薬効分類名二次性副甲状腺機能亢進症治療剤(活性型ビタミンD₃製剤)
一般的名称カルシトリオール
ロカルトロール注0.5、ロカルトロール注1
Rocaltrol INJECTION, Rocaltrol INJECTION
製造販売元/協和キリン株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれるおそれがある。
血清カルシウム値が上昇すると、ジギタリスの作用が増強される。
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。
本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。
高マグネシウム血症があらわれるおそれがある。
本剤は腸管でのマグネシウムの吸収を促進させる。
ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある。
機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。
フェニトイン
フェノバルビタール
本剤の血中濃度が減少し、作用が減弱するおそれがある。
代謝酵素活性を誘導し、本剤の代謝を増加させるおそれがある。
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。
カルシウムの尿中排泄を減少させる。
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。
相加作用による。
4. 効能又は効果
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤の投与は、投与開始前の血清カルシウム値が、医療機関の血清カルシウム値の基準値上限以下の患者とすること。
6. 用法及び用量
通常、成人には投与初期は、カルシトリオールとして、1回1μgを週2~3回、透析終了時にできるだけ緩徐に静脈内投与する。以後は、患者の副甲状腺ホルモン及び血清カルシウムの十分な管理のもと、1回0.5μgから1.5μgの範囲内で適宜増減し、週1~3回、透析終了時にできるだけ緩徐に投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 過量投与を防ぐため、以下に注意して投与すること。
-
7.1.1 血清カルシウム値は、定期的(少なくとも2週に1回)に測定する。ただし、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を0.5mg/dL超えた場合には、さらに測定頻度を高くし(週に1回以上)、減量等も考慮して慎重に投与すること。また、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を1mg/dL超えた場合には、直ちに休薬すること。休薬により血清カルシウム値が、医療機関の血清カルシウム値の基準値まで低下したことを確認した上で、休薬前の投与量を参考に、減量等も考慮して投与を再開すること。
低アルブミン血症(血清アルブミン量が4.0g/dL未満)の場合には、補正値を指標に用いることが望ましい。[8.3 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照]
補正カルシウム値算出方法:
補正カルシウム値(mg/dL)=
血清カルシウム値(mg/dL)-血清アルブミン値(g/dL)+4.0 - 7.1.2 過度に副甲状腺ホルモン(PTH)が低下した場合には、高カルシウム血症が発現しやすくなるおそれがあるので、PTHは少なくとも4週に1回測定し、intact-PTH値が150pg/mL以下に低下した場合には、減量又は休薬すること。[10.2 参照],[11.1.1 参照]
- 7.1.3 投与回数は、週3回を限度とする。
-
7.1.1 血清カルシウム値は、定期的(少なくとも2週に1回)に測定する。ただし、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を0.5mg/dL超えた場合には、さらに測定頻度を高くし(週に1回以上)、減量等も考慮して慎重に投与すること。また、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を1mg/dL超えた場合には、直ちに休薬すること。休薬により血清カルシウム値が、医療機関の血清カルシウム値の基準値まで低下したことを確認した上で、休薬前の投与量を参考に、減量等も考慮して投与を再開すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用に際しては、他のビタミンD及びその誘導体の製剤が使用されていないことを確認すること。また、本剤投与中は、他のビタミンD及びその誘導体の製剤を使用しないよう注意すること。
- 8.2 連用中は、血清リン値、血清マグネシウム値、Al-Pを定期的に測定することが望ましい。[8.3 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[10.2 参照]
- 8.3 血清カルシウム値・血清リン値の積(Ca×P)が大きくなるほど異所性石灰化を起こす危険性が高くなるので、Ca×Pが高値にならないように注意すること1) 。[7.1.1 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ラットで、早期胚死亡率の増加、生存胎児体重の軽度減少(0.15μg/kg/日)が、ウサギで、生存胎児体重の減少(0.09μg/kg/日)が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。また、授乳中及び離乳後の摂食抑制、眼瞼開裂及び精巣下降の遅延(0.45μg/kg/日)が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
補正カルシウム値に注意すること。高齢者において認められた副作用の頻度及び種類は、非高齢者との間に差は認められていないが、一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれるおそれがある。 |
血清カルシウム値が上昇すると、ジギタリスの作用が増強される。 |
|
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 |
本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。 |
|
高マグネシウム血症があらわれるおそれがある。 |
本剤は腸管でのマグネシウムの吸収を促進させる。 |
|
ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある。 |
機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。 危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者 |
|
フェニトイン |
本剤の血中濃度が減少し、作用が減弱するおそれがある。 |
代謝酵素活性を誘導し、本剤の代謝を増加させるおそれがある。 |
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 |
カルシウムの尿中排泄を減少させる。 |
|
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 |
相加作用による。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 高カルシウム血症(24.2%)
本剤には血清カルシウム上昇作用が認められるので、高カルシウム血症に基づくと考えられる症状(そう痒感、いらいら感等)があらわれることがある。[7.1.1 参照],[7.1.2 参照],[8.3 参照],[10.2 参照]
-
11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
血圧低下、呼吸困難、紅潮等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
0.5%以上 |
0.1~0.5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
消化器 |
嘔気、嘔吐、食欲不振、便秘、膵炎の悪化 |
|||
精神神経系 |
いらいら感、不眠、手しびれ感、めまい、頭痛 |
感情鈍麻(ぼんやり)、気分不良、うつ状態悪化 |
||
循環器 |
高血圧、動悸、心房細動 |
QT延長、房室ブロック |
||
肝臓 |
γ-GTP上昇、AST上昇 |
|||
皮膚 |
そう痒感 |
ざ瘡 |
発疹 |
