薬効分類名アドレナリン製剤
一般的名称アドレナリン注射液
アドレナリン注0.1%シリンジ「テルモ」
Adrenaline Injection 0.1% Syringe
製造販売元/テルモ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- ハロゲン含有吸入麻酔薬
頻脈、心室細動発現の危険性が増大する。
これらの薬剤により、心筋のカテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。
- モノアミン酸化酵素阻害薬
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。
本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。
- 三環系抗うつ薬
- セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)
- その他の抗うつ薬
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。
アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。
- メチルフェニデート
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。
アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。
- 分娩促進薬
- バッカクアルカロイド類
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。
これらの薬剤の血管平滑筋収縮作用により、血圧上昇作用を増強すると考えられている。
- ジギタリス製剤
異所性不整脈があらわれることがある。
ともに異所性刺激能を有し、不整脈発現の可能性が高くなると考えられている。
- キニジン
心室細動があらわれることがある。
相互に心筋に対する作用を増強すると考えられている。
- 甲状腺製剤
冠不全発作があらわれることがある。
甲状腺ホルモンは心筋のβ受容体を増加させるため、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。
- 非選択性β遮断薬
(1)相互の薬剤の効果が減弱する。
(1)これらの薬剤のβ遮断作用により本剤の作用が抑制される。また、本剤のβ刺激作用により、これらの薬剤の作用が抑制される。
- 血糖降下薬
血糖降下薬の作用を減弱させることがある。
本剤の血糖上昇作用によると考えられている。
- ブロモクリプチン
血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある。
機序は明らかではないが、本剤の血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられている。
- 利尿剤
- チアジド系利尿剤
- チアジド系類似剤
- ループ利尿剤
- カリウム保持性利尿剤
本剤の作用が減弱することがある。
本剤の血管反応性を低下させることがある。
8. 重要な基本的注意
-
〈用法共通〉
- 8.1 本剤はアドレナリン受容体作動薬として、α受容体、β受容体それぞれに作用し、その作用は投与量、投与方法等に影響を受けやすいので注意すること。
- 8.2 過度の昇圧反応を起こすことがあり、急性肺水腫、不整脈、心停止等を起こすおそれがあるので、過量投与にならないよう注意すること。[11.1.1 参照],[11.1.3 参照]
- 〈各種疾患もしくは状態に伴う急性低血圧またはショック時の補助治療に対する使用時〉
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 次の患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
- (1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
-
(2) 交感神経作動薬に対し過敏な反応を示す患者
アドレナリン受容体が本剤に対し高い感受性を示すおそれがある。
-
(3) 動脈硬化症の患者
本剤の血管収縮作用により、閉塞性血管障害が促進され、冠動脈や脳血管等の攣縮及び基質的閉塞があらわれるおそれがある。
-
(4) 甲状腺機能亢進症の患者
頻脈、心房細動がみられることがあり、本剤の投与により悪化するおそれがある。
-
(5) 糖尿病の患者
肝におけるグリコーゲン分解の促進や、インスリン分泌の抑制により、高血糖を招くおそれがある。
-
(6) 心室性頻拍等の重症不整脈のある患者
本剤のβ刺激作用により、不整脈を悪化させるおそれがある。
-
(7) 精神神経症の患者
一般に交感神経作動薬の中枢神経系の副作用として情緒不安、不眠、錯乱、易刺激性及び精神病的状態等があるので悪化するおそれがある。
-
(8) コカイン中毒の患者
コカインは、交感神経末端でのカテコールアミンの再取り込みを阻害するので、本剤の作用が増強されるおそれがある。
-
9.1.2 高血圧の患者
本剤の血管収縮作用により、急激な血圧上昇があらわれるおそれがある。
-
9.1.3 肺気腫のある患者
肺循環障害を増悪させ、右心系への負荷が過重となり、右心不全に陥るおそれがある。
-
9.1.4 心疾患のある患者
本剤のβ刺激作用により、心疾患を悪化させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦、妊娠している可能性のある女性又は産婦には投与しないことが望ましい。胎児の酸素欠乏をもたらしたり、分娩第二期を遅延するおそれがある。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。本剤の作用に対する感受性が高いことがある。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
頻脈、心室細動発現の危険性が増大する。 |
これらの薬剤により、心筋のカテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
|
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
|
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
|
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
|
本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
これらの薬剤の血管平滑筋収縮作用により、血圧上昇作用を増強すると考えられている。 |
|
異所性不整脈があらわれることがある。 |
ともに異所性刺激能を有し、不整脈発現の可能性が高くなると考えられている。 |
|
心室細動があらわれることがある。 |
相互に心筋に対する作用を増強すると考えられている。 |
|
冠不全発作があらわれることがある。 |
甲状腺ホルモンは心筋のβ受容体を増加させるため、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
|
(1)相互の薬剤の効果が減弱する。 (2)血圧上昇、徐脈があらわれることがある。 |
