薬効分類名遺伝子組換え型ヒトレプチン製剤

一般的名称メトレレプチン(遺伝子組換え)

メトレレプチン皮下注用11.25mg「キエジ」

めとれれぷちんひかちゅうよう11.25mg「きえじ」

METRELEPTIN for subcutaneous Injection 11.25mg [Chiesi]

製造販売元/キエジ・ファーマ・ジャパン株式会社

第4版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
15%未満
全身・局所・適用部位
15%以上
その他
15%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等
  • 糖尿病用薬

[8.2 参照]

臨床症状・措置方法

インスリン製剤との併用により低血糖が起こることがあり、その他の糖尿病用薬との併用でも低血糖のおそれがある。併用する場合には、血糖値の推移を観察するとともに、必要に応じてこれらの薬剤を減量すること。

機序・危険因子

共に血糖降下作用を有する。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

メトレレプチン皮下注用11.25mg「キエジ」

1瓶中

有効成分 メトレレプチン(遺伝子組換え)   11.25mg
添加剤 グリシン   45.0mg
精製白糖   22.5mg
ポリソルベート20   0.225mg
L-グルタミン酸   3.310mg
水酸化ナトリウム  

3.2 製剤の性状

メトレレプチン皮下注用11.25mg「キエジ」

pH 4.05~4.45
本剤1瓶に注射用水2.2mLを加え溶解した場合
浸透圧比 約1
本剤1瓶に注射用水2.2mLを加え溶解した場合
(生理食塩液に対する比)
性状・剤形 白色の軽質の塊である。(注射剤)

4. 効能又は効果

脂肪萎縮症

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 本剤は、インスリン抵抗性を有する脂肪萎縮症と診断された患者にのみ使用すること。
  2. 5.2 本剤の適用はあらかじめ食事療法、運動療法を十分に行った上で考慮すること。
  3. 5.3 糖尿病、高インスリン血症又は高トリグリセライド血症を有しない脂肪萎縮症患者に対する有効性は確立していない。
  4. 5.4 HIVに関連する脂肪萎縮症における有効性は確立していない。

6. 用法及び用量

通常、メトレレプチンとして、男性には0.04mg/kg、18歳未満の女性には0.06mg/kg、18歳以上の女性には0.08mg/kgを1日1回皮下注射する。
投与はそれぞれ0.02mg/kg、0.03mg/kg、0.04mg/kgから投与開始し、1ヵ月程度をかけ、上記投与量まで増量する。
なお、症状に応じて適宜減量する。

7. 用法及び用量に関連する注意

性別及び年齢別の投与量は以下のとおりである。

開始用量

維持用量

男性

0.02mg/kg

0.04mg/kg

女性(18歳未満)

0.03mg/kg

0.06mg/kg

女性(18歳以上)

0.04mg/kg

0.08mg/kg

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 海外臨床試験において、膵炎及び高トリグリセライド血症の既往歴のある患者で、本剤の突然の中止後に急性膵炎が起きたとの報告がある。投与を中止する場合には、持続する重度の腹痛、背部への放散痛等の症状を十分に観察し、徐々に減量するなど慎重に行うこと。また、血中トリグリセライドの推移を観察するとともに、必要に応じて脂質異常症治療薬の投与開始あるいは用量調節を行うこと。[9.1.2 参照]
  2. 8.2 本剤の使用にあたっては、患者及びその家族に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。臨床試験において、インスリン製剤を併用した場合に低血糖が報告されている。[9.1.3 参照],[10.2 参照]
  3. 8.3 低血糖を起こすおそれがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。
  4. 8.4 脂肪萎縮症の治療に精通した医師のもとで治療を行うこと。
  5. 8.5 在宅自己注射を行う場合は、患者に投与法及び安全な廃棄方法の指導を行うこと。
    1. 8.5.1 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、溶解時や投与する際の操作方法を指導すること。適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な場合には、直ちに自己投与を中止させるなど適切な処置を行うこと。
    2. 8.5.2 使用済みの注射針あるいは注射器を再使用しないように患者に注意を促すこと。
    3. 8.5.3 すべての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。同時に、使用済みの針及び注射器を廃棄する容器を提供することが望ましい。
    4. 8.5.4 在宅自己注射を行う前に、本剤の「在宅自己注射説明書」を必ず読むよう指導すること。
  6. 8.6 海外臨床試験において、重度の血液異常(好中球減少症等)のある後天性脂肪萎縮症患者にT細胞性リンパ腫が報告されている。本剤との因果関係は不明であるが、T細胞性リンパ腫等の発現には注意すること。[9.1.1 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 重度の血液異常(好中球減少症等)のある患者

                  [8.6 参照]             

