薬効分類名前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤
(ホスホジエステラーゼ5阻害剤)

一般的名称タダラフィル錠

タダラフィル錠2.5mgZA「JG」、タダラフィル錠5mgZA「JG」

ただらふぃるじょう2.5mgZA「JG」、ただらふぃるじょう5mgZA「JG」

Tadalafil Tablets, Tadalafil Tablets

製造販売元/日本ジェネリック株式会社

第4版
警告禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
心臓・血管
1%未満
心臓・血管
頻度不明
胃腸・消化器系
1%以上
胃腸・消化器系
1%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
腎・尿路
1%未満
腎・尿路
頻度不明
運動器
1%未満
運動器
頻度不明
脳・神経
1%以上
脳・神経
1%未満
脳・神経
頻度不明
肺・呼吸
頻度不明
皮膚
頻度不明
その他
1%未満

併用注意

薬剤名等

CYP3A4阻害剤

  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • テラプレビル
  • グレープフルーツジュース等

[7.2 参照],[16.7.1 参照]

臨床症状・措置方法

強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(経口剤、国内未発売)との併用により、本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある。

機序・危険因子

CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。

薬剤名等

HIVプロテアーゼ阻害剤

  • リトナビル
  • インジナビル
  • サキナビル
  • ダルナビル等

[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

リトナビルとの併用により、本剤のAUCが124%増加するとの報告がある。

機序・危険因子

CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。

薬剤名等

CYP3A4誘導剤

  • リファンピシン
  • フェニトイン
  • フェノバルビタール等
臨床症状・措置方法

リファンピシンとの併用により、本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下するとの報告がある。

機序・危険因子

CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。

薬剤名等

α遮断剤

  • ドキサゾシン
  • テラゾシン等

[16.7.3 参照]

臨床症状・措置方法

ドキサゾシンとの併用により、立位収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg下降するとの報告がある。また、α遮断剤との併用で失神等の症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。患者背景を考慮して治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

薬剤名等

降圧剤

  • アムロジピン
  • メトプロロール
  • エナラプリル
  • カンデサルタン等
臨床症状・措置方法

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(単剤又は多剤)との併用により、自由行動下収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ8mmHg及び4mmHg下降するとの報告がある。

機序・危険因子

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

薬剤名等

カルペリチド

臨床症状・措置方法

併用により降圧作用が増強するおそれがある。

機序・危険因子

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

薬剤名等

ベルイシグアト

臨床症状・措置方法

症候性低血圧を起こすおそれがある。治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、治療上やむを得ないと判断された場合にのみ併用すること。

機序・危険因子

細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強するおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

  1. 1.1 本剤と硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがあるので、本剤投与の前に、硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤が投与されていないことを十分確認し、本剤投与中及び投与後においても硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤が投与されないよう十分注意すること。[2.2 参照],[10.1 参照]
  2. 1.2 死亡例を含む心筋梗塞等の重篤な心血管系等の有害事象が報告されているので、本剤投与の前に、心血管系障害の有無等を十分確認すること。[2.4.1 参照],[2.4.2 参照],[2.4.3 参照],[2.4.4 参照],[2.4.5 参照],[8.1 参照],[11.2 参照],[15.1.1 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者[1.1 参照],[10.1 参照]
  3. 2.3 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中の患者[10.1 参照]
  4. 2.4 次に掲げる心血管系障害を有する患者[これらの患者は臨床試験では除外されている。]
    1. 2.4.1 不安定狭心症のある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    2. 2.4.2 心不全(NYHA分類Ⅲ度以上)のある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    3. 2.4.3 コントロール不良の不整脈、低血圧(血圧<90/50mmHg)又はコントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100mmHg)のある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    4. 2.4.4 心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    5. 2.4.5 脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
  5. 2.5 重度の腎障害のある患者[9.2.1 参照]
  6. 2.6 重度の肝障害のある患者[9.3.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

タダラフィル錠2.5mgZA「JG」

有効成分
(1錠中)
  タダラフィル 2.5mg
添加剤   乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、トリアセチン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、カルナウバロウ
タダラフィル錠5mgZA「JG」

有効成分
(1錠中)
  タダラフィル 5mg
添加剤   乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、トリアセチン、カルナウバロウ

