薬効分類名精神神経用剤

一般的名称モダフィニル

モディオダール錠100mg

もでぃおだーるじょう100mg

MODIODAL Tablets 100mg

製造販売元/アルフレッサ ファーマ株式会社、販売元/田辺ファーマ株式会社、提携先/Cephalon

第2版
警告禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
5%以上
脳・神経
5%未満
脳・神経
頻度不明
その他
5%以上
その他
5%未満
その他
頻度不明
その他
5%以上
頭痛(23.2%)不眠
その他
頻度不明
その他
5%以上
その他
5%未満
その他
頻度不明
その他
5%以上
その他
頻度不明
その他
5%以上
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

経口避妊薬

  • エチニルエストラジオール

シクロスポリン
トリアゾラム
[16.7.3 参照],[16.7.4 参照]

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。

機序・危険因子

本剤がこれらの主代謝酵素であるCYP3A4を誘導するためと考えられる。

薬剤名等

昇圧剤

  • ノルアドレナリン、アドレナリン
臨床症状・措置方法

昇圧剤の作用を増強するおそれがある。

機序・危険因子

本剤の交感神経刺激作用によるものと考えられる。

薬剤名等

MAO阻害剤

  • セレギリン塩酸塩
    ラサギリンメシル酸塩
    サフィナミドメシル酸塩
臨床症状・措置方法

MAO阻害剤の作用を増強するおそれがある。

機序・危険因子

本剤の交感神経刺激作用によるものと考えられる。

薬剤名等

ワルファリン

臨床症状・措置方法

ワルファリンの作用を増強するおそれがある。

機序・危険因子

本剤がワルファリンの主代謝酵素であるCYP2C9を阻害するためと考えられる。

薬剤名等

フェノバルビタール

臨床症状・措置方法

本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

機序・危険因子

フェノバルビタールがCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝が促進するためと考えられる。

薬剤名等

CYP2C19により代謝される薬剤

  • プロトンポンプ阻害剤等
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

機序・危険因子

本剤がCYP2C19を阻害するためと考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

本剤の投与は、本剤の適正使用推進策について十分に理解し、あらかじめ登録された医師・薬剤師のいる登録医療機関・薬局のもとでのみ行うとともに、それら薬局においては、調剤前に当該医師・医療機関を確認した上で調剤を行うこと。[5.1 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 重篤な不整脈のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

モディオダール錠100mg

有効成分 1錠中モダフィニル   100mg
添加剤 乳糖水和物、部分アルファー化デンプン、結晶セルロース、ポビドン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム

3.2 製剤の性状

モディオダール錠100mg

外形                                        
大きさ 長径 12.6mm
短径 5.5mm
厚さ 3.7mm
質量 0.25g
識別コード NF152
色・剤形 白色のカプセル形の素錠(割線付き)

4. 効能又は効果

下記疾患に伴う日中の過度の眠気

  • ナルコレプシー
  • 特発性過眠症
  • 持続陽圧呼吸(CPAP)療法等による気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群

5. 効能又は効果に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 5.1 本剤の投与は、睡眠障害に関する十分な知識と治療経験を有し、本剤の安全性及び有効性を十分理解し、本剤による治療方法に関し精通した医師が行うこと。[1 参照]
  • 〈ナルコレプシー〉
    1. 5.2 本剤の適用にあたっては、米国睡眠医学会が編纂した睡眠障害国際分類(ICSD-1、ICSD-2又はICSD-3)の診断基準を参考に他の睡眠障害と鑑別した上で、ナルコレプシーと診断された患者を対象とすること。また、終夜睡眠ポリグラフ検査(終夜PSG)及び反復睡眠潜時検査(MSLT)等の客観的検査で確認した上で本剤の投与を判断すること。
    2. 5.3 本剤はカタプレキシー等の日中の過度の眠気以外のナルコレプシー症状に対する効果は認められていない。
  • 〈特発性過眠症〉
    1. 5.4 本剤の適用にあたっては、米国睡眠医学会が編纂した睡眠障害国際分類(ICSD-1、ICSD-2又はICSD-3)の診断基準を参考に他の睡眠障害と鑑別した上で、特発性過眠症と診断された患者を対象とすること。また、終夜睡眠ポリグラフ検査(終夜PSG)及び反復睡眠潜時検査(MSLT)等の客観的検査で確認した上で本剤の投与を判断すること。
  • 〈閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉
    1. 5.5 本剤の投与は、睡眠時無呼吸症候群の診断・治療に精通した医師と睡眠障害の診断・治療に精通した医師との連携のもとで行うこと。
    2. 5.6 本剤の適用にあたっては、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP療法等の気道閉塞に対する治療が3ヵ月以上適切に行われているにもかかわらず、日中の過度の眠気が残存する患者に対し、眠気の原因となる他の疾患との鑑別診断を行った上で投与すること。なお、日中の過度の眠気については、反復睡眠潜時検査(MSLT)等の客観的検査で確認した上で本剤の投与を判断すること。
    3. 5.7 本剤は日中の過度の眠気以外の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状及び気道閉塞に対する効果は認められていない。

