薬効分類名潰瘍性大腸炎治療剤/α4インテグリン阻害剤
一般的名称カロテグラストメチル
カログラ錠120mg
かろぐらじょう120mg
CAROGRA Tablets
製造販売元/EAファーマ株式会社、販売元/キッセイ薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
これらの薬剤の作用が増強される可能性がある。
カロテグラストメチルのCYP3A4阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
本剤の活性代謝物であるカロテグラストの作用が増強される可能性がある。本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。
これらの薬剤の肝取り込みトランスポーター(OATP1B1及びOATP1B3)阻害作用により、カロテグラストの血中濃度が上昇する可能性がある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
- 2.3 重度の肝機能障害(Child-Pugh 分類C)を有する患者[9.3.1 参照]
4. 効能又は効果
中等症の潰瘍性大腸炎(5-アミノサリチル酸製剤による治療で効果不十分な場合に限る)
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 過去の治療において、5-アミノサリチル酸製剤による適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に投与すること。
- 5.2 本剤は維持療法のために投与しないこと。本剤の進行性多巣性白質脳症(PML)発現リスクを考慮し、臨床試験では維持療法について検討していない。[7.2 参照],[11.1.1 参照],[17.1.1 参照]
6. 用法及び用量
通常、成人にはカロテグラストメチルとして1回960 mgを1日3回食後経口投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 8週間投与しても臨床症状や内視鏡所見等による改善効果が得られない場合、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。
- 7.2 他のインテグリン拮抗薬であるナタリズマブ(遺伝子組換え)においてPMLの発現が報告されている。本剤のPML発現リスクを低減するため、投与期間は6ヵ月までとし、6ヵ月以内に寛解に至った場合はその時点で投与を終了すること。また、本剤による治療を再度行う場合には、投与終了から8週間以上あけること。[5.2 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤はα4インテグリンに結合しリンパ球の遊走を阻害するため、感染症に対する免疫能に影響を及ぼす可能性がある。本剤の投与に際しては十分な観察を行い、感染症の発現や増悪に注意すること。
- 8.2 本剤と他の免疫抑制剤の併用について臨床試験は実施していないため、本剤との併用を避けること。また、ナタリズマブ(遺伝子組換え)を投与されている患者では、本剤との併用を避けること。ナタリズマブ(遺伝子組換え)を過去に投与された患者に本剤を投与する際はPMLの発現に十分注意すること。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 免疫不全患者又は免疫抑制剤の使用等により高度の免疫抑制状態にある患者
PMLの発現リスクが高い可能性がある。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)
投与しないこと。中等度の肝機能障害患者に投与した場合にカロテグラストメチル及び活性代謝物であるカロテグラストの血中濃度の上昇が認められている。重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[2.3 参照]
-
9.3.2 中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)又は胆道閉塞のある患者
減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。胆道閉塞のある患者を含む中等度の肝機能障害患者に投与した場合にカロテグラストメチル及び活性代謝物であるカロテグラストの血中濃度の上昇が認められている。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠可能な女性には、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で本剤の乳汁中への移行が認められている2) 。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)
本剤の投与期間中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察すること。意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[5.2 参照],[7.2 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
1~5%未満 |
1%未満 |
|
|---|---|---|
過敏症 |
薬物過敏症 |
|
肝臓 |
肝機能異常、AST増加、LDH増加 |
ALT増加、γ-GTP増加 |
精神神経系 |
頭痛 |
感覚鈍麻 |
消化器 |
悪心、腹部不快感 |
嘔吐、口内炎、胃食道逆流性疾患、胃腸炎、消化不良、腹部膨満、腹痛 |
血液・免疫系 |
白血球数増加 |
|
筋・骨格系 |
関節痛 |
|
皮膚 |
発疹、蕁麻疹 |
|
泌尿器 |
尿中蛋白陽性 |
|
その他 |
上咽頭炎、上気道の炎症、発熱、CRP増加 |
鼻出血、アミラーゼ増加 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
- 2.3 重度の肝機能障害(Child-Pugh 分類C)を有する患者[9.3.1 参照]
4. 効能又は効果
中等症の潰瘍性大腸炎(5-アミノサリチル酸製剤による治療で効果不十分な場合に限る)
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 過去の治療において、5-アミノサリチル酸製剤による適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に投与すること。
- 5.2 本剤は維持療法のために投与しないこと。本剤の進行性多巣性白質脳症(PML)発現リスクを考慮し、臨床試験では維持療法について検討していない。[7.2 参照],[11.1.1 参照],[17.1.1 参照]
6. 用法及び用量
通常、成人にはカロテグラストメチルとして1回960 mgを1日3回食後経口投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 8週間投与しても臨床症状や内視鏡所見等による改善効果が得られない場合、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。
- 7.2 他のインテグリン拮抗薬であるナタリズマブ(遺伝子組換え)においてPMLの発現が報告されている。本剤のPML発現リスクを低減するため、投与期間は6ヵ月までとし、6ヵ月以内に寛解に至った場合はその時点で投与を終了すること。また、本剤による治療を再度行う場合には、投与終了から8週間以上あけること。[5.2 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤はα4インテグリンに結合しリンパ球の遊走を阻害するため、感染症に対する免疫能に影響を及ぼす可能性がある。本剤の投与に際しては十分な観察を行い、感染症の発現や増悪に注意すること。
- 8.2 本剤と他の免疫抑制剤の併用について臨床試験は実施していないため、本剤との併用を避けること。また、ナタリズマブ(遺伝子組換え)を投与されている患者では、本剤との併用を避けること。ナタリズマブ(遺伝子組換え)を過去に投与された患者に本剤を投与する際はPMLの発現に十分注意すること。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 免疫不全患者又は免疫抑制剤の使用等により高度の免疫抑制状態にある患者
PMLの発現リスクが高い可能性がある。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)
投与しないこと。中等度の肝機能障害患者に投与した場合にカロテグラストメチル及び活性代謝物であるカロテグラストの血中濃度の上昇が認められている。重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[2.3 参照]
-
9.3.2 中等度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)又は胆道閉塞のある患者
減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。胆道閉塞のある患者を含む中等度の肝機能障害患者に投与した場合にカロテグラストメチル及び活性代謝物であるカロテグラストの血中濃度の上昇が認められている。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠可能な女性には、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で本剤の乳汁中への移行が認められている2) 。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)
本剤の投与期間中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察すること。意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[5.2 参照],[7.2 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
1~5%未満 |
1%未満 |
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|---|---|---|
過敏症 |
薬物過敏症 |
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肝臓 |
肝機能異常、AST増加、LDH増加 |
ALT増加、γ-GTP増加 |
精神神経系 |
頭痛 |
感覚鈍麻 |
消化器 |
悪心、腹部不快感 |
嘔吐、口内炎、胃食道逆流性疾患、胃腸炎、消化不良、腹部膨満、腹痛 |
血液・免疫系 |
白血球数増加 |
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筋・骨格系 |
関節痛 |
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皮膚 |
発疹、蕁麻疹 |
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泌尿器 |
尿中蛋白陽性 |
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その他 |
上咽頭炎、上気道の炎症、発熱、CRP増加 |
鼻出血、アミラーゼ増加 |