薬効分類名制酸・緩下剤

一般的名称酸化マグネシウム製剤

マグミット細粒83%

Magmitt Fine Granules

製造販売元/マグミット製薬株式会社、発売元/丸石製薬株式会社

第1版
相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
頻度不明
体液・電解質
頻度不明

併用注意

薬剤名等

テトラサイクリン系抗生物質

  • テトラサイクリン、ミノサイクリン等

ニューキノロン系抗菌剤

  • シプロフロキサシン、トスフロキサシン等

ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤

  • エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等

抗ウイルス剤

  • ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩等
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。

機序・危険因子

マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。

薬剤名等

セフジニル

セフポドキシム プロキセチル

ミコフェノール酸モフェチル

ペニシラミン

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

アジスロマイシン

セレコキシブ

ロスバスタチン

ラベプラゾール

ガバペンチン

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

ジギタリス製剤

  • ジゴキシン、ジギトキシン等

鉄剤

フェキソフェナジン

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、服用間隔をあけるなど注意すること。

機序・危険因子

マグネシウムの吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられる。

薬剤名等

ポリカルボフィルカルシウム

臨床症状・措置方法

ポリカルボフィルカルシウムの作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

ポリカルボフィルカルシウムは酸性条件下でカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、本剤の胃内pH上昇作用によりカルシウムの脱離が抑制される。

薬剤名等

高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤

  • ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の効果が減弱するおそれがある。また、併用によりアルカローシスがあらわれたとの報告がある。

機序・危険因子

マグネシウムがこれらの薬剤の陽イオンと交換するためと考えられる。

薬剤名等

活性型ビタミンD3製剤

  • アルファカルシドール、カルシトリオール等
臨床症状・措置方法

高マグネシウム血症を起こすおそれがある。

機序・危険因子

マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。

薬剤名等

活性型ビタミンD3製剤

  • アルファカルシドール、カルシトリオール等

大量の牛乳、カルシウム製剤

臨床症状・措置方法

milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止すること。

機序・危険因子

機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増大する。

薬剤名等

リオシグアト

臨床症状・措置方法

本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがある。

機序・危険因子

消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。

薬剤名等

ロキサデュスタット

バダデュスタット

臨床症状・措置方法

これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

炭酸リチウム

臨床症状・措置方法

高マグネシウム血症を起こすおそれがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

H2受容体拮抗薬

  • ファモチジン、ラニチジン、ラフチジン等

プロトンポンプインヒビター

  • オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等
臨床症状・措置方法

本剤の緩下作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

胃内のpH上昇により本剤の溶解度が低下するためと考えられる。

薬剤名等

ミソプロストール

臨床症状・措置方法

下痢が発現しやすくなる。

機序・危険因子

ミソプロストールは小腸の蠕動運動を亢進させ、小腸からの水・Naの吸収を阻害し、下痢を生じさせる。本剤には緩下作用があるので、両者の併用で下痢が発現しやすくなる。

詳細情報

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注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

3. 組成・性状

3.1 組成

マグミット細粒83%

有効成分 本剤1g中 日局酸化マグネシウム   833mg
添加剤 D-マンニトール、クロスポビドン、ステアリン酸カルシウム、含水二酸化ケイ素

3.2 製剤の性状

マグミット細粒83%

性状 白色の粒で、においはない。

4. 効能又は効果

  • 下記疾患における制酸作用と症状の改善
    胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
  • 便秘症
  • 尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防