6. 用法及び用量

通常、成人にはモダフィニルとして1日1回200mgを朝に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は300mgまでとする。

7. 用法及び用量に関連する注意

覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服用は原則として避けさせること。

8. 重要な基本的注意

  • 〈効能共通〉
    1. 8.1 眠気の程度によっては本剤の服用によっても覚醒レベルが正常に復さない可能性があるので、日中の眠気等の臨床症状について観察を十分に行い、必要に応じて自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること。
    2. 8.2 動物実験(サル)より、精神依存の形成が示唆されており、連用により薬物依存が生じるおそれがある。観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意すること。[9.1.5 参照]
    3. 8.3 うつ病、躁病、その他の精神系疾患又はその既往のない患者においても、幻覚、妄想、自殺念慮等の精神症状が報告されている。これらの症状があらわれた場合は本剤の投与中止を考慮すること。[9.1.3 参照]
  • 〈閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉
    1. 8.4 本剤の効果は睡眠に代わるものではなく、適切な睡眠を確保する必要があることを患者に説明すること。
    2. 8.5 本剤投与にあたっては、CPAP療法等の気道閉塞に対する治療を継続し、患者に対して生活習慣の改善を指導するとともに、投与継続の要否について定期的に検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。
    3. 8.6 高血圧、心血管疾患を合併していることが多いので、本剤投与前及び投与中は、心電図検査を実施するなど、合併症の状態を定期的に確認すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 心障害又はその既往歴のある患者(重篤な不整脈のある患者を除く)

    症状を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 高血圧の患者

    血圧を上昇させるおそれがある。

  3. 9.1.3 うつ病、躁病、その他の精神系疾患又はその既往のある患者

    症状を悪化させるおそれがある。[8.3 参照]

  4. 9.1.4 てんかん又はその既往歴のある患者

    痙攣閾値を低下させるおそれがある。

  5. 9.1.5 薬物依存、アルコール依存等の既往歴のある患者

    観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意すること。[8.2 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者

    排泄が遅延するおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者

    低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。高い血中濃度が持続し副作用が発現するおそれがある。[16.6.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。ウサギの生殖発生毒性試験の高用量群(180mg/kg/日)において胎児に眼瞼開裂、前・後肢の内側転回、指の癒合が報告されている。

9.6 授乳婦

授乳中の女性には本剤投与中は授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)において、モダフィニルが乳汁中に移行することが認められている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。クリアランスの低下及びCmax、AUCが増加する。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

  • 本剤は、一部薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。また、本剤はCYP2C9、CYP2C19を阻害し、CYP1A2、CYP2B6、CYP3A4を誘導すると考えられている。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

経口避妊薬

  • エチニルエストラジオール

シクロスポリン
トリアゾラム
[16.7.3 参照],[16.7.4 参照]

これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。

本剤がこれらの主代謝酵素であるCYP3A4を誘導するためと考えられる。

昇圧剤

  • ノルアドレナリン、アドレナリン

昇圧剤の作用を増強するおそれがある。

本剤の交感神経刺激作用によるものと考えられる。

MAO阻害剤

  • セレギリン塩酸塩
    ラサギリンメシル酸塩
    サフィナミドメシル酸塩

MAO阻害剤の作用を増強するおそれがある。

本剤の交感神経刺激作用によるものと考えられる。

ワルファリン

ワルファリンの作用を増強するおそれがある。

本剤がワルファリンの主代謝酵素であるCYP2C9を阻害するためと考えられる。

フェノバルビタール

本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

フェノバルビタールがCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝が促進するためと考えられる。

CYP2C19により代謝される薬剤

  • プロトンポンプ阻害剤等

これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

本剤がCYP2C19を阻害するためと考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
  2. 11.1.2 薬剤性過敏症症候群1) (頻度不明)

    初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

  3. 11.1.3 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    *蕁麻疹、そう痒感、血管性浮腫、呼吸困難、血圧低下、チアノーゼ等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

