薬効分類名5-HT₁B/₁D受容体作動型片頭痛治療剤
一般的名称スマトリプタンコハク酸塩錠
スマトリプタン錠50mg「TW」
SUMATRIPTAN TABLETS 50mg “TW”
製造販売元/東和薬品株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
選択的セロトニン再取り込み阻害薬
- フルボキサミンマレイン酸塩
パロキセチン塩酸塩水和物
セルトラリン塩酸塩
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
- ミルナシプラン塩酸塩
デュロキセチン塩酸塩
セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢等)があらわれることがある。
セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン濃度を上昇させる。よって本剤との併用により、セロトニン作用が増強する可能性が考えられる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 心筋梗塞の既往歴のある患者、虚血性心疾患又はその症状・兆候のある患者、異型狭心症(冠動脈攣縮)のある患者[不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれることがある]
- 2.3 脳血管障害や一過性脳虚血性発作の既往のある患者[脳血管障害や一過性脳虚血性発作があらわれることがある]
- 2.4 末梢血管障害を有する患者[症状を悪化させる可能性が考えられる]
- 2.5 コントロールされていない高血圧症の患者[一過性の血圧上昇を引き起こすことがある]
- 2.6 重篤な肝機能障害を有する患者[9.3.1 参照]
- 2.7 エルゴタミン、エルゴタミン誘導体含有製剤、あるいは他の5-HT1B/1D受容体作動薬を投与中の患者[10.1 参照]
- 2.8 モノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAO阻害剤)を投与中、あるいは投与中止2週間以内の患者[10.1 参照],[16.7.1 参照]
4. 効能又は効果
片頭痛
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 本剤は国際頭痛学会による片頭痛診断基準1) により「前兆のない片頭痛」あるいは「前兆のある片頭痛」と確定診断が行われた場合にのみ投与すること。特に次のような患者は、くも膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるので、本剤投与前に問診、診察、検査を十分に行い、頭痛の原因を確認してから投与すること。
- 5.2 家族性片麻痺性片頭痛、孤発性片麻痺性片頭痛、脳底型片頭痛あるいは眼筋麻痺性片頭痛の患者には投与しないこと。
6. 用法及び用量
通常、成人にはスマトリプタンとして1回50mgを片頭痛の頭痛発現時に経口投与する。
なお、効果が不十分な場合には、追加投与をすることができるが、前回の投与から2時間以上あけること。
また、50mgの経口投与で効果が不十分であった場合には、次回片頭痛発現時から100mgを経口投与することができる。
ただし、1日の総投与量を200mg以内とする。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 心血管系の疾患が認められない患者においても、重篤な心疾患が極めてまれに発生することがある。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]
- 8.2 片頭痛あるいは本剤投与により眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械操作に従事させないよう十分注意すること。
- 8.3 本剤を含むトリプタン系薬剤により、頭痛が悪化することがあるので、頭痛の改善を認めない場合には、「薬剤の使用過多による頭痛」1) の可能性を考慮し、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 虚血性心疾患の可能性のある患者
例えば、以下のような患者では不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.2 参照]
-
9.1.2 てんかん様発作の既往又は危険因子のある患者(脳炎等の脳疾患のある患者、痙攣の閾値を低下させる薬剤を使用している患者等)
てんかん様発作が発現したとの報告がある。[10.2 参照],[11.1.3 参照]
-
9.1.3 スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者
本剤はスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症(皮膚の過敏症からアナフィラキシーまで)があらわれる可能性がある。[11.1.1 参照]
-
9.1.4 コントロールされている高血圧症患者
一過性の血圧上昇や末梢血管抵抗の上昇がみられたとの報告がある。
-
9.1.5 脳血管障害の可能性のある患者
脳血管障害があらわれるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
本剤は腎臓を介して排泄されるので、重篤な腎機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある。[16.5 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重篤な肝機能障害患者
投与しないこと。本剤は主に肝臓で代謝されるので、重篤な肝機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある。[2.6 参照]
-
9.3.2 肝機能障害患者(重篤な肝機能障害患者を除く)
中等度の肝機能障害患者に本剤を投与したとき、健康成人と比較して血中濃度が上昇した。[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
本剤投与後12時間は授乳しないことが望ましい。皮下投与後にヒト母乳中へ移行することが認められている2) (外国人データ)。
9.7 小児等
10歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。[17.3.1 参照]
9.8 高齢者
高い血中濃度が持続するおそれがある。本剤は主として肝臓で代謝され、腎臓で排泄されるが、高齢者では肝機能あるいは腎機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は、主としてMAO-Aで代謝される。[16.4 参照],[16.7.1 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
