薬効分類名潰瘍性大腸炎治療剤

一般的名称メサラジン注腸1%製剤

メサラジン注腸1g「ケンエー」

Mesalazine Enema 1g「KENEI」

製造販売元/健栄製薬株式会社

第3版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)

その他の副作用

部位
頻度
副作用
皮膚
1%以上
皮膚
0.01%未満
皮膚
頻度不明
胃腸・消化器系
1%以上
胃腸・消化器系
0.01~1%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
食欲不振口内炎便の変色(黒色等)
肝臓まわり
0.01%未満
腎・尿路
0.01~1%未満
血液系
0.01%未満
その他
1%以上
その他
0.01~1%未満
その他
0.01%未満
その他
頻度不明
発熱浮腫全身倦怠めまい末梢神経障害肛門部位疼痛肛門部位のかゆみ不快感便意切迫胸部痛頚部痛CRP上昇

併用注意

薬剤名等
  • 利尿剤
  • ステロイド剤
臨床症状・措置方法

臨床検査値(尿量、尿中ナトリウム、カリウム及び塩素イオン)の変動に注意する。

機序・危険因子

動物実験(ラット)で、メサラジンの大量投与(300mg/kg)により、尿量及びこれらイオンの排泄増加がみられる 。

薬剤名等
  • アザチオプリン
  • メルカプトプリン
臨床症状・措置方法

骨髄抑制があらわれるおそれがある 。

機序・危険因子

本剤は、チオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある,

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 重篤な腎障害のある患者[9.2.1 参照]
  2. 2.2 重篤な肝障害のある患者[9.3.1 参照]
  3. 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.1 参照]
  4. 2.4 サリチル酸エステル類又はサリチル酸塩類に対する過敏症の既往歴のある患者[交叉アレルギーを発現するおそれがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

メサラジン注腸1g「ケンエー」

有効成分 1個(100mL)中
日局 メサラジン 1g  
添加剤 酢酸ナトリウム水和物、ピロ亜硫酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム水和物、pH調節剤

3.2 製剤の性状

メサラジン注腸1g「ケンエー」

外形 容器                                        
性状 白色~微黄色の懸濁液で、放置するとき、白色の沈殿物と無色~微黄色の上澄液に分離し、この沈殿物は穏やかに振り混ぜるとき、再び容易に懸濁状となる。
備考 ●アコーディオン方式 
●カテーテル(目盛入り)付 
●逆流防止弁付 
●スライド式ストッパー付

4. 効能又は効果

潰瘍性大腸炎(重症を除く)

5. 効能又は効果に関連する注意

脾彎曲部より口側の炎症には効果が期待できない。[16.8 参照]

6. 用法及び用量

通常、成人には1日1個(メサラジンとして1g)を、直腸内注入する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤をメサラジン経口剤と併用する場合には、メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し、特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては十分に注意すること。併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止する等の適切な処置を行うこと。[9.2.2 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 メサラジンにより過敏症状(発熱1)  、腹痛2) ,3) ,4) ,5) ,6)  、下痢2) ,4)  、好酸球増多7)  等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎が悪化8) ,9)  することがあるため、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[2.3 参照]
  2. 8.2 メサラジン錠において、間質性腎炎10) ,11) ,12)  が報告されているため、投与中はクレアチニン等の腎機能をモニターする等、患者の状態を十分に観察すること。 [9.2.2 参照],[11.1.3 参照]
  3. 8.3 再生不良性貧血13)  、汎血球減少14)  、無顆粒球症、血小板減少症15) ,16) ,17) ,18) ,19) ,20)  があらわれることがあるので、投与期間中は血液検査等を行うこと。[11.1.4 参照]
  4. 8.4 メサラジン錠において、肝炎21) ,22) ,23)  、肝機能障害、黄疸が報告されているため、投与中はAST、ALT等の肝機能をモニターする等、患者の状態を十分に観察すること。[9.3.2 参照],[11.1.5 参照]
  5. 8.5 膵炎24) ,25)  があらわれることがあるので、投与期間中は血清アミラーゼの検査等を行うこと。[11.1.6 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 サラゾスルファピリジンに対する過敏症のある患者

    メサラジン錠をサラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に投与したところ、国内の臨床試験で39例中3例(7.7%)1) ,2) ,5) ,26)  、外国において43例中2例(4.7%)27)  に同様のアレルギー症状が認められた。そのため、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意すること。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

    投与しないこと。腎障害がさらに悪化するおそれがある。[2.1 参照]

  2. 9.2.2 腎機能の低下している患者(重篤な腎障害のある患者を除く)

