薬効分類名COPD治療配合剤
一般的名称グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤
ビベスピエアロスフィア120吸入
びべすびえあろすふぃあ120きゅうにゅう
Bevespi Aerosphere 120 inhalations
製造販売元/アストラゼネカ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
カテコールアミン
- アドレナリン
- イソプレナリン等
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。
キサンチン誘導体
- テオフィリン
- アミノフィリン等
- [11.1.2 参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。
キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある。
全身性ステロイド剤
- プレドニゾロン
- ベタメタゾン等
- [11.1.2 参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。
全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。
利尿剤
- フロセミド等
- [11.1.2 参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。
全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。
β遮断剤
- アテノロール等
ホルモテロールの作用を減弱する可能性がある。
β受容体において競合的に拮抗する。
QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤
- 抗不整脈剤
- キニジン
- プロカインアミド
- ジソピラミド等
- 三環系抗うつ剤等
- イミプラミン等
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大するおそれがある。
いずれもQT間隔を延長させる可能性がある。
4. 効能又は効果
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
6. 用法及び用量
通常、成人には、1回2吸入(グリコピロニウムとして14.4µg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6µg)を1日2回吸入投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
本剤は1日2回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。
- 8.2 気管支痙攣が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。他の吸入薬と同様、本剤の吸入後に気管支痙攣が誘発されるおそれがある。
- 8.3 本剤の投与期間中に発現する慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に対しては、短時間作用性吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者に注意を与えること。また、その薬剤の使用量が増加したり、あるいは効果が十分でなくなってきた場合には、疾患の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し医師の治療を求めるよう患者に注意を与えること。
- 8.4 本剤の投与中止により症状が悪化するおそれがあるので、患者自身の判断で本剤の使用を中止することがないよう指導すること。また、投与を中止する場合には、観察を十分に行うこと。
- 8.5 過度に本剤の使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるので、用法・用量を超えて投与しないよう注意すること。また、患者に対し、本剤の過度の使用による危険性について理解させ、用法・用量を超えて使用しないよう注意を与えること。[13 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心血管障害(虚血性心疾患、不整脈、心不全等)及びQT間隔延長のある患者
β1作用により、症状を増悪させるおそれがある。
-
9.1.2 前立腺肥大症の患者(排尿障害がある場合を除く)
排尿障害が発現するおそれがある。
-
9.1.3 甲状腺機能亢進症の患者
甲状腺機能亢進症の症状を増悪させるおそれがある。
-
9.1.4 高血圧の患者
血圧を上昇させるおそれがある。
-
9.1.5 糖尿病の患者
グリコーゲン分解作用により症状を増悪させるおそれがある。
-
9.1.6 低カリウム血症の患者
Na+/K+ATPaseを活性化し細胞外カリウムを細胞内へ移動させることにより低カリウム血症を増悪させるおそれがある。
-
9.1.7 気管支喘息の患者
気管支喘息の管理が十分行われるよう注意すること。
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害のある患者(eGFRが30mL/分/1.73m2未満の患者)又は透析を必要とする末期腎不全の患者
グリコピロニウムは主に腎排泄されるため血中濃度が上昇する可能性がある。[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。 |
併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。 そのため、不整脈を起こすことがある。 |
|
キサンチン誘導体
|
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 |
キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある。 |
全身性ステロイド剤
|
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 |
全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
利尿剤
|
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 |
全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
ホルモテロールの作用を減弱する可能性がある。 |
β受容体において競合的に拮抗する。 |
|
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大するおそれがある。 |
いずれもQT間隔を延長させる可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 心房細動(0.1%)