5%以上

5%未満

頻度不明

過 敏 症

発疹、そう痒

*血管性浮腫

肝   臓

AST、ALT、γ-GTP、Al-P、LDHの上昇

精神神経系

頭痛(23.2%)、不眠

めまい、傾眠、いらいら感、カタプレキシーの増悪、しびれ、神経過敏、振戦、ジスキネジー、不安、うつ状態、躁状態

錯感覚、幻覚、妄想、攻撃性、興奮、思考異常

循 環 器

動悸

血圧上昇、頻脈、胸痛

消 化 器

口渇

食欲不振、胃部不快感、悪心・嘔吐、下痢、便秘、胃炎、腹痛、口内炎、食欲亢進、舌炎、鼓腸

消化不良

そ の 他

体重減少

鼻咽頭炎、肩こり、発汗、発熱、倦怠感、トリグリセリド上昇、コレステロール上昇、白血球数減少、熱感、耳鳴、体重増加、背部痛、鼻炎、咳嗽、尿臭異常

血管拡張(潮紅)、末梢性浮腫

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    過量投与により、不眠症、中枢神経系症状(落ち着きのなさ、失見当識、錯乱、激越、不安、興奮、幻覚)、消化器系症状(悪心、下痢)、心血管系症状(頻脈、徐脈、高血圧、胸痛)が起こることがある。
    外国の市販後において過量服用による死亡例が報告されている。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

1. 警告

本剤の投与は、本剤の適正使用推進策について十分に理解し、あらかじめ登録された医師・薬剤師のいる登録医療機関・薬局のもとでのみ行うとともに、それら薬局においては、調剤前に当該医師・医療機関を確認した上で調剤を行うこと。[5.1 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 重篤な不整脈のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

モディオダール錠100mg

有効成分 1錠中モダフィニル   100mg
添加剤 乳糖水和物、部分アルファー化デンプン、結晶セルロース、ポビドン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム

3.2 製剤の性状

モディオダール錠100mg

外形                                        
大きさ 長径 12.6mm
短径 5.5mm
厚さ 3.7mm
質量 0.25g
識別コード NF152
色・剤形 白色のカプセル形の素錠(割線付き)

4. 効能又は効果

下記疾患に伴う日中の過度の眠気

  • ナルコレプシー
  • 特発性過眠症
  • 持続陽圧呼吸(CPAP)療法等による気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群

5. 効能又は効果に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 5.1 本剤の投与は、睡眠障害に関する十分な知識と治療経験を有し、本剤の安全性及び有効性を十分理解し、本剤による治療方法に関し精通した医師が行うこと。[1 参照]
  • 〈ナルコレプシー〉
    1. 5.2 本剤の適用にあたっては、米国睡眠医学会が編纂した睡眠障害国際分類(ICSD-1、ICSD-2又はICSD-3)の診断基準を参考に他の睡眠障害と鑑別した上で、ナルコレプシーと診断された患者を対象とすること。また、終夜睡眠ポリグラフ検査(終夜PSG)及び反復睡眠潜時検査(MSLT)等の客観的検査で確認した上で本剤の投与を判断すること。
    2. 5.3 本剤はカタプレキシー等の日中の過度の眠気以外のナルコレプシー症状に対する効果は認められていない。
  • 〈特発性過眠症〉
    1. 5.4 本剤の適用にあたっては、米国睡眠医学会が編纂した睡眠障害国際分類(ICSD-1、ICSD-2又はICSD-3)の診断基準を参考に他の睡眠障害と鑑別した上で、特発性過眠症と診断された患者を対象とすること。また、終夜睡眠ポリグラフ検査(終夜PSG)及び反復睡眠潜時検査(MSLT)等の客観的検査で確認した上で本剤の投与を判断すること。
  • 〈閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉
    1. 5.5 本剤の投与は、睡眠時無呼吸症候群の診断・治療に精通した医師と睡眠障害の診断・治療に精通した医師との連携のもとで行うこと。
    2. 5.6 本剤の適用にあたっては、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP療法等の気道閉塞に対する治療が3ヵ月以上適切に行われているにもかかわらず、日中の過度の眠気が残存する患者に対し、眠気の原因となる他の疾患との鑑別診断を行った上で投与すること。なお、日中の過度の眠気については、反復睡眠潜時検査(MSLT)等の客観的検査で確認した上で本剤の投与を判断すること。
    3. 5.7 本剤は日中の過度の眠気以外の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状及び気道閉塞に対する効果は認められていない。

6. 用法及び用量

通常、成人にはモダフィニルとして1日1回200mgを朝に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は300mgまでとする。

7. 用法及び用量に関連する注意

覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服用は原則として避けさせること。

8. 重要な基本的注意

  • 〈効能共通〉
    1. 8.1 眠気の程度によっては本剤の服用によっても覚醒レベルが正常に復さない可能性があるので、日中の眠気等の臨床症状について観察を十分に行い、必要に応じて自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること。
    2. 8.2 動物実験(サル)より、精神依存の形成が示唆されており、連用により薬物依存が生じるおそれがある。観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意すること。[9.1.5 参照]
    3. 8.3 うつ病、躁病、その他の精神系疾患又はその既往のない患者においても、幻覚、妄想、自殺念慮等の精神症状が報告されている。これらの症状があらわれた場合は本剤の投与中止を考慮すること。[9.1.3 参照]
  • 〈閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉
    1. 8.4 本剤の効果は睡眠に代わるものではなく、適切な睡眠を確保する必要があることを患者に説明すること。
    2. 8.5 本剤投与にあたっては、CPAP療法等の気道閉塞に対する治療を継続し、患者に対して生活習慣の改善を指導するとともに、投与継続の要否について定期的に検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。
    3. 8.6 高血圧、心血管疾患を合併していることが多いので、本剤投与前及び投与中は、心電図検査を実施するなど、合併症の状態を定期的に確認すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 心障害又はその既往歴のある患者(重篤な不整脈のある患者を除く)