6. 用法及び用量

  • 成人
    • 〈制酸剤として使用する場合〉

      酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.5~1.0gを数回に分割経口投与する。

    • 〈緩下剤として使用する場合〉

      酸化マグネシウムとして、通常成人1日2gを食前又は食後の3回に分割経口投与するか、又は就寝前に1回投与する。

    • 〈尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防に使用する場合〉

      酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.2~0.6gを多量の水とともに経口投与する。

    なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

  • 小児
    • 〈緩下剤として使用する場合〉

      通常、1歳以上の小児には酸化マグネシウムとして、1日20~80mg/kgを食後の2回に分割経口投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈緩下剤として使用する場合〉
    1. 7.1 小児は1日40mg/kgを開始用量の目安とし、患者の状態に応じて適宜増減すること。[17.1.1 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与により、高マグネシウム血症があらわれることがある。特に、便秘症の患者では、腎機能が正常な場合や通常用量以下の投与であっても、重篤な転帰をたどる例が報告されているので、以下の点に留意すること。[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]
    1. 8.1.1 必要最小限の使用にとどめること。
    2. 8.1.2 長期投与又は高齢者へ投与する場合には定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど特に注意すること。
    3. 8.1.3 嘔吐、徐脈、筋力低下、傾眠等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、直ちに受診するよう患者に指導すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 心機能障害のある患者

    徐脈を起こし、症状が悪化するおそれがある。

  2. 9.1.2 下痢のある患者

    下痢を悪化させるおそれがある。

  3. 9.1.3 高マグネシウム血症の患者

    高マグネシウム血症の症状を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

9.2 腎機能障害患者

高マグネシウム血症を起こすおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児、乳児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与量を減量するとともに定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど観察を十分に行い、慎重に投与すること。高齢者では、高マグネシウム血症を起こし、重篤な転帰をたどる例が報告されている。[8.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    本剤は吸着作用、制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    テトラサイクリン系抗生物質

    • テトラサイクリン、ミノサイクリン等

    ニューキノロン系抗菌剤

    • シプロフロキサシン、トスフロキサシン等

    ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤

    • エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等

    抗ウイルス剤

    • ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩等

    これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。

    マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。

    セフジニル

    セフポドキシム プロキセチル

    ミコフェノール酸モフェチル

    ペニシラミン

    これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。

    機序不明

    アジスロマイシン

    セレコキシブ

    ロスバスタチン

    ラベプラゾール

    ガバペンチン

    これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。

    機序不明

    ジギタリス製剤

    • ジゴキシン、ジギトキシン等

    鉄剤

    フェキソフェナジン

    これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、服用間隔をあけるなど注意すること。

    マグネシウムの吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられる。

    ポリカルボフィルカルシウム

    ポリカルボフィルカルシウムの作用が減弱するおそれがある。

    ポリカルボフィルカルシウムは酸性条件下でカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、本剤の胃内pH上昇作用によりカルシウムの脱離が抑制される。

    高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤

    • ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

    これらの薬剤の効果が減弱するおそれがある。また、併用によりアルカローシスがあらわれたとの報告がある。

    マグネシウムがこれらの薬剤の陽イオンと交換するためと考えられる。

    活性型ビタミンD3製剤

    • アルファカルシドール、カルシトリオール等

    高マグネシウム血症を起こすおそれがある。

    マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。

    活性型ビタミンD3製剤

    • アルファカルシドール、カルシトリオール等

    大量の牛乳、カルシウム製剤

    milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止すること。

    機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増大する。

    危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者。

    リオシグアト

    本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがある。

    本剤はリオシグアト投与後1時間以上経過してから服用させること。

    消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。

    ロキサデュスタット

    バダデュスタット

    これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。

    機序不明

    炭酸リチウム

    高マグネシウム血症を起こすおそれがある。

    機序不明

    H2受容体拮抗薬

    • ファモチジン、ラニチジン、ラフチジン等

    プロトンポンプインヒビター

    • オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等

    本剤の緩下作用が減弱するおそれがある。

    胃内のpH上昇により本剤の溶解度が低下するためと考えられる。

    ミソプロストール

    下痢が発現しやすくなる。

    ミソプロストールは小腸の蠕動運動を亢進させ、小腸からの水・Naの吸収を阻害し、下痢を生じさせる。本剤には緩下作用があるので、両者の併用で下痢が発現しやすくなる。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 高マグネシウム血症(頻度不明)

      呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることがある。悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等の症状の発現に注意するとともに、血清マグネシウム濃度の測定を行うこと。[8.1 参照],[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    消化器

    下痢等

    電解質

    血清マグネシウム値の上昇

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      血清マグネシウム濃度が高値になるにつれ、深部腱反射の消失、呼吸抑制、意識障害、房室ブロックや伝導障害等の不整脈、心停止等があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照]

    2. 13.2 処置

      大量服用後の間もない場合には、催吐並びに胃洗浄を行う。
      中毒症状があらわれた場合には、心電図並びに血清マグネシウム濃度の測定等により患者の状態を十分に観察し、症状に応じて適切な処置を行うこと(治療にはグルコン酸カルシウム静注が有効であるとの報告がある)。
      なお、マグネシウムを除去するために血液透析が有効である。[8.1 参照],[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照]

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    長期・大量投与により胃・腸管内に結石を形成し、腸閉塞を起こしたとの報告がある。

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    マグミット細粒83%

    有効成分 本剤1g中 日局酸化マグネシウム   833mg
    添加剤 D-マンニトール、クロスポビドン、ステアリン酸カルシウム、含水二酸化ケイ素

    3.2 製剤の性状

    マグミット細粒83%

    性状 白色の粒で、においはない。

    4. 効能又は効果

    • 下記疾患における制酸作用と症状の改善
      胃・十二指腸潰瘍、胃炎(急・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)
    • 便秘症
    • 尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防

    6. 用法及び用量

    • 成人
      • 〈制酸剤として使用する場合〉

        酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.5~1.0gを数回に分割経口投与する。

      • 〈緩下剤として使用する場合〉

        酸化マグネシウムとして、通常成人1日2gを食前又は食後の3回に分割経口投与するか、又は就寝前に1回投与する。

      • 〈尿路蓚酸カルシウム結石の発生予防に使用する場合〉

        酸化マグネシウムとして、通常成人1日0.2~0.6gを多量の水とともに経口投与する。

      なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減する。

    • 小児
      • 〈緩下剤として使用する場合〉

        通常、1歳以上の小児には酸化マグネシウムとして、1日20~80mg/kgを食後の2回に分割経口投与する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    • 〈緩下剤として使用する場合〉
      1. 7.1 小児は1日40mg/kgを開始用量の目安とし、患者の状態に応じて適宜増減すること。[17.1.1 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤の投与により、高マグネシウム血症があらわれることがある。特に、便秘症の患者では、腎機能が正常な場合や通常用量以下の投与であっても、重篤な転帰をたどる例が報告されているので、以下の点に留意すること。[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]
      1. 8.1.1 必要最小限の使用にとどめること。
      2. 8.1.2 長期投与又は高齢者へ投与する場合には定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど特に注意すること。
      3. 8.1.3 嘔吐、徐脈、筋力低下、傾眠等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、直ちに受診するよう患者に指導すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 心機能障害のある患者

      徐脈を起こし、症状が悪化するおそれがある。

    2. 9.1.2 下痢のある患者

      下痢を悪化させるおそれがある。

    3. 9.1.3 高マグネシウム血症の患者

      高マグネシウム血症の症状を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

    9.2 腎機能障害患者

    高マグネシウム血症を起こすおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    低出生体重児、新生児、乳児を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    投与量を減量するとともに定期的に血清マグネシウム濃度を測定するなど観察を十分に行い、慎重に投与すること。高齢者では、高マグネシウム血症を起こし、重篤な転帰をたどる例が報告されている。[8.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      本剤は吸着作用、制酸作用等を有しているので、他の薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがある。