    排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。[7.1 参照],[8.2 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝障害のある患者

    投与しないこと。肝障害がさらに悪化するおそれがある。[2.2 参照]

  2. 9.3.2 肝機能の低下している患者(重篤な肝障害のある患者を除く)

    代謝が遅延し副作用があらわれるおそれがある。[7.1 参照],[8.4 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。メサラジンの動物実験(ラット)では催奇形性は認められていない28)  。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど慎重に投与すること。一般に生理機能(腎機能、肝機能等)が低下している。[7.1 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
    • 利尿剤
      • フロセミド
      • スピロノラクトン
      • トリクロルメチアジド等
    • ステロイド剤
      • プレドニゾロン
      • デキサメタゾン
      • ベタメタゾン等

    臨床検査値(尿量、尿中ナトリウム、カリウム及び塩素イオン)の変動に注意する。

    動物実験(ラット)で、メサラジンの大量投与(300mg/kg)により、尿量及びこれらイオンの排泄増加がみられる29)  。

    • アザチオプリン
    • メルカプトプリン

    骨髄抑制があらわれるおそれがある30)  。

    本剤は、チオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある31) ,32)  。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 間質性肺疾患(頻度不明)

      間質性肺疾患(好酸球性肺炎33)  、肺胞炎34) ,35)  、肺臓炎36)  、間質性肺炎37)  等38) ,39) ,40)  )が報告されているので、発熱、咳、呼吸困難、胸部X線異常等があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。

    2. 11.1.2 心筋炎41) ,42) ,43)  、心膜炎42) ,44) ,45) ,46)  、胸膜炎45) ,46)  (いずれも頻度不明)

      胸水、胸部痛、心電図異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    3. 11.1.3 間質性腎炎、ネフローゼ症候群47)  、腎機能低下、急性腎障害(いずれも頻度不明)

                      [8.2 参照]               

    4. 11.1.4 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症(いずれも頻度不明)

                      [8.3 参照]               

    5. 11.1.5 肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

      肝炎、AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。[8.4 参照]

    6. 11.1.6 膵炎(頻度不明)

                      [8.5 参照]               

    7. 11.1.7 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) (頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
    8. 11.1.8 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

      初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

    9. 11.1.9 **抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(頻度不明)

      **発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれることがある。

    11.2 その他の副作用

    1%以上

    0.01~1%未満

    0.01%未満

    頻度不明

    皮膚

    発疹、丘疹、蕁麻疹、紅斑

    脱毛48)

    そう痒感

    消化器

    下痢、腹痛、嘔気、嘔吐

    血便1) 、下血1) 、アミラーゼ上昇、腹部膨満感1) 、便秘1) 、粘液便1)

    食欲不振、口内炎、便の変色(黒色等)

    肝臓

    AST・ALT・γ-GTP・Al-P・ビリルビンの上昇等の肝機能異常

    腎臓

    尿着色1)

    クレアチニン・尿中NAG・尿中ミクログロブリンの上昇・尿蛋白等の腎機能異常

    血液

    白血球減少、貧血、好酸球増多7)

    その他

    頭痛

    CK上昇1)

    筋肉痛、関節痛、ループス様症候群49) ,50)

    発熱、浮腫、全身倦怠感、めまい、末梢神経障害51)  、肛門部位疼痛、肛門部位のかゆみ、不快感、便意切迫、胸部痛、頚部痛、CRP上昇

    副作用頻度は、国内のペンタサ錠250mg・500mgの臨床成績及び市販後調査結果、又は外国における市販後調査結果(経口剤、注腸剤、坐剤を区別していない)
    1) 国内でペンタサ錠250mg・500mgにおいて認められた副作用

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    1. 14.1.1 本剤はポリエチレン製の容器に入った液剤で、脱酸素剤とともにアルミの袋に入っている。使用直前に袋から取り出して使用するよう患者に指導すること。[20 参照]
    2. 14.1.2 使用方法
      1. (1) アルミ袋から取り出し、カテーテルの目盛りを目安にして、ストッパーをスライドさせ挿入深度を合わせ、容器をよく振る。
      2. (2) カテーテルをしっかり持ち、キャップを回すように取りはずす。
      3. (3) 左側臥位になり、カテーテルをストッパーの位置まで肛門からゆっくりと挿入する(直腸粘膜を傷つけるおそれがあるので、慎重に挿入すること)。
      4. (4) カテーテルを挿入後、薬液をゆっくりと注入する。
      5. (5) 薬液を注入後、ゆっくりとカテーテルを抜き取る。
    3. 14.1.3 メサラジンは光及び酸素の影響で分解されやすいため、アルミ袋を開封したものは保存できない。[20 参照]
    4. 14.1.4 本品は白色~微黄色の懸濁液である。メサラジンは酸化により分解されやすく有色の分解物を生成するため、上澄液が無色~微黄色の範囲を超えて着色したものは使用しないこと。

