薬効分類名眼科用補体第5成分阻害薬/ポリエチレングリコール共役RNAアプタマー
一般的名称アバシンカプタド ペゴルナトリウム 硝子体内注射液
アイザベイ硝子体内注射液20mg/mL
あいざべいしょうしたいないちゅうしゃえき20mg/mL
izervay for intravitreal injection 20mg/mL
製造販売/アステラス製薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
4. 効能又は効果
萎縮型加齢黄斑変性における地図状萎縮の進行抑制
5. 効能又は効果に関連する注意
眼底自発蛍光検査や眼底三次元画像解析を用いて、投与開始時に加え投与中には定期的に地図状萎縮の中心窩への拡大の有無を評価した上で、治療上の有益性と危険性を十分に勘案し、本剤の投与の適否を慎重に判断すること。[15.1.1 参照]
6. 用法及び用量
アバシンカプタド ペゴルナトリウム2mg/0.1mL(リンカーを含むオリゴヌクレオチド部分として)を初回から12カ月までは1カ月に1回、硝子体内投与し、以降は2カ月に1回、硝子体内投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
臨床試験においては、両眼治療は行われていない。両眼に治療対象となる病変がある場合は、両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で本剤を投与すること。なお、初回治療における両眼同日投与は避け、片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行うこと。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 網膜疾患に関する専門知識を有し、硝子体内注射の投与手技に関する十分な知識・経験のある眼科医のみが本剤を投与すること。
- 8.2 硝子体内注射に際し使用される薬剤(消毒薬、麻酔薬、抗菌点眼薬及び散瞳薬等)への過敏症の既往歴について事前に十分な問診を行うこと。
-
8.3 硝子体内注射の際には、下記の点に注意しながら行うこと。
- 8.3.1 硝子体内注射は、無菌条件下で行うこと(手術用手指消毒を行い、滅菌手袋、ヨウ素系洗眼殺菌剤、滅菌ドレープ及び滅菌開瞼器等を使用すること)。
- 8.3.2 硝子体内注射前に、十分な麻酔と必要に応じて広域抗菌点眼薬の投与を行うこと。
- 8.3.3 添付の専用フィルター付き採液針は、硝子体内注射には絶対に使用しないこと。
- 8.3.4 過量投与を防ぐため、投与量が0.1mLであることを投与前に確認すること。
- 8.3.5 眼内炎、眼内炎症及び網膜剥離が生じることがある。本剤の硝子体内注射後、眼内炎、眼内炎症及び網膜剥離を示唆する症状(視力低下、眼痛、充血、羞明、霧視等)が認められた場合には、迅速かつ適切な治療のため直ちに連絡するよう患者に指導すること。[11.1.1 参照]
- 8.4 硝子体内注射により眼圧が一過性に上昇することがある。本剤の硝子体内注射前に、眼圧を確認すること。本剤の硝子体内注射後、眼圧及び視神経乳頭血流を適切に確認及び管理すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]
- 8.5 本剤の硝子体内注射後、新生血管型加齢黄斑変性又は脈絡膜血管新生が生じることがあるため、関連する症状や徴候の観察を十分に行い、必要に応じて適切な処置を行うこと。[11.1.1 参照]
- 8.6 本剤の硝子体内注射後、一時的に視覚障害や霧視があらわれることがあるため、視機能が十分回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 眼障害
眼内炎(0.3%)、眼圧上昇(11.0%)、脈絡膜血管新生(2.4%)、裂孔原性網膜剥離(頻度不明)等があらわれることがある。[8.3.5 参照],[8.4 参照],[8.5 参照],[9.1.1 参照],[13.1 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
|
|---|---|---|---|
眼障害 |
結膜出血、結膜充血、眼痛 |
点状角膜炎、眼刺激、硝子体浮遊物、霧視、結膜浮腫、一過性失明、流涙増加、ドライアイ |
角膜びらん、眼そう痒症、眼の異物感、視力障害、硝子体剥離、黒内障、結膜溢血、結膜弛緩症、角膜上皮欠損、角膜浮腫、角膜混濁、網膜上膜、眼瞼刺激、眼部不快感、高眼圧症、視神経乳頭血管障害、光視症、網膜動脈閉塞、網膜出血、一過性視力低下、硝子体障害、硝子体出血 |
感染症及び寄生虫症 |
結膜炎 |
||
傷害、中毒及び処置合併症 |
角膜擦過傷 |
挫傷、眼外傷、眼内注射合併症 |
|
神経系障害 |
頭痛 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
