薬効分類名オレキシン受容体拮抗薬
不眠症治療薬

一般的名称ボルノレキサント水和物製剤

ボルズィ錠2.5mg、ボルズィ錠5mg、ボルズィ錠10mg

ぼるずぃじょう2.5mg、ぼるずぃじょう5mg、ぼるずぃじょう10mg

Vorzzz tablets 2.5mg, Vorzzz tablets 5mg, Vorzzz tablets 10mg

製造販売/大正製薬株式会社、販売/Meiji Seika ファルマ株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等

その他の副作用

部位
頻度
副作用
全身・局所・適用部位
1%未満
脳・神経
1%未満
脳・神経
3%以上
脳・神経
1%未満
その他
1~3%未満

併用注意

薬剤名等

中程度のCYP3A阻害作用を有する薬剤

  • フルコナゾール
  • エリスロマイシン
  • ベラパミル塩酸塩等

[7.4 参照],[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の作用を増強させるおそれがある。

機序・危険因子

これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

薬剤名等

グレープフルーツジュース

臨床症状・措置方法

本剤の作用を増強させるおそれがある。

機序・危険因子

グレープフルーツジュースの成分により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

薬剤名等

CYP3A誘導作用を有する薬剤

  • リファンピシン
  • カルバマゼピン
  • フェニトイン等

[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の作用を減弱させるおそれがある。

機序・危険因子

これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ボルノレキサントの代謝が促進され、ボルノレキサントの血漿中濃度が低下するおそれがある。

薬剤名等

中枢神経抑制剤

  • フェノチアジン誘導体
  • バルビツール酸誘導体等
臨床症状・措置方法

中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがある。

機序・危険因子

本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

薬剤名等

アルコール(飲酒)

臨床症状・措置方法

精神運動機能の相加的な低下を生じる可能性がある。本剤を服用時に飲酒は避けさせること。

機序・危険因子

本剤及びアルコールは中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[9.3.1 参照],[16.6.1 参照]
  3. 2.3 イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、クラリスロマイシン、リトナビル含有製剤、エンシトレルビル フマル酸、コビシスタット含有製剤、セリチニブを投与中の患者[10.1 参照],[16.7.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ボルズィ錠2.5mg

有効成分 ボルノレキサント水和物   1錠中ボルノレキサントとして2.5mg
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
ボルズィ錠5mg

有効成分 ボルノレキサント水和物   1錠中ボルノレキサントとして5mg
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
ボルズィ錠10mg

有効成分 ボルノレキサント水和物   1錠中ボルノレキサントとして10mg
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

ボルズィ錠2.5mg

剤形 素錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約5.5mm
厚さ 約2.7mm
質量 約70mg
識別コード T1
ボルズィ錠5mg

剤形 割線入素錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約7mm
厚さ 約3.3mm
質量 約140mg
識別コード T2
ボルズィ錠10mg

剤形 素錠
色調 微黄色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約7mm
厚さ 約3.3mm
質量 約140mg
識別コード T3

4. 効能又は効果

不眠症

6. 用法及び用量

通常、成人にはボルノレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 通常用量を超えて増量する場合には、傾眠等の副作用が増加することがあるので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与することとし、症状の改善に伴って減量に努めること。
  2. 7.2 本剤は就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中で一時的に起床して仕事等で活動する可能性があるときは服用させないこと。
  3. 7.3 入眠効果の発現が遅れるおそれがあるため、本剤は食事と同時又は食直後の服用は避けること。[16.2.1 参照]
  4. 7.4 中程度のCYP3A阻害作用を有する薬剤と併用する場合は、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強するおそれがあるため、1日1回2.5mgとすること。[10.2 参照],[16.7.2 参照]
  5. 7.5 中等度肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)では、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強するおそれがあるため、1日1回2.5mgとすること。[9.3.2 参照],[16.6.1 参照]
  6. 7.6 他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 不眠症あるいは本剤の影響により、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがある。「17. 臨床成績」の項を熟知し、患者の状態を十分に把握した上で、自動車の運転等の危険を伴う機械を操作することの適否を慎重に判断し、危険を伴う作業等を行う場合には十分な注意が必要であることを適切に患者に指導すること。また、眠気等があらわれた場合には、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事しないよう、患者に指導すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.3.1 参照],[17.3.2 参照]
  2. 8.2 症状が改善した場合は、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 ナルコレプシー又はカタプレキシーのある患者

