薬効分類名ヒトGLP-1アナログ注射液
一般的名称リラグルチド(遺伝子組換え)
ビクトーザ皮下注18mg
びくとーざひかちゅう
Victoza Subcutaneous Injection 18mg
製造販売元/ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- 糖尿病用薬
低血糖症の発現に注意し、定期的な血糖測定を行うこと。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するおそれがあるため、これらの薬剤の減量を検討すること。
スルホニルウレア剤と本剤の併用時に両剤の投与タイミングを朝とした場合は、低血糖が発現する可能性が高くなることがある。
血糖降下作用が増強される。
4. 効能又は効果
2型糖尿病
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤はインスリンの代替薬ではない。本剤の投与に際しては、患者のインスリン依存状態を確認し、投与の可否を判断すること。インスリン依存状態の患者で、インスリンから本剤に切り替え、急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告されている。
- 8.2 投与する場合には、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3~4ヵ月間投与して効果が不十分な場合には、速やかに他の治療薬への切り替えを行うこと。
- 8.3 本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。[9.1.4 参照],[11.1.1 参照]
- 8.4 低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。[11.1.1 参照]
- 8.5 急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)があらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けるよう指導すること。[9.1.2 参照],[11.1.2 参照]
- 8.6 胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮する等、慎重に対応すること。[9.1.2 参照],[11.1.2 参照]
- 8.7 本剤投与中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、異常が認められた場合には、専門医を受診するよう指導すること。[15.2 参照]
- 8.8 胆石症、胆嚢炎、胆管炎又は胆汁うっ滞性黄疸が発現するおそれがあるので、腹痛等の腹部症状がみられた場合には、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮するなど、適切に対応すること。[11.1.4 参照]
- 8.9 本剤の自己注射にあたっては、以下の点に留意すること。
- 8.10 本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 腹部手術の既往又はイレウスの既往のある患者
**腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。[11.1.3 参照]
- 9.1.2 膵炎の既往歴のある患者
-
9.1.3 糖尿病胃不全麻痺、炎症性腸疾患等の胃腸障害のある患者
十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。
- 9.1.4 低血糖を起こすおそれがある以下の患者又は状態
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せずインスリンを使用すること。
ラットにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約18.3倍の曝露量に相当する1.0mg/kg/日で早期胚死亡の増加、ウサギにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約0.76倍の曝露量に相当する0.05mg/kg/日で母動物の摂餌量減少に起因するものと推測される胎児の軽度の骨格異常が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ラットで乳汁中への移行が報告されている。ヒトでの乳汁移行に関するデータ及びヒトの哺乳中の児への影響に関するデータはない。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下していることが多く、胃腸障害及び低血糖が発現しやすい。
特に糖尿病用薬との併用時には低血糖発現リスクが高くなるおそれがある。[16.6.3 参照]
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 低血糖(頻度不明)
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。
低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。また、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと。[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.4 参照],[10.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照] -
11.1.2 膵炎(頻度不明)
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性膵炎と診断された場合は、本剤の投与を中止し、再投与は行わないこと。なお海外にて、非常にまれであるが壊死性膵炎の報告がある。[8.5 参照],[8.6 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.3 イレウス(頻度不明)
**腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
- 11.1.4 胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
0.2~1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
胃腸炎 |
|||
血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
|||
内分泌障害 |
甲状腺腫瘤 |
|||
代謝及び栄養障害 |
食欲減退 |
高脂血症 |
脱水 |
|
神経系障害 |
頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻、味覚異常 |
|||
眼障害 |
糖尿病性網膜症 |
|||
心臓障害 |
心室性期外収縮 |
心拍数増加 注1) |
||
血管障害 |
高血圧 |
|||
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽 |
|||
*胃腸障害 |
便秘、悪心 |
下痢、腹部不快感、消化不良、腹部膨満、嘔吐、腹痛 |
胃食道逆流性疾患、胃炎、おくび |
鼓腸、胃排出遅延 |
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
胆石症 |
||
皮膚及び皮下組織障害 |
じん麻疹、そう痒症、紅斑、湿疹、発疹 |
皮膚アミロイドーシス 注3) |
||
全身障害及び投与部位状態 |
注射部位反応(紅斑、発疹、内出血、疼痛等) |
倦怠感、胸痛 |
||
臨床検査 注2) |
膵酵素(リパーゼ、アミラーゼ等)増加 |
ALT増加、AST増加、体重減少 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤投与時の注意
- 14.1.1 投与時
-
14.1.2 投与部位
皮下注射は、腹部、大腿、上腕に行う。
注射箇所は毎回変更し、前回の注射箇所より少なくとも2~3cm離すこと。 -
14.1.3 投与経路
静脈内及び筋肉内に投与しないこと。
-
14.1.4 その他
- (1) 本剤は他の製剤との混合により、成分が分解するおそれがあるため、本剤と他の製剤を混合しないこと。
-
(2) 注射後は必ず注射針を外すこと。注射針は毎回新しいものを、必ず注射直前に取り付けること。
針を付けたままにすると、液漏れや針詰まりにより正常に注射できないおそれがある。また、薬剤の濃度変化や感染症の原因となることがある。 - (3) カートリッジにひびが入っている場合は使用しないこと。
- (4) カートリッジに薬液を補充してはならない。
- (5) カートリッジの内壁に付着物がみられたり、液中に塊や薄片がみられることがある。また、使用中に液が変色することがある。これらのような場合は使用しないこと。
4. 効能又は効果
2型糖尿病
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。
6. 用法及び用量