    症状を悪化させるおそれがある。

  2. 9.1.2 高血圧の患者

    血圧を上昇させるおそれがある。

  3. 9.1.3 うつ病、躁病、その他の精神系疾患又はその既往のある患者

    症状を悪化させるおそれがある。[8.3 参照]

  4. 9.1.4 てんかん又はその既往歴のある患者

    痙攣閾値を低下させるおそれがある。

  5. 9.1.5 薬物依存、アルコール依存等の既往歴のある患者

    観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意すること。[8.2 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者

    排泄が遅延するおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者

    低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。高い血中濃度が持続し副作用が発現するおそれがある。[16.6.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。ウサギの生殖発生毒性試験の高用量群(180mg/kg/日)において胎児に眼瞼開裂、前・後肢の内側転回、指の癒合が報告されている。

9.6 授乳婦

授乳中の女性には本剤投与中は授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)において、モダフィニルが乳汁中に移行することが認められている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。クリアランスの低下及びCmax、AUCが増加する。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

  • 本剤は、一部薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。また、本剤はCYP2C9、CYP2C19を阻害し、CYP1A2、CYP2B6、CYP3A4を誘導すると考えられている。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

経口避妊薬

  • エチニルエストラジオール

シクロスポリン
トリアゾラム
[16.7.3 参照],[16.7.4 参照]

これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。

本剤がこれらの主代謝酵素であるCYP3A4を誘導するためと考えられる。

昇圧剤

  • ノルアドレナリン、アドレナリン

昇圧剤の作用を増強するおそれがある。

本剤の交感神経刺激作用によるものと考えられる。

MAO阻害剤

  • セレギリン塩酸塩
    ラサギリンメシル酸塩
    サフィナミドメシル酸塩

MAO阻害剤の作用を増強するおそれがある。

本剤の交感神経刺激作用によるものと考えられる。

ワルファリン

ワルファリンの作用を増強するおそれがある。

本剤がワルファリンの主代謝酵素であるCYP2C9を阻害するためと考えられる。

フェノバルビタール

本剤の血中濃度が低下するおそれがある。

フェノバルビタールがCYP3A4を誘導することにより、本剤の代謝が促進するためと考えられる。

CYP2C19により代謝される薬剤

  • プロトンポンプ阻害剤等

これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

本剤がCYP2C19を阻害するためと考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
  2. 11.1.2 薬剤性過敏症症候群1) (頻度不明)

    初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

  3. 11.1.3 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    *蕁麻疹、そう痒感、血管性浮腫、呼吸困難、血圧低下、チアノーゼ等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

5%以上

5%未満

頻度不明

過 敏 症

発疹、そう痒

*血管性浮腫

肝   臓

AST、ALT、γ-GTP、Al-P、LDHの上昇

精神神経系

頭痛(23.2%)、不眠

めまい、傾眠、いらいら感、カタプレキシーの増悪、しびれ、神経過敏、振戦、ジスキネジー、不安、うつ状態、躁状態

錯感覚、幻覚、妄想、攻撃性、興奮、思考異常

循 環 器

動悸

血圧上昇、頻脈、胸痛

消 化 器

口渇

食欲不振、胃部不快感、悪心・嘔吐、下痢、便秘、胃炎、腹痛、口内炎、食欲亢進、舌炎、鼓腸

消化不良

そ の 他

体重減少

鼻咽頭炎、肩こり、発汗、発熱、倦怠感、トリグリセリド上昇、コレステロール上昇、白血球数減少、熱感、耳鳴、体重増加、背部痛、鼻炎、咳嗽、尿臭異常

血管拡張(潮紅)、末梢性浮腫

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    過量投与により、不眠症、中枢神経系症状(落ち着きのなさ、失見当識、錯乱、激越、不安、興奮、幻覚)、消化器系症状(悪心、下痢)、心血管系症状(頻脈、徐脈、高血圧、胸痛)が起こることがある。
    外国の市販後において過量服用による死亡例が報告されている。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
871179
ブランドコード
1179047F1022
承認番号
21900AMZ00005
販売開始年月
2007-03
貯法
室温保存
有効期間
5年
規制区分
2, 4, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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