薬効分類名子宮内膜症治療剤・子宮腺筋症に伴う疼痛改善治療剤
一般的名称ジエノゲスト
ジエノゲスト錠1mg「サワイ」
じえのげすとじょう
DIENOGEST Tablets [SAWAI]
製造販売元/沢井製薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- CYP3A4阻害剤
- [16.6.1 参照]
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。(本剤とクラリスロマイシンの併用により、本剤のCmax及びAUCはそれぞれ単独投与時の20%及び86%増加した。)
これらの薬剤が本剤の薬物代謝酵素であるCYP3A4を阻害することによると考えられる。
- CYP3A4誘導剤
本剤の血中濃度が低下することにより本剤の有効性が減弱するおそれがある。
これらの薬剤が本剤の薬物代謝酵素であるCYP3A4を誘導することによると考えられる。
- 卵胞ホルモン含有製剤
本剤の効果が減弱する可能性がある。
子宮内膜症はエストロゲン依存性の疾患であることから、卵胞ホルモン含有製剤の投与により本剤の治療効果が減弱する可能性がある。
- 黄体ホルモン含有製剤
プロゲステロン作用が増強する可能性がある。
ともにプロゲステロン受容体に対するアゴニスト活性を示すことから、プロゲステロン作用が相加的に増強する可能性がある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 診断のつかない異常性器出血のある患者[類似疾患(悪性腫瘍等)のおそれがある。][8.1 参照]
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[7 参照],[9.5 参照]
- 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.4 高度の子宮腫大又は重度の貧血のある患者[不正子宮出血が増悪し、大量出血を起こすおそれがある。][8.4 参照],[11.1.1 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照]
6. 用法及び用量
通常、成人にはジエノゲストとして1日2mgを2回に分け、月経周期2~5日目より経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与に際しては、類似疾患(悪性腫瘍等)との鑑別に留意し、投与中に腫瘤が増大したり、臨床症状の改善がみられない場合は投与を中止すること。[2.1 参照]
- 8.2 卵巣チョコレート嚢胞は、頻度は低いものの自然経過において悪性化を示唆する報告があるので、定期的に画像診断や腫瘍マーカー等の検査を行い、患者の状態に十分注意すること。
- 8.3 本剤投与中は経過を十分に観察し、期待する効果が得られない場合には漫然と投与を継続せず、他の適切な治療を考慮すること。
- 8.4 本剤投与後に不正子宮出血があらわれ、重度の貧血に至ることがある。不正子宮出血の程度には個人差があり、投与中に出血が持続する場合や一度に大量の出血が生じる場合もあるので、以下の点に注意すること。[2.4 参照],[11.1.1 参照]
- 8.5 本剤を長期投与する場合には以下の点に注意すること。
- 8.6 本剤の投与により更年期障害様のうつ症状を起こすことが報告されているので、本剤の使用に際しては患者の状態等を十分に観察すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 子宮筋腫のある患者
不正子宮出血が増悪し、まれに大量出血を起こすおそれがある。
-
9.1.2 うつ病又はうつ状態の患者並びにそれらの既往歴のある患者
更年期障害様のうつ症状があらわれるおそれがある。
-
9.1.3 最大骨塩量に達していない患者
本剤投与に際し、本剤投与による骨密度の減少の可能性や将来的な骨粗鬆症等の発症リスクを考慮した上で、本剤の投与の可否を慎重に判断すること。また、本剤投与中は、定期的に骨塩量検査を実施するなど患者の状態に十分注意し、治療上の有益性と骨密度減少のリスクを考慮した上で投与継続の可否を慎重に判断し、漫然と投与しないこと。12歳~18歳を対象とした海外臨床試験において、本剤52週間投与後の骨密度変化率は-1.2%であった1) 。[9.7 参照]
9.3 肝機能障害患者
代謝能の低下により、本剤の作用が増強することがある。重度の肝機能障害患者は臨床試験では除外されている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)において、乳汁中に移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[9.1.3 参照]
10. 相互作用
- 本剤は主にCYP3A4で代謝される。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。(本剤とクラリスロマイシンの併用により、本剤のCmax及びAUCはそれぞれ単独投与時の20%及び86%増加した。) |
これらの薬剤が本剤の薬物代謝酵素であるCYP3A4を阻害することによると考えられる。 |
本剤の血中濃度が低下することにより本剤の有効性が減弱するおそれがある。 |
これらの薬剤が本剤の薬物代謝酵素であるCYP3A4を誘導することによると考えられる。 |
|
本剤の効果が減弱する可能性がある。 |
子宮内膜症はエストロゲン依存性の疾患であることから、卵胞ホルモン含有製剤の投与により本剤の治療効果が減弱する可能性がある。 |
|
プロゲステロン作用が増強する可能性がある。 |
ともにプロゲステロン受容体に対するアゴニスト活性を示すことから、プロゲステロン作用が相加的に増強する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
|
|---|---|---|---|
低エストロゲン症状 |
ほてり(20.6%)、頭痛 |
めまい、動悸 |
不眠、発汗、不安、抑うつ |
子宮 |
不正子宮出血(88.3%) |
腹痛 |
|
乳房 |
乳房緊満感、乳房痛 |
乳汁分泌 |
|