  2. 9.1.2 膵炎及び高トリグリセライド血症の既往のある患者

                  [8.1 参照]             

  3. 9.1.3 低血糖を起こすおそれのある以下の患者又は状態
    • 下垂体機能不全又は副腎機能不全
    • 栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態
    • 激しい筋肉運動
    • 過度のアルコール摂取者

                        [8.2 参照]                 

9.2 腎機能障害患者

主に腎で排泄されると考えられるため、高い血中濃度が持続するおそれがある。[16.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。マウスで出生児数の減少、出生児の生存率低下、体重低下、発育遅延が報告されている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の乳汁中への移行は不明である。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に生理機能が低下している。また、低血糖を起こすおそれがある。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
    • 糖尿病用薬
      • インスリン製剤
      • スルホニルウレア系薬剤
      • 速効型インスリン分泌促進剤
      • ビグアナイド系薬剤
      • α-グルコシダーゼ阻害剤
      • チアゾリジン系薬剤
      • DPP-4阻害剤
      • GLP-1アナログ
      • SGLT2阻害剤 等

                      [8.2 参照]                 

    インスリン製剤との併用により低血糖が起こることがあり、その他の糖尿病用薬との併用でも低血糖のおそれがある。併用する場合には、血糖値の推移を観察するとともに、必要に応じてこれらの薬剤を減量すること。

    共に血糖降下作用を有する。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 過敏症(頻度不明)

      蕁麻疹、全身性発疹を含む過敏症があらわれることがある。

    11.2 その他の副作用

    15%以上

    15%未満

    頻度不明

    精神神経系

    頭痛

    注射部位

    腫脹・疼痛・そう痒・発赤等の注射部位反応(53.3%)

    その他

    低血糖、脱毛

    悪心、疲労感、腟出血、体重減少

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    1. 14.1.1 本剤11.25mg(1瓶)に注射用水2.2mLを加えて溶解し、メトレレプチン5mg/mLの濃度とすること。
    2. 14.1.2 溶解後は速やかに使用すること。

    14.2 薬剤投与時の注意

    皮下注射は、腹部、大腿、上腕、臀部等に行うこと。注射部位は毎回変更すること。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    脂肪萎縮症患者を対象とした海外臨床試験において、本剤に対する中和抗体の産生が13.5%(10/74例)の症例で確認されている。また、中和抗体が出現した患者において、治療効果が減弱したとの報告がある。

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    イヌの反復皮下投与毒性試験で、臨床試験における血漿中濃度(AUC0-24h)の約10倍で強膜及び膀胱粘膜の出血、1倍以下で歯肉の局所出血がみられ、薬理作用との関連性が示唆されている。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    メトレレプチン皮下注用11.25mg「キエジ」

    1瓶中

    有効成分 メトレレプチン(遺伝子組換え)   11.25mg
    添加剤 グリシン   45.0mg
    精製白糖   22.5mg
    ポリソルベート20   0.225mg
    L-グルタミン酸   3.310mg
    水酸化ナトリウム  

    3.2 製剤の性状

    メトレレプチン皮下注用11.25mg「キエジ」

    pH 4.05~4.45
    本剤1瓶に注射用水2.2mLを加え溶解した場合
    浸透圧比 約1
    本剤1瓶に注射用水2.2mLを加え溶解した場合
    (生理食塩液に対する比)
    性状・剤形 白色の軽質の塊である。(注射剤)

    4. 効能又は効果

    脂肪萎縮症

    5. 効能又は効果に関連する注意

    1. 5.1 本剤は、インスリン抵抗性を有する脂肪萎縮症と診断された患者にのみ使用すること。
    2. 5.2 本剤の適用はあらかじめ食事療法、運動療法を十分に行った上で考慮すること。
    3. 5.3 糖尿病、高インスリン血症又は高トリグリセライド血症を有しない脂肪萎縮症患者に対する有効性は確立していない。
    4. 5.4 HIVに関連する脂肪萎縮症における有効性は確立していない。

    6. 用法及び用量

    通常、メトレレプチンとして、男性には0.04mg/kg、18歳未満の女性には0.06mg/kg、18歳以上の女性には0.08mg/kgを1日1回皮下注射する。
    投与はそれぞれ0.02mg/kg、0.03mg/kg、0.04mg/kgから投与開始し、1ヵ月程度をかけ、上記投与量まで増量する。
    なお、症状に応じて適宜減量する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    性別及び年齢別の投与量は以下のとおりである。

    開始用量

    維持用量

    男性

    0.02mg/kg

    0.04mg/kg

    女性(18歳未満)

    0.03mg/kg

    0.06mg/kg

    女性(18歳以上)

