薬効分類名高リン血症治療剤

一般的名称沈降炭酸カルシウム

カルタンOD錠500mg

かるたんODじょう500mg

Caltan OD Tablets

製造販売元/ヴィアトリス製薬合同会社、販売元/扶桑薬品工業株式会社

第3版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者高齢者

その他の副作用

部位
頻度
副作用
内分泌・代謝系
頻度不明
アルカローシス等の電解質失調高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)注)
薬の使用・運用
頻度不明
胃腸・消化器系
0.1〜5%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
免疫系
頻度不明
肝臓まわり
0.1〜5%未満

併用注意

薬剤名等

テトラサイクリン系抗生物質

  • テトラサイクリン塩酸塩
    ミノサイクリン塩酸塩等

ニューキノロン系抗菌剤

  • ノルフロキサシン
    オフロキサシン
    レボフロキサシン等
臨床症状・措置方法

本剤のキレート作用により、相互に吸収が低下し、効果が減弱することがある。併用する場合には本剤服用後2時間以上間隔をあけるなど注意すること。

機序・危険因子

これらの薬剤は、カルシウムと難溶性の塩を生成し、抗生物質の腸管吸収を妨げる。

薬剤名等

ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
ポリスチレンスルホン酸カルシウム

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤は、無機質の微細な粉末を錠剤としたもので、種々の物質と結合する性質があり、また、二価の金属イオンとしてのキレート作用もある。同時に服用した他の併用薬剤の吸収を阻害することがある。さらに、本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる。

薬剤名等

キニジン硫酸塩水和物

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる。

薬剤名等

大量の牛乳

臨床症状・措置方法

milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

機序・危険因子

機序は不明である。

薬剤名等

活性型ビタミンD剤

  • アルファカルシドール
    カルシトリオール等
臨床症状・措置方法

高カルシウム血症があらわれやすくなるので、異常が認められた場合には、これらの薬剤又は本剤を減量あるいは投与を中止すること。

機序・危険因子

活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する。

薬剤名等

ロキサデュスタット

臨床症状・措置方法

ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること。

機序・危険因子

ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 甲状腺機能低下症の患者[カルシウムの利用が亢進し、症状を増悪するおそれがある。]
  2. 2.2 炭酸カルシウムに対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

カルタンOD錠500mg

有効成分 1錠中 日局 沈降炭酸カルシウム   500.0mg
添加剤 結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、l-メントール、フマル酸ステアリルナトリウム、香料

3.2 製剤の性状

カルタンOD錠500mg

外形 上面                                        
下面                                        
側面                                        
直径 10.0mm
厚さ 5.4mm
重量 600mg
識別コード M507
色調等 白色
素錠 

4. 効能又は効果

下記患者における高リン血症の改善

  • 保存期及び透析中の慢性腎不全患者

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。

6. 用法及び用量

通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

2週間で効果が認められない場合には、本剤の投与を中止し、リン摂取の制限等、他の適切な治療法に切り替えること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 血中カルシウム濃度の上昇を来すことがあるので、本剤の投与にあたっては、定期的に血中リン及びカルシウム濃度を測定しながら慎重に投与すること。[9.1.4 参照],[11.2 参照]
  2. 8.2 血中マグネシウム濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の投与が長期にわたる場合には、患者の状態を観察しながら必要に応じ、血中マグネシウム濃度を測定すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある患者
  2. 9.1.2 心機能障害、肺機能障害のある患者

    血中カルシウム濃度の上昇により、心・肺機能をさらに抑制し、症状を増悪させることがある。

  3. 9.1.3 便秘のある患者

    カルシウム及びリンの排泄が阻害され血中リン、カルシウム濃度が上昇するおそれがある。

  4. 9.1.4 高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)の患者

    血中カルシウム濃度がさらに上昇し、副作用があらわれやすくなる。[8.1 参照],[11.2 参照]

  5. 9.1.5 無酸症の患者

    本剤中の沈降炭酸カルシウムの溶解性が低下し、リンとの結合能が低下するため、効果が期待できない場合がある。

9.8 高齢者

減量するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    テトラサイクリン系抗生物質

    • テトラサイクリン塩酸塩
      ミノサイクリン塩酸塩等

    ニューキノロン系抗菌剤

    • ノルフロキサシン
      オフロキサシン
      レボフロキサシン等

    本剤のキレート作用により、相互に吸収が低下し、効果が減弱することがある。併用する場合には本剤服用後2時間以上間隔をあけるなど注意すること。

    これらの薬剤は、カルシウムと難溶性の塩を生成し、抗生物質の腸管吸収を妨げる。

    ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
    ポリスチレンスルホン酸カルシウム

    これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

    本剤は、無機質の微細な粉末を錠剤としたもので、種々の物質と結合する性質があり、また、二価の金属イオンとしてのキレート作用もある。同時に服用した他の併用薬剤の吸収を阻害することがある。さらに、本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる。

