薬効分類名不眠症治療薬

一般的名称レンボレキサント製剤

デエビゴ錠2.5mg、デエビゴ錠5mg、デエビゴ錠10mg

でえびごじょう、でえびごじょう、でえびごじょう

Dayvigo Tablets, Dayvigo Tablets, Dayvigo Tablets

製造販売元/エーザイ株式会社

第4版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
3%以上
傾眠(10.7%)頭痛(4.2%)
脳・神経
1~3%未満
脳・神経
1%未満
脳・神経
1~3%未満
脳・神経
1%未満
幻覚錯乱状態
脳・神経
頻度不明
心臓・血管
1%未満
胃腸・消化器系
1~3%未満
胃腸・消化器系
1%未満
肝臓まわり
1%未満
肝臓まわり
頻度不明
感覚器
1%未満
感覚器
頻度不明
その他
3%以上
倦怠感(3.1%)
その他
1~3%未満

併用注意

薬剤名等

CYP3Aを阻害する薬剤

  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • エリスロマイシン
  • フルコナゾール
  • ベラパミル等

[7.4 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の作用を増強させるおそれがある。

機序・危険因子

レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを阻害し、レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。

薬剤名等

CYP3Aを誘導する薬剤

  • リファンピシン
  • フェニトイン等

[16.7.3 参照]

臨床症状・措置方法

本剤の作用を減弱させるおそれがある。

機序・危険因子

レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを誘導し、レンボレキサントの血漿中濃度を低下させるおそれがある。リファンピシンとの併用により、レンボレキサントのCmax及びAUC(0-inf)はそれぞれ92%及び97%減少した。

薬剤名等

中枢神経抑制剤

  • フェノチアジン誘導体
  • バルビツール酸誘導体等
臨床症状・措置方法

中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがあるため、慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

薬剤名等

アルコール

(飲酒)

[16.7.5 参照]

臨床症状・措置方法

精神運動機能の相加的な低下を生じる可能性がある。本剤服用時には、飲酒を避けさせること。

機序・危険因子

アルコールとの併用によりレンボレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。また、アルコールが中枢神経抑制作用を示すため、本剤との相加作用が考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度の肝機能障害のある患者
    [レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。][9.3.1 参照],[16.6.2 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

デエビゴ錠2.5mg

有効成分 1錠中
レンボレキサント   2.5mg
添加剤 酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000
デエビゴ錠5mg

有効成分 1錠中
レンボレキサント   5mg
添加剤 黄色三二酸化鉄、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000
デエビゴ錠10mg

有効成分 1錠中
レンボレキサント   10mg
添加剤 黄色三二酸化鉄、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000

3.2 製剤の性状

デエビゴ錠2.5mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 淡赤色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.1mm
厚さ 3.3mm
質量 127mg
識別コード LЄM
2.5
デエビゴ錠5mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 微黄色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.1mm
厚さ 3.3mm
質量 127mg
識別コード LЄM
5
デエビゴ錠10mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 橙色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.1mm
厚さ 3.3mm
質量 127mg
識別コード LЄM
10

4. 効能又は効果

不眠症

6. 用法及び用量

通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 効果不十分により、やむを得ず通常用量を超えて増量する場合には、1日1回10mgまでとすること。なお、通常用量を超えて増量する場合には、傾眠等の副作用が増加することがあるので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与することとし、症状の改善に伴って減量に努めること。
  2. 7.2 本剤は就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中で一時的に起床して仕事等で活動する可能性があるときは服用させないこと。
  3. 7.3 入眠効果の発現が遅れるおそれがあるため、本剤の食事と同時又は食直後の服用は避けること。
    食後投与では、空腹時投与に比べ、投与直後のレンボレキサントの血漿中濃度が低下することがある。[16.2.1 参照]
  4. 7.4 CYP3Aを阻害する薬剤との併用により、レンボレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強されるおそれがある。CYP3Aを中程度又は強力に阻害する薬剤(フルコナゾール、エリスロマイシン、ベラパミル、イトラコナゾール、クラリスロマイシン等)との併用は、患者の状態を慎重に観察した上で、本剤投与の可否を判断すること。なお、併用する場合は1日1回2.5mgとすること。[10.2 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]
  5. 7.5 中等度肝機能障害患者では、レンボレキサントの血漿中濃度が上昇するため、1日1回5mgを超えないこととし、慎重に投与すること。[9.3.2 参照],[16.6.2 参照]
  6. 7.6 他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の影響が服用の翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
  2. 8.2 症状が改善した場合は、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 ナルコレプシー又はカタプレキシーのある患者

    症状を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 脳に器質的障害のある患者

    作用が強くあらわれるおそれがある。

  3. 9.1.3 中等度及び重度の呼吸機能障害を有する患者(閉塞性睡眠時無呼吸および慢性閉塞性肺疾患患者を除く)

