ビタミンD製剤

      • アルファカルシドール
      • カルシトリオール 等

      [8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]

      高カルシウム血症があらわれやすい。

      腸管からのカルシウムの吸収を増大させる作用がある。

      非脱分極性筋弛緩剤

      • ベクロニウム臭化物

      これらの薬剤の筋弛緩作用が減弱するおそれがある。

      カルシウムイオンは非脱分極性筋弛緩剤に拮抗する。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 高カルシウム血症、結石症(いずれも頻度不明)

        カルシウム剤の長期投与により、高カルシウム血症及び結石症があらわれることがある。[2.2 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[13.1 参照]

      11.2 その他の副作用

      頻度不明

      消化器

      食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、胃痛

      その他

      倦怠感

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        高カルシウム血症となる可能性がある。食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、筋力低下、多飲多尿、精神症状等があらわれ、さらに重篤になると不整脈、意識障害が出現する。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.8 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照]

      2. 13.2 処置

        本剤やビタミンD製剤の投与を中止し、生理食塩液等の補液、フロセミド、エルカトニン又はカルシトニン等の投与を行う。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      1. 14.1.1 クエン酸塩、炭酸塩、リン酸塩、硫酸塩、酒石酸塩等を含む製剤と配合した場合、沈殿を生じることがあるので、配合を避けること。
      2. 14.1.2 セフトリアキソンナトリウムと配合した場合、沈殿を生じることがあるので、配合しないこと。なお、外国で、セフトリアキソンナトリウムとの配合により重篤な副作用があらわれたとの報告がある。
      3. 14.1.3 エタノールにより沈殿を生じるので、エタノールで消毒した注射器は用いないこと。
      4. 14.1.4 本剤は過飽和の溶液となっており、結晶が析出しやすいので、結晶が析出した製品は用いないこと。

      14.2 薬剤投与時の注意

      1. 14.2.1 静脈内注射は緩徐に(カルシウムとして毎分0.68~1.36mEq=本剤毎分1.7~3.5mL)行うこと。急速な静脈内注射によって心悸亢進、徐脈、血圧変動、熱感、潮紅、発汗等の症状があらわれることがある。
      2. 14.2.2 血管外漏出により組織内石灰沈着症が生じたとの報告があるので、注射に際しては血管外に漏出しないよう注意すること。特に、新生児又は乳幼児への注射においては、血管外漏出を起こしやすいので注意すること。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873213
      ブランドコード
      3213400A2047, 3213400A3043
      承認番号
      21400AMZ00159000, 21400AMZ00160000
      販売開始年月
      1928-01, 1928-01
      貯法
      室温保存、室温保存
      有効期間
      3年、3年
      規制区分
      12, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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