薬効分類名急性循環不全改善剤
一般的名称希釈型ドブタミン塩酸塩注射液
ドブタミン持続静注50mgシリンジ「テルモ」、ドブタミン持続静注150mgシリンジ「テルモ」、ドブタミン持続静注300mgシリンジ「テルモ」
Dobutamine Hydrochloride Continuous, Dobutamine Hydrochloride Continuous, Dobutamine Hydrochloride Continuous
製造販売元/テルモ株式会社
その他の副作用
併用注意
- β遮断剤
本剤の効果の減弱、末梢血管抵抗の上昇等が起こるおそれがある。
機序:本剤のβ受容体刺激作用が遮断され、α受容体刺激作用があらわれるおそれがある。
4. 効能又は効果
急性循環不全における心収縮力増強
6. 用法及び用量
通常、ドブタミンとして、1分間あたり1~5μg/kgを持続静注する。投与量は患者の病態に応じて、適宜増減し、必要ある場合には1分間あたり20μg/kgまで増量できる。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 参考として、体重あたりの投与量は以下のとおりである。
-
7.1.1 ドブタミン持続静注50mgシリンジ「テルモ」
体重
(kg)
ドブタミン投与量(μg/kg/min)
3
5
10
15
20
5
0.9
1.5
3.0
4.5
6.0
10
1.8
3.0
6.0
9.0
12.0
15
2.7
4.5
9.0
13.5
18.0
20
3.6
6.0
12.0
18.0
24.0
30
5.4
9.0
18.0
27.0
36.0
40
7.2
12.0
24.0
36.0
48.0
50
9.0
15.0
30.0
45.0
60.0
60
10.8
18.0
36.0
54.0
72.0
70
12.6
21.0
42.0
63.0
84.0
80
14.4
24.0
48.0
72.0
96.0
表内の数値は、1時間単位あたりの投与薬液量(mL/hr)である。
-
7.1.2 ドブタミン持続静注150mgシリンジ「テルモ」
体重
(kg)
ドブタミン投与量(μg/kg/min)
3
5
10
15
20
5
0.3
0.5
1.0
1.5
2.0
10
0.6
1.0
2.0
3.0
4.0
15
0.9
1.5
3.0
4.5
6.0
20
1.2
2.0
4.0
6.0
8.0
30
1.8
3.0
6.0
9.0
12.0
40
2.4
4.0
8.0
12.0
16.0
50
3.0
5.0
10.0
15.0
20.0
60
3.6
6.0
12.0
18.0
24.0
70
4.2
7.0
14.0
21.0
28.0
80
4.8
8.0
16.0
24.0
32.0
表内の数値は、1時間単位あたりの投与薬液量(mL/hr)である。
-
7.1.3 ドブタミン持続静注300mgシリンジ「テルモ」
体重
(kg)
ドブタミン投与量(μg/kg/min)
3
5
10
15
20
5
0.1
0.2
0.5
0.7
1.0
10
0.3
0.5
1.0
1.5
2.0
15
0.4
0.7
1.5
2.2
3.0
20
0.6
1.0
2.0
3.0
4.0
30
0.9
1.5
3.0
4.5
6.0
40
1.2
2.0
4.0
6.0
8.0
50
1.5
2.5
5.0
7.5
10.0
60
1.8
3.0
6.0
9.0
12.0
70
2.1
3.5
7.0
10.5
14.0
80
2.4
4.0
8.0
12.0
16.0
表内の数値は、1時間単位あたりの投与薬液量(mL/hr)である。
-
7.1.1 ドブタミン持続静注50mgシリンジ「テルモ」
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与前に、体液減少の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
- 8.2 本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図及び尿量、また可能な限り肺動脈楔入圧及び心拍出量等、患者の状態を観察しながら行うこと。
- 8.3 本剤は通常、末梢血管収縮作用を示さないので、過度の血圧低下を伴う急性循環不全患者においては、末梢血管収縮剤を投与するなど他の適切な処置を考慮すること。
- 8.4 本剤の投与中に過度の心拍数増加・収縮期血圧上昇のあらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、このような場合には、減量するなど適切な処置を行うこと。[13.2 参照]
- 8.5 72時間以上投与すると耐性がみられることがあり、増量の必要な場合がある。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 重篤な冠動脈疾患のある患者
複数の冠動脈主枝に高度の閉塞性変化のある患者では、本剤投与時の冠血流増加が少なく、心筋局所灌流が不均一になることがある。また、心収縮力及び心拍数を増す薬剤は、一般に、心筋虚血を強め心筋梗塞を拡大するおそれがあるとの報告がある。