- 11.1.2 重篤な血清カリウム値の低下(頻度不明)[10.2 参照]
11.2 その他の副作用
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|
消化器 |
口内乾燥、悪心 |
― |
精神神経系 |
頭痛、浮動性めまい、落ち着きのなさ、不眠症、振戦 |
不安、激越 |
循環器 |
頻脈、動悸 |
上室性頻脈、期外収縮 |
筋・骨格系 |
筋痙縮 |
― |
内分泌 |
― |
高血糖 |
泌尿器 |
尿閉 |
尿路感染 |
一般的全身障害 |
胸痛、過敏症 |
― |
13. 過量投与
本剤の過量投与により、抗コリン剤の薬理学的作用による症状(霧視、口内乾燥、悪心等)並びにβ2刺激剤の薬理学的作用による症状(筋痙縮、振戦、頭痛、動悸、収縮期高血圧等)があらわれるおそれがある。[8.5 参照]
4. 効能又は効果
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
6. 用法及び用量
通常、成人には、1回2吸入(グリコピロニウムとして14.4µg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6µg)を1日2回吸入投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
本剤は1日2回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。
- 8.2 気管支痙攣が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。他の吸入薬と同様、本剤の吸入後に気管支痙攣が誘発されるおそれがある。
- 8.3 本剤の投与期間中に発現する慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に対しては、短時間作用性吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者に注意を与えること。また、その薬剤の使用量が増加したり、あるいは効果が十分でなくなってきた場合には、疾患の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し医師の治療を求めるよう患者に注意を与えること。
- 8.4 本剤の投与中止により症状が悪化するおそれがあるので、患者自身の判断で本剤の使用を中止することがないよう指導すること。また、投与を中止する場合には、観察を十分に行うこと。
- 8.5 過度に本剤の使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるので、用法・用量を超えて投与しないよう注意すること。また、患者に対し、本剤の過度の使用による危険性について理解させ、用法・用量を超えて使用しないよう注意を与えること。[13 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心血管障害(虚血性心疾患、不整脈、心不全等)及びQT間隔延長のある患者
β1作用により、症状を増悪させるおそれがある。
-
9.1.2 前立腺肥大症の患者(排尿障害がある場合を除く)
排尿障害が発現するおそれがある。
-
9.1.3 甲状腺機能亢進症の患者
甲状腺機能亢進症の症状を増悪させるおそれがある。
-
9.1.4 高血圧の患者
血圧を上昇させるおそれがある。
-
9.1.5 糖尿病の患者
グリコーゲン分解作用により症状を増悪させるおそれがある。
-
9.1.6 低カリウム血症の患者
Na+/K+ATPaseを活性化し細胞外カリウムを細胞内へ移動させることにより低カリウム血症を増悪させるおそれがある。
-
9.1.7 気管支喘息の患者
気管支喘息の管理が十分行われるよう注意すること。
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害のある患者(eGFRが30mL/分/1.73m2未満の患者)又は透析を必要とする末期腎不全の患者
グリコピロニウムは主に腎排泄されるため血中濃度が上昇する可能性がある。[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。 |
併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。 そのため、不整脈を起こすことがある。 |
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キサンチン誘導体
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低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 |
キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある。 |
全身性ステロイド剤
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低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 |
全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
利尿剤
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低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 |
全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
ホルモテロールの作用を減弱する可能性がある。 |
β受容体において競合的に拮抗する。 |
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QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大するおそれがある。 |
いずれもQT間隔を延長させる可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 心房細動(0.1%)
- 11.1.2 重篤な血清カリウム値の低下(頻度不明)[10.2 参照]
11.2 その他の副作用
1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|
消化器 |
口内乾燥、悪心 |
― |
精神神経系 |
頭痛、浮動性めまい、落ち着きのなさ、不眠症、振戦 |
不安、激越 |
循環器 |
頻脈、動悸 |
上室性頻脈、期外収縮 |
筋・骨格系 |
筋痙縮 |
― |
内分泌 |
― |
高血糖 |
泌尿器 |
尿閉 |
尿路感染 |
一般的全身障害 |
胸痛、過敏症 |
― |
13. 過量投与
本剤の過量投与により、抗コリン剤の薬理学的作用による症状(霧視、口内乾燥、悪心等)並びにβ2刺激剤の薬理学的作用による症状(筋痙縮、振戦、頭痛、動悸、収縮期高血圧等)があらわれるおそれがある。[8.5 参照]