通常、成人には、リラグルチド(遺伝子組換え)として、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤はインスリンの代替薬ではない。本剤の投与に際しては、患者のインスリン依存状態を確認し、投与の可否を判断すること。インスリン依存状態の患者で、インスリンから本剤に切り替え、急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告されている。
- 8.2 投与する場合には、血糖、尿糖を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3~4ヵ月間投与して効果が不十分な場合には、速やかに他の治療薬への切り替えを行うこと。
- 8.3 本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。[9.1.4 参照],[11.1.1 参照]
- 8.4 低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること。[11.1.1 参照]
- 8.5 急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)があらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けるよう指導すること。[9.1.2 参照],[11.1.2 参照]
- 8.6 胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮する等、慎重に対応すること。[9.1.2 参照],[11.1.2 参照]
- 8.7 本剤投与中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、異常が認められた場合には、専門医を受診するよう指導すること。[15.2 参照]
- 8.8 胆石症、胆嚢炎、胆管炎又は胆汁うっ滞性黄疸が発現するおそれがあるので、腹痛等の腹部症状がみられた場合には、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮するなど、適切に対応すること。[11.1.4 参照]
- 8.9 本剤の自己注射にあたっては、以下の点に留意すること。
- 8.10 本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体を介した血糖降下作用を有している。両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 腹部手術の既往又はイレウスの既往のある患者
**腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。[11.1.3 参照]
- 9.1.2 膵炎の既往歴のある患者
-
9.1.3 糖尿病胃不全麻痺、炎症性腸疾患等の胃腸障害のある患者
十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。
- 9.1.4 低血糖を起こすおそれがある以下の患者又は状態
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せずインスリンを使用すること。
ラットにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約18.3倍の曝露量に相当する1.0mg/kg/日で早期胚死亡の増加、ウサギにおいて最大臨床用量である1.8mg投与時の約0.76倍の曝露量に相当する0.05mg/kg/日で母動物の摂餌量減少に起因するものと推測される胎児の軽度の骨格異常が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
ラットで乳汁中への移行が報告されている。ヒトでの乳汁移行に関するデータ及びヒトの哺乳中の児への影響に関するデータはない。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下していることが多く、胃腸障害及び低血糖が発現しやすい。
特に糖尿病用薬との併用時には低血糖発現リスクが高くなるおそれがある。[16.6.3 参照]
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 低血糖(頻度不明)
脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常等の低血糖症状があらわれることがある。また、重篤な低血糖症状があらわれ意識消失を来す例も報告されている。
低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。また、患者の状態に応じて、本剤あるいは併用している糖尿病用薬を減量するなど適切な処置を行うこと。[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.4 参照],[10.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照] -
11.1.2 膵炎(頻度不明)
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性膵炎と診断された場合は、本剤の投与を中止し、再投与は行わないこと。なお海外にて、非常にまれであるが壊死性膵炎の報告がある。[8.5 参照],[8.6 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.3 イレウス(頻度不明)
**腸閉塞を含むイレウスを起こすおそれがある。高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
- 11.1.4 胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
0.2~1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
胃腸炎 |
|||
血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
|||
内分泌障害 |
甲状腺腫瘤 |
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代謝及び栄養障害 |
食欲減退 |
高脂血症 |
脱水 |
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神経系障害 |
頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻、味覚異常 |
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眼障害 |
糖尿病性網膜症 |
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心臓障害 |
心室性期外収縮 |
心拍数増加 注1) |
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血管障害 |
高血圧 |
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呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽 |
|||
*胃腸障害 |
便秘、悪心 |
下痢、腹部不快感、消化不良、腹部膨満、嘔吐、腹痛 |
胃食道逆流性疾患、胃炎、おくび |
鼓腸、胃排出遅延 |
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
胆石症 |
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皮膚及び皮下組織障害 |
じん麻疹、そう痒症、紅斑、湿疹、発疹 |
皮膚アミロイドーシス 注3) |
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全身障害及び投与部位状態 |
注射部位反応(紅斑、発疹、内出血、疼痛等) |
倦怠感、胸痛 |
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臨床検査 注2) |
膵酵素(リパーゼ、アミラーゼ等)増加 |
ALT増加、AST増加、体重減少 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤投与時の注意
- 14.1.1 投与時
-
14.1.2 投与部位
皮下注射は、腹部、大腿、上腕に行う。
注射箇所は毎回変更し、前回の注射箇所より少なくとも2~3cm離すこと。 -
14.1.3 投与経路
静脈内及び筋肉内に投与しないこと。
-
14.1.4 その他
- (1) 本剤は他の製剤との混合により、成分が分解するおそれがあるため、本剤と他の製剤を混合しないこと。
-
(2) 注射後は必ず注射針を外すこと。注射針は毎回新しいものを、必ず注射直前に取り付けること。
針を付けたままにすると、液漏れや針詰まりにより正常に注射できないおそれがある。また、薬剤の濃度変化や感染症の原因となることがある。 - (3) カートリッジにひびが入っている場合は使用しないこと。
- (4) カートリッジに薬液を補充してはならない。
- (5) カートリッジの内壁に付着物がみられたり、液中に塊や薄片がみられることがある。また、使用中に液が変色することがある。これらのような場合は使用しないこと。