薬効分類名アルツハイマー型認知症治療剤
一般的名称ガランタミン臭化水素酸塩口腔内崩壊錠
ガランタミンOD錠4mg「トーワ」、ガランタミンOD錠8mg「トーワ」、ガランタミンOD錠12mg「トーワ」
GALANTAMINE OD TABLETS 4mg “TOWA”, GALANTAMINE OD TABLETS 8mg “TOWA”, GALANTAMINE OD TABLETS 12mg “TOWA”
製造販売元/東和薬品株式会社、販売元/共創未来ファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
コリン作動薬
- アセチルコリン
ベタネコール等
コリンエステラーゼ阻害剤
- ネオスチグミン等
コリン刺激作用が増強され、著しい心拍数の低下等がおこる可能性がある。
本剤とこれらの薬剤のコリン作動作用が相加的に増強される。
スキサメトニウム
麻酔時のスキサメトニウムの筋弛緩作用が増強される可能性がある。
本剤が、スキサメトニウムの脱分極性筋弛緩作用を増強する。
ジゴキシン
β遮断剤
- プロプラノロール
アテノロール
カルベジロール等
著しい心拍数の低下等がおこる可能性がある。
伝導抑制作用が相加的に増強される。
抗コリン剤
- アトロピン
ブチルスコポラミン
トリヘキシフェニジル
ビペリデン等
相互に作用が減弱する可能性がある。
本剤とこれらの薬剤の作用が、相互に拮抗する。
アミトリプチリン
フルボキサミン
パロキセチン
キニジン等
本剤の血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐等がおこる可能性がある。
これらの薬剤のCYP2D6阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。
イトラコナゾール
エリスロマイシン等
本剤の血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐等がおこる可能性がある。
これらの薬剤のCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。
非ステロイド性消炎鎮痛剤
[9.1.3 参照]
本剤とこれらの薬剤の併用により消化器症状を悪化させる可能性がある。
本剤のコリン作動性作用による胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進が、これらの薬剤による消化器症状を悪化させる可能性がある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
6. 用法及び用量
通常、成人にはガランタミンとして1日8mg(1回4mgを1日2回)から開始し、4週間後に1日16mg(1回8mgを1日2回)に増量し、経口投与する。なお、症状に応じて1日24mg(1回12mgを1日2回)まで増量できるが、増量する場合は変更前の用量で4週間以上投与した後に増量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 1日8mg投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として4週間を超えて使用しないこと。
- 7.2 中等度の肝障害患者(Child-Pugh分類を肝機能の指標とした中等度(B)の肝障害患者)では、4mgを1日1回から開始し少なくとも1週間投与した後、1日8mg(4mgを1日2回)を4週間以上投与し、増量する。ただし、1日16mgを超えないこと。[9.3 参照],[16.6.2 参照]
- 7.3 副作用を軽減するため、食後に投与することが望ましい。
- 7.4 医療従事者、家族等の管理のもとで投与すること。
8. 重要な基本的注意
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者や電解質異常(低カリウム血症等)のある患者等
徐脈、心ブロック、QT延長等があらわれることがあるので、重篤な不整脈に移行しないよう観察を十分に行うこと。[11.1.1 参照]
-
9.1.2 洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者
迷走神経刺激作用により徐脈あるいは不整脈を起こす可能性がある。[11.1.1 参照]
-
9.1.3 消化性潰瘍の既往歴のある患者、消化管閉塞のある患者又は消化管手術直後の患者
胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進により症状が悪化する可能性がある。[10.2 参照]
-
9.1.4 下部尿路閉塞のある患者、又は膀胱手術直後の患者
症状が悪化する可能性がある。
-
9.1.5 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
痙攣発作を誘発する可能性がある。また、アルツハイマー型認知症に伴い、痙攣発作がみられることがある。
-
9.1.6 気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者
気管支平滑筋の収縮及び気管支粘液分泌の亢進により症状が悪化する可能性がある。
-
9.1.7 錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者
線条体のコリン系神経を亢進することにより、症状を誘発又は増悪する可能性がある。
9.2 腎機能障害患者
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.3 参照]
9.3 肝機能障害患者
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[7.2 参照],[16.6.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトにおける乳汁への移行は不明であるが、動物実験(ラット)で乳腺への移行が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
コリン刺激作用が増強され、著しい心拍数の低下等がおこる可能性がある。 |
