薬効分類名脳下垂体ホルモン剤
一般的名称デスモプレシン酢酸塩水和物
ミニリンメルトOD錠60µg、ミニリンメルトOD錠120µg、ミニリンメルトOD錠240µg
みにりんめるとODじょう60µg、みにりんめるとODじょう120µg、みにりんめるとODじょう240µg
MINIRINMELT OD Tablets 60µg, MINIRINMELT OD Tablets 120µg, MINIRINMELT OD Tablets 240µg
製造販売元(輸入)/フェリング・ファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
三環系抗うつ剤
(イミプラミン塩酸塩等)
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
(フルボキサミンマレイン酸塩等)
その他の抗利尿ホルモン不適合分泌症候群を惹起する薬剤
(クロルプロマジン、カルバマゼピン、クロルプロパミド等)
[11.1.1 参照]
低ナトリウム血症性の痙攣発作の報告があるので、血清ナトリウム、血漿浸透圧等をモニターすること。
抗利尿ホルモンを分泌し、水分貯留のリスクを増すことがある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤
(インドメタシン等)
[11.1.1 参照]
水中毒が発現しやすい可能性があるため、浮腫等の発現に注意すること。
水分貯留のリスクを増すことがある。
ロペラミド塩酸塩
[11.1.1 参照],[16.7 参照]
本剤の血中濃度が増加し、薬効が延長する可能性がある。
抗利尿作用が持続することで、水分貯留/低ナトリウム血症のリスクを増す可能性がある。
低ナトリウム血症を起こすおそれがある薬剤
チアジド系利尿剤
(トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等)
チアジド系類似剤
(インダパミド等)
ループ利尿剤
(フロセミド等)
スピロノラクトン
オメプラゾール
等
[11.1.1 参照]
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
1. 警告
デスモプレシン酢酸塩水和物を夜尿症に対し使用した患者で重篤な低ナトリウム血症による痙攣が報告されていることから、患者及びその家族に対して、水中毒(低ナトリウム血症)が発現する場合があること、水分摂取管理の重要性について十分説明・指導すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 低ナトリウム血症の患者[低ナトリウム血症を増悪させるおそれがある。][11.1.1 参照]
- 2.2 習慣性又は心因性多飲症の患者(尿生成量が40mL/kg/24時間を超える)[低ナトリウム血症が発現しやすい。][11.1.1 参照]
- 2.3 心不全の既往歴又はその疑いがあり利尿薬による治療を要する患者[低ナトリウム血症が発現しやすい。][11.1.1 参照]
- 2.4 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群の患者[低ナトリウム血症が発現しやすい。][11.1.1 参照]
- 2.5 中等度以上の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが50mL/分未満)[9.2.1 参照]
- 2.6 *本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[11.1.2 参照]
4. 効能又は効果
〈製剤共通〉
中枢性尿崩症
〈OD錠 120µg、OD錠 240µg〉
尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症
5. 効能又は効果に関連する注意
-
〈夜尿症〉
- 5.1 本剤は原則として6歳以上の患者に使用すること。[9.7 参照],[17.1.1 参照]
- 5.2 本剤使用前に観察期を設け、起床時尿を採取し、夜尿翌朝尿浸透圧の平均値が800mOsm/L以下あるいは尿比重の平均値が1.022以下を目安とし、尿浸透圧あるいは尿比重が低下していることを確認すること。[17.1.1 参照]
- 〈中枢性尿崩症〉
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 低ナトリウム血症の発現を防止するため、低用量から本剤の投与を開始すること。また、投与量の増量は慎重に行うこと。[11.1.1 参照]
- 7.2 本剤を食後投与から食前投与に変更した場合、投与後に血漿中デスモプレシン濃度が高くなり有害事象の発現リスクが上昇する可能性があることに留意して、患者ごとに本剤の投与と食事のタイミングを検討すること。[16.2.1 参照]
- 7.3 食直後投与では目的とする有効性が得られない可能性があるため、食直後の投与は避けることが望ましい。[16.2.1 参照]
- 7.4 夜尿症及び中枢性尿崩症の治療における水分摂取管理の重要性を考慮し、本剤は水なしで飲むこと。なお、本剤は口の中(舌下)に入れると速やかに溶ける。
- 〈夜尿症〉
-