臨床試験において、一過性の眼圧上昇が報告されている。投与容量の増加に伴い眼圧が上昇することがある。[8.4 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
-
13.2 処置
眼圧を測定し、必要に応じて適切な処置を行うこと。
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
-
15.1.1 海外第Ⅲ相試験(GATHER 2試験)において、GAの中心窩への拡大注1)の有無別での持続性視力喪失(2回以上の連続した来院における15文字以上の最高矯正視力の低下と定義)のイベント発生割合及びシャム群に対するハザード比は表のとおりであり、GAの中心窩への拡大が認められた被験者では、持続性視力喪失のハザード比の点推定値において、本剤群とシャム群の間に差は認められなかった。[5 参照]
表 GAの中心窩への拡大の有無別での持続性視力喪失のイベント発生割合及びシャム群に対するハザード比1) 評価時点
GAの中心窩への拡大注1)
治療群
イベント発生割合注2)
ハザード比[95%CI]注3)
6カ月
なし
シャム群
6/191(3.1)
―
本剤群
1/178(0.6)
0.18[0.02, 1.48]
あり
シャム群
0/9(0.0)
―
本剤群
1/13(7.7)
>1注4)
12カ月
なし
シャム群
12/174(6.9)
―
本剤群
1/147(0.7)
0.10[0.01, 0.74]
あり
シャム群
2/16(12.5)
―
本剤群
4/31(12.9)
0.98[0.18, 5.37]
18カ月
なし
シャム群
12/154(7.8)
―
本剤群
9/138(6.5)
0.83[0.35, 1.97]
あり
シャム群
10/28(35.7)
―
本剤群
9/24(37.5)
0.89[0.36, 2.19]
24カ月
なし
シャム群
16/129(12.4)
―
本剤群
11/122(9.0)
0.72[0.33, 1.54]
あり
シャム群
13/46(28.3)
―
本剤群
16/37(43.2)
1.60[0.77, 3.33]
―:該当なし
注1)各評価時点において、眼底自発蛍光及び眼底三次元画像解析でGAの中心窩の中心点への拡大が認められた場合、ありと定義した。なお、治験中止等により画像データが欠測した場合、及び取得された画像では中心窩への拡大が判定できなかった場合、当該症例は判定不能と判断された。6、12、18及び24カ月時点のそれぞれの判定不能例数は、シャム群が22、32、40及び47例、本剤群が34、47、63及び66例であった。
注2)該当例数/評価例数(%)
注3)本剤群/シャム群
注4)本剤群で1イベント、シャム群でイベントなし。
4. 効能又は効果
萎縮型加齢黄斑変性における地図状萎縮の進行抑制
5. 効能又は効果に関連する注意
眼底自発蛍光検査や眼底三次元画像解析を用いて、投与開始時に加え投与中には定期的に地図状萎縮の中心窩への拡大の有無を評価した上で、治療上の有益性と危険性を十分に勘案し、本剤の投与の適否を慎重に判断すること。[15.1.1 参照]
6. 用法及び用量
アバシンカプタド ペゴルナトリウム2mg/0.1mL(リンカーを含むオリゴヌクレオチド部分として)を初回から12カ月までは1カ月に1回、硝子体内投与し、以降は2カ月に1回、硝子体内投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
臨床試験においては、両眼治療は行われていない。両眼に治療対象となる病変がある場合は、両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で本剤を投与すること。なお、初回治療における両眼同日投与は避け、片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行うこと。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 網膜疾患に関する専門知識を有し、硝子体内注射の投与手技に関する十分な知識・経験のある眼科医のみが本剤を投与すること。
- 8.2 硝子体内注射に際し使用される薬剤(消毒薬、麻酔薬、抗菌点眼薬及び散瞳薬等)への過敏症の既往歴について事前に十分な問診を行うこと。
-
8.3 硝子体内注射の際には、下記の点に注意しながら行うこと。
- 8.3.1 硝子体内注射は、無菌条件下で行うこと(手術用手指消毒を行い、滅菌手袋、ヨウ素系洗眼殺菌剤、滅菌ドレープ及び滅菌開瞼器等を使用すること)。
- 8.3.2 硝子体内注射前に、十分な麻酔と必要に応じて広域抗菌点眼薬の投与を行うこと。
- 8.3.3 添付の専用フィルター付き採液針は、硝子体内注射には絶対に使用しないこと。
- 8.3.4 過量投与を防ぐため、投与量が0.1mLであることを投与前に確認すること。