本剤とこれらの薬剤のコリン作動作用が相加的に増強される。 |
|
スキサメトニウム |
麻酔時のスキサメトニウムの筋弛緩作用が増強される可能性がある。 |
本剤が、スキサメトニウムの脱分極性筋弛緩作用を増強する。 |
著しい心拍数の低下等がおこる可能性がある。 |
伝導抑制作用が相加的に増強される。 |
|
相互に作用が減弱する可能性がある。 |
本剤とこれらの薬剤の作用が、相互に拮抗する。 |
|
アミトリプチリン |
本剤の血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐等がおこる可能性がある。 |
これらの薬剤のCYP2D6阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐等がおこる可能性がある。 |
これらの薬剤のCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 |
本剤とこれらの薬剤の併用により消化器症状を悪化させる可能性がある。 |
本剤のコリン作動性作用による胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進が、これらの薬剤による消化器症状を悪化させる可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 失神(0.1%)、徐脈(1.1%)、心ブロック(1.3%)、QT延長(0.9%)[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.2 急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明)
発熱、紅斑、多数の小膿疱等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.3 肝炎(頻度不明)
-
11.1.4 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症及び寄生虫症 |
鼻咽頭炎 |
膀胱炎、尿路感染 |
||
血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
|||
過敏症 |
発疹、そう痒症、顔面浮腫 |
薬疹、全身性皮疹、蕁麻疹 |
||
代謝及び栄養障害 |
食欲不振、食欲減退 |
脱水 |
||
精神障害 |
不眠症 |
激越、怒り、攻撃性、不安、譫妄、落ち着きのなさ、幻覚 |
うつ病、幻視、幻聴 |
|
神経系障害 |
頭痛、浮動性めまい |
意識消失、傾眠、痙攣、体位性めまい、振戦、アルツハイマー型認知症の悪化、パーキンソニズム |
嗜眠、味覚異常、過眠症、錯感覚、錐体外路障害 |
|
眼障害 |
霧視 |
|||
耳及び迷路障害 |
耳鳴 |
|||
心臓障害 |
心室性期外収縮 |
上室性期外収縮、心房細動、動悸 |
||
血管障害 |
高血圧 |
低血圧 |
潮紅 |
|
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽 |
|||
胃腸障害 |
悪心(14.9%)、嘔吐(12.4%)、下痢 |
腹痛、便秘、上腹部痛、胃不快感 |
胃炎、腹部膨満、消化不良、胃潰瘍、腸炎、萎縮性胃炎、腹部不快感、レッチング |
|
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
|||
皮膚及び皮下組織障害 |
湿疹、皮下出血、多汗症、紅斑 |
|||
筋骨格系及び結合組織障害 |
背部痛、筋力低下 |
筋痙縮 |
||
腎及び尿路障害 |
頻尿、尿失禁、血尿 |
|||
全身障害及び投与局所様態 |
倦怠感、異常感 |
無力症、発熱、胸痛、疲労、歩行障害 |
||
臨床検査 |
体重減少、肝機能検査値異常、CK増加、尿中白血球陽性、血圧上昇、血中ブドウ糖増加 |
尿中血陽性、血中トリグリセリド増加、尿中赤血球陽性、白血球数増加、血中コレステロール増加、LDH増加、血中カリウム減少、血圧低下、血中尿酸増加、心電図異常、総蛋白減少 |
||
傷害、中毒及び処置合併症 |
転倒・転落 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
6. 用法及び用量
通常、成人にはガランタミンとして1日8mg(1回4mgを1日2回)から開始し、4週間後に1日16mg(1回8mgを1日2回)に増量し、経口投与する。なお、症状に応じて1日24mg(1回12mgを1日2回)まで増量できるが、増量する場合は変更前の用量で4週間以上投与した後に増量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 1日8mg投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として4週間を超えて使用しないこと。
- 7.2 中等度の肝障害患者(Child-Pugh分類を肝機能の指標とした中等度(B)の肝障害患者)では、4mgを1日1回から開始し少なくとも1週間投与した後、1日8mg(4mgを1日2回)を4週間以上投与し、増量する。ただし、1日16mgを超えないこと。[9.3 参照],[16.6.2 参照]
- 7.3 副作用を軽減するため、食後に投与することが望ましい。
- 7.4 医療従事者、家族等の管理のもとで投与すること。
8. 重要な基本的注意
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者や電解質異常(低カリウム血症等)のある患者等
徐脈、心ブロック、QT延長等があらわれることがあるので、重篤な不整脈に移行しないよう観察を十分に行うこと。[11.1.1 参照]
-
9.1.2 洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者
迷走神経刺激作用により徐脈あるいは不整脈を起こす可能性がある。[11.1.1 参照]
-
9.1.3 消化性潰瘍の既往歴のある患者、消化管閉塞のある患者又は消化管手術直後の患者
胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進により症状が悪化する可能性がある。[10.2 参照]