〈中枢性尿崩症〉
- 7.6 小児の中枢性尿崩症の治療において本剤60µg投与で過量投与が懸念される場合は、デスモプレシン経鼻製剤の使用を考慮すること。[9.7 参照]
8. 重要な基本的注意
-
〈夜尿症〉
- 8.1 本剤投与中に水中毒症状を来すことがあるので、次の点に注意すること。[1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 水中毒の発現を予防するために患者及びその家族に次の点について十分説明・指導すること。[1 参照],[11.1.1 参照]
-
〈中枢性尿崩症〉
- 8.3 口渇中枢異常を伴う症候性尿崩症の患者では水出納のバランスがくずれやすいので、本剤投与中は血清ナトリウム値に十分注意すること。
- 8.4 本剤投与中に水中毒症状を来すことがあるので、次の点に注意すること。[11.1.1 参照]
- 8.5 水中毒の発現を予防するために患者及びその家族に次の点について十分説明・指導すること。[11.1.1 参照]
- 8.6 尿量が自然に減少する患者がいるので観察を十分にし、漫然と投与しないこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 高血圧を伴う循環器疾患、高度動脈硬化症、冠動脈血栓症、狭心症の患者
血圧上昇により症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.2 下垂体前葉不全を伴う患者
低ナトリウム血症が発現しやすい。[11.1.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 中等度以上の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが50mL/分未満)
投与しないこと。血中半減期の延長、血中濃度の増加が認められる。[2.5 参照],[16.6.1 参照]
-
9.2.2 軽度の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが50~80mL/分)
血中半減期の延長、血中濃度の増加が認められる。[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠中の投与に関する観察研究において、新生児1例に奇形が認められ、また、文献報告にて、新生児6例に本剤投与と直接的な影響は考えにくいが低出生体重児・先天性奇形等の異常が認められている1) 。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
9.8 高齢者
症状を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
三環系抗うつ剤 |
低ナトリウム血症性の痙攣発作の報告があるので、血清ナトリウム、血漿浸透圧等をモニターすること。 |
抗利尿ホルモンを分泌し、水分貯留のリスクを増すことがある。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 |
水中毒が発現しやすい可能性があるため、浮腫等の発現に注意すること。 |
水分貯留のリスクを増すことがある。 |
ロペラミド塩酸塩 |
本剤の血中濃度が増加し、薬効が延長する可能性がある。 |
抗利尿作用が持続することで、水分貯留/低ナトリウム血症のリスクを増す可能性がある。 |
低ナトリウム血症を起こすおそれがある薬剤 |
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 |
いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 |
1. 警告
デスモプレシン酢酸塩水和物を夜尿症に対し使用した患者で重篤な低ナトリウム血症による痙攣が報告されていることから、患者及びその家族に対して、水中毒(低ナトリウム血症)が発現する場合があること、水分摂取管理の重要性について十分説明・指導すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 低ナトリウム血症の患者[低ナトリウム血症を増悪させるおそれがある。][11.1.1 参照]
- 2.2 習慣性又は心因性多飲症の患者(尿生成量が40mL/kg/24時間を超える)[低ナトリウム血症が発現しやすい。][11.1.1 参照]
- 2.3 心不全の既往歴又はその疑いがあり利尿薬による治療を要する患者[低ナトリウム血症が発現しやすい。][11.1.1 参照]
- 2.4 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群の患者[低ナトリウム血症が発現しやすい。][11.1.1 参照]
- 2.5 中等度以上の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが50mL/分未満)[9.2.1 参照]
- 2.6 *本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[11.1.2 参照]
4. 効能又は効果
〈製剤共通〉
中枢性尿崩症