- 8.3.5 眼内炎、眼内炎症及び網膜剥離が生じることがある。本剤の硝子体内注射後、眼内炎、眼内炎症及び網膜剥離を示唆する症状(視力低下、眼痛、充血、羞明、霧視等)が認められた場合には、迅速かつ適切な治療のため直ちに連絡するよう患者に指導すること。[11.1.1 参照]
- 8.4 硝子体内注射により眼圧が一過性に上昇することがある。本剤の硝子体内注射前に、眼圧を確認すること。本剤の硝子体内注射後、眼圧及び視神経乳頭血流を適切に確認及び管理すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[13.1 参照]
- 8.5 本剤の硝子体内注射後、新生血管型加齢黄斑変性又は脈絡膜血管新生が生じることがあるため、関連する症状や徴候の観察を十分に行い、必要に応じて適切な処置を行うこと。[11.1.1 参照]
- 8.6 本剤の硝子体内注射後、一時的に視覚障害や霧視があらわれることがあるため、視機能が十分回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 眼障害
眼内炎(0.3%)、眼圧上昇(11.0%)、脈絡膜血管新生(2.4%)、裂孔原性網膜剥離(頻度不明)等があらわれることがある。[8.3.5 参照],[8.4 参照],[8.5 参照],[9.1.1 参照],[13.1 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
|
|---|---|---|---|
眼障害 |
結膜出血、結膜充血、眼痛 |
点状角膜炎、眼刺激、硝子体浮遊物、霧視、結膜浮腫、一過性失明、流涙増加、ドライアイ |
角膜びらん、眼そう痒症、眼の異物感、視力障害、硝子体剥離、黒内障、結膜溢血、結膜弛緩症、角膜上皮欠損、角膜浮腫、角膜混濁、網膜上膜、眼瞼刺激、眼部不快感、高眼圧症、視神経乳頭血管障害、光視症、網膜動脈閉塞、網膜出血、一過性視力低下、硝子体障害、硝子体出血 |
感染症及び寄生虫症 |
結膜炎 |
||
傷害、中毒及び処置合併症 |
角膜擦過傷 |
挫傷、眼外傷、眼内注射合併症 |
|
神経系障害 |
頭痛 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
臨床試験において、一過性の眼圧上昇が報告されている。投与容量の増加に伴い眼圧が上昇することがある。[8.4 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
-
13.2 処置
眼圧を測定し、必要に応じて適切な処置を行うこと。
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
-
15.1.1 海外第Ⅲ相試験(GATHER 2試験)において、GAの中心窩への拡大注1)の有無別での持続性視力喪失(2回以上の連続した来院における15文字以上の最高矯正視力の低下と定義)のイベント発生割合及びシャム群に対するハザード比は表のとおりであり、GAの中心窩への拡大が認められた被験者では、持続性視力喪失のハザード比の点推定値において、本剤群とシャム群の間に差は認められなかった。[5 参照]
表 GAの中心窩への拡大の有無別での持続性視力喪失のイベント発生割合及びシャム群に対するハザード比1) 評価時点
GAの中心窩への拡大注1)
治療群
イベント発生割合注2)
ハザード比[95%CI]注3)
6カ月
なし
シャム群
6/191(3.1)
―
本剤群
1/178(0.6)
0.18[0.02, 1.48]
あり
シャム群
0/9(0.0)
―
本剤群
1/13(7.7)
>1注4)
12カ月
なし
シャム群
12/174(6.9)
―
本剤群
1/147(0.7)
0.10[0.01, 0.74]
あり
シャム群
2/16(12.5)
―
本剤群
4/31(12.9)
0.98[0.18, 5.37]
18カ月
なし
シャム群
12/154(7.8)
―
本剤群
9/138(6.5)
0.83[0.35, 1.97]
あり
シャム群
10/28(35.7)
―
本剤群
9/24(37.5)
0.89[0.36, 2.19]
24カ月
なし
シャム群
16/129(12.4)
―
本剤群
11/122(9.0)
0.72[0.33, 1.54]
あり
シャム群
13/46(28.3)
―
本剤群
16/37(43.2)
1.60[0.77, 3.33]
―:該当なし
注1)各評価時点において、眼底自発蛍光及び眼底三次元画像解析でGAの中心窩の中心点への拡大が認められた場合、ありと定義した。なお、治験中止等により画像データが欠測した場合、及び取得された画像では中心窩への拡大が判定できなかった場合、当該症例は判定不能と判断された。6、12、18及び24カ月時点のそれぞれの判定不能例数は、シャム群が22、32、40及び47例、本剤群が34、47、63及び66例であった。
注2)該当例数/評価例数(%)
注3)本剤群/シャム群
注4)本剤群で1イベント、シャム群でイベントなし。