|
眼 |
結膜充血 |
|||
筋・骨格 |
関節痛、筋力低下 |
背部痛 |
||
代謝 |
高リン血症 |
LDH上昇 |
||
血液 |
好酸球増多 |
リンパ球減少、血小板減少 |
好中球増多、単球増多 |
|
その他 |
不快感(四肢、腰部、肛門) |
顔面潮紅、胸部圧迫感 |
注2)発現頻度は使用成績調査を含む。
4. 効能又は効果
維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤の投与は、投与開始前の血清カルシウム値が、医療機関の血清カルシウム値の基準値上限以下の患者とすること。
6. 用法及び用量
通常、成人には投与初期は、カルシトリオールとして、1回1μgを週2~3回、透析終了時にできるだけ緩徐に静脈内投与する。以後は、患者の副甲状腺ホルモン及び血清カルシウムの十分な管理のもと、1回0.5μgから1.5μgの範囲内で適宜増減し、週1~3回、透析終了時にできるだけ緩徐に投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 過量投与を防ぐため、以下に注意して投与すること。
-
7.1.1 血清カルシウム値は、定期的(少なくとも2週に1回)に測定する。ただし、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を0.5mg/dL超えた場合には、さらに測定頻度を高くし(週に1回以上)、減量等も考慮して慎重に投与すること。また、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を1mg/dL超えた場合には、直ちに休薬すること。休薬により血清カルシウム値が、医療機関の血清カルシウム値の基準値まで低下したことを確認した上で、休薬前の投与量を参考に、減量等も考慮して投与を再開すること。
低アルブミン血症(血清アルブミン量が4.0g/dL未満)の場合には、補正値を指標に用いることが望ましい。[8.3 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照]
補正カルシウム値算出方法:
補正カルシウム値(mg/dL)=
血清カルシウム値(mg/dL)-血清アルブミン値(g/dL)+4.0 - 7.1.2 過度に副甲状腺ホルモン(PTH)が低下した場合には、高カルシウム血症が発現しやすくなるおそれがあるので、PTHは少なくとも4週に1回測定し、intact-PTH値が150pg/mL以下に低下した場合には、減量又は休薬すること。[10.2 参照],[11.1.1 参照]
- 7.1.3 投与回数は、週3回を限度とする。
-
7.1.1 血清カルシウム値は、定期的(少なくとも2週に1回)に測定する。ただし、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を0.5mg/dL超えた場合には、さらに測定頻度を高くし(週に1回以上)、減量等も考慮して慎重に投与すること。また、血清カルシウム値が医療機関の血清カルシウム値の基準値上限を1mg/dL超えた場合には、直ちに休薬すること。休薬により血清カルシウム値が、医療機関の血清カルシウム値の基準値まで低下したことを確認した上で、休薬前の投与量を参考に、減量等も考慮して投与を再開すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用に際しては、他のビタミンD及びその誘導体の製剤が使用されていないことを確認すること。また、本剤投与中は、他のビタミンD及びその誘導体の製剤を使用しないよう注意すること。
- 8.2 連用中は、血清リン値、血清マグネシウム値、Al-Pを定期的に測定することが望ましい。[8.3 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[10.2 参照]
- 8.3 血清カルシウム値・血清リン値の積(Ca×P)が大きくなるほど異所性石灰化を起こす危険性が高くなるので、Ca×Pが高値にならないように注意すること1) 。[7.1.1 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照],[10.2 参照],[11.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ラットで、早期胚死亡率の増加、生存胎児体重の軽度減少(0.15μg/kg/日)が、ウサギで、生存胎児体重の減少(0.09μg/kg/日)が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。また、授乳中及び離乳後の摂食抑制、眼瞼開裂及び精巣下降の遅延(0.45μg/kg/日)が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
補正カルシウム値に注意すること。高齢者において認められた副作用の頻度及び種類は、非高齢者との間に差は認められていないが、一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれるおそれがある。 |
血清カルシウム値が上昇すると、ジギタリスの作用が増強される。 |
|
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 |
本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる。 |
|
高マグネシウム血症があらわれるおそれがある。 |
本剤は腸管でのマグネシウムの吸収を促進させる。 |
|
ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある。 |
機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する。 危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者 |
|
フェニトイン |
本剤の血中濃度が減少し、作用が減弱するおそれがある。 |
代謝酵素活性を誘導し、本剤の代謝を増加させるおそれがある。 |
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 |
カルシウムの尿中排泄を減少させる。 |
|
高カルシウム血症があらわれるおそれがある。 |
相加作用による。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 高カルシウム血症(24.2%)
本剤には血清カルシウム上昇作用が認められるので、高カルシウム血症に基づくと考えられる症状(そう痒感、いらいら感等)があらわれることがある。[7.1.1 参照],[7.1.2 参照],[8.3 参照],[10.2 参照]
-
11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
血圧低下、呼吸困難、紅潮等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
0.5%以上 |
0.1~0.5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
消化器 |
嘔気、嘔吐、食欲不振、便秘、膵炎の悪化 |
|||
精神神経系 |
いらいら感、不眠、手しびれ感、めまい、頭痛 |
感情鈍麻(ぼんやり)、気分不良、うつ状態悪化 |
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循環器 |
高血圧、動悸、心房細動 |
QT延長、房室ブロック |
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肝臓 |
γ-GTP上昇、AST上昇 |
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皮膚 |
そう痒感 |
ざ瘡 |
発疹 |
|
眼 |
結膜充血 |
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筋・骨格 |
関節痛、筋力低下 |
背部痛 |
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代謝 |
高リン血症 |
LDH上昇 |
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血液 |
好酸球増多 |
リンパ球減少、血小板減少 |
好中球増多、単球増多 |
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その他 |
不快感(四肢、腰部、肛門) |
顔面潮紅、胸部圧迫感 |
注2)発現頻度は使用成績調査を含む。