エルゴタミン エルゴタミン誘導体含有製剤 |
血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。 |
5-HT1B/1D受容体作動薬との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)を増強させる。 |
血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。 |
併用により相互に作用を増強させる。 |
|
MAO阻害剤 |
本剤の消失半減期(t1/2)が延長し、血中濃度−時間曲線下面積(AUC)が増加するおそれがあるので、MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止2週間以内の患者には本剤を投与しないこと。 |
MAO阻害剤により本剤の代謝が阻害され、本剤の作用が増強される可能性が考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢等)があらわれることがある。 |
セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン濃度を上昇させる。よって本剤との併用により、セロトニン作用が増強する可能性が考えられる。 |
|
痙攣の閾値を低下させる薬剤 |
てんかん様発作がおこることがある。 |
痙攣の閾値を低下させる可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 アナフィラキシーショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
-
11.1.2 虚血性心疾患様症状(1%未満)
不整脈、狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状があらわれることがある。本剤投与後に、胸痛、胸部圧迫感等の一過性の症状(強度で咽喉頭部に及ぶ場合がある)があらわれ、このような症状が虚血性心疾患によると思われる場合には、以後の投与を中止し、虚血性心疾患の有無を調べるための適切な検査を行うこと。[8.1 参照],[9.1.1 参照]
- 11.1.3 てんかん様発作(頻度不明)
- 11.1.4 薬剤の使用過多による頭痛(頻度不明)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
蕁麻疹、発疹等の皮膚症状 |
||
呼吸器 |
呼吸困難 |
||
循環器 |
動悸 |
徐脈、低血圧、一過性の血圧上昇、頻脈、レイノー現象 |
|
消化器 |
悪心、嘔吐 |
虚血性大腸炎 |
|
眼 |
複視、眼振、視野狭窄、一過性の視力低下、暗点、ちらつき |
||
精神神経系 |
眠気、めまい、感覚障害(錯感覚、しびれなどの感覚鈍麻等) |
ジストニア、振戦 |
|
肝臓 |
肝機能障害 |
||
その他 |
*痛み(胸痛、乳房痛、咽喉頭痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、背部痛、頚部痛等)注)、倦怠感、脱力感 |
熱感注)、潮紅 |
圧迫感注)、ひっ迫感注)、重感注)、冷感注) |
13. 過量投与
-
13.1 処置
本剤の消失半減期は約2時間であり、少なくとも12時間、あるいは症状・徴候が持続する限り患者をモニターすること。[16.1.1 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 心筋梗塞の既往歴のある患者、虚血性心疾患又はその症状・兆候のある患者、異型狭心症(冠動脈攣縮)のある患者[不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれることがある]
- 2.3 脳血管障害や一過性脳虚血性発作の既往のある患者[脳血管障害や一過性脳虚血性発作があらわれることがある]
- 2.4 末梢血管障害を有する患者[症状を悪化させる可能性が考えられる]
- 2.5 コントロールされていない高血圧症の患者[一過性の血圧上昇を引き起こすことがある]
- 2.6 重篤な肝機能障害を有する患者[9.3.1 参照]
- 2.7 エルゴタミン、エルゴタミン誘導体含有製剤、あるいは他の5-HT1B/1D受容体作動薬を投与中の患者[10.1 参照]
- 2.8 モノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAO阻害剤)を投与中、あるいは投与中止2週間以内の患者[10.1 参照],[16.7.1 参照]
4. 効能又は効果
片頭痛
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 本剤は国際頭痛学会による片頭痛診断基準1) により「前兆のない片頭痛」あるいは「前兆のある片頭痛」と確定診断が行われた場合にのみ投与すること。特に次のような患者は、くも膜下出血等の脳血管障害や他の原因による頭痛の可能性があるので、本剤投与前に問診、診察、検査を十分に行い、頭痛の原因を確認してから投与すること。
- 5.2 家族性片麻痺性片頭痛、孤発性片麻痺性片頭痛、脳底型片頭痛あるいは眼筋麻痺性片頭痛の患者には投与しないこと。
6. 用法及び用量
通常、成人にはスマトリプタンとして1回50mgを片頭痛の頭痛発現時に経口投与する。
なお、効果が不十分な場合には、追加投与をすることができるが、前回の投与から2時間以上あけること。
また、50mgの経口投与で効果が不十分であった場合には、次回片頭痛発現時から100mgを経口投与することができる。
ただし、1日の総投与量を200mg以内とする。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 心血管系の疾患が認められない患者においても、重篤な心疾患が極めてまれに発生することがある。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]
- 8.2 片頭痛あるいは本剤投与により眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械操作に従事させないよう十分注意すること。
- 8.3 本剤を含むトリプタン系薬剤により、頭痛が悪化することがあるので、頭痛の改善を認めない場合には、「薬剤の使用過多による頭痛」1) の可能性を考慮し、投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 虚血性心疾患の可能性のある患者
