薬効分類名高カロリー輸液用総合ビタミン剤

一般的名称高カロリー輸液用総合ビタミン剤

ダイメジン・マルチ注

だいめじん・まるちちゅう

Daimedin・Multi Injection

製造販売元/日医工ファーマ株式会社、販売元/日医工株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
頻度不明
胃腸・消化器系
頻度不明

併用注意

薬剤名等

レボドパ

臨床症状・措置方法

レボドパの作用を減じるおそれがある。

機序・危険因子

ピリドキシン塩酸塩がレボドパの脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させる。

薬剤名等

ワルファリン

臨床症状・措置方法

ワルファリンの作用を減弱させるおそれがある。

機序・危険因子

フィトナジオンがワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオン2mgを含有する)。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤又は本剤配合成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 血友病患者[パンテノールを含有しているため、出血時間を延長するおそれがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

ダイメジン・マルチ注

有効成分 1バイアル中  
チアミン塩化物塩酸塩   3mg
リボフラビンリン酸エステルナトリウム   5.08mg
(リボフラビンとして   4mg )
ピリドキシン塩酸塩   4mg
シアノコバラミン   10μg
ニコチン酸アミド   40mg
葉酸   0.4mg
パンテノール   14.04mg
(パントテン酸として   15mg )
ビオチン   0.1mg
アスコルビン酸   100mg
レチノールパルミチン酸エステル   3300ビタミンA単位
エルゴカルシフェロール   10μg
トコフェロール酢酸エステル   15mg
フィトナジオン   2mg
添加剤 1バイアル中  
ポリソルベート80    60mg
マルトース水和物   50mg
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

ダイメジン・マルチ注

pH 4.5~5.5(注射用水3mLに溶解)
浸透圧比 1.0~1.4(注射用水5mLに溶解)
(生理食塩液に対する比)
剤形・性状 凍結乾燥注射剤
赤みのある暗黄色の塊で、特異なにおいがあり、吸湿性である。

4. 効能又は効果

経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で高カロリー静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給

6. 用法及び用量

本剤を高カロリー経静脈栄養輸液に溶解し、点滴静注する。
用量は通常、成人1日1瓶とする。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

本剤は高カロリー静脈栄養輸液添加用ビタミン剤であるため、単独投与及び末梢静脈内投与は避けること。 

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 高カルシウム血症の患者

    血液、尿検査を行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。エルゴカルシフェロールを含有している。

  2. 9.1.2 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質をもつ患者

    過敏症等の副作用が強くあらわれることがある。

  3. 9.1.3 薬物過敏症の既往歴のある患者

9.2 腎機能障害患者

副作用が強くあらわれることがある。

9.4 生殖能を有する者

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性

    投与する場合には、用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10,000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。[9.4 参照]

  2. 9.5.2 妊婦(妊娠3ヵ月以内の女性を除く)

    治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

  3. 9.5.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性

    ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。

9.6 授乳婦

  1. 9.6.1 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
  2. 9.6.2 ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
  2. 9.7.2 ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    レボドパ

    レボドパの作用を減じるおそれがある。

    ピリドキシン塩酸塩がレボドパの脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させる。

    ワルファリン

    ワルファリンの作用を減弱させるおそれがある。

    フィトナジオンがワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオン2mgを含有する)。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

      血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    過敏症

    蕁麻疹、発疹、顔面潮紅

    消化器

    悪心、下痢、腹痛、食欲不振

    12. 臨床検査結果に及ぼす影響

    1. 12.1 アスコルビン酸を含有しているため、尿糖の検出を妨害することがある。また、各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある。
    2. 12.2 リボフラビンリン酸エステルナトリウムを含有しているため、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

      1. 14.1.1 アミノ酸製剤とのみ混合した場合、ビタミンの分解が促進されることがある。また、本剤を高カロリー静脈栄養輸液に混合後、通常12時間以内に投与を終了すること。
      2. 14.1.2 配合薬剤によってビタミンの分解が促進されることがあるので、注意すること。

    14.2 薬剤投与時の注意

      1. 14.2.1 急速に静脈内投与すると、一過性の血圧低下を起こすおそれがあるので、必ず用法及び用量に従って投与すること。
      2. 14.2.2 ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバー(橙黄褐色ポリエチレン製カバー等)で輸液瓶又は輸液バッグを被覆して使用すること。
      3. 14.2.3 可塑剤としてDEHP[di-(2-ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。
      4. 14.2.4 細菌などによる汚染を避けるため、一部使用後の残液は使用しないこと。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤又は本剤配合成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 血友病患者[パンテノールを含有しているため、出血時間を延長するおそれがある。]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    ダイメジン・マルチ注