    キニジン硫酸塩水和物

    これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

    本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる。

    大量の牛乳

    milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

    機序は不明である。

    活性型ビタミンD剤

    • アルファカルシドール
      カルシトリオール等

    高カルシウム血症があらわれやすくなるので、異常が認められた場合には、これらの薬剤又は本剤を減量あるいは投与を中止すること。

    活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する。

    ロキサデュスタット

    ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること。

    ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    0.1〜5%未満

    頻度不明

    代謝異常

    アルカローシス等の電解質失調、高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)注)

    長期・大量投与

    腎結石、尿路結石

    消化器

    便秘

    下痢、悪心、胃酸の反動性分泌等

    過敏症

    そう痒感

    肝臓

    Al-P、γ-GTP、LDH、トリグリセライド、ASTの上昇

    注)異常が認められた場合には、カルシウム濃度の低い透析液への変更あるいは本剤の減量又は休薬等適切な処置を行うこと。[8.1 参照],[9.1.4 参照]

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    1. 14.1.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
    2. 14.1.2 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 甲状腺機能低下症の患者[カルシウムの利用が亢進し、症状を増悪するおそれがある。]
    2. 2.2 炭酸カルシウムに対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    カルタンOD錠500mg

    有効成分 1錠中 日局 沈降炭酸カルシウム   500.0mg
    添加剤 結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、l-メントール、フマル酸ステアリルナトリウム、香料

    3.2 製剤の性状

    カルタンOD錠500mg

    外形 上面                                        
    下面                                        
    側面                                        
    直径 10.0mm
    厚さ 5.4mm
    重量 600mg
    識別コード M507
    色調等 白色
    素錠 

    4. 効能又は効果

    下記患者における高リン血症の改善

    • 保存期及び透析中の慢性腎不全患者

    5. 効能又は効果に関連する注意

    本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。

    6. 用法及び用量

    通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    2週間で効果が認められない場合には、本剤の投与を中止し、リン摂取の制限等、他の適切な治療法に切り替えること。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 血中カルシウム濃度の上昇を来すことがあるので、本剤の投与にあたっては、定期的に血中リン及びカルシウム濃度を測定しながら慎重に投与すること。[9.1.4 参照],[11.2 参照]
    2. 8.2 血中マグネシウム濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の投与が長期にわたる場合には、患者の状態を観察しながら必要に応じ、血中マグネシウム濃度を測定すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある患者
    2. 9.1.2 心機能障害、肺機能障害のある患者

      血中カルシウム濃度の上昇により、心・肺機能をさらに抑制し、症状を増悪させることがある。

    3. 9.1.3 便秘のある患者

      カルシウム及びリンの排泄が阻害され血中リン、カルシウム濃度が上昇するおそれがある。

    4. 9.1.4 高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)の患者

      血中カルシウム濃度がさらに上昇し、副作用があらわれやすくなる。[8.1 参照],[11.2 参照]

    5. 9.1.5 無酸症の患者

      本剤中の沈降炭酸カルシウムの溶解性が低下し、リンとの結合能が低下するため、効果が期待できない場合がある。

    9.8 高齢者

    減量するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      テトラサイクリン系抗生物質

      • テトラサイクリン塩酸塩
        ミノサイクリン塩酸塩等

      ニューキノロン系抗菌剤

      • ノルフロキサシン
        オフロキサシン
        レボフロキサシン等

      本剤のキレート作用により、相互に吸収が低下し、効果が減弱することがある。併用する場合には本剤服用後2時間以上間隔をあけるなど注意すること。

      これらの薬剤は、カルシウムと難溶性の塩を生成し、抗生物質の腸管吸収を妨げる。

      ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
      ポリスチレンスルホン酸カルシウム

      これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

      本剤は、無機質の微細な粉末を錠剤としたもので、種々の物質と結合する性質があり、また、二価の金属イオンとしてのキレート作用もある。同時に服用した他の併用薬剤の吸収を阻害することがある。さらに、本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる。

      キニジン硫酸塩水和物

      これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

      本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる。

      大量の牛乳

      milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

      機序は不明である。

      活性型ビタミンD剤

      • アルファカルシドール
        カルシトリオール等

      高カルシウム血症があらわれやすくなるので、異常が認められた場合には、これらの薬剤又は本剤を減量あるいは投与を中止すること。

      活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する。

      ロキサデュスタット

      ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること。

      ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      0.1〜5%未満

      頻度不明

      代謝異常

      アルカローシス等の電解質失調、高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)注)

      長期・大量投与

      腎結石、尿路結石

      消化器

      便秘

      下痢、悪心、胃酸の反動性分泌等

      過敏症

      そう痒感

      肝臓

      Al-P、γ-GTP、LDH、トリグリセライド、ASTの上昇

      注)異常が認められた場合には、カルシウム濃度の低い透析液への変更あるいは本剤の減量又は休薬等適切な処置を行うこと。[8.1 参照],[9.1.4 参照]

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      1. 14.1.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
      2. 14.1.2 本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である。また、水で服用することもできる。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      87219
      ブランドコード
      2190024F4022
      承認番号
      22200AMX00184
      販売開始年月
      2010-05
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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