〈OD錠 120µg、OD錠 240µg〉
尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症
5. 効能又は効果に関連する注意
-
〈夜尿症〉
- 5.1 本剤は原則として6歳以上の患者に使用すること。[9.7 参照],[17.1.1 参照]
- 5.2 本剤使用前に観察期を設け、起床時尿を採取し、夜尿翌朝尿浸透圧の平均値が800mOsm/L以下あるいは尿比重の平均値が1.022以下を目安とし、尿浸透圧あるいは尿比重が低下していることを確認すること。[17.1.1 参照]
- 〈中枢性尿崩症〉
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 低ナトリウム血症の発現を防止するため、低用量から本剤の投与を開始すること。また、投与量の増量は慎重に行うこと。[11.1.1 参照]
- 7.2 本剤を食後投与から食前投与に変更した場合、投与後に血漿中デスモプレシン濃度が高くなり有害事象の発現リスクが上昇する可能性があることに留意して、患者ごとに本剤の投与と食事のタイミングを検討すること。[16.2.1 参照]
- 7.3 食直後投与では目的とする有効性が得られない可能性があるため、食直後の投与は避けることが望ましい。[16.2.1 参照]
- 7.4 夜尿症及び中枢性尿崩症の治療における水分摂取管理の重要性を考慮し、本剤は水なしで飲むこと。なお、本剤は口の中(舌下)に入れると速やかに溶ける。
- 〈夜尿症〉
-
〈中枢性尿崩症〉
- 7.6 小児の中枢性尿崩症の治療において本剤60µg投与で過量投与が懸念される場合は、デスモプレシン経鼻製剤の使用を考慮すること。[9.7 参照]
8. 重要な基本的注意
-
〈夜尿症〉
- 8.1 本剤投与中に水中毒症状を来すことがあるので、次の点に注意すること。[1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 水中毒の発現を予防するために患者及びその家族に次の点について十分説明・指導すること。[1 参照],[11.1.1 参照]
-
〈中枢性尿崩症〉
- 8.3 口渇中枢異常を伴う症候性尿崩症の患者では水出納のバランスがくずれやすいので、本剤投与中は血清ナトリウム値に十分注意すること。
- 8.4 本剤投与中に水中毒症状を来すことがあるので、次の点に注意すること。[11.1.1 参照]
- 8.5 水中毒の発現を予防するために患者及びその家族に次の点について十分説明・指導すること。[11.1.1 参照]
- 8.6 尿量が自然に減少する患者がいるので観察を十分にし、漫然と投与しないこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 高血圧を伴う循環器疾患、高度動脈硬化症、冠動脈血栓症、狭心症の患者
血圧上昇により症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.2 下垂体前葉不全を伴う患者
低ナトリウム血症が発現しやすい。[11.1.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 中等度以上の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが50mL/分未満)
投与しないこと。血中半減期の延長、血中濃度の増加が認められる。[2.5 参照],[16.6.1 参照]
-
9.2.2 軽度の腎機能障害のある患者(クレアチニンクリアランスが50~80mL/分)
血中半減期の延長、血中濃度の増加が認められる。[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠中の投与に関する観察研究において、新生児1例に奇形が認められ、また、文献報告にて、新生児6例に本剤投与と直接的な影響は考えにくいが低出生体重児・先天性奇形等の異常が認められている1) 。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
9.8 高齢者
症状を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
三環系抗うつ剤 |
低ナトリウム血症性の痙攣発作の報告があるので、血清ナトリウム、血漿浸透圧等をモニターすること。 |
抗利尿ホルモンを分泌し、水分貯留のリスクを増すことがある。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 |
水中毒が発現しやすい可能性があるため、浮腫等の発現に注意すること。 |
水分貯留のリスクを増すことがある。 |
ロペラミド塩酸塩 |
本剤の血中濃度が増加し、薬効が延長する可能性がある。 |
抗利尿作用が持続することで、水分貯留/低ナトリウム血症のリスクを増す可能性がある。 |
低ナトリウム血症を起こすおそれがある薬剤 |
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 |
いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 |