薬効分類名HMG-CoA還元酵素阻害剤
-高脂血症治療剤-

一般的名称プラバスタチンナトリウム

メバロチン錠5、メバロチン錠10、メバロチン細粒0.5%、メバロチン細粒1%

MEVALOTIN TABLETS, MEVALOTIN TABLETS, MEVALOTIN FINE GRANULES, MEVALOTIN FINE GRANULES

製造販売元/第一三共株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
皮膚
1%未満
皮膚
頻度不明
胃腸・消化器系
1%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
肝臓まわり
1%以上
肝臓まわり
1%未満
肝臓まわり
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
運動器
1%以上
運動器
頻度不明
脳・神経
頻度不明
血液系
頻度不明
その他
1%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

フィブラート系薬剤

  • ベザフィブラート等

[9.2.1 参照]

臨床症状・措置方法

急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

機序・危険因子

両剤とも単独投与により横紋筋融解症が報告されている。
危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者

薬剤名等

免疫抑制剤

  • シクロスポリン等

ニコチン酸

臨床症状・措置方法

急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

機序・危険因子

機序は不明である。
危険因子:重篤な腎機能障害のある患者

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦[9.5 参照],[9.6 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

メバロチン錠5

有効成分 1錠中
プラバスタチンナトリウム(日局)   5mg
添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム
メバロチン錠10

有効成分 1錠中
プラバスタチンナトリウム(日局)   10mg
添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、結晶セルロース、乳糖水和物、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム
メバロチン細粒0.5%

有効成分 1g中
プラバスタチンナトリウム(日局)   5mg
添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム
メバロチン細粒1%

有効成分 1g中
プラバスタチンナトリウム(日局)   10mg
添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖水和物、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム

3.2 製剤の性状

メバロチン錠5

剤形 素錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 6.5mm
厚さ 約2.1mm
質量 約90mg
識別コード SANKYO
231
メバロチン錠10

剤形 素錠
(割線入)
色調 微紅色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.5mm
厚さ 約2.6mm
質量 約140mg
識別コード SANKYO
232
メバロチン細粒0.5%

剤形 細粒
色調 白色
メバロチン細粒1%

剤形 細粒
色調 微紅色

4. 効能又は効果

  • 高脂血症
  • 家族性高コレステロール血症

5. 効能又は効果に関連する注意

適用の前に十分な検査を実施し、高脂血症、家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。本剤は高コレステロール血症が主な異常である高脂血症によく反応する。

6. 用法及び用量

通常、成人にはプラバスタチンナトリウムとして、1日10mgを1回または2回に分け経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。

7. 用法及び用量に関連する注意

メバロン酸の生合成は夜間に亢進することが報告されているので、適用にあたっては、1日1回投与の場合、夕食後投与とすることが望ましい。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 あらかじめ高脂血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮すること。
  2. 8.2 投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 甲状腺機能低下症の患者

    横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

  2. 9.1.2 遺伝性の筋疾患(筋ジストロフィー等)又はその家族歴のある患者

    横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

  3. 9.1.3 薬剤性の筋障害の既往歴のある患者

    横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

  4. 9.1.4 アルコール中毒の患者

    本剤は主に肝臓において代謝され、作用するので肝機能障害を悪化させるおそれがある。また、横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

  5. 9.1.5 *重症筋無力症又はその既往歴のある患者

    重症筋無力症(眼筋型、全身型)が悪化又は再発することがある。[11.1.9 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 腎機能検査値異常のある患者

    本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。やむを得ず併用する場合には、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。[10.2 参照]

  2. 9.2.2 腎機能障害又はその既往歴のある患者

    横紋筋融解症の報告例の多くが腎機能障害を有する患者であり、また、横紋筋融解症に伴って急激な腎機能の悪化が認められている。[9.8 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害又はその既往歴のある患者