    14.2 *薬剤投与後の注意

    *メサラジン又はその代謝物を含む尿は、次亜塩素酸塩を含有する漂白剤と接触することにより赤褐色に変色することがある。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 重篤な腎障害のある患者[9.2.1 参照]
    2. 2.2 重篤な肝障害のある患者[9.3.1 参照]
    3. 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.1 参照]
    4. 2.4 サリチル酸エステル類又はサリチル酸塩類に対する過敏症の既往歴のある患者[交叉アレルギーを発現するおそれがある。]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    メサラジン注腸1g「ケンエー」

    有効成分 1個(100mL)中
    日局 メサラジン 1g  
    添加剤 酢酸ナトリウム水和物、ピロ亜硫酸ナトリウム、エデト酸ナトリウム水和物、pH調節剤

    3.2 製剤の性状

    メサラジン注腸1g「ケンエー」

    外形 容器                                        
    性状 白色~微黄色の懸濁液で、放置するとき、白色の沈殿物と無色~微黄色の上澄液に分離し、この沈殿物は穏やかに振り混ぜるとき、再び容易に懸濁状となる。
    備考 ●アコーディオン方式 
    ●カテーテル(目盛入り)付 
    ●逆流防止弁付 
    ●スライド式ストッパー付

    4. 効能又は効果

    潰瘍性大腸炎(重症を除く)

    5. 効能又は効果に関連する注意

    脾彎曲部より口側の炎症には効果が期待できない。[16.8 参照]

    6. 用法及び用量

    通常、成人には1日1個(メサラジンとして1g)を、直腸内注入する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 本剤をメサラジン経口剤と併用する場合には、メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し、特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては十分に注意すること。併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止する等の適切な処置を行うこと。[9.2.2 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 メサラジンにより過敏症状(発熱1)  、腹痛2) ,3) ,4) ,5) ,6)  、下痢2) ,4)  、好酸球増多7)  等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎が悪化8) ,9)  することがあるため、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[2.3 参照]
    2. 8.2 メサラジン錠において、間質性腎炎10) ,11) ,12)  が報告されているため、投与中はクレアチニン等の腎機能をモニターする等、患者の状態を十分に観察すること。 [9.2.2 参照],[11.1.3 参照]
    3. 8.3 再生不良性貧血13)  、汎血球減少14)  、無顆粒球症、血小板減少症15) ,16) ,17) ,18) ,19) ,20)  があらわれることがあるので、投与期間中は血液検査等を行うこと。[11.1.4 参照]
    4. 8.4 メサラジン錠において、肝炎21) ,22) ,23)  、肝機能障害、黄疸が報告されているため、投与中はAST、ALT等の肝機能をモニターする等、患者の状態を十分に観察すること。[9.3.2 参照],[11.1.5 参照]
    5. 8.5 膵炎24) ,25)  があらわれることがあるので、投与期間中は血清アミラーゼの検査等を行うこと。[11.1.6 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 サラゾスルファピリジンに対する過敏症のある患者

      メサラジン錠をサラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に投与したところ、国内の臨床試験で39例中3例(7.7%)1) ,2) ,5) ,26)  、外国において43例中2例(4.7%)27)  に同様のアレルギー症状が認められた。そのため、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意すること。

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

      投与しないこと。腎障害がさらに悪化するおそれがある。[2.1 参照]

    2. 9.2.2 腎機能の低下している患者(重篤な腎障害のある患者を除く)

      排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。[7.1 参照],[8.2 参照]

    9.3 肝機能障害患者

    1. 9.3.1 重篤な肝障害のある患者

      投与しないこと。肝障害がさらに悪化するおそれがある。[2.2 参照]

    2. 9.3.2 肝機能の低下している患者(重篤な肝障害のある患者を除く)

      代謝が遅延し副作用があらわれるおそれがある。[7.1 参照],[8.4 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。メサラジンの動物実験(ラット)では催奇形性は認められていない28)  。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    減量するなど慎重に投与すること。一般に生理機能(腎機能、肝機能等)が低下している。[7.1 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
      • 利尿剤
        • フロセミド
        • スピロノラクトン
        • トリクロルメチアジド等
      • ステロイド剤
        • プレドニゾロン
        • デキサメタゾン
        • ベタメタゾン等