3.2 製剤の性状

タダラフィル錠2.5mgZA「JG」

色・剤形 淡橙黄色のティアドロップ形のフィルムコーティング錠
外形注)・大きさ・重量 表面                                          
                                       
裏面                                          
                                       
側面                                          
                                       
長径 8.7㎜
短径 5.4㎜
厚さ 3.4㎜
重量 130mg
本体表示 タダラフィルZA 2.5 JG

注)錠剤の向きと印字の組み合わせは2通りある。
タダラフィル錠5mgZA「JG」

色・剤形 白色のティアドロップ形のフィルムコーティング錠
外形注)・大きさ・重量 表面                                          
                                       
裏面                                          
                                       
側面                                          
                                       
長径 9.8㎜
短径 6.1㎜
厚さ 4.0㎜
重量 180mg
本体表示 タダラフィルZA 5 JG

注)錠剤の向きと印字の組み合わせは2通りある。

4. 効能又は効果

前立腺肥大症に伴う排尿障害

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 本剤の適用にあたっては、前立腺肥大症の診断・診療に関する国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、適切な検査により診断を確定すること。
  2. 5.2 本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合は、手術療法等、他の適切な処置を考慮すること。

6. 用法及び用量

通常、成人には1日1回タダラフィルとして5mgを経口投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 中等度の腎障害のある患者では、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあること及び投与経験が限られていることから、患者の状態を観察しながら1日1回2.5mgから投与を開始するなども考慮すること。[9.2.2 参照]
  2. 7.2 チトクロームP450 3A4(CYP3A4)を強く阻害する薬剤を投与中の患者では、本剤の血漿中濃度が上昇することが認められているので、1日1回2.5mgから投与を開始し、患者の状態を観察しながら適宜5mgへ増量すること。[10.2 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 他のホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害剤と同様に、本剤は血管拡張作用を有するため一過性の軽度の血圧低下があらわれる場合がある。本剤投与の前に、心血管系障害の有無等を十分確認すること。[1.2 参照],[2.4.1 参照],[2.4.2 参照],[2.4.3 参照],[2.4.4 参照],[2.4.5 参照],[15.1.1 参照]
  2. 8.2 4時間以上の勃起の延長又は持続勃起(6時間以上持続する痛みを伴う勃起)が外国にてごくまれに報告されている。持続勃起に対する処置を速やかに行わないと陰茎組織の損傷又は勃起機能を永続的に損なうことがあるので、勃起が4時間以上持続する症状がみられた場合、直ちに医師の診断を受けるよう指導すること。
  3. 8.3 本剤投与後に急激な視力低下又は急激な視力喪失があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、速やかに眼科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。[15.1.2 参照]
  4. 8.4 臨床試験において、めまいや視覚障害が認められているので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
  5. 8.5 本剤投与後に急激な聴力低下又は突発性難聴(耳鳴り、めまいを伴うことがある)があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、速やかに耳鼻科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。[11.2 参照],[15.1.4 参照]
  6. 8.6 国内において他の前立腺肥大症治療薬と併用した際の臨床効果は確認されていない。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病等)のある患者

    本剤の薬理作用により勃起がおこり、その結果陰茎に痛みを引きおこすおそれがある。

  2. 9.1.2 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある患者
  3. 9.1.3 出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者

                  in vitro試験でニトロプルシドナトリウム(NO供与剤)の血小板凝集抑制作用を増強することが認められている。出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者に対する安全性は確立していない。

  4. 9.1.4 網膜色素変性症患者

    PDEの遺伝的障害を持つ症例が少数認められる。

  5. 9.1.5 PDE5阻害剤を投与中の患者

    併用使用の経験がない。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重度の腎障害患者

    投与しないこと。本剤の血漿中濃度が上昇する。また、これらの患者は本剤の曝露が増加する可能性があるため臨床試験では除外されている。[2.5 参照],[16.6.1 参照]

  2. 9.2.2 中等度の腎障害患者

    本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。[7.1 参照],[16.6.1 参照]

  3. 9.2.3 軽度の腎障害患者

                  [16.6.1 参照]             

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝障害患者

    投与しないこと。これらの患者は臨床試験では除外されている。[2.6 参照]

  2. 9.3.2 軽度・中等度の肝障害患者

    これらの患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に生理機能が低下している。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

  • 本剤は主にCYP3A4により代謝される。

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

硝酸剤及びNO供与剤

  • ニトログリセリン
  • 亜硝酸アミル
  • 硝酸イソソルビド
  • ニコランジル等

                  [1.1 参照],[2.2 参照]

併用により、降圧作用を増強するとの報告がある1) ,2) ,3)

NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する。

sGC刺激剤

  • リオシグアト(アデムパス)