    0.04mg/kg

    0.08mg/kg

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 海外臨床試験において、膵炎及び高トリグリセライド血症の既往歴のある患者で、本剤の突然の中止後に急性膵炎が起きたとの報告がある。投与を中止する場合には、持続する重度の腹痛、背部への放散痛等の症状を十分に観察し、徐々に減量するなど慎重に行うこと。また、血中トリグリセライドの推移を観察するとともに、必要に応じて脂質異常症治療薬の投与開始あるいは用量調節を行うこと。[9.1.2 参照]
    2. 8.2 本剤の使用にあたっては、患者及びその家族に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。臨床試験において、インスリン製剤を併用した場合に低血糖が報告されている。[9.1.3 参照],[10.2 参照]
    3. 8.3 低血糖を起こすおそれがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。
    4. 8.4 脂肪萎縮症の治療に精通した医師のもとで治療を行うこと。
    5. 8.5 在宅自己注射を行う場合は、患者に投与法及び安全な廃棄方法の指導を行うこと。
      1. 8.5.1 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。また、溶解時や投与する際の操作方法を指導すること。適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な場合には、直ちに自己投与を中止させるなど適切な処置を行うこと。
      2. 8.5.2 使用済みの注射針あるいは注射器を再使用しないように患者に注意を促すこと。
      3. 8.5.3 すべての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。同時に、使用済みの針及び注射器を廃棄する容器を提供することが望ましい。
      4. 8.5.4 在宅自己注射を行う前に、本剤の「在宅自己注射説明書」を必ず読むよう指導すること。
    6. 8.6 海外臨床試験において、重度の血液異常(好中球減少症等)のある後天性脂肪萎縮症患者にT細胞性リンパ腫が報告されている。本剤との因果関係は不明であるが、T細胞性リンパ腫等の発現には注意すること。[9.1.1 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 重度の血液異常(好中球減少症等)のある患者

                    [8.6 参照]             

    2. 9.1.2 膵炎及び高トリグリセライド血症の既往のある患者

                    [8.1 参照]             

    3. 9.1.3 低血糖を起こすおそれのある以下の患者又は状態
      • 下垂体機能不全又は副腎機能不全
      • 栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足又は衰弱状態
      • 激しい筋肉運動
      • 過度のアルコール摂取者

                          [8.2 参照]                 

    9.2 腎機能障害患者

    主に腎で排泄されると考えられるため、高い血中濃度が持続するおそれがある。[16.5 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。マウスで出生児数の減少、出生児の生存率低下、体重低下、発育遅延が報告されている。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤の乳汁中への移行は不明である。

    9.7 小児等

    低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    一般に生理機能が低下している。また、低血糖を起こすおそれがある。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
      • 糖尿病用薬
        • インスリン製剤
        • スルホニルウレア系薬剤
        • 速効型インスリン分泌促進剤
        • ビグアナイド系薬剤
        • α-グルコシダーゼ阻害剤
        • チアゾリジン系薬剤
        • DPP-4阻害剤
        • GLP-1アナログ
        • SGLT2阻害剤 等

                        [8.2 参照]                 

      インスリン製剤との併用により低血糖が起こることがあり、その他の糖尿病用薬との併用でも低血糖のおそれがある。併用する場合には、血糖値の推移を観察するとともに、必要に応じてこれらの薬剤を減量すること。

      共に血糖降下作用を有する。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 過敏症(頻度不明)

        蕁麻疹、全身性発疹を含む過敏症があらわれることがある。

      11.2 その他の副作用

      15%以上

      15%未満

      頻度不明

      精神神経系

      頭痛

      注射部位

      腫脹・疼痛・そう痒・発赤等の注射部位反応(53.3%)

      その他

      低血糖、脱毛

      悪心、疲労感、腟出血、体重減少

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      1. 14.1.1 本剤11.25mg(1瓶)に注射用水2.2mLを加えて溶解し、メトレレプチン5mg/mLの濃度とすること。
      2. 14.1.2 溶解後は速やかに使用すること。

      14.2 薬剤投与時の注意

      皮下注射は、腹部、大腿、上腕、臀部等に行うこと。注射部位は毎回変更すること。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      脂肪萎縮症患者を対象とした海外臨床試験において、本剤に対する中和抗体の産生が13.5%(10/74例)の症例で確認されている。また、中和抗体が出現した患者において、治療効果が減弱したとの報告がある。

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      イヌの反復皮下投与毒性試験で、臨床試験における血漿中濃度(AUC0-24h)の約10倍で強膜及び膀胱粘膜の出血、1倍以下で歯肉の局所出血がみられ、薬理作用との関連性が示唆されている。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872499
      ブランドコード
      2499414D1031
      承認番号
      22500AMX00885000
      販売開始年月
      2013-07
      貯法
      2~8℃で保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
      • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。