(1)これらの薬剤のβ遮断作用により本剤の作用が抑制される。また、本剤のβ刺激作用により、これらの薬剤の作用が抑制される。 (2)これらの薬剤のβ遮断作用により、本剤のα刺激作用が優位になると考えられている。 |
|
血糖降下薬の作用を減弱させることがある。 |
本剤の血糖上昇作用によると考えられている。 |
|
血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある。 |
機序は明らかではないが、本剤の血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられている。 |
|
本剤の作用が減弱することがある。 手術前の患者に使用する場合、利尿剤の一時休薬等を行うこと。 |
本剤の血管反応性を低下させることがある。 |
この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液25mLに相当する。
この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液80mLに相当する。
8. 重要な基本的注意
-
〈用法共通〉
- 8.1 本剤はアドレナリン受容体作動薬として、α受容体、β受容体それぞれに作用し、その作用は投与量、投与方法等に影響を受けやすいので注意すること。
- 8.2 過度の昇圧反応を起こすことがあり、急性肺水腫、不整脈、心停止等を起こすおそれがあるので、過量投与にならないよう注意すること。[11.1.1 参照],[11.1.3 参照]
- 〈各種疾患もしくは状態に伴う急性低血圧またはショック時の補助治療に対する使用時〉
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 次の患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
- (1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
-
(2) 交感神経作動薬に対し過敏な反応を示す患者
アドレナリン受容体が本剤に対し高い感受性を示すおそれがある。
-
(3) 動脈硬化症の患者
本剤の血管収縮作用により、閉塞性血管障害が促進され、冠動脈や脳血管等の攣縮及び基質的閉塞があらわれるおそれがある。
-
(4) 甲状腺機能亢進症の患者
頻脈、心房細動がみられることがあり、本剤の投与により悪化するおそれがある。
-
(5) 糖尿病の患者
肝におけるグリコーゲン分解の促進や、インスリン分泌の抑制により、高血糖を招くおそれがある。
-
(6) 心室性頻拍等の重症不整脈のある患者
本剤のβ刺激作用により、不整脈を悪化させるおそれがある。
-
(7) 精神神経症の患者
一般に交感神経作動薬の中枢神経系の副作用として情緒不安、不眠、錯乱、易刺激性及び精神病的状態等があるので悪化するおそれがある。
-
(8) コカイン中毒の患者
コカインは、交感神経末端でのカテコールアミンの再取り込みを阻害するので、本剤の作用が増強されるおそれがある。
-
9.1.2 高血圧の患者
本剤の血管収縮作用により、急激な血圧上昇があらわれるおそれがある。
-
9.1.3 肺気腫のある患者
肺循環障害を増悪させ、右心系への負荷が過重となり、右心不全に陥るおそれがある。
-
9.1.4 心疾患のある患者
本剤のβ刺激作用により、心疾患を悪化させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦、妊娠している可能性のある女性又は産婦には投与しないことが望ましい。胎児の酸素欠乏をもたらしたり、分娩第二期を遅延するおそれがある。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。本剤の作用に対する感受性が高いことがある。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
頻脈、心室細動発現の危険性が増大する。 |
これらの薬剤により、心筋のカテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
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本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
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本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
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本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
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本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 |
これらの薬剤の血管平滑筋収縮作用により、血圧上昇作用を増強すると考えられている。 |
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異所性不整脈があらわれることがある。 |
ともに異所性刺激能を有し、不整脈発現の可能性が高くなると考えられている。 |
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心室細動があらわれることがある。 |
相互に心筋に対する作用を増強すると考えられている。 |
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冠不全発作があらわれることがある。 |
甲状腺ホルモンは心筋のβ受容体を増加させるため、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
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(1)相互の薬剤の効果が減弱する。 (2)血圧上昇、徐脈があらわれることがある。 |
(1)これらの薬剤のβ遮断作用により本剤の作用が抑制される。また、本剤のβ刺激作用により、これらの薬剤の作用が抑制される。 (2)これらの薬剤のβ遮断作用により、本剤のα刺激作用が優位になると考えられている。 |
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血糖降下薬の作用を減弱させることがある。 |
本剤の血糖上昇作用によると考えられている。 |
|
血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある。 |
機序は明らかではないが、本剤の血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられている。 |
|
本剤の作用が減弱することがある。 手術前の患者に使用する場合、利尿剤の一時休薬等を行うこと。 |
本剤の血管反応性を低下させることがある。 |
この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液25mLに相当する。
この量は60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液80mLに相当する。