                  [2.3 参照]                 

併用により、血圧低下を起こすおそれがある。

併用により、細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

CYP3A4阻害剤

  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • テラプレビル
  • グレープフルーツジュース等

                  [7.2 参照],[16.7.1 参照]

強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(経口剤、国内未発売)との併用により、本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある4)

CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。

HIVプロテアーゼ阻害剤

  • リトナビル
  • インジナビル
  • サキナビル
  • ダルナビル等

                  [16.7.2 参照]                 

リトナビルとの併用により、本剤のAUCが124%増加するとの報告がある4)

CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。

CYP3A4誘導剤

  • リファンピシン
  • フェニトイン
  • フェノバルビタール等

リファンピシンとの併用により、本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下するとの報告がある5)

CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。

α遮断剤

  • ドキサゾシン
  • テラゾシン等

                  [16.7.3 参照]                 

ドキサゾシンとの併用により、立位収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg下降するとの報告がある6) 。また、α遮断剤との併用で失神等の症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。患者背景を考慮して治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ慎重に投与すること。

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

降圧剤

  • アムロジピン
  • メトプロロール
  • エナラプリル
  • カンデサルタン等

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(単剤又は多剤)との併用により、自由行動下収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ8mmHg及び4mmHg下降するとの報告がある7)

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

カルペリチド

併用により降圧作用が増強するおそれがある。

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

ベルイシグアト

症候性低血圧を起こすおそれがある。治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、治療上やむを得ないと判断された場合にのみ併用すること。

細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強するおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 過敏症(頻度不明)

    発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson症候群等があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

1%以上

1%未満

頻度不明

循環器

動悸、ほてり、潮紅

心筋梗塞1) 、胸痛、心突然死1) 、失神、低血圧

感覚器

眼痛、霧視、結膜充血、網膜動脈閉塞、網膜静脈閉塞、眼瞼腫脹、視野欠損、非動脈炎性前部虚血性視神経症2) 、突発性難聴3) 、中心性漿液性脈絡網膜症

消化器

消化不良

胃食道逆流性疾患、下痢、胃炎

腹痛

腎臓

腎クレアチニン・クリアランス減少

筋骨格

筋肉痛、背部痛

四肢痛

精神・神経系

頭痛

浮動性めまい

片頭痛、脳卒中1)

泌尿・生殖器

勃起増強、自発陰茎勃起

持続勃起症、勃起の延長

呼吸器

呼吸困難、鼻出血

皮膚

多汗症

その他

CK上昇

            
1)                 [1.2 参照]               
            
2)                 [15.1.2 参照]               
            
3)                 [8.5 参照]               
          

13. 過量投与

  1. 13.1 処置

    特異的な解毒薬はない。なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 勃起不全治療剤として使用されたタダラフィルの市販後の自発報告において、心筋梗塞、心突然死、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作等の重篤な心血管系障害がタダラフィル投与後に発現している。これらの多くが心血管系のリスクファクターを有している患者であった。多くの事象が、性行為中又は性行為後に認められ、少数例ではあるが、性行為なしにタダラフィル投与後に認められたものもあった。その他は、タダラフィルを投与し性行為後の数時間から数日後に報告されている。これらの症例について、タダラフィル、性行為、本来患者が有していた心血管系障害、これらの要因の組み合わせ又は他の要因に直接関連するかどうかを確定することはできない。なお、性行為を控える必要がある心血管系障害を有する患者には、タダラフィルを勃起不全治療剤として使用することは禁忌とされている。[1.2 参照],[2.4.1 参照],[2.4.2 参照],[2.4.3 参照],[2.4.4 参照],[2.4.5 参照],[8.1 参照]
  2. 15.1.2 **薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において男性勃起不全治療剤として使用されたタダラフィルを含むPDE5阻害剤投与後に、まれに視力低下や視力喪失の原因となりうる非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発現が報告されている8) 。これらの患者の多くは、NAIONの危険因子[年齢(50歳以上)、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等]を有していた9)
    外国において、NAIONを発現した45歳以上の男性を対象として実施された自己対照研究では、PDE5阻害剤の投与から消失半減期(T1/2)の5倍の期間内(タダラフィルの場合約4日以内に相当)は、NAION発現リスクが約2倍になることが報告されている10) [8.3 参照],[11.2 参照]
  3. 15.1.3 薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、痙攣発作の発現が報告されている11) ,12)
  4. 15.1.4 薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、急激な聴力低下又は突発性難聴が報告されている。これらの患者では、耳鳴りやめまいを伴うことがある。[8.5 参照]
  5. 15.1.5 アルコール飲用時に本剤を投与した外国の臨床薬理試験(本剤10mg、20mg)4)  において、アルコール血中濃度、本剤の血漿中濃度のいずれも相互に影響を受けなかったが、アルコールを高用量(0.7g/kg)飲用した被験者において、めまいや起立性低血圧が報告された13) ,14)

