薬効分類名甲状腺ホルモン製剤
一般的名称レボチロキシンナトリウム水和物
チラーヂンS散0.01%
ちらーぢんえすさん0.01ぱーせんと
THYRADIN-S POWDER
製造販売元/あすか製薬株式会社、販売元/武田薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
クマリン系抗凝血剤
- ワルファリンカリウム等
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、併用する場合にはプロトロンビン時間等を測定しながらクマリン系抗凝血剤の用量を調節するなど慎重に投与すること。
甲状腺ホルモンがビタミンK依存性凝血因子の異化を促進すると考えられている。
交感神経刺激剤
- アドレナリン、ノルアドレナリン、エフェドリン・メチルエフェドリン含有製剤
交感神経刺激剤の作用を増強し、冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大するおそれがあるので、併用する場合には慎重に投与すること。
甲状腺ホルモンがカテコールアミン類のレセプターの感受性を増大すると考えられている。
強心配糖体製剤
- ジゴキシン、ジギトキシン等
甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下し、甲状腺機能低下状態では上昇するとの報告があるため、甲状腺機能亢進状態では通常より多量の、甲状腺機能低下状態では通常より少量の強心配糖体製剤の投与を必要とすることがある。併用する場合には強心配糖体製剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。
強心配糖体製剤の吸収率、分布容積、肝代謝、腎排泄速度等の増減が関与していると考えられている。
血糖降下剤
- インスリン製剤、スルフォニル尿素系製剤等
[9.1.3 参照]
血糖降下剤を投与している患者において、本剤を投与すると血糖コントロールの条件が変わることがあるので、併用する場合には血糖値その他患者の状態を十分観察しながら両剤の用量を調節するなど慎重に投与すること。
糖代謝全般に作用し血糖値を変動させると考えられている。
コレスチラミン、コレスチミド、鉄剤、アルミニウム含有制酸剤,、炭酸カルシウム、炭酸ランタン水和物、セベラマー塩酸塩、ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
同時投与により本剤の吸収が遅延又は減少することがあるので、併用する場合には本剤との投与間隔をできる限りあけるなど慎重に投与すること。
消化管内で本剤と結合し吸収を抑制すると考えられている。
フェニトイン製剤、カルバマゼピン、フェノバルビタール
これらの薬剤は本剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与すること。
これらの薬剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている。
アミオダロン
アミオダロンは甲状腺ホルモン値を上昇又は低下させるおそれがあるので、併用する場合には甲状腺ホルモン値に注意し、慎重に投与すること。
アミオダロンが甲状腺ホルモンの脱ヨード化を阻害することが考えられている。
経口エストロゲン製剤
- 結合型エストロゲン、エストラジオール、エストリオール等
経口エストロゲン製剤は甲状腺ホルモン値を低下させるおそれがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与すること。
経口エストロゲン製剤がサイロキシン結合グロブリンを増加させることが考えられている。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
新鮮な心筋梗塞のある患者[基礎代謝の亢進により心負荷が増大し、病態が悪化することがある。]
4. 効能又は効果
乳幼児甲状腺機能低下症
6. 用法及び用量
通常、乳幼児にはレボチロキシンナトリウムとして1回10μg/kg(本剤100mg/kg)を1日1回経口投与する。
未熟児に対しては1回5μg/kg(本剤50mg/kg)から投与を開始して8日目から1回10μg/kg(本剤100mg/kg)を1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
本剤を投与する際には、少量から投与を開始し、観察を十分に行い漸次増量して維持量とすることが望ましい。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 狭心症、陳旧性心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧症等の重篤な心・血管系の障害のある患者
投与する場合には少量から開始し、通常より長期間をかけて増量し維持量は最小必要量とすること。基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化するおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.6 参照]
-
9.1.2 副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者
副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分にはかってから投与すること。副腎クリーゼを誘発し、ショック等を起こすことがある。[11.1.3 参照]
-
9.1.3 糖尿病患者
血糖コントロールの条件が変わることがある。[10.2 参照]
9.5 妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
- 9.7.1 児の状態(血圧、尿量、血清ナトリウム値等)を観察しながら慎重に投与すること。
- 9.7.2 低出生体重児、早産児では、晩期循環不全を起こすことがある。なお、低出生体重児、早産児のうち、特に極低出生体重児や超早産児では、晩期循環不全を起こしやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすい。[11.1.4 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