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      テトラサイクリン系抗生物質

      • テトラサイクリン、ミノサイクリン等

      ニューキノロン系抗菌剤

      • シプロフロキサシン、トスフロキサシン等

      ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤

      • エチドロン酸二ナトリウム、リセドロン酸ナトリウム等

      抗ウイルス剤

      • ラルテグラビル、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩等

      これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。

      マグネシウムと難溶性のキレートを形成し、薬剤の吸収が阻害される。

      セフジニル

      セフポドキシム プロキセチル

      ミコフェノール酸モフェチル

      ペニシラミン

      これらの薬剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意すること。

      機序不明

      アジスロマイシン

      セレコキシブ

      ロスバスタチン

      ラベプラゾール

      ガバペンチン

      これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。

      機序不明

      ジギタリス製剤

      • ジゴキシン、ジギトキシン等

      鉄剤

      フェキソフェナジン

      これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、服用間隔をあけるなど注意すること。

      マグネシウムの吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇によると考えられる。

      ポリカルボフィルカルシウム

      ポリカルボフィルカルシウムの作用が減弱するおそれがある。

      ポリカルボフィルカルシウムは酸性条件下でカルシウムが脱離して薬効を発揮するが、本剤の胃内pH上昇作用によりカルシウムの脱離が抑制される。

      高カリウム血症改善イオン交換樹脂製剤

      • ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

      これらの薬剤の効果が減弱するおそれがある。また、併用によりアルカローシスがあらわれたとの報告がある。

      マグネシウムがこれらの薬剤の陽イオンと交換するためと考えられる。

      活性型ビタミンD3製剤

      • アルファカルシドール、カルシトリオール等

      高マグネシウム血症を起こすおそれがある。

      マグネシウムの消化管吸収及び腎尿細管からの再吸収が促進するためと考えられる。

      活性型ビタミンD3製剤

      • アルファカルシドール、カルシトリオール等

      大量の牛乳、カルシウム製剤

      milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止すること。

      機序:代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増大する。

      危険因子:高カルシウム血症、代謝性アルカローシス、腎機能障害のある患者。

      リオシグアト

      本剤との併用によりリオシグアトの血中濃度が低下するおそれがある。

      本剤はリオシグアト投与後1時間以上経過してから服用させること。

      消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。

      ロキサデュスタット

      バダデュスタット

      これらの薬剤と併用した場合、これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。

      機序不明

      炭酸リチウム

      高マグネシウム血症を起こすおそれがある。

      機序不明

      H2受容体拮抗薬

      • ファモチジン、ラニチジン、ラフチジン等

      プロトンポンプインヒビター

      • オメプラゾール、ランソプラゾール、エソメプラゾール等

      本剤の緩下作用が減弱するおそれがある。

      胃内のpH上昇により本剤の溶解度が低下するためと考えられる。

      ミソプロストール

      下痢が発現しやすくなる。

      ミソプロストールは小腸の蠕動運動を亢進させ、小腸からの水・Naの吸収を阻害し、下痢を生じさせる。本剤には緩下作用があるので、両者の併用で下痢が発現しやすくなる。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 高マグネシウム血症(頻度不明)

        呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることがある。悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等の症状の発現に注意するとともに、血清マグネシウム濃度の測定を行うこと。[8.1 参照],[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[13.1 参照],[13.2 参照]

      11.2 その他の副作用

      頻度不明

      消化器

      下痢等

      電解質

      血清マグネシウム値の上昇

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        血清マグネシウム濃度が高値になるにつれ、深部腱反射の消失、呼吸抑制、意識障害、房室ブロックや伝導障害等の不整脈、心停止等があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照]

      2. 13.2 処置

        大量服用後の間もない場合には、催吐並びに胃洗浄を行う。
        中毒症状があらわれた場合には、心電図並びに血清マグネシウム濃度の測定等により患者の状態を十分に観察し、症状に応じて適切な処置を行うこと(治療にはグルコン酸カルシウム静注が有効であるとの報告がある)。
        なお、マグネシウムを除去するために血液透析が有効である。[8.1 参照],[9.1.3 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[11.1.1 参照]

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      長期・大量投与により胃・腸管内に結石を形成し、腸閉塞を起こしたとの報告がある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872344
      ブランドコード
      2344009C1055
      承認番号
      22500AMX00079000
      販売開始年月
      2013-07
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分

      重要な注意事項

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