                  

    4) 承認最大用量は5mgである。
                

15.2 非臨床試験に基づく情報

25mg/kg/day以上の用量でタダラフィルをイヌに3~12ヵ月間連日経口投与した毒性試験において、精巣重量の低下、精細管上皮の変性、精巣上体の精子数の減少が認められたとの報告がある。ヒトにおける精子形成能に対する影響を検討した外国臨床試験の一部では平均精子濃度の減少が認められたが、精子運動率、精子形態及び生殖ホルモン値はいずれの試験においても変化が認められなかった15) ,16)

1. 警告

  1. 1.1 本剤と硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがあるので、本剤投与の前に、硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤が投与されていないことを十分確認し、本剤投与中及び投与後においても硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤が投与されないよう十分注意すること。[2.2 参照],[10.1 参照]
  2. 1.2 死亡例を含む心筋梗塞等の重篤な心血管系等の有害事象が報告されているので、本剤投与の前に、心血管系障害の有無等を十分確認すること。[2.4.1 参照],[2.4.2 参照],[2.4.3 参照],[2.4.4 参照],[2.4.5 参照],[8.1 参照],[11.2 参照],[15.1.1 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者[1.1 参照],[10.1 参照]
  3. 2.3 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中の患者[10.1 参照]
  4. 2.4 次に掲げる心血管系障害を有する患者[これらの患者は臨床試験では除外されている。]
    1. 2.4.1 不安定狭心症のある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    2. 2.4.2 心不全(NYHA分類Ⅲ度以上)のある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    3. 2.4.3 コントロール不良の不整脈、低血圧(血圧<90/50mmHg)又はコントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100mmHg)のある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    4. 2.4.4 心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
    5. 2.4.5 脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者[1.2 参照],[8.1 参照],[15.1.1 参照]
  5. 2.5 重度の腎障害のある患者[9.2.1 参照]
  6. 2.6 重度の肝障害のある患者[9.3.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

タダラフィル錠2.5mgZA「JG」

有効成分
(1錠中)
  タダラフィル 2.5mg
添加剤   乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、トリアセチン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、カルナウバロウ
タダラフィル錠5mgZA「JG」

有効成分
(1錠中)
  タダラフィル 5mg
添加剤   乳糖水和物、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、タルク、トリアセチン、カルナウバロウ

3.2 製剤の性状

タダラフィル錠2.5mgZA「JG」

色・剤形 淡橙黄色のティアドロップ形のフィルムコーティング錠
外形注)・大きさ・重量 表面                                          
                                       
裏面                                          
                                       
側面                                          
                                       
長径 8.7㎜
短径 5.4㎜
厚さ 3.4㎜
重量 130mg
本体表示 タダラフィルZA 2.5 JG

注)錠剤の向きと印字の組み合わせは2通りある。
タダラフィル錠5mgZA「JG」

色・剤形 白色のティアドロップ形のフィルムコーティング錠
外形注)・大きさ・重量 表面                                          
                                       
裏面                                          
                                       
側面                                          
                                       
長径 9.8㎜
短径 6.1㎜
厚さ 4.0㎜
重量 180mg
本体表示 タダラフィルZA 5 JG

注)錠剤の向きと印字の組み合わせは2通りある。

4. 効能又は効果

前立腺肥大症に伴う排尿障害

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 本剤の適用にあたっては、前立腺肥大症の診断・診療に関する国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、適切な検査により診断を確定すること。
  2. 5.2 本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合は、手術療法等、他の適切な処置を考慮すること。