      臨床検査値(尿量、尿中ナトリウム、カリウム及び塩素イオン)の変動に注意する。

      動物実験(ラット)で、メサラジンの大量投与(300mg/kg)により、尿量及びこれらイオンの排泄増加がみられる29)  。

      • アザチオプリン
      • メルカプトプリン

      骨髄抑制があらわれるおそれがある30)  。

      本剤は、チオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある31) ,32)  。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 間質性肺疾患(頻度不明)

        間質性肺疾患(好酸球性肺炎33)  、肺胞炎34) ,35)  、肺臓炎36)  、間質性肺炎37)  等38) ,39) ,40)  )が報告されているので、発熱、咳、呼吸困難、胸部X線異常等があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。

      2. 11.1.2 心筋炎41) ,42) ,43)  、心膜炎42) ,44) ,45) ,46)  、胸膜炎45) ,46)  (いずれも頻度不明)

        胸水、胸部痛、心電図異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      3. 11.1.3 間質性腎炎、ネフローゼ症候群47)  、腎機能低下、急性腎障害(いずれも頻度不明)

                        [8.2 参照]               

      4. 11.1.4 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症(いずれも頻度不明)

                        [8.3 参照]               

      5. 11.1.5 肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

        肝炎、AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。[8.4 参照]

      6. 11.1.6 膵炎(頻度不明)

                        [8.5 参照]               

      7. 11.1.7 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) (頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
      8. 11.1.8 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

        初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

      9. 11.1.9 **抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(頻度不明)

        **発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれることがある。

      11.2 その他の副作用

      1%以上

      0.01~1%未満

      0.01%未満

      頻度不明

      皮膚

      発疹、丘疹、蕁麻疹、紅斑

      脱毛48)

      そう痒感

      消化器

      下痢、腹痛、嘔気、嘔吐

      血便1) 、下血1) 、アミラーゼ上昇、腹部膨満感1) 、便秘1) 、粘液便1)

      食欲不振、口内炎、便の変色(黒色等)

      肝臓

      AST・ALT・γ-GTP・Al-P・ビリルビンの上昇等の肝機能異常

      腎臓

      尿着色1)

      クレアチニン・尿中NAG・尿中ミクログロブリンの上昇・尿蛋白等の腎機能異常

      血液

      白血球減少、貧血、好酸球増多7)

      その他

      頭痛

      CK上昇1)

      筋肉痛、関節痛、ループス様症候群49) ,50)

      発熱、浮腫、全身倦怠感、めまい、末梢神経障害51)  、肛門部位疼痛、肛門部位のかゆみ、不快感、便意切迫、胸部痛、頚部痛、CRP上昇

      副作用頻度は、国内のペンタサ錠250mg・500mgの臨床成績及び市販後調査結果、又は外国における市販後調査結果(経口剤、注腸剤、坐剤を区別していない)
      1) 国内でペンタサ錠250mg・500mgにおいて認められた副作用

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      1. 14.1.1 本剤はポリエチレン製の容器に入った液剤で、脱酸素剤とともにアルミの袋に入っている。使用直前に袋から取り出して使用するよう患者に指導すること。[20 参照]
      2. 14.1.2 使用方法
        1. (1) アルミ袋から取り出し、カテーテルの目盛りを目安にして、ストッパーをスライドさせ挿入深度を合わせ、容器をよく振る。
        2. (2) カテーテルをしっかり持ち、キャップを回すように取りはずす。
        3. (3) 左側臥位になり、カテーテルをストッパーの位置まで肛門からゆっくりと挿入する(直腸粘膜を傷つけるおそれがあるので、慎重に挿入すること)。
        4. (4) カテーテルを挿入後、薬液をゆっくりと注入する。
        5. (5) 薬液を注入後、ゆっくりとカテーテルを抜き取る。
      3. 14.1.3 メサラジンは光及び酸素の影響で分解されやすいため、アルミ袋を開封したものは保存できない。[20 参照]
      4. 14.1.4 本品は白色~微黄色の懸濁液である。メサラジンは酸化により分解されやすく有色の分解物を生成するため、上澄液が無色~微黄色の範囲を超えて着色したものは使用しないこと。

      14.2 *薬剤投与後の注意

      *メサラジン又はその代謝物を含む尿は、次亜塩素酸塩を含有する漂白剤と接触することにより赤褐色に変色することがある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872399
      ブランドコード
      2399715X1040
      承認番号
      23000AMX00180
      販売開始年月
      2020-08
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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