    本剤は主に肝臓において代謝され、作用するので肝機能障害を悪化させるおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。他のHMG-CoA還元酵素阻害剤において、動物実験で出生児数の減少、生存・発育に対する影響及び胎児の生存率の低下と発育抑制が報告されている。また他のHMG-CoA還元酵素阻害剤において、ラットに大量投与した場合に胎児の骨格奇形、ヒトでは妊娠3ヵ月までの間に服用した場合に胎児の先天性奇形があらわれたとの報告がある。[2.2 参照]

9.6 授乳婦

投与しないこと。やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。ラットで乳汁中への移行が報告されている。[2.2 参照]

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

加齢による腎機能低下を考慮し、定期的に血液検査を行い、慎重に投与すること。[9.2.2 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    フィブラート系薬剤

    • ベザフィブラート等

                      [9.2.1 参照]                 

    急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

    両剤とも単独投与により横紋筋融解症が報告されている。
    危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者

    免疫抑制剤

    • シクロスポリン等

    ニコチン酸

    急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

    機序は不明である。
    危険因子:重篤な腎機能障害のある患者

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 横紋筋融解症(頻度不明)

      筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急性腎障害等の重篤な腎機能障害があらわれることがある。

    2. 11.1.2 肝機能障害(頻度不明)

      黄疸、著しいAST・ALTの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。

    3. 11.1.3 血小板減少(頻度不明)

      紫斑、皮下出血等を伴う重篤な症例も報告されている。

    4. 11.1.4 間質性肺炎(頻度不明)

      長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

    5. 11.1.5 ミオパチー(頻度不明)
    6. 11.1.6 免疫介在性壊死性ミオパチー(頻度不明)

      近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維の壊死、抗HMG-CoA還元酵素(HMGCR)抗体陽性等を特徴とする免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれ、投与中止後も持続する例が報告されている。免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報告例がある。

    7. 11.1.7 末梢神経障害(頻度不明)
    8. 11.1.8 過敏症状(頻度不明)

      ループス様症候群、血管炎等の過敏症状があらわれたとの報告がある。

    9. 11.1.9 *重症筋無力症(頻度不明)

      重症筋無力症(眼筋型、全身型)が発症又は悪化することがある。[9.1.5 参照]

    11.2 その他の副作用

    1%以上

    1%未満

    頻度不明

    皮膚

    発疹、そう痒、蕁麻疹

    紅斑、脱毛、光線過敏、湿疹

    消化器

    胃不快感、下痢、腹痛

    嘔気・嘔吐、便秘、口内炎、消化不良、腹部膨満感、食欲不振、舌炎

    肝臓

    AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇

    LDH上昇、ALP上昇

    肝機能異常、ビリルビン上昇

    腎臓

    BUN上昇、血清クレアチニン上昇

    筋肉1)

    CK上昇

    筋脱力、筋肉痛、筋痙攣

    精神神経系

    めまい、頭痛、不眠

    血液

    血小板減少、貧血、白血球減少

    その他

    尿酸値上昇、尿潜血

    耳鳴、関節痛、味覚異常、倦怠感、浮腫、しびれ、顔面潮紅

                
    1) 横紋筋融解症の前駆症状の可能性がある。
              

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    • 〈錠〉

      PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

    15. その他の注意

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    1. 15.2.1 SD系ラットにプラバスタチンナトリウムを投与した実験(10・30・100mg/kg/日混餌投与 24ヵ月間)において、100mg/kg/日投与群(最大臨床用量の250倍)の雄にのみ肝腫瘍の発生が対照群と比較して有意に認められているが、雌には認められていない。
    2. 15.2.2 イヌにプラバスタチンナトリウムを投与した実験(12.5・50・200mg/kg/日 5週 経口及び12.5・25・50・100mg/kg/日 13週 経口)において、100mg/kg/日投与群で脳の微小血管に漏出性出血等が認められている1)

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦[9.5 参照],[9.6 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    メバロチン錠5

    有効成分 1錠中
    プラバスタチンナトリウム(日局)   5mg
    添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム
    メバロチン錠10