6. 用法及び用量

通常、成人には1日1回タダラフィルとして5mgを経口投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 中等度の腎障害のある患者では、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあること及び投与経験が限られていることから、患者の状態を観察しながら1日1回2.5mgから投与を開始するなども考慮すること。[9.2.2 参照]
  2. 7.2 チトクロームP450 3A4(CYP3A4)を強く阻害する薬剤を投与中の患者では、本剤の血漿中濃度が上昇することが認められているので、1日1回2.5mgから投与を開始し、患者の状態を観察しながら適宜5mgへ増量すること。[10.2 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 他のホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害剤と同様に、本剤は血管拡張作用を有するため一過性の軽度の血圧低下があらわれる場合がある。本剤投与の前に、心血管系障害の有無等を十分確認すること。[1.2 参照],[2.4.1 参照],[2.4.2 参照],[2.4.3 参照],[2.4.4 参照],[2.4.5 参照],[15.1.1 参照]
  2. 8.2 4時間以上の勃起の延長又は持続勃起(6時間以上持続する痛みを伴う勃起)が外国にてごくまれに報告されている。持続勃起に対する処置を速やかに行わないと陰茎組織の損傷又は勃起機能を永続的に損なうことがあるので、勃起が4時間以上持続する症状がみられた場合、直ちに医師の診断を受けるよう指導すること。
  3. 8.3 本剤投与後に急激な視力低下又は急激な視力喪失があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、速やかに眼科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。[15.1.2 参照]
  4. 8.4 臨床試験において、めまいや視覚障害が認められているので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
  5. 8.5 本剤投与後に急激な聴力低下又は突発性難聴(耳鳴り、めまいを伴うことがある)があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、速やかに耳鼻科専門医の診察を受けるよう、患者に指導すること。[11.2 参照],[15.1.4 参照]
  6. 8.6 国内において他の前立腺肥大症治療薬と併用した際の臨床効果は確認されていない。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病等)のある患者

    本剤の薬理作用により勃起がおこり、その結果陰茎に痛みを引きおこすおそれがある。

  2. 9.1.2 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある患者
  3. 9.1.3 出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者

                  in vitro試験でニトロプルシドナトリウム(NO供与剤)の血小板凝集抑制作用を増強することが認められている。出血性疾患又は消化性潰瘍のある患者に対する安全性は確立していない。

  4. 9.1.4 網膜色素変性症患者

    PDEの遺伝的障害を持つ症例が少数認められる。

  5. 9.1.5 PDE5阻害剤を投与中の患者

    併用使用の経験がない。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重度の腎障害患者

    投与しないこと。本剤の血漿中濃度が上昇する。また、これらの患者は本剤の曝露が増加する可能性があるため臨床試験では除外されている。[2.5 参照],[16.6.1 参照]

  2. 9.2.2 中等度の腎障害患者

    本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。[7.1 参照],[16.6.1 参照]

  3. 9.2.3 軽度の腎障害患者

                  [16.6.1 参照]             

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝障害患者

    投与しないこと。これらの患者は臨床試験では除外されている。[2.6 参照]

  2. 9.3.2 軽度・中等度の肝障害患者

    これらの患者を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に生理機能が低下している。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

  • 本剤は主にCYP3A4により代謝される。

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

硝酸剤及びNO供与剤

  • ニトログリセリン
  • 亜硝酸アミル
  • 硝酸イソソルビド
  • ニコランジル等

                  [1.1 参照],[2.2 参照]

併用により、降圧作用を増強するとの報告がある1) ,2) ,3)

NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する。

sGC刺激剤

  • リオシグアト(アデムパス)

                  [2.3 参照]                 

併用により、血圧低下を起こすおそれがある。

併用により、細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

CYP3A4阻害剤

  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • テラプレビル
  • グレープフルーツジュース等

                  [7.2 参照],[16.7.1 参照]

強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(経口剤、国内未発売)との併用により、本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある4)

CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。

HIVプロテアーゼ阻害剤

  • リトナビル
  • インジナビル
  • サキナビル
  • ダルナビル等

                  [16.7.2 参照]                 

リトナビルとの併用により、本剤のAUCが124%増加するとの報告がある4)

CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。

CYP3A4誘導剤

  • リファンピシン
  • フェニトイン
  • フェノバルビタール等

リファンピシンとの併用により、本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下するとの報告がある5)

CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。

α遮断剤

  • ドキサゾシン
  • テラゾシン等

                  [16.7.3 参照]                 

ドキサゾシンとの併用により、立位収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg下降するとの報告がある6) 。また、α遮断剤との併用で失神等の症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。患者背景を考慮して治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ慎重に投与すること。

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

降圧剤

  • アムロジピン
  • メトプロロール
  • エナラプリル
  • カンデサルタン等

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(単剤又は多剤)との併用により、自由行動下収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ8mmHg及び4mmHg下降するとの報告がある7)