-
9.1.2 高血圧症の患者
過度の昇圧を来すおそれがある。
-
9.1.3 高度の大動脈弁狭窄等、重篤な血流閉塞がある患者
本剤による改善がみられない可能性がある。
-
9.1.4 心房細動のある患者
本剤には房室伝導を促進する作用があるので、心房細動のある患者では心拍数を増加するおそれがある。
-
9.1.5 境界型糖尿病及び糖尿病の患者
本剤はブドウ糖を含んでいるので、境界型糖尿病及び糖尿病の患者の血糖コントロールを乱すおそれがある。他の希釈剤で希釈したドブタミン塩酸塩を使用する。
-
9.1.6 新生児・乳幼児、高齢者等の重篤な心疾患患者
水分摂取量が過剰にならないように十分注意して投与する。また、必要に応じ高濃度製剤の使用も考慮する。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に投与する場合には、観察を十分に行い、少量より慎重に開始すること。開心術後に心拍数が多い小児等に投与し、過度の頻拍を来したとの報告がある。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
14. 適用上の注意
14.1 全般的な注意
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 使用に際しては、ブリスター包装を開封口からゆっくり開け、外筒を持って取り出すこと。
- 14.2.2 押子(プランジャー)を時計回りに回転させ、押子接続用部品にしっかり接続すること。使用中に押子が外れた場合、サイフォニング(自然落下による急速注入)や逆流が起こるおそれがある。
- 14.2.3 押子や押子接続用部品が外れたり、ガスケットが変形し薬液が漏出したりするおそれがあるので、押子のみを持たないこと。
- 14.2.4 押子を反時計回りに回転させると接続にゆるみが生じ、ガスケットから押子接続部品とともに押子が外れるおそれがあるので、押子を反時計回りに回転させないこと。
- 14.2.5 筒先のキャップをゆっくり回転させながら外して、注入ラインを確実に接続すること。キャップを外した後は、筒先に触れないこと。
- 14.2.6 押子を引かないこと。
- 14.2.7 本剤の投与にあたっては、シリンジポンプを使用し、針をつけて直接投与しないこと。また、以下の点に注意すること。
- 14.2.8 他の薬剤を混注して投与しないこと。
- 14.2.9 血管外へ漏れた場合、注射部位を中心に発赤、腫脹又は壊死を起こすことがあるので慎重に投与すること。
14.3 薬剤投与後の注意
開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液はシリンジとともに速やかに廃棄すること。
4. 効能又は効果
急性循環不全における心収縮力増強
6. 用法及び用量
通常、ドブタミンとして、1分間あたり1~5μg/kgを持続静注する。投与量は患者の病態に応じて、適宜増減し、必要ある場合には1分間あたり20μg/kgまで増量できる。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 参考として、体重あたりの投与量は以下のとおりである。
-
7.1.1 ドブタミン持続静注50mgシリンジ「テルモ」
体重
(kg)
ドブタミン投与量(μg/kg/min)
3
5
10
15
20
5
0.9
1.5
3.0
4.5
6.0
10
1.8
3.0
6.0
9.0
12.0
15
2.7
4.5
9.0
13.5
18.0
20
3.6
6.0
12.0
18.0
24.0
30
5.4
9.0
18.0
27.0
36.0
40
7.2
12.0
24.0
36.0
48.0
50
9.0
15.0
30.0
45.0
60.0
60
10.8
18.0
36.0
54.0
72.0
70
12.6
21.0
42.0
63.0
84.0
80
14.4
24.0
48.0
72.0
96.0
表内の数値は、1時間単位あたりの投与薬液量(mL/hr)である。
-
7.1.2 ドブタミン持続静注150mgシリンジ「テルモ」
体重
(kg)
ドブタミン投与量(μg/kg/min)
3
5
10
15
20
5
0.3
0.5
1.0
1.5
2.0
10
0.6
1.0
2.0
3.0
4.0
15
0.9
1.5
3.0
4.5
6.0
20
1.2
2.0
4.0
6.0
8.0
30
1.8
3.0
6.0
9.0
12.0
40
2.4
4.0
8.0
12.0
16.0
50
3.0
5.0
10.0
15.0
20.0
60
3.6
6.0
12.0
18.0
24.0
70
4.2
7.0
14.0
21.0
28.0
80
4.8
8.0
16.0
24.0
32.0
表内の数値は、1時間単位あたりの投与薬液量(mL/hr)である。
-
7.1.3 ドブタミン持続静注300mgシリンジ「テルモ」
体重
(kg)
ドブタミン投与量(μg/kg/min)
3
5
10
15
20
5
0.1
0.2
0.5
