薬効分類名脊髄性筋萎縮症治療剤
一般的名称リスジプラム製剤
エブリスディドライシロップ60mg、エブリスディ錠5mg
えぶりすでぃどらいしろっぷ60mg、えぶりすでぃじょう5mg
EVRYSDI Dry Syrup, EVRYSDI Tablets
製造販売元/中外製薬株式会社
その他の副作用
4. 効能又は効果
脊髄性筋萎縮症
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 遺伝子検査により、SMN1遺伝子の欠失又は変異を有し、SMN2遺伝子のコピー数が1以上であることが確認された患者に投与すること。
- 5.2 SMN2遺伝子のコピー数が1の患者及び5以上の患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与を開始し、患者の状態を慎重に観察すること。
- 5.3 SMN2遺伝子のコピー数が4以上の臨床所見が発現する前の患者については、無治療経過観察の選択肢についても十分検討し、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与の必要性を判断すること。
- 5.4 永続的な人工呼吸が導入された患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、定期的に有効性を評価し投与継続の可否を判断すること。効果が認められない場合には投与を中止すること。
- 5.5 早産児に対する有効性及び安全性は確立していない。Ⅰ型脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後2カ月以上の正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。遺伝子検査により発症が予測される脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後6週までの正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。[9.7.1 参照],[9.7.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者
リスジプラムの血中濃度が上昇するおそれがある。当該患者は臨床試験では除外されている。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
-
9.4.1 妊娠可能な女性
本剤投与開始前に妊娠していないことを確認すること。妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後少なくとも1カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。動物実験で胚胎児毒性が報告されている1) 。[9.5 参照]
-
9.4.2 パートナーが妊娠する可能性のある男性
パートナーの妊娠を希望する場合は休薬すること。本剤投与中及び最終投与後又は休薬後の少なくとも4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。動物実験(ラット及びカニクイザル)で雄の生殖器官における可逆的な所見(精子の変性、精子数の減少、精子の運動能力の低下)が報告されている2) ,3) 。また、遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められている4) 。[15.2.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。妊婦に対して本剤を投与する必要がある場合には、胎児に対する潜在的なリスクについて明確に説明すること。動物実験において胎盤通過性(ラット)が認められ5) 、臨床用量の3倍を超える曝露量で妊娠期間延長(ラット)、臨床用量の5倍を超える曝露量で胎児重量低値及び骨格変異(ラット)、臨床用量の18倍を超える曝露量で胎児形態異常(水頭症)及び内臓変異(ウサギ)が認められている。なお、ウサギにおける水頭症は、予備試験では臨床用量の3倍を超える曝露量で認められている1) 。[9.4.1 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている6) 。
9.7 小児等
- 9.7.1 早産児を対象とした臨床試験は実施していない。[5.5 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]
- 9.7.2 早産児では血中濃度が上昇するおそれがある。ヒト肝ミクロソームを用いた試験において、年齢区分ごとのCYP3A4及びFMO3活性、並びにリスジプラムの代謝能は0~6カ月児由来のミクロソームで最も低く、6カ月~2歳児で増加し、2~6歳児ではさらに増加を示した。[5.5 参照]
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 カニクイザル慢性毒性試験において、臨床用量の2倍を超える曝露量で非可逆的な網膜視細胞変性が認められた2) 。
- 15.2.2 遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められたが、遺伝子突然変異誘発性及びDNA傷害性は認められなかった4) 。[9.4.2 参照]
- 15.2.3 rasH2トランスジェニックマウスにおいて、臨床用量の7倍を超える曝露量で発がん性は認められなかった7) 。ラットにおいては、2年間がん原性試験において臨床曝露量の4倍に相当する用量を投与した群で包皮腺及び陰核腺(いずれもヒトにおいて該当する器官は存在しない)に悪性腫瘍が認められたが、他の皮脂腺又は重層扁平上皮で構成される組織・器官には、腫瘍は認められなかった。なお、14C標識リスジプラムを単回経口投与した白色ラットの分布試験において、投与後2時間での包皮腺及び陰核腺における組織中放射能濃度は、血漿中放射能濃度のそれぞれ約30倍及び約50倍であった8) 。