    これらの患者に対する使用経験がなく、安全性は確立していない。[17.1.2 参照]

  4. 9.1.4 中等度及び重度の閉塞性睡眠時無呼吸および慢性閉塞性肺疾患患者

    長期投与におけるこれらの患者に対する使用経験がなく、安全性は確立していない。[17.3.1 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重度の腎機能障害のある患者

    レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害のある患者

    投与しないこと。レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。[2.2 参照],[16.6.2 参照]

  2. 9.3.2 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者

    レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。[7.5 参照],[16.6.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。健康成人に10mgを経口投与した時に母乳中へ移行することが認められており、相対的乳児投与量(RID)は2%未満であった。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。高齢者での薬物動態試験において、非高齢者と比較して血漿中濃度が高くなる傾向が認められている。
また、一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

  • レンボレキサントは主に薬物代謝酵素CYP3Aによって代謝される。[16.4 参照]

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

CYP3Aを阻害する薬剤

  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • エリスロマイシン
  • フルコナゾール
  • ベラパミル等

[7.4 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

本剤の作用を増強させるおそれがある。

レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを阻害し、レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。

CYP3Aを誘導する薬剤

  • リファンピシン
  • フェニトイン等

                  [16.7.3 参照]                 

本剤の作用を減弱させるおそれがある。

レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを誘導し、レンボレキサントの血漿中濃度を低下させるおそれがある。リファンピシンとの併用により、レンボレキサントのCmax及びAUC(0-inf)はそれぞれ92%及び97%減少した。

中枢神経抑制剤

  • フェノチアジン誘導体
  • バルビツール酸誘導体等

中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがあるため、慎重に投与すること。

本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

アルコール

(飲酒)

                  [16.7.5 参照]                 

精神運動機能の相加的な低下を生じる可能性がある。本剤服用時には、飲酒を避けさせること。

アルコールとの併用によりレンボレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。また、アルコールが中枢神経抑制作用を示すため、本剤との相加作用が考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

3%以上

1~3%未満

1%未満

頻度不明

神経系障害

傾眠(10.7%)、頭痛(4.2%)

浮動性めまい、睡眠時麻痺

注意力障害

精神障害

異常な夢、悪夢

幻覚、錯乱状態

睡眠時随伴症

循環器

動悸

消化器

悪心

口内乾燥、腹痛

**肝臓

ALT上昇

AST上昇

感覚器

回転性めまい、耳鳴

眼痛

その他

倦怠感(3.1%)

体重増加

食欲亢進、多汗症、血中トリグリセリド上昇、異常感、転倒、筋肉痛

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    本剤の過量投与に関する情報は少ない。健康成人に本剤75mgまでを投与した海外臨床試験で、用量依存的に傾眠の発現率が増加した。なお、10mgを超えて投与した臨床試験においては、筋緊張低下、光視症、低酸素症、初期不眠症、冷感等が認められた。

  2. 13.2 処置

    本剤の過量投与に対する特異的解毒剤はない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度の肝機能障害のある患者
    [レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。][9.3.1 参照],[16.6.2 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

デエビゴ錠2.5mg

有効成分 1錠中
レンボレキサント   2.5mg
添加剤 酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000
デエビゴ錠5mg

有効成分 1錠中
レンボレキサント   5mg
添加剤 黄色三二酸化鉄、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000
デエビゴ錠10mg

有効成分 1錠中
レンボレキサント   10mg
添加剤 黄色三二酸化鉄、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、マクロゴール6000

3.2 製剤の性状

デエビゴ錠2.5mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 淡赤色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.1mm
厚さ 3.3mm
質量 127mg
識別コード LЄM
2.5
デエビゴ錠5mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 微黄色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.1mm
厚さ 3.3mm
質量 127mg
識別コード LЄM
5
デエビゴ錠10mg

剤形 フィルムコーティング錠
色調 橙色
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 7.1mm
厚さ 3.3mm
質量 127mg
識別コード LЄM
10