-
9.1.4 下部尿路閉塞のある患者、又は膀胱手術直後の患者
症状が悪化する可能性がある。
-
9.1.5 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
痙攣発作を誘発する可能性がある。また、アルツハイマー型認知症に伴い、痙攣発作がみられることがある。
-
9.1.6 気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者
気管支平滑筋の収縮及び気管支粘液分泌の亢進により症状が悪化する可能性がある。
-
9.1.7 錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者
線条体のコリン系神経を亢進することにより、症状を誘発又は増悪する可能性がある。
9.2 腎機能障害患者
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.3 参照]
9.3 肝機能障害患者
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[7.2 参照],[16.6.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトにおける乳汁への移行は不明であるが、動物実験(ラット)で乳腺への移行が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
コリン刺激作用が増強され、著しい心拍数の低下等がおこる可能性がある。 |
本剤とこれらの薬剤のコリン作動作用が相加的に増強される。 |
|
スキサメトニウム |
麻酔時のスキサメトニウムの筋弛緩作用が増強される可能性がある。 |
本剤が、スキサメトニウムの脱分極性筋弛緩作用を増強する。 |
著しい心拍数の低下等がおこる可能性がある。 |
伝導抑制作用が相加的に増強される。 |
|
相互に作用が減弱する可能性がある。 |
本剤とこれらの薬剤の作用が、相互に拮抗する。 |
|
アミトリプチリン |
本剤の血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐等がおこる可能性がある。 |
これらの薬剤のCYP2D6阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐等がおこる可能性がある。 |
これらの薬剤のCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 |
本剤とこれらの薬剤の併用により消化器症状を悪化させる可能性がある。 |
本剤のコリン作動性作用による胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進が、これらの薬剤による消化器症状を悪化させる可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 失神(0.1%)、徐脈(1.1%)、心ブロック(1.3%)、QT延長(0.9%)[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.2 急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明)
発熱、紅斑、多数の小膿疱等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.3 肝炎(頻度不明)
-
11.1.4 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
5%以上 |
1~5%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症及び寄生虫症 |
鼻咽頭炎 |
膀胱炎、尿路感染 |
||
血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
|||
過敏症 |
発疹、そう痒症、顔面浮腫 |
薬疹、全身性皮疹、蕁麻疹 |
||
代謝及び栄養障害 |
食欲不振、食欲減退 |
脱水 |
||
精神障害 |
不眠症 |
激越、怒り、攻撃性、不安、譫妄、落ち着きのなさ、幻覚 |
うつ病、幻視、幻聴 |
|
神経系障害 |
頭痛、浮動性めまい |
意識消失、傾眠、痙攣、体位性めまい、振戦、アルツハイマー型認知症の悪化、パーキンソニズム |
嗜眠、味覚異常、過眠症、錯感覚、錐体外路障害 |
|
眼障害 |
霧視 |
|||
耳及び迷路障害 |
耳鳴 |
|||
心臓障害 |
心室性期外収縮 |
上室性期外収縮、心房細動、動悸 |
||
血管障害 |
高血圧 |
低血圧 |
潮紅 |
|
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
咳嗽 |
|||
胃腸障害 |
悪心(14.9%)、嘔吐(12.4%)、下痢 |
腹痛、便秘、上腹部痛、胃不快感 |
胃炎、腹部膨満、消化不良、胃潰瘍、腸炎、萎縮性胃炎、腹部不快感、レッチング |
|
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
|||
皮膚及び皮下組織障害 |
湿疹、皮下出血、多汗症、紅斑 |
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筋骨格系及び結合組織障害 |
背部痛、筋力低下 |
筋痙縮 |
||
腎及び尿路障害 |
頻尿、尿失禁、血尿 |
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全身障害及び投与局所様態 |
倦怠感、異常感 |
無力症、発熱、胸痛、疲労、歩行障害 |
||
臨床検査 |
体重減少、肝機能検査値異常、CK増加、尿中白血球陽性、血圧上昇、血中ブドウ糖増加 |
尿中血陽性、血中トリグリセリド増加、尿中赤血球陽性、白血球数増加、血中コレステロール増加、LDH増加、血中カリウム減少、血圧低下、血中尿酸増加、心電図異常、総蛋白減少 |
||
傷害、中毒及び処置合併症 |
転倒・転落 |