クマリン系抗凝血剤1) |
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、併用する場合にはプロトロンビン時間等を測定しながらクマリン系抗凝血剤の用量を調節するなど慎重に投与すること。 |
甲状腺ホルモンがビタミンK依存性凝血因子の異化を促進すると考えられている。 |
交感神経刺激剤の作用を増強し、冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大するおそれがあるので、併用する場合には慎重に投与すること。 |
甲状腺ホルモンがカテコールアミン類のレセプターの感受性を増大すると考えられている。 |
|
甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下し、甲状腺機能低下状態では上昇するとの報告があるため、甲状腺機能亢進状態では通常より多量の、甲状腺機能低下状態では通常より少量の強心配糖体製剤の投与を必要とすることがある。併用する場合には強心配糖体製剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。 |
強心配糖体製剤の吸収率、分布容積、肝代謝、腎排泄速度等の増減が関与していると考えられている。 |
|
血糖降下剤
|
血糖降下剤を投与している患者において、本剤を投与すると血糖コントロールの条件が変わることがあるので、併用する場合には血糖値その他患者の状態を十分観察しながら両剤の用量を調節するなど慎重に投与すること。 |
糖代謝全般に作用し血糖値を変動させると考えられている。 |
同時投与により本剤の吸収が遅延又は減少することがあるので、併用する場合には本剤との投与間隔をできる限りあけるなど慎重に投与すること。 |
消化管内で本剤と結合し吸収を抑制すると考えられている。 |
|
フェニトイン製剤7) 、カルバマゼピン、フェノバルビタール |
これらの薬剤は本剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与すること。 |
これらの薬剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている。 |
アミオダロン |
アミオダロンは甲状腺ホルモン値を上昇又は低下させるおそれがあるので、併用する場合には甲状腺ホルモン値に注意し、慎重に投与すること。 |
アミオダロンが甲状腺ホルモンの脱ヨード化を阻害することが考えられている。 |
経口エストロゲン製剤は甲状腺ホルモン値を低下させるおそれがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与すること。 |
経口エストロゲン製剤がサイロキシン結合グロブリンを増加させることが考えられている。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 狭心症(頻度不明)
狭心症があらわれることがある。このような場合には過剰投与のおそれがあるので、減量、休薬等適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
-
11.1.2 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、γ-GTP等の著しい上昇、発熱、倦怠感等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
-
11.1.3 副腎クリーゼ(頻度不明)
副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者では、副腎クリーゼがあらわれることがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分にはかってから投与すること。全身倦怠感、血圧低下、尿量低下、呼吸困難等の症状があらわれることがある。[9.1.2 参照]
-
11.1.4 晩期循環不全(頻度不明)
低出生体重児や早産児では、晩期循環不全があらわれることがある。特に極低出生体重児や超早産児で起こりやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすいので、血圧低下、尿量低下、血清ナトリウム低下等があらわれた場合には適切な処置を行うこと。[9.7.2 参照]
- 11.1.5 ショック(頻度不明)
-
11.1.6 うっ血性心不全(頻度不明)
うっ血性心不全があらわれることがある。このような場合には過剰投与のおそれがあるので、減量、休薬等適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
過敏症 |
過敏症状 |
肝臓 |
肝機能検査値異常(AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇等) |
循環器注) |
心悸亢進、脈拍増加、不整脈 |
精神神経系注) |
頭痛、めまい、不眠、振戦、神経過敏・興奮・不安感・躁うつ等の精神症状 |
消化器注) |
嘔吐、下痢、食欲不振 |
その他注) |
筋肉痛、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅、発汗、発熱、倦怠感 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
新鮮な心筋梗塞のある患者[基礎代謝の亢進により心負荷が増大し、病態が悪化することがある。]
4. 効能又は効果
乳幼児甲状腺機能低下症
6. 用法及び用量
通常、乳幼児にはレボチロキシンナトリウムとして1回10μg/kg(本剤100mg/kg)を1日1回経口投与する。
未熟児に対しては1回5μg/kg(本剤50mg/kg)から投与を開始して8日目から1回10μg/kg(本剤100mg/kg)を1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
本剤を投与する際には、少量から投与を開始し、観察を十分に行い漸次増量して維持量とすることが望ましい。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 狭心症、陳旧性心筋梗塞、動脈硬化症、高血圧症等の重篤な心・血管系の障害のある患者