4. 効能又は効果
脊髄性筋萎縮症
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 遺伝子検査により、SMN1遺伝子の欠失又は変異を有し、SMN2遺伝子のコピー数が1以上であることが確認された患者に投与すること。
- 5.2 SMN2遺伝子のコピー数が1の患者及び5以上の患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与を開始し、患者の状態を慎重に観察すること。
- 5.3 SMN2遺伝子のコピー数が4以上の臨床所見が発現する前の患者については、無治療経過観察の選択肢についても十分検討し、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与の必要性を判断すること。
- 5.4 永続的な人工呼吸が導入された患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、定期的に有効性を評価し投与継続の可否を判断すること。効果が認められない場合には投与を中止すること。
- 5.5 早産児に対する有効性及び安全性は確立していない。Ⅰ型脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後2カ月以上の正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。遺伝子検査により発症が予測される脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後6週までの正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。[9.7.1 参照],[9.7.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者
リスジプラムの血中濃度が上昇するおそれがある。当該患者は臨床試験では除外されている。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
-
9.4.1 妊娠可能な女性
本剤投与開始前に妊娠していないことを確認すること。妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後少なくとも1カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。動物実験で胚胎児毒性が報告されている1) 。[9.5 参照]
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9.4.2 パートナーが妊娠する可能性のある男性
パートナーの妊娠を希望する場合は休薬すること。本剤投与中及び最終投与後又は休薬後の少なくとも4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。動物実験(ラット及びカニクイザル)で雄の生殖器官における可逆的な所見(精子の変性、精子数の減少、精子の運動能力の低下)が報告されている2) ,3) 。また、遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められている4) 。[15.2.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。妊婦に対して本剤を投与する必要がある場合には、胎児に対する潜在的なリスクについて明確に説明すること。動物実験において胎盤通過性(ラット)が認められ5) 、臨床用量の3倍を超える曝露量で妊娠期間延長(ラット)、臨床用量の5倍を超える曝露量で胎児重量低値及び骨格変異(ラット)、臨床用量の18倍を超える曝露量で胎児形態異常(水頭症)及び内臓変異(ウサギ)が認められている。なお、ウサギにおける水頭症は、予備試験では臨床用量の3倍を超える曝露量で認められている1) 。[9.4.1 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている6) 。
9.7 小児等
- 9.7.1 早産児を対象とした臨床試験は実施していない。[5.5 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]
- 9.7.2 早産児では血中濃度が上昇するおそれがある。ヒト肝ミクロソームを用いた試験において、年齢区分ごとのCYP3A4及びFMO3活性、並びにリスジプラムの代謝能は0~6カ月児由来のミクロソームで最も低く、6カ月~2歳児で増加し、2~6歳児ではさらに増加を示した。[5.5 参照]
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 カニクイザル慢性毒性試験において、臨床用量の2倍を超える曝露量で非可逆的な網膜視細胞変性が認められた2) 。
- 15.2.2 遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められたが、遺伝子突然変異誘発性及びDNA傷害性は認められなかった4) 。[9.4.2 参照]
- 15.2.3 rasH2トランスジェニックマウスにおいて、臨床用量の7倍を超える曝露量で発がん性は認められなかった7) 。ラットにおいては、2年間がん原性試験において臨床曝露量の4倍に相当する用量を投与した群で包皮腺及び陰核腺(いずれもヒトにおいて該当する器官は存在しない)に悪性腫瘍が認められたが、他の皮脂腺又は重層扁平上皮で構成される組織・器官には、腫瘍は認められなかった。なお、14C標識リスジプラムを単回経口投与した白色ラットの分布試験において、投与後2時間での包皮腺及び陰核腺における組織中放射能濃度は、血漿中放射能濃度のそれぞれ約30倍及び約50倍であった8) 。