4. 効能又は効果

不眠症

6. 用法及び用量

通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 効果不十分により、やむを得ず通常用量を超えて増量する場合には、1日1回10mgまでとすること。なお、通常用量を超えて増量する場合には、傾眠等の副作用が増加することがあるので、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与することとし、症状の改善に伴って減量に努めること。
  2. 7.2 本剤は就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中で一時的に起床して仕事等で活動する可能性があるときは服用させないこと。
  3. 7.3 入眠効果の発現が遅れるおそれがあるため、本剤の食事と同時又は食直後の服用は避けること。
    食後投与では、空腹時投与に比べ、投与直後のレンボレキサントの血漿中濃度が低下することがある。[16.2.1 参照]
  4. 7.4 CYP3Aを阻害する薬剤との併用により、レンボレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠等の副作用が増強されるおそれがある。CYP3Aを中程度又は強力に阻害する薬剤(フルコナゾール、エリスロマイシン、ベラパミル、イトラコナゾール、クラリスロマイシン等)との併用は、患者の状態を慎重に観察した上で、本剤投与の可否を判断すること。なお、併用する場合は1日1回2.5mgとすること。[10.2 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]
  5. 7.5 中等度肝機能障害患者では、レンボレキサントの血漿中濃度が上昇するため、1日1回5mgを超えないこととし、慎重に投与すること。[9.3.2 参照],[16.6.2 参照]
  6. 7.6 他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の影響が服用の翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
  2. 8.2 症状が改善した場合は、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 ナルコレプシー又はカタプレキシーのある患者

    症状を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 脳に器質的障害のある患者

    作用が強くあらわれるおそれがある。

  3. 9.1.3 中等度及び重度の呼吸機能障害を有する患者(閉塞性睡眠時無呼吸および慢性閉塞性肺疾患患者を除く)

    これらの患者に対する使用経験がなく、安全性は確立していない。[17.1.2 参照]

  4. 9.1.4 中等度及び重度の閉塞性睡眠時無呼吸および慢性閉塞性肺疾患患者

    長期投与におけるこれらの患者に対する使用経験がなく、安全性は確立していない。[17.3.1 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重度の腎機能障害のある患者

    レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害のある患者

    投与しないこと。レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。[2.2 参照],[16.6.2 参照]

  2. 9.3.2 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者

    レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。[7.5 参照],[16.6.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。健康成人に10mgを経口投与した時に母乳中へ移行することが認められており、相対的乳児投与量(RID)は2%未満であった。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。高齢者での薬物動態試験において、非高齢者と比較して血漿中濃度が高くなる傾向が認められている。
また、一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

  • レンボレキサントは主に薬物代謝酵素CYP3Aによって代謝される。[16.4 参照]

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

CYP3Aを阻害する薬剤

  • イトラコナゾール
  • クラリスロマイシン
  • エリスロマイシン
  • フルコナゾール
  • ベラパミル等

[7.4 参照],[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

本剤の作用を増強させるおそれがある。

レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを阻害し、レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。

CYP3Aを誘導する薬剤

  • リファンピシン
  • フェニトイン等

                  [16.7.3 参照]                 

本剤の作用を減弱させるおそれがある。

レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを誘導し、レンボレキサントの血漿中濃度を低下させるおそれがある。リファンピシンとの併用により、レンボレキサントのCmax及びAUC(0-inf)はそれぞれ92%及び97%減少した。

中枢神経抑制剤

  • フェノチアジン誘導体
  • バルビツール酸誘導体等

中枢神経系に対する抑制作用を増強させるおそれがあるため、慎重に投与すること。

本剤及びこれらの薬剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、相互に作用を増強させるおそれがある。

アルコール

(飲酒)

                  [16.7.5 参照]                 

精神運動機能の相加的な低下を生じる可能性がある。本剤服用時には、飲酒を避けさせること。

アルコールとの併用によりレンボレキサントの血漿中濃度が上昇するおそれがある。また、アルコールが中枢神経抑制作用を示すため、本剤との相加作用が考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

3%以上

1~3%未満

1%未満

頻度不明

神経系障害

傾眠(10.7%)、頭痛(4.2%)

浮動性めまい、睡眠時麻痺

注意力障害

精神障害

異常な夢、悪夢

幻覚、錯乱状態

睡眠時随伴症

循環器

動悸

消化器

悪心

口内乾燥、腹痛

**肝臓

ALT上昇

AST上昇

感覚器

回転性めまい、耳鳴

眼痛

その他

倦怠感(3.1%)

体重増加

食欲亢進、多汗症、血中トリグリセリド上昇、異常感、転倒、筋肉痛

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    本剤の過量投与に関する情報は少ない。健康成人に本剤75mgまでを投与した海外臨床試験で、用量依存的に傾眠の発現率が増加した。なお、10mgを超えて投与した臨床試験においては、筋緊張低下、光視症、低酸素症、初期不眠症、冷感等が認められた。

  2. 13.2 処置

    本剤の過量投与に対する特異的解毒剤はない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87119
ブランドコード
1190027F1022, 1190027F2029, 1190027F3025
承認番号
30200AMX00017000, 30200AMX00018000, 30200AMX00019000
販売開始年月
2020-07, 2020-07, 2020-07
貯法
室温保存、室温保存、室温保存
有効期間
5年、4年、4年
規制区分
9, 12, 9, 12, 9, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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