投与する場合には少量から開始し、通常より長期間をかけて増量し維持量は最小必要量とすること。基礎代謝の亢進による心負荷により、病態が悪化するおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.6 参照]
-
9.1.2 副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者
副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分にはかってから投与すること。副腎クリーゼを誘発し、ショック等を起こすことがある。[11.1.3 参照]
-
9.1.3 糖尿病患者
血糖コントロールの条件が変わることがある。[10.2 参照]
9.5 妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
- 9.7.1 児の状態(血圧、尿量、血清ナトリウム値等)を観察しながら慎重に投与すること。
- 9.7.2 低出生体重児、早産児では、晩期循環不全を起こすことがある。なお、低出生体重児、早産児のうち、特に極低出生体重児や超早産児では、晩期循環不全を起こしやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすい。[11.1.4 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
クマリン系抗凝血剤1) |
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、併用する場合にはプロトロンビン時間等を測定しながらクマリン系抗凝血剤の用量を調節するなど慎重に投与すること。 |
甲状腺ホルモンがビタミンK依存性凝血因子の異化を促進すると考えられている。 |
交感神経刺激剤の作用を増強し、冠動脈疾患のある患者に併用すると冠不全のリスクが増大するおそれがあるので、併用する場合には慎重に投与すること。 |
甲状腺ホルモンがカテコールアミン類のレセプターの感受性を増大すると考えられている。 |
|
甲状腺機能亢進状態では血清ジゴキシン濃度が低下し、甲状腺機能低下状態では上昇するとの報告があるため、甲状腺機能亢進状態では通常より多量の、甲状腺機能低下状態では通常より少量の強心配糖体製剤の投与を必要とすることがある。併用する場合には強心配糖体製剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。 |
強心配糖体製剤の吸収率、分布容積、肝代謝、腎排泄速度等の増減が関与していると考えられている。 |
|
血糖降下剤
|
血糖降下剤を投与している患者において、本剤を投与すると血糖コントロールの条件が変わることがあるので、併用する場合には血糖値その他患者の状態を十分観察しながら両剤の用量を調節するなど慎重に投与すること。 |
糖代謝全般に作用し血糖値を変動させると考えられている。 |
同時投与により本剤の吸収が遅延又は減少することがあるので、併用する場合には本剤との投与間隔をできる限りあけるなど慎重に投与すること。 |
消化管内で本剤と結合し吸収を抑制すると考えられている。 |
|
フェニトイン製剤7) 、カルバマゼピン、フェノバルビタール |
これらの薬剤は本剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与すること。 |
これらの薬剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている。 |
アミオダロン |
アミオダロンは甲状腺ホルモン値を上昇又は低下させるおそれがあるので、併用する場合には甲状腺ホルモン値に注意し、慎重に投与すること。 |
アミオダロンが甲状腺ホルモンの脱ヨード化を阻害することが考えられている。 |
経口エストロゲン製剤は甲状腺ホルモン値を低下させるおそれがあるので、併用する場合には本剤を増量するなど慎重に投与すること。 |
経口エストロゲン製剤がサイロキシン結合グロブリンを増加させることが考えられている。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 狭心症(頻度不明)
狭心症があらわれることがある。このような場合には過剰投与のおそれがあるので、減量、休薬等適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
-
11.1.2 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、γ-GTP等の著しい上昇、発熱、倦怠感等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
-
11.1.3 副腎クリーゼ(頻度不明)
副腎皮質機能不全、脳下垂体機能不全のある患者では、副腎クリーゼがあらわれることがあるので、副腎皮質機能不全の改善(副腎皮質ホルモンの補充)を十分にはかってから投与すること。全身倦怠感、血圧低下、尿量低下、呼吸困難等の症状があらわれることがある。[9.1.2 参照]
-
11.1.4 晩期循環不全(頻度不明)
低出生体重児や早産児では、晩期循環不全があらわれることがある。特に極低出生体重児や超早産児で起こりやすく、また、本剤の投与後早期に起こりやすいので、血圧低下、尿量低下、血清ナトリウム低下等があらわれた場合には適切な処置を行うこと。[9.7.2 参照]
- 11.1.5 ショック(頻度不明)
-
11.1.6 うっ血性心不全(頻度不明)
うっ血性心不全があらわれることがある。このような場合には過剰投与のおそれがあるので、減量、休薬等適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
過敏症 |
過敏症状 |
肝臓 |
肝機能検査値異常(AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇等) |
循環器注) |
心悸亢進、脈拍増加、不整脈 |
精神神経系注) |
頭痛、めまい、不眠、振戦、神経過敏・興奮・不安感・躁うつ等の精神症状 |
消化器注) |
嘔吐、下痢、食欲不振 |
その他注) |
筋肉痛、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅、発汗、発熱、倦怠感 |