    有効成分 1錠中
    プラバスタチンナトリウム(日局)   10mg
    添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、結晶セルロース、乳糖水和物、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム
    メバロチン細粒0.5%

    有効成分 1g中
    プラバスタチンナトリウム(日局)   5mg
    添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム
    メバロチン細粒1%

    有効成分 1g中
    プラバスタチンナトリウム(日局)   10mg
    添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、乳糖水和物、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム

    3.2 製剤の性状

    メバロチン錠5

    剤形 素錠
    色調 白色
    外形 表面                                    
    裏面                                    
    側面                                    
    大きさ 直径 6.5mm
    厚さ 約2.1mm
    質量 約90mg
    識別コード SANKYO
    231
    メバロチン錠10

    剤形 素錠
    (割線入)
    色調 微紅色
    外形 表面                                    
    裏面                                    
    側面                                    
    大きさ 直径 7.5mm
    厚さ 約2.6mm
    質量 約140mg
    識別コード SANKYO
    232
    メバロチン細粒0.5%

    剤形 細粒
    色調 白色
    メバロチン細粒1%

    剤形 細粒
    色調 微紅色

    4. 効能又は効果

    • 高脂血症
    • 家族性高コレステロール血症

    5. 効能又は効果に関連する注意

    適用の前に十分な検査を実施し、高脂血症、家族性高コレステロール血症であることを確認した上で本剤の適用を考慮すること。本剤は高コレステロール血症が主な異常である高脂血症によく反応する。

    6. 用法及び用量

    通常、成人にはプラバスタチンナトリウムとして、1日10mgを1回または2回に分け経口投与する。
    なお、年齢・症状により適宜増減するが、重症の場合は1日20mgまで増量できる。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    メバロン酸の生合成は夜間に亢進することが報告されているので、適用にあたっては、1日1回投与の場合、夕食後投与とすることが望ましい。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 あらかじめ高脂血症の基本である食事療法を行い、更に運動療法や高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も十分考慮すること。
    2. 8.2 投与中は血中脂質値を定期的に検査し、治療に対する反応が認められない場合には投与を中止すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 甲状腺機能低下症の患者

      横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

    2. 9.1.2 遺伝性の筋疾患(筋ジストロフィー等)又はその家族歴のある患者

      横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

    3. 9.1.3 薬剤性の筋障害の既往歴のある患者

      横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

    4. 9.1.4 アルコール中毒の患者

      本剤は主に肝臓において代謝され、作用するので肝機能障害を悪化させるおそれがある。また、横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。

    5. 9.1.5 *重症筋無力症又はその既往歴のある患者

      重症筋無力症(眼筋型、全身型)が悪化又は再発することがある。[11.1.9 参照]

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 腎機能検査値異常のある患者

      本剤とフィブラート系薬剤を併用する場合には、治療上やむを得ないと判断される場合にのみ併用すること。やむを得ず併用する場合には、定期的に腎機能検査等を実施し、自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。[10.2 参照]

    2. 9.2.2 腎機能障害又はその既往歴のある患者

      横紋筋融解症の報告例の多くが腎機能障害を有する患者であり、また、横紋筋融解症に伴って急激な腎機能の悪化が認められている。[9.8 参照]

    9.3 肝機能障害患者

    1. 9.3.1 重篤な肝機能障害又はその既往歴のある患者

      本剤は主に肝臓において代謝され、作用するので肝機能障害を悪化させるおそれがある。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。他のHMG-CoA還元酵素阻害剤において、動物実験で出生児数の減少、生存・発育に対する影響及び胎児の生存率の低下と発育抑制が報告されている。また他のHMG-CoA還元酵素阻害剤において、ラットに大量投与した場合に胎児の骨格奇形、ヒトでは妊娠3ヵ月までの間に服用した場合に胎児の先天性奇形があらわれたとの報告がある。[2.2 参照]