    症状を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 脳に器質的障害のある患者

    本剤の作用が強くあらわれるおそれがある。

  3. 9.1.3 呼吸機能障害のある患者(軽度の閉塞性睡眠時無呼吸患者を除く)

    これらの患者を対象とした臨床試験は実施していない。[17.3.3 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

    投与しないこと。ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。重度の肝機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施していない。[2.2 参照]

  2. 9.3.2 軽度及び中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類A及びB)のある患者

    ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。[7.5 参照],[16.6.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

  • ボルノレキサントは主にCYP3A4によって代謝される。[16.4 参照]

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

イトラコナゾール

  • (イトリゾール)

ポサコナゾール

  • (ノクサフィル)

ボリコナゾール

  • (ブイフェンド)

クラリスロマイシン

  • (クラリス)
    (クラリシッド)

リトナビル含有製剤

  • (ノービア)
    (カレトラ)
    (パキロビッド)

エンシトレルビル フマル酸

  • (ゾコーバ)

コビシスタット含有製剤

  • (ゲンボイヤ)
    (シムツーザ)
    (プレジコビックス)

セリチニブ

  • (ジカディア)

                  [2.3 参照],[16.7.1 参照]

本剤の作用を著しく増強させるおそれがある。

                  
これらの薬剤の強いCYP3A阻害作用により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇するおそれがある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

中程度のCYP3A阻害作用を有する薬剤

  • フルコナゾール
  • エリスロマイシン
  • ベラパミル塩酸塩等

                  [7.4 参照],[16.7.2 参照]

本剤の作用を増強させるおそれがある。

これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

グレープフルーツジュース

本剤の作用を増強させるおそれがある。

グレープフルーツジュースの成分により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

CYP3A誘導作用を有する薬剤

  • リファンピシン
  • カルバマゼピン
  • フェニトイン等

                  [16.7.2 参照]                 

本剤の作用を減弱させるおそれがある。

これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ボルノレキサントの代謝が促進され、ボルノレキサントの血漿中濃度が低下するおそれがある。

中枢神経抑制剤

  • フェノチアジン誘導体
  • バルビツール酸誘導体等

中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがある。

本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

アルコール(飲酒)

精神運動機能の相加的な低下を生じる可能性がある。本剤を服用時に飲酒は避けさせること。

本剤及びアルコールは中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

3%以上

1~3%未満

1%未満

一般・全身障害および投与部位の状態

倦怠感

臨床検査

血中乳酸脱水素酵素増加

神経系障害

傾眠

浮動性めまい
睡眠時麻痺

精神障害

悪夢

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 ラット2年間がん原性試験において臨床曝露量の33倍に相当する用量を投与した雄で膵島細胞腫の増加が認められた。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[9.3.1 参照],[16.6.1 参照]
  3. 2.3 イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、クラリスロマイシン、リトナビル含有製剤、エンシトレルビル フマル酸、コビシスタット含有製剤、セリチニブを投与中の患者[10.1 参照],[16.7.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ボルズィ錠2.5mg

有効成分 ボルノレキサント水和物   1錠中ボルノレキサントとして2.5mg
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
ボルズィ錠5mg

有効成分 ボルノレキサント水和物   1錠中ボルノレキサントとして5mg
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム
ボルズィ錠10mg

有効成分 ボルノレキサント水和物   1錠中ボルノレキサントとして10mg
添加剤 乳糖水和物、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

ボルズィ錠2.5mg

剤形 素錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約5.5mm
厚さ 約2.7mm
質量 約70mg
識別コード T1
ボルズィ錠5mg

剤形 割線入素錠
色調 白色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約7mm
厚さ 約3.3mm
質量 約140mg
識別コード T2
ボルズィ錠10mg

剤形 素錠
色調 微黄色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約7mm
厚さ 約3.3mm
質量 約140mg
識別コード T3