0.7
1.0
10
0.3
0.5
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1.5
2.0
15
0.4
0.7
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2.2
3.0
20
0.6
1.0
2.0
3.0
4.0
30
0.9
1.5
3.0
4.5
6.0
40
1.2
2.0
4.0
6.0
8.0
50
1.5
2.5
5.0
7.5
10.0
60
1.8
3.0
6.0
9.0
12.0
70
2.1
3.5
7.0
10.5
14.0
80
2.4
4.0
8.0
12.0
16.0
表内の数値は、1時間単位あたりの投与薬液量(mL/hr)である。
-
7.1.1 ドブタミン持続静注50mgシリンジ「テルモ」
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与前に、体液減少の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
- 8.2 本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図及び尿量、また可能な限り肺動脈楔入圧及び心拍出量等、患者の状態を観察しながら行うこと。
- 8.3 本剤は通常、末梢血管収縮作用を示さないので、過度の血圧低下を伴う急性循環不全患者においては、末梢血管収縮剤を投与するなど他の適切な処置を考慮すること。
- 8.4 本剤の投与中に過度の心拍数増加・収縮期血圧上昇のあらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、このような場合には、減量するなど適切な処置を行うこと。[13.2 参照]
- 8.5 72時間以上投与すると耐性がみられることがあり、増量の必要な場合がある。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 重篤な冠動脈疾患のある患者
複数の冠動脈主枝に高度の閉塞性変化のある患者では、本剤投与時の冠血流増加が少なく、心筋局所灌流が不均一になることがある。また、心収縮力及び心拍数を増す薬剤は、一般に、心筋虚血を強め心筋梗塞を拡大するおそれがあるとの報告がある。
-
9.1.2 高血圧症の患者
過度の昇圧を来すおそれがある。
-
9.1.3 高度の大動脈弁狭窄等、重篤な血流閉塞がある患者
本剤による改善がみられない可能性がある。
-
9.1.4 心房細動のある患者
本剤には房室伝導を促進する作用があるので、心房細動のある患者では心拍数を増加するおそれがある。
-
9.1.5 境界型糖尿病及び糖尿病の患者
本剤はブドウ糖を含んでいるので、境界型糖尿病及び糖尿病の患者の血糖コントロールを乱すおそれがある。他の希釈剤で希釈したドブタミン塩酸塩を使用する。
-
9.1.6 新生児・乳幼児、高齢者等の重篤な心疾患患者
水分摂取量が過剰にならないように十分注意して投与する。また、必要に応じ高濃度製剤の使用も考慮する。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に投与する場合には、観察を十分に行い、少量より慎重に開始すること。開心術後に心拍数が多い小児等に投与し、過度の頻拍を来したとの報告がある。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
14. 適用上の注意
14.1 全般的な注意
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 使用に際しては、ブリスター包装を開封口からゆっくり開け、外筒を持って取り出すこと。
- 14.2.2 押子(プランジャー)を時計回りに回転させ、押子接続用部品にしっかり接続すること。使用中に押子が外れた場合、サイフォニング(自然落下による急速注入)や逆流が起こるおそれがある。
- 14.2.3 押子や押子接続用部品が外れたり、ガスケットが変形し薬液が漏出したりするおそれがあるので、押子のみを持たないこと。
- 14.2.4 押子を反時計回りに回転させると接続にゆるみが生じ、ガスケットから押子接続部品とともに押子が外れるおそれがあるので、押子を反時計回りに回転させないこと。
- 14.2.5 筒先のキャップをゆっくり回転させながら外して、注入ラインを確実に接続すること。キャップを外した後は、筒先に触れないこと。
- 14.2.6 押子を引かないこと。
- 14.2.7 本剤の投与にあたっては、シリンジポンプを使用し、針をつけて直接投与しないこと。また、以下の点に注意すること。
- 14.2.8 他の薬剤を混注して投与しないこと。
- 14.2.9 血管外へ漏れた場合、注射部位を中心に発赤、腫脹又は壊死を起こすことがあるので慎重に投与すること。
14.3 薬剤投与後の注意
開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液はシリンジとともに速やかに廃棄すること。