例えば、以下のような患者では不整脈、狭心症、心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状があらわれるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.2 参照]
-
9.1.2 てんかん様発作の既往又は危険因子のある患者(脳炎等の脳疾患のある患者、痙攣の閾値を低下させる薬剤を使用している患者等)
てんかん様発作が発現したとの報告がある。[10.2 参照],[11.1.3 参照]
-
9.1.3 スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者
本剤はスルホンアミド基を有するため、交叉過敏症(皮膚の過敏症からアナフィラキシーまで)があらわれる可能性がある。[11.1.1 参照]
-
9.1.4 コントロールされている高血圧症患者
一過性の血圧上昇や末梢血管抵抗の上昇がみられたとの報告がある。
-
9.1.5 脳血管障害の可能性のある患者
脳血管障害があらわれるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
本剤は腎臓を介して排泄されるので、重篤な腎機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある。[16.5 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重篤な肝機能障害患者
投与しないこと。本剤は主に肝臓で代謝されるので、重篤な肝機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある。[2.6 参照]
-
9.3.2 肝機能障害患者(重篤な肝機能障害患者を除く)
中等度の肝機能障害患者に本剤を投与したとき、健康成人と比較して血中濃度が上昇した。[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
本剤投与後12時間は授乳しないことが望ましい。皮下投与後にヒト母乳中へ移行することが認められている2) (外国人データ)。
9.7 小児等
10歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。[17.3.1 参照]
9.8 高齢者
高い血中濃度が持続するおそれがある。本剤は主として肝臓で代謝され、腎臓で排泄されるが、高齢者では肝機能あるいは腎機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は、主としてMAO-Aで代謝される。[16.4 参照],[16.7.1 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
エルゴタミン エルゴタミン誘導体含有製剤 |
血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。 |
5-HT1B/1D受容体作動薬との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)を増強させる。 |
血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。 |
併用により相互に作用を増強させる。 |
|
MAO阻害剤 |
本剤の消失半減期(t1/2)が延長し、血中濃度−時間曲線下面積(AUC)が増加するおそれがあるので、MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止2週間以内の患者には本剤を投与しないこと。 |
MAO阻害剤により本剤の代謝が阻害され、本剤の作用が増強される可能性が考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢等)があらわれることがある。 |
セロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニン濃度を上昇させる。よって本剤との併用により、セロトニン作用が増強する可能性が考えられる。 |
|
痙攣の閾値を低下させる薬剤 |
てんかん様発作がおこることがある。 |
痙攣の閾値を低下させる可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 アナフィラキシーショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
-
11.1.2 虚血性心疾患様症状(1%未満)
不整脈、狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状があらわれることがある。本剤投与後に、胸痛、胸部圧迫感等の一過性の症状(強度で咽喉頭部に及ぶ場合がある)があらわれ、このような症状が虚血性心疾患によると思われる場合には、以後の投与を中止し、虚血性心疾患の有無を調べるための適切な検査を行うこと。[8.1 参照],[9.1.1 参照]
- 11.1.3 てんかん様発作(頻度不明)
- 11.1.4 薬剤の使用過多による頭痛(頻度不明)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
蕁麻疹、発疹等の皮膚症状 |
||
呼吸器 |
呼吸困難 |
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循環器 |
動悸 |
徐脈、低血圧、一過性の血圧上昇、頻脈、レイノー現象 |
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消化器 |
悪心、嘔吐 |
虚血性大腸炎 |
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眼 |
複視、眼振、視野狭窄、一過性の視力低下、暗点、ちらつき |
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精神神経系 |
眠気、めまい、感覚障害(錯感覚、しびれなどの感覚鈍麻等) |
ジストニア、振戦 |
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肝臓 |
肝機能障害 |
||
その他 |
*痛み(胸痛、乳房痛、咽喉頭痛、頭痛、筋肉痛、関節痛、背部痛、頚部痛等)注)、倦怠感、脱力感 |
熱感注)、潮紅 |
圧迫感注)、ひっ迫感注)、重感注)、冷感注) |
13. 過量投与
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13.1 処置
本剤の消失半減期は約2時間であり、少なくとも12時間、あるいは症状・徴候が持続する限り患者をモニターすること。[16.1.1 参照]