4. 効能又は効果

不眠症

6. 用法及び用量

通常、成人にはボルノレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 通常用量を超えて増量する場合には、傾眠等の副作用が増加することがあるので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与することとし、症状の改善に伴って減量に努めること。
  2. 7.2 本剤は就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中で一時的に起床して仕事等で活動する可能性があるときは服用させないこと。
  3. 7.3 入眠効果の発現が遅れるおそれがあるため、本剤は食事と同時又は食直後の服用は避けること。[16.2.1 参照]
  4. 7.4 中程度のCYP3A阻害作用を有する薬剤と併用する場合は、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強するおそれがあるため、1日1回2.5mgとすること。[10.2 参照],[16.7.2 参照]
  5. 7.5 中等度肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)では、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強するおそれがあるため、1日1回2.5mgとすること。[9.3.2 参照],[16.6.1 参照]
  6. 7.6 他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 不眠症あるいは本剤の影響により、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがある。「17. 臨床成績」の項を熟知し、患者の状態を十分に把握した上で、自動車の運転等の危険を伴う機械を操作することの適否を慎重に判断し、危険を伴う作業等を行う場合には十分な注意が必要であることを適切に患者に指導すること。また、眠気等があらわれた場合には、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事しないよう、患者に指導すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.3.1 参照],[17.3.2 参照]
  2. 8.2 症状が改善した場合は、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 ナルコレプシー又はカタプレキシーのある患者

    症状を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 脳に器質的障害のある患者

    本剤の作用が強くあらわれるおそれがある。

  3. 9.1.3 呼吸機能障害のある患者(軽度の閉塞性睡眠時無呼吸患者を除く)

    これらの患者を対象とした臨床試験は実施していない。[17.3.3 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

    投与しないこと。ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。重度の肝機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施していない。[2.2 参照]

  2. 9.3.2 軽度及び中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類A及びB)のある患者

    ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。[7.5 参照],[16.6.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

  • ボルノレキサントは主にCYP3A4によって代謝される。[16.4 参照]

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

イトラコナゾール

  • (イトリゾール)

ポサコナゾール

  • (ノクサフィル)

ボリコナゾール

  • (ブイフェンド)

クラリスロマイシン

  • (クラリス)
    (クラリシッド)

リトナビル含有製剤

  • (ノービア)
    (カレトラ)
    (パキロビッド)

エンシトレルビル フマル酸

  • (ゾコーバ)

コビシスタット含有製剤

  • (ゲンボイヤ)
    (シムツーザ)
    (プレジコビックス)

セリチニブ

  • (ジカディア)

                  [2.3 参照],[16.7.1 参照]

本剤の作用を著しく増強させるおそれがある。

                  
これらの薬剤の強いCYP3A阻害作用により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇するおそれがある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

中程度のCYP3A阻害作用を有する薬剤

  • フルコナゾール
  • エリスロマイシン
  • ベラパミル塩酸塩等

                  [7.4 参照],[16.7.2 参照]

本剤の作用を増強させるおそれがある。

これらの薬剤のCYP3A阻害作用により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

グレープフルーツジュース

本剤の作用を増強させるおそれがある。

グレープフルーツジュースの成分により、ボルノレキサントの代謝が阻害され、ボルノレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。

CYP3A誘導作用を有する薬剤

  • リファンピシン
  • カルバマゼピン
  • フェニトイン等

                  [16.7.2 参照]                 

本剤の作用を減弱させるおそれがある。

これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ボルノレキサントの代謝が促進され、ボルノレキサントの血漿中濃度が低下するおそれがある。

中枢神経抑制剤

  • フェノチアジン誘導体
  • バルビツール酸誘導体等

中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがある。

本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

アルコール(飲酒)

精神運動機能の相加的な低下を生じる可能性がある。本剤を服用時に飲酒は避けさせること。

本剤及びアルコールは中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

3%以上

1~3%未満

1%未満

一般・全身障害および投与部位の状態

倦怠感

臨床検査

血中乳酸脱水素酵素増加

神経系障害

傾眠

浮動性めまい
睡眠時麻痺

精神障害

悪夢

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 ラット2年間がん原性試験において臨床曝露量の33倍に相当する用量を投与した雄で膵島細胞腫の増加が認められた。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87119
ブランドコード
1190034F1022, 1190034F2029, 1190034F3025
承認番号
30700AMX00199000, 30700AMX00200000, 30700AMX00201000
販売開始年月
2025-11, 2025-11, 2025-11
貯法
室温保存、室温保存、室温保存
有効期間
36箇月、36箇月、36箇月
規制区分
9, 12, 9, 12, 9, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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