    有効成分 1バイアル中  
    チアミン塩化物塩酸塩   3mg
    リボフラビンリン酸エステルナトリウム   5.08mg
    (リボフラビンとして   4mg )
    ピリドキシン塩酸塩   4mg
    シアノコバラミン   10μg
    ニコチン酸アミド   40mg
    葉酸   0.4mg
    パンテノール   14.04mg
    (パントテン酸として   15mg )
    ビオチン   0.1mg
    アスコルビン酸   100mg
    レチノールパルミチン酸エステル   3300ビタミンA単位
    エルゴカルシフェロール   10μg
    トコフェロール酢酸エステル   15mg
    フィトナジオン   2mg
    添加剤 1バイアル中  
    ポリソルベート80    60mg
    マルトース水和物   50mg
    pH調節剤  

    3.2 製剤の性状

    ダイメジン・マルチ注

    pH 4.5~5.5(注射用水3mLに溶解)
    浸透圧比 1.0~1.4(注射用水5mLに溶解)
    (生理食塩液に対する比)
    剤形・性状 凍結乾燥注射剤
    赤みのある暗黄色の塊で、特異なにおいがあり、吸湿性である。

    4. 効能又は効果

    経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で高カロリー静脈栄養に頼らざるを得ない場合のビタミン補給

    6. 用法及び用量

    本剤を高カロリー経静脈栄養輸液に溶解し、点滴静注する。
    用量は通常、成人1日1瓶とする。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    本剤は高カロリー静脈栄養輸液添加用ビタミン剤であるため、単独投与及び末梢静脈内投与は避けること。 

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 高カルシウム血症の患者

      血液、尿検査を行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。エルゴカルシフェロールを含有している。

    2. 9.1.2 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質をもつ患者

      過敏症等の副作用が強くあらわれることがある。

    3. 9.1.3 薬物過敏症の既往歴のある患者

    9.2 腎機能障害患者

    副作用が強くあらわれることがある。

    9.4 生殖能を有する者

    9.5 妊婦

    1. 9.5.1 妊娠3ヵ月以内又は妊娠を希望する女性

      投与する場合には、用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5,000IU/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3ヵ月から妊娠初期3ヵ月までにビタミンAを10,000IU/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果がある。[9.4 参照]

    2. 9.5.2 妊婦(妊娠3ヵ月以内の女性を除く)

      治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    3. 9.5.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性

      ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。

    9.6 授乳婦

    1. 9.6.1 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
    2. 9.6.2 ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。

    9.7 小児等

    1. 9.7.1 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
    2. 9.7.2 ビタミンD過剰にならないように、慎重に投与すること。

    9.8 高齢者

    減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      レボドパ

      レボドパの作用を減じるおそれがある。

      ピリドキシン塩酸塩がレボドパの脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させる。

      ワルファリン

      ワルファリンの作用を減弱させるおそれがある。

      フィトナジオンがワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオン2mgを含有する)。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

        血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      頻度不明

      過敏症

      蕁麻疹、発疹、顔面潮紅

      消化器

      悪心、下痢、腹痛、食欲不振

      12. 臨床検査結果に及ぼす影響

      1. 12.1 アスコルビン酸を含有しているため、尿糖の検出を妨害することがある。また、各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある。
      2. 12.2 リボフラビンリン酸エステルナトリウムを含有しているため、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

        1. 14.1.1 アミノ酸製剤とのみ混合した場合、ビタミンの分解が促進されることがある。また、本剤を高カロリー静脈栄養輸液に混合後、通常12時間以内に投与を終了すること。
        2. 14.1.2 配合薬剤によってビタミンの分解が促進されることがあるので、注意すること。

      14.2 薬剤投与時の注意

        1. 14.2.1 急速に静脈内投与すると、一過性の血圧低下を起こすおそれがあるので、必ず用法及び用量に従って投与すること。
        2. 14.2.2 ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバー(橙黄褐色ポリエチレン製カバー等)で輸液瓶又は輸液バッグを被覆して使用すること。
        3. 14.2.3 可塑剤としてDEHP[di-(2-ethylhexyl)phthalate;フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。
        4. 14.2.4 細菌などによる汚染を避けるため、一部使用後の残液は使用しないこと。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873179
      ブランドコード
      3179515F1030
      承認番号
      20800AMZ00027000
      販売開始年月
      1996-07
      貯法
      冷所(10℃以下)保存
      有効期間
      18ヵ月
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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