皮膚 |
外陰部かぶれ・かゆみ 注1) |
ざ瘡 |
脱毛、皮膚乾燥 |
精神神経系 |
傾眠 |
いらいら感、片頭痛、しびれ感 |
|
過敏症 |
発疹等 |
そう痒感 |
|
肝臓 |
AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン上昇等の肝機能検査値異常 |
||
消化器 |
悪心 |
腹痛、便秘、下痢、胃部不快感、腹部膨満感 |
嘔吐、口内炎 |
血液 |
貧血 |
白血球減少 |
|
筋骨格系 |
背部痛、骨塩量低下、肩こり |
関節痛 |
|
その他 |
倦怠感、体重増加、浮腫、疲労 |
発熱、コレステロール上昇、耳鳴、血糖値上昇 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 診断のつかない異常性器出血のある患者[類似疾患(悪性腫瘍等)のおそれがある。][8.1 参照]
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[7 参照],[9.5 参照]
- 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.4 高度の子宮腫大又は重度の貧血のある患者[不正子宮出血が増悪し、大量出血を起こすおそれがある。][8.4 参照],[11.1.1 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照]
6. 用法及び用量
通常、成人にはジエノゲストとして1日2mgを2回に分け、月経周期2~5日目より経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与に際しては、類似疾患(悪性腫瘍等)との鑑別に留意し、投与中に腫瘤が増大したり、臨床症状の改善がみられない場合は投与を中止すること。[2.1 参照]
- 8.2 卵巣チョコレート嚢胞は、頻度は低いものの自然経過において悪性化を示唆する報告があるので、定期的に画像診断や腫瘍マーカー等の検査を行い、患者の状態に十分注意すること。
- 8.3 本剤投与中は経過を十分に観察し、期待する効果が得られない場合には漫然と投与を継続せず、他の適切な治療を考慮すること。
- 8.4 本剤投与後に不正子宮出血があらわれ、重度の貧血に至ることがある。不正子宮出血の程度には個人差があり、投与中に出血が持続する場合や一度に大量の出血が生じる場合もあるので、以下の点に注意すること。[2.4 参照],[11.1.1 参照]
- 8.5 本剤を長期投与する場合には以下の点に注意すること。
- 8.6 本剤の投与により更年期障害様のうつ症状を起こすことが報告されているので、本剤の使用に際しては患者の状態等を十分に観察すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 子宮筋腫のある患者
不正子宮出血が増悪し、まれに大量出血を起こすおそれがある。
-
9.1.2 うつ病又はうつ状態の患者並びにそれらの既往歴のある患者
更年期障害様のうつ症状があらわれるおそれがある。
-
9.1.3 最大骨塩量に達していない患者
本剤投与に際し、本剤投与による骨密度の減少の可能性や将来的な骨粗鬆症等の発症リスクを考慮した上で、本剤の投与の可否を慎重に判断すること。また、本剤投与中は、定期的に骨塩量検査を実施するなど患者の状態に十分注意し、治療上の有益性と骨密度減少のリスクを考慮した上で投与継続の可否を慎重に判断し、漫然と投与しないこと。12歳~18歳を対象とした海外臨床試験において、本剤52週間投与後の骨密度変化率は-1.2%であった1) 。[9.7 参照]
9.3 肝機能障害患者
代謝能の低下により、本剤の作用が増強することがある。重度の肝機能障害患者は臨床試験では除外されている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)において、乳汁中に移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[9.1.3 参照]
10. 相互作用
- 本剤は主にCYP3A4で代謝される。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。(本剤とクラリスロマイシンの併用により、本剤のCmax及びAUCはそれぞれ単独投与時の20%及び86%増加した。) |
これらの薬剤が本剤の薬物代謝酵素であるCYP3A4を阻害することによると考えられる。 |
本剤の血中濃度が低下することにより本剤の有効性が減弱するおそれがある。 |
これらの薬剤が本剤の薬物代謝酵素であるCYP3A4を誘導することによると考えられる。 |
|
本剤の効果が減弱する可能性がある。 |
子宮内膜症はエストロゲン依存性の疾患であることから、卵胞ホルモン含有製剤の投与により本剤の治療効果が減弱する可能性がある。 |
|
プロゲステロン作用が増強する可能性がある。 |
ともにプロゲステロン受容体に対するアゴニスト活性を示すことから、プロゲステロン作用が相加的に増強する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
|
|---|---|---|---|
低エストロゲン症状 |
ほてり(20.6%)、頭痛 |
めまい、動悸 |
不眠、発汗、不安、抑うつ |
子宮 |
不正子宮出血(88.3%) |
腹痛 |
|
乳房 |
乳房緊満感、乳房痛 |
乳汁分泌 |
|
皮膚 |
外陰部かぶれ・かゆみ 注1) |
ざ瘡 |
脱毛、皮膚乾燥 |
精神神経系 |
傾眠 |
いらいら感、片頭痛、しびれ感 |
|
過敏症 |
発疹等 |
そう痒感 |
|
肝臓 |
AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン上昇等の肝機能検査値異常 |
||
消化器 |
悪心 |
腹痛、便秘、下痢、胃部不快感、腹部膨満感 |
嘔吐、口内炎 |
血液 |
貧血 |
白血球減少 |
|
筋骨格系 |
背部痛、骨塩量低下、肩こり |
関節痛 |
|
その他 |
倦怠感、体重増加、浮腫、疲労 |
発熱、コレステロール上昇、耳鳴、血糖値上昇 |