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

カルペリチド

併用により降圧作用が増強するおそれがある。

本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

ベルイシグアト

症候性低血圧を起こすおそれがある。治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、治療上やむを得ないと判断された場合にのみ併用すること。

細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強するおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 過敏症(頻度不明)

    発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson症候群等があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

1%以上

1%未満

頻度不明

循環器

動悸、ほてり、潮紅

心筋梗塞1) 、胸痛、心突然死1) 、失神、低血圧

感覚器

眼痛、霧視、結膜充血、網膜動脈閉塞、網膜静脈閉塞、眼瞼腫脹、視野欠損、非動脈炎性前部虚血性視神経症2) 、突発性難聴3) 、中心性漿液性脈絡網膜症

消化器

消化不良

胃食道逆流性疾患、下痢、胃炎

腹痛

腎臓

腎クレアチニン・クリアランス減少

筋骨格

筋肉痛、背部痛

四肢痛

精神・神経系

頭痛

浮動性めまい

片頭痛、脳卒中1)

泌尿・生殖器

勃起増強、自発陰茎勃起

持続勃起症、勃起の延長

呼吸器

呼吸困難、鼻出血

皮膚

多汗症

その他

CK上昇

            
1)                 [1.2 参照]               
            
2)                 [15.1.2 参照]               
            
3)                 [8.5 参照]               
          

13. 過量投与

  1. 13.1 処置

    特異的な解毒薬はない。なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 勃起不全治療剤として使用されたタダラフィルの市販後の自発報告において、心筋梗塞、心突然死、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作等の重篤な心血管系障害がタダラフィル投与後に発現している。これらの多くが心血管系のリスクファクターを有している患者であった。多くの事象が、性行為中又は性行為後に認められ、少数例ではあるが、性行為なしにタダラフィル投与後に認められたものもあった。その他は、タダラフィルを投与し性行為後の数時間から数日後に報告されている。これらの症例について、タダラフィル、性行為、本来患者が有していた心血管系障害、これらの要因の組み合わせ又は他の要因に直接関連するかどうかを確定することはできない。なお、性行為を控える必要がある心血管系障害を有する患者には、タダラフィルを勃起不全治療剤として使用することは禁忌とされている。[1.2 参照],[2.4.1 参照],[2.4.2 参照],[2.4.3 参照],[2.4.4 参照],[2.4.5 参照],[8.1 参照]
  2. 15.1.2 **薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において男性勃起不全治療剤として使用されたタダラフィルを含むPDE5阻害剤投与後に、まれに視力低下や視力喪失の原因となりうる非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発現が報告されている8) 。これらの患者の多くは、NAIONの危険因子[年齢(50歳以上)、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等]を有していた9)
    外国において、NAIONを発現した45歳以上の男性を対象として実施された自己対照研究では、PDE5阻害剤の投与から消失半減期(T1/2)の5倍の期間内(タダラフィルの場合約4日以内に相当)は、NAION発現リスクが約2倍になることが報告されている10) [8.3 参照],[11.2 参照]
  3. 15.1.3 薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、痙攣発作の発現が報告されている11) ,12)
  4. 15.1.4 薬剤との因果関係は明らかではないが、外国において本剤を含むPDE5阻害剤投与後に、まれに、急激な聴力低下又は突発性難聴が報告されている。これらの患者では、耳鳴りやめまいを伴うことがある。[8.5 参照]
  5. 15.1.5 アルコール飲用時に本剤を投与した外国の臨床薬理試験(本剤10mg、20mg)4)  において、アルコール血中濃度、本剤の血漿中濃度のいずれも相互に影響を受けなかったが、アルコールを高用量(0.7g/kg)飲用した被験者において、めまいや起立性低血圧が報告された13) ,14)

                  

    4) 承認最大用量は5mgである。
                

15.2 非臨床試験に基づく情報

25mg/kg/day以上の用量でタダラフィルをイヌに3~12ヵ月間連日経口投与した毒性試験において、精巣重量の低下、精細管上皮の変性、精巣上体の精子数の減少が認められたとの報告がある。ヒトにおける精子形成能に対する影響を検討した外国臨床試験の一部では平均精子濃度の減少が認められたが、精子運動率、精子形態及び生殖ホルモン値はいずれの試験においても変化が認められなかった15) ,16)

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87259
ブランドコード
2590016F1039, 2590016F2035
承認番号
30200AMX00059000, 30200AMX00058000
販売開始年月
2020-06, 2020-06
貯法
室温保存、室温保存
有効期間
3年、3年
規制区分
12, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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