    9.6 授乳婦

    投与しないこと。やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。ラットで乳汁中への移行が報告されている。[2.2 参照]

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    加齢による腎機能低下を考慮し、定期的に血液検査を行い、慎重に投与すること。[9.2.2 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      フィブラート系薬剤

      • ベザフィブラート等

                        [9.2.1 参照]                 

      急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

      両剤とも単独投与により横紋筋融解症が報告されている。
      危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者

      免疫抑制剤

      • シクロスポリン等

      ニコチン酸

      急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を認めた場合は直ちに投与を中止すること。

      機序は不明である。
      危険因子:重篤な腎機能障害のある患者

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 横紋筋融解症(頻度不明)

        筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急性腎障害等の重篤な腎機能障害があらわれることがある。

      2. 11.1.2 肝機能障害(頻度不明)

        黄疸、著しいAST・ALTの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。

      3. 11.1.3 血小板減少(頻度不明)

        紫斑、皮下出血等を伴う重篤な症例も報告されている。

      4. 11.1.4 間質性肺炎(頻度不明)

        長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

      5. 11.1.5 ミオパチー(頻度不明)
      6. 11.1.6 免疫介在性壊死性ミオパチー(頻度不明)

        近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維の壊死、抗HMG-CoA還元酵素(HMGCR)抗体陽性等を特徴とする免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれ、投与中止後も持続する例が報告されている。免疫抑制剤投与により改善がみられたとの報告例がある。

      7. 11.1.7 末梢神経障害(頻度不明)
      8. 11.1.8 過敏症状(頻度不明)

        ループス様症候群、血管炎等の過敏症状があらわれたとの報告がある。

      9. 11.1.9 *重症筋無力症(頻度不明)

        重症筋無力症(眼筋型、全身型)が発症又は悪化することがある。[9.1.5 参照]

      11.2 その他の副作用

      1%以上

      1%未満

      頻度不明

      皮膚

      発疹、そう痒、蕁麻疹

      紅斑、脱毛、光線過敏、湿疹

      消化器

      胃不快感、下痢、腹痛

      嘔気・嘔吐、便秘、口内炎、消化不良、腹部膨満感、食欲不振、舌炎

      肝臓

      AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇

      LDH上昇、ALP上昇

      肝機能異常、ビリルビン上昇

      腎臓

      BUN上昇、血清クレアチニン上昇

      筋肉1)

      CK上昇

      筋脱力、筋肉痛、筋痙攣

      精神神経系

      めまい、頭痛、不眠

      血液

      血小板減少、貧血、白血球減少

      その他

      尿酸値上昇、尿潜血

      耳鳴、関節痛、味覚異常、倦怠感、浮腫、しびれ、顔面潮紅

                  
      1) 横紋筋融解症の前駆症状の可能性がある。
                

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      • 〈錠〉

        PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

      15. その他の注意

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      1. 15.2.1 SD系ラットにプラバスタチンナトリウムを投与した実験(10・30・100mg/kg/日混餌投与 24ヵ月間)において、100mg/kg/日投与群(最大臨床用量の250倍)の雄にのみ肝腫瘍の発生が対照群と比較して有意に認められているが、雌には認められていない。
      2. 15.2.2 イヌにプラバスタチンナトリウムを投与した実験(12.5・50・200mg/kg/日 5週 経口及び12.5・25・50・100mg/kg/日 13週 経口)において、100mg/kg/日投与群で脳の微小血管に漏出性出血等が認められている1)

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872189
      ブランドコード
      2189010F1039, 2189010F2027, 2189010C1032, 2189010C2020
      承認番号
      21300AMZ00549, 20300AMZ00671, 21300AMZ00548, 20300AMZ00672
      販売開始年月
      1989-10, 1991-12, 1989-10, 1991-12
      貯法
      室温保存、室温保存、室温保存、室温保存
      有効期間
      3年、3年、3年、3年
      規制区分
      12, 12